2019年10月28日月曜日

2008  弱虫ペダル

最後まで読んでませんが・・・

 自転車漫画です。ロードレースマンガ。

あとはだいたい予想通りです、友達いないヲタク少年が自転車で大活躍・・・

 ちょうどなんかこの時期にいいチャリブームみたいなのが起こりましたよね、特に震災後に電気とかが使えなくなって、チャリブームが加速したような気がします、ミニマリズムとも重なって、なんか高くてデカくて派手なものから、ミニマルでリーズナブルでスマートなものへ・・っていう流れに変わっていった気がする。
 服装もノームコア、シンプル、ベーシックってな調子に。


 漫画自体としては、普通です、作画が歪んでますけど、わざと歪ませているんでしょう、ちょっとイニシャルDっぽい、レースを扱うとイニDっぽくなるのか?
 で背景作画がざっくりしてるなぁと思ったら、チャンピオン連載だったのですな、納得。
 秋田書店は自由にやらせる、で有名です。マガジンとかだともっと背景をフォトリアル、フォトトレースみたいな感じで描きますものね。

 ストーリーははっきり言うてイマイチだと思いますね、結局いつものパターンというか

 負けられない!不幸自慢回想、最後は精神論、友情パワー、結局最後は気合で勝つ。

 これですな。だいたいのスポーツ漫画がこれですけどね。特にこのロードレースって短距離とかマラソンと同じで、結局生まれ持った資質なのでは?って思いますね。特に作戦とか、戦略とか、あるんでしょうけど、それでどうにか出来る余地が少ない、速いやつが勝つ。
 100Mスタートラインに並んだ時点で、ボルトに勝てないもの。どうしようもない。ペースがうんぬん言うてますけども、結局マラソンエチオピア勢が独占やんってなもんで。

 だからマンガとしては不向きなのでは・・って思いました。

 でもその普通さ、に安心を求める層に受けてるとも思いました、最近よくある劣化版エヴァンゲリオンみたいなマンガに疲れてますものね、すぐにめっちゃ強いやつとかが出てきて、じゃんじゃん仲間が殺されていくぅ、みたいなの。この手の巨人の星、アタックNO.1からずっと同じスポーツ漫画ってのが疲れなくて良いのかもにゃ・・・