2019年10月3日木曜日

1999 テニスの王子様

  テニプリです。このマンガ、ちょうどワタシがジャンプを読まなくなった、その瞬間頃に始まっていて、本当に最初の触りくらいだけ読みました。

 最初のころはまぁ、かなり怪しいものでしたが、テニス・・をしていて、スラムダンクみたいなシリアスなスポ根ものを目指していたと思われるのですが、途中から様子がおかしくなりテニスというよりは、特殊能力?必殺技??みたいなので戦うような感じ、キャプテン翼、あるいはくにおくんのゲームみたいな感じになりました。
 
 それ以上に!最初は、少年、に向けて書かれていたのですが、だんだん、イケメン乙女マンガへと変貌していき、もぉイケメンコメディ、っていう感じへと、シフトチェンジしていきました。舞台化とかにもなり、なんかこういう、腐女子向けマンガ、の走りみたいになりましたね。

 なんじゃこりゃ、むちゃくちゃやぁ!っていう人々もいると思いますが、ワタシはこれはこれでいいんだと思います、良い、というか、結局シリアスにスポーツやるとスラムダンクになってしまうんですよね。しかも劣化コピーのスラムダンクになってしまう。スラダンはもう答え、みたいなもんですから。スポーツ漫画ってもう答え出てしまってるんですよね、演劇の答えはシェイクスピア、クラシックの答えはベートーヴェンです。小説の答えはドストエフスキー、答えが出ちまってるんですもの、それを超えるのは無理。別のジャンルにトライするのが正解というか、そうせざるをえない。




 21世紀、あらゆるジャンル、に女子、が侵略してきました。ゲーム、アニメ、少年漫画、ソシャゲ、サバゲー、最近ではエロ同人誌、ギャルゲー、エロゲー、アダルトビデオまで。いまやAV女優まで、セクシーアイドルみたいなこって、女子ファンもいるような次第。

 ♀のほうが金払いがいいので、あらゆるところが、女子向けにシフトしてきたわけです。♂はあんましキャラグッズだの買いませんもの。金を出した奴の意見が通る、それがマテリアルワールド。
 やっぱし♀にはマゾが多くて、貢ぎたい欲、みたいなのがあるのかもしれませんね。


 これも最近のマンガの潮流なのですが、キャラデザが細かいので、コマ割りが大きくって、ストーリー的内容はすっげー少ないってのがあります。小さく書くのが不可能なわけで。
 テニプリ一巻、3分くらいで読めます。今こち亀も読んでるのですが、こち亀は一冊読むのに15分はかかる。
 どうなんですかね、これ?こういう流れを作ったのもスラムダンクだと思います。負の遺産もたくさん残しとるよなぁ・・・