2019年10月11日金曜日

1998 マリア様がみてる

「あらセーラーのカラーが曲がっていてよ」

でおなじみのマリみて、です。

 名前は聞いていても実際読んだことがある人はどれくらいいるでせう?ワタシはコバルト文庫すら初めて読みましたね。でも元ネタ回収ってやつです。

 よくパープリンの若者が「知らねー!」「知らなーい!」って言いますけど、知らないことをえばるな!って思います、質問することは恥ではないみたいなこといいますけどそれが勘違いされてる節もある。無知は恥です、悪ですらある。無知は恥だからそれを無くそうとして質問することが恥ではないってことなのに、知らないことが恥ではないって勘違いしてるような気がする。
 ソクラテスも「無知の知」ってのもそうで、別にソクラテスは無知であることをえばってるわけではないし、知らないってことが偉いとも言ってません。知らないってことを知っている のが大事なのだってわけです。どんなことでも、知らないよりは知ってるほうがいいに決まってます。

 というわけでみなさんもマリみてについて知ったほうがいいでせう。

 ベタ中のベタ、みたいなのがわんさか登場しますが、これがマリみて、がベタへとしたのか、もともとベタだったのかはわかりません。
 お嬢様学校、超金持ちの社長娘で習い事をしていて、華道、茶道、日舞、社交ダンス、英会話、習字なんでも出来る美女、という設定、平凡でなんの取り柄もない主人公なる設定、チャラい感じでレズビアンの先輩、冗談に本気を出すユーモア中毒の先輩、ほぼ完璧なイケメンだが実は残念なゲイ(デフォで登場人物はほぼすべてイケメンイケジョのみ)、絶大な権力を持つ生徒会・・・エトセトラ、エトセトラ。ふとしたきっかけで、文化祭で演劇をやることに、というストーリー。あるあるあるある・・・ってのがこれでもかってマシンガンで来る。

 ワタシが一番思うのは、平凡でなんの取り柄もない主人公、が茶髪のツインテールっておかしいですやん、ツインテで目立たないカワイイ女の子なんてのはありえないぜよ、むしろ抜きん出て目立つでしょう。超金持ちでなんでも出来るスーパー超人のほうがまだ現実にいる気がする。目立たないツインテよりは・・・貧乏な縦ロールみたいなもんですね、いや縦ロールする金あるんかい!みたいな。

 

 なんにせよ「百合」ブームを作ったマリみてですが、マリみてはもっと古い作品だと思ってましたね、90年代初期だと思っていました、98年って結構世紀末に出てたんですね。わりかし新しい。なんと全38巻も出てます・・こういう小説でやたらめったらシリーズ出てるものって手が出ませんよね・・一体誰が読んでるんだろう・・・って思う。ちらと背表紙とかだけみて、なんとかシリーズ30・・・30!?全然知らないが30巻もあるんだ!って驚く、海外のSFとかに多い。たまにマンガでもありますけどね、60巻!?まったく知らないマンガなのに60巻も出てる!?ってこと。何のマンガなのだこれは?っての。

 まっ小説ってやつはほぼ予算がかかってませんから、作家が血反吐吐いてる以外はタダみたいなのものなので、続けようと思えばいくらでも続けられますけどね。


 あとマリみての制服は黒セーラーってのは珍しいですよね。キリスト系だから?漆黒の黒とロンスカ。紺で無く黒、黒セーラーって実際見るとすごい違和感を感じます。アニメでは濃いグリーンになってます。アニメに限らず絵の世界では黒ってのは使えない色、線が潰れてしまうから・・・