2019年10月26日土曜日

冠詞の使い方が100%マスターできる本  明日香出版社

 冠詞が英語で一番難しい。


 というとちょっと、上級者っぽいです。ワタシもそう思いますね。未だに冠詞の使い方がまったくわからん。だからこれを読んでみたのですが、結局わかりませんでしたが、なんでわからないのかちょっとわかりました。

結局のとこ、冠詞って、ニュアンス、なんですよね。雰囲気、なんです。ノリ。理由、がない、ただだいたいそういう言い方をするっていうもの。

 日本語の「が」と「は」の違い、と言われてますけどもまったくそう。もちろん日本人であれば、が、と、は、をだいたい使い分けられる


雨が降ってる



雨は降ってる

のニュアンス、雰囲気の違いがわかると思います。

雨が降ってる、はなんとなく、雨、がザーザー降ってるという感じ。

雨は降ってる はなんとなく雪、とかじゃなくて、雨は降ってる。他のなにかじゃなくて雨がちょっと降ってる、という雰囲気。けど「そっちの天気は?」と聞かれて、雨が、でも雨は、でも意味的には同じです。あるいは、が、も、は、も抜かして、雨降ってる、もっと省略して、雨、と一言で終わらすほうがむしろ普通ですらある。


でもでも

肉は美味い

肉が美味い

だと肉は~~、のほうは肉以外は不味いっていう雰囲気
肉が~~だと肉が特に美味いっていう雰囲気ですね。

肉うめー!

でも可。

なんで??って言われても説明できません、ただそういうふうに言うからってことしかない。

 ぶっちゃけ冠詞、ってのは無くてもいい、省略可能なんですよね。冠詞が消滅した言語もたくさんある。実際、英語でも冠詞を省略する風潮になっています。


ネイティブにはわかる、っていうのも嘘ですね、ネイティブでも適当に使ってる人もいれば、厳密に使ってる人もいる、つまりはまちまちってこと。ネイティブはほにゃらら~~ってよく言いますけど、ネイティブはめちゃくちゃです。日本人の普通の会話が日本語としてはむちゃくちゃなのと同じように。


 日本の英語教育ってのはクソですから、a とthe が違う、減点!みたいなことをやりますけども