2023年7月30日日曜日

-300 箴言 聖書 Bible Proverbs

  箴言、というよりは、ことわざ集。


もっと言えば、単なる忠告、の集まりです。


 この本はソロモン王によるものとされています。少しだけソロモン以外のことわざも収められている。


娼婦に近づくな、スケベな女に近づくな、不倫するな、連帯保証人になるな、ちゃんと働け、怠けるな、勉強しろ、しゃべりすぎるな、他人の悪口を言うな、バカとは付き合うな、犯罪を犯すな・・・

 

 みたいな至極当然なことをソロモン先生が教えてくれております。


 ただこのソロモン、という人物が、聖書で一番問題のある人物でして、歴史書を読めば結末はわかっていますが、最盛期は最高の知恵を持った王として君臨しましたが、晩年は外国の女に溺れて、異教の神をあがめ、イスラエル没落の原因となった人物でもあります。

 始皇帝、とか秀吉に似通っておりますね、最高の天才とあがめられていたが、晩年めちゃくちゃになっていくっていう。


だいたいの人間は年をとると愚かになっていきます、特に権力者は。権力は人間を腐らせるってわけですわ。権力者で最後まで偉大だったというやつはほとんどいない。


 ごく少数の人間が、晩年になるにつれて、死ぬ最後まで成長しつづける、ベートーヴェンなどまさにそれ。ただそういう偉人、は本当にレア。芸術家にはいるけど権力者ではいないかもしれない。

 シーザーが最高の政治家であり、最高の武将とされるのはやっぱ暗殺されて、老いぼれることなく生涯を終えたからですね。ある意味シーザーの栄光はブルータスのおかげだと思います。

 リンカーンも悪い噂をほとんど聞かないと思ったらこっちも暗殺されたのですか・・・


 とにかく、ソロモンこそ、聖書の核となる人物だと思います。聖書の中で、一番異端的な人物でもあるから。ここから続くソロモンの本が旧約のコアになっています。


 この箴言の中にソロモンの堕落のヒントがあって


Wealth is clown for wise.


 富こそが、知恵の王冠である。

 とソロモンは言ってます。つまり知恵は物質的豊かさを得るための手段だってこと。ソロモンんは知恵者と言われながら、アーリア人みたいに、精神的豊かさを物質豊かさよりも重視しなかった。富裕さ、がこそ知恵の証。これは現在のユダヤ人にも通じるのかも。

 カネ、が正しさの証明、ってことです。


 キリスト教は、アーリア系の宗教の影響を受けることで、清貧、を重視しました、キリスト教とユダヤ教の決定的違いだと思いますね。仏教でいうところの現世利益。

 マテリアルかスピリチュアルか。

2023年7月28日金曜日

1991 ゼルダの伝説 神々のトライフォース

  ご存じ2Dゼルダの一つの完成形とされる名作。


 わたしこのゲームやったことがあったと思ってたのですが、どうやらやってなかったらしい、ワタシがやったのは「夢を見る島」、だったみたいですね。基本的システムは同じですが、「夢島」、はジャンプできるのでクセでジャンプしようとしてしまう。


 ゼルダっぽいゲーム、トライフォースっぽいゲーム、というように、一つのジャンル、を確立した作品です。


 昨今ブレワイからゼルダブーム再燃というか、ゼルダ人気が過熱しておりますね。FF16よりも、ゼルダのほうが売れてるんでしょうたぶん。結局いまだにPS5売ってないしね。あとPS5高すぎる、通常版が今6万。海外では売れてるらしい、でもまわりでやってる人一人も見ない。一部のYoutuberとか業界の人だけ。

 まぁ海外では安いのかも、特にアメリカではドル高で体感2/3だから4万って感じでしょう。インフレだからもっと体感安く、3万くらいなのかもしれませんね。3万なら買える範囲ですわ。 

 (ニューヨークは現在最低賃金は13ドル、つまり時給1800円、最低、ですから平均は2500円くらい。およそ日本の倍ですから、プレステ5は実質3万、グラボと考えたらこれは買いです)

 それでも一部の豊かな国の一部の中流以上しかやれないゲーム機ではありますね。まぁ昔からゲームってのは高級なエンタメですからね。

 子供がおこづかい貯めて買うのはまず不可能ですけどね、6万は。


 そんなことはいいとして1991年でこのクオリティはえぐすぎますね。ファミコンからスーファミになってこのゲームやった人はぶっ飛んだでしょうね。


「とぶぞ」


すべてが高いレベルでまとまってると思うのですがまずボリューム満点、非常に広いマップを旅する、あるいみオープンワールドのはしりですね。ダンジョンもひねりが効いていて、ほぉ、って感じ。数も相当ある。さらに表、裏の世界を交互に入れ替えて進むってのも、ワールドマップ自体が非常にギミックだらけのダンジョンとも言えます。

 確かに、こんなんわかるかよ!!っていうドはまり要素もあります。水の神殿の滝の裏の道は気づかないと気づかない、詰みますねこりゃ。それがゼルダですけどね、下手したら詰む。やれること全部試す・・・あとオカリナの入手方法もめっちゃむずい。スコップで掘り出すってのはきびしすぎる。


 どんどんアイテムが増えるごとにアクションが追加されていくので、飽きさせないってのもあります、ずっと同じことだけだと飽きる。これはロックマンシステムといったらいいのか。

 結構難易度もあってやりごたえもあります。難易度はかなり高めかもしらん。アクションの難易度はそこそこ、謎解きも最近のゲームに比べるとかなりむじ。

 闇の世界回復手段乏しいし、ボス前に回復とかもない。適当に剣ガチャ押しするとはじかれる、ってのもいいバランスだと思う。

 キッチュで謎の、ゼルダ、っぽいサブキャラ、豊富なサブイベント、とゼルダらしさも確立されております。


 実はシナリオがかなりシリアスです。説明書に結構な分量の物語も載ってるし、よくよく読むと重めのストーリーとなっています。ゲームに夢中でみんなぽんぽんスキップしてると思うけど。

 親父も死ぬし、神父も死ぬし、悪いやつは若い娘をイケニエにしとるし、ファンシーな見ためと裏腹にシビアな内容。ドラゴンボールの悪いやつもむちゃくちゃ悪いのと同じです、絵面がシリアスじゃないだけで、街ごとぼかーんってやったり、星をばごーんってやったり。あんな悪いやつ他では見ないね。ピッコロいいやつ、みたいなことになってますが、大魔王時代はまじでむちゃくちゃしてました。


 とにかく間違いなく名作、やってないとゲーマーとは呼べない。やるならむずすぎる部分に修正が入ったGBA版をオススメします。

2023年7月27日木曜日

-400 聖書 詩編 Bible Psalms

  神を称える歌が120近く収められてる本です。


 完全に独立した本でして、いわば歌集、ですね。


内容はほとんど全部同じです。


神よ、ワタシを助けてください

悪いやつに罰を与えてください

弱いものを守ってください

犯罪者を殺してください

神を信じるワタシを豊かにしてください

敵を殺してください


 だいたいこんなもんです、この繰り返し。

非常にシンプルで直接的で、哲学的な問題みたいなものが無い、つまりアーリア人の影響を受けてないってことですね。


 正直めちゃくちゃつまんない本であります。まぁ歌だからね。

ダヴィデ王が作ったとされる歌がたくさん残っていますがこれは非常に疑わしい。

2023年7月26日水曜日

2023 シン・仮面ライダー

 庵野のシンシリーズ、最後?は仮面ライダーなのでせう。

まさかシン・ガンダム、シン・ナウシカはないよね?ガンダムはありえそうか。シン・ルパン三世もありえそうですね。


 まぁこの映画一言で言いますと


面白くなかったです。


 めっちゃ長く感じました、たるかった・・・。


 ただこれはなんで面白くなかったのか検討していく必要があるでしょうな。まず脚本、これはいつも通りの庵野節でして、そんな悪くないと思う。好き嫌いあるけどいっつもこの調子です。

 ほかにもカット割りとか、いわば絵コンテの部分、これも、そこまで悪くはないと思う。とにかくカットのスピードが速い、のですわね庵野氏は。2Dアニメだと膨大な作画量になるからできないけど、実写なら、高速カット割りが可能です。


 演技、これがひじょーーーーに悪かった。キャスティングが悪いと思う。特にヒロイン、これが一番よくなかった。顔だけで選んでるとしか思えない。ライダーよりもほぼこの人が主人公で、この人に好感持てるかどうかがこの映画の鍵だと思うのですが、正直顔がかわいい以外になんの魅力もない。だから日本の映画嫌いなんです。顔だけで女優選ぶから。AVじゃないんだから。

 ほとんどの観客は顔がかわいければそれでいいと思ってるんでしょうけど、ワタシはルックスがいい女ってのは女優に向いてないと思う。リアリティが全然ない。日常に溶け込まないもの。こんな美人がOLなわけないとか、こんな美人がこいつの妻なわけないとか。浮きまくってる。

 黒澤映画にほとんど美女なんか登場しない、「白痴」、で絶世の美女、というキャラクターのときだけ美女をキャスティングしたくらい。

 蜘蛛女もひどかった。文化祭レベル。


逆に男性はイケメンでも素直に入ってくるのですよね、むしろブスは俳優向いてない。

 

 本当に庵野監督が選んでるのか不明。映画の話題作りとかでごり押しキャスティングされてるとしか思えない。


 ほいで主人公の仮面ライダーもまったくよくなかった。動きのキレも悪いし、立ち姿もサマにならん。声もよくない。まず体格が仮面ライダーっぽくない。

 この人は演技がよくないとかじゃなくて、このキャスティングが間違ってるだけだと思う。

 森山未來を仮面ライダーにするべきだったのでは、じゃあ敵はどうすんだ?っていうとそれも困るんですが・・・


 結局実写映画は運です、監督の才能とか技量ではどうにもできない問題が多すぎる。

 俳優もスタッフも、いい人材を自摸れるかにかかってる、スケジュールアウト、予算、集客力、麻雀と同じで、山に無い、そもそも同時代に優れた俳優がいない、っていう問題もある。

 アニメはキャラクターを自分でデザインして作れるってのが最大の強み、アニメのほうが監督の才能と作品が直結する。


 庵野監督にも三船敏郎みたいな頼れる相棒、名俳優がいればいいんですけど、こればっかりは運、そんなカリスマ性を持った俳優いねぇもんなぁ・・・別に日本に限らず。


 っていうかやっぱりアニメ、もっといえばゲーム作ってほしいですね。庵野さんには。

シン・ファイナルファンタジーとかどうですか?

  

2023年7月21日金曜日

2018 Black Panther ブラックパンサー

  これもマーベル映画


架空のアフリカの国「ワカンダ」、はベイブラニウムという鉱石によって、ほかの国よりも優れた科学技術を持っていた・・・


 っていうスーパーヒーロー映画であります。


科学なんだ・・・・。


 アフリカのヒーローというわけで、いかにも太古のパワーとかスピリチュアルなもので戦うのかと思いきや、独自に発展させた科学技術によって、衝撃を跳ね返すアーマーで戦います。なにか特殊能力みたいなものは何もない。

 科学技術、で戦います。そういうわけではアイアンマンと同じですね。中身は普通の人間、鎧が強い、というわけ。

 普通の人間?ではないのかも、変な薬で強化されてるみたいですが、そこまでものすごいパワーがあるというわけではない。


 まぁそんなことよりも、やっぱり人種的なことが目に付く映画ですわね。出演者が殆ど黒人、当たり前だが。白人は二人?くらいしか出てこない。

 確かにハリウッドではこれは異例です。アンチテーゼってことですわね。


 ただ・・・・ふ~む・・・、特別面白いところは無いという感じですね。別にひどい出来ってこともないけど、こういうひねりがあった!とかこういう伏線があった!みたいなのが全然ない。ちょっと台本が弱いかなぁって気がしますねぇ。

 例によって、あなたには本当は、いとこがいたのだ・・・っていう家族確執ものですし。

 

 でもレビューの評価はまぁまぁ。これも、つまらん、って言うとレイシストめ!って言われそうで避けてる逆バイアスがかかってる気がしますなぁ。

 

-400 ヨブ記 聖書 Bible Book of Job

  この本もそれまでとはうってかわって、いきなり哲学問答のような話になります。


ヨブというなんの罪も犯していない人間がいましたが、サタンは神に挑戦します、彼がなんの罪も犯さないのは、彼が裕福で健康だからだ、すべての財産を取り上げ、苦痛を与えれば、彼も神を呪うに違いない。


 神はやってみろ、とサタンに許可します。


創世記以来、初めてサタンが再登場しましたね。


ヨブは苦痛に耐えかねて、神以外のものを呪います、なんで私はなんの罪も犯していないのにこんな目にあっているのか・・・・


ヨブの友人がヨブと対話して、神を擁護する・・・というお話。ギリシャ的神学の対話ですね、あまりにもできすぎた話ですので、作り話でしょう。


 けど聖書で初めて、物語ではなくて、哲学的な本です。明らかにギリシャの影響が中東世界へ入って来てますね。


 聖書の中でもかなり長い独立した物語で、明らかに作者がそれまでと異なるものです。


論理の要旨は至極簡単に言うと「何も知らないくせにごちゃごちゃ言うな」ということです。ある意味「無知の知」ですね。自分が何も知らないということを知れ。神を批判することなどお門違いだ。というわけです。

2023年7月19日水曜日

1993 ファンタシースター 千年紀の終りに

  ファンタシースターの実質4で、いわゆるロープレファンタシースターの最後の作品。

 3はややクソゲーと言われてますが、この千年紀の終りに、は非常に名作という評判があって実際そのとおりだと思います。


 オーソドックスなロープレなんですがたくさんいいところがあります


まずキャラデザは90年代だなーって感じで私は好きです、この90年代の三段塗り。スレイヤーズっぽい感じと言えばわかるでしょうか。

 演出もこってて、漫画のコマ割りみたいにイラストが出て、漫画風にストーリーが流れていきます、私はこの演出も好き、漫画読んでるみたいだから。ドット絵なのですがかなりの枚数が作画されております、これは相当大変。ラスボスのデザインも結構おしゃれ。

 あと歩いてると自動で障害物をよけるオートウォークという謎機能が採用されてる、近未来的ですね。

 

 さらに「マクロ」という超便利機能があります、これは1ターンに全員の行動を登録しておくて、1~8のスロットに登録できるというもの。

 こいつは攻撃、こいつはこの魔法、こいつはこの防御、さらに道具や武器の使用まで登録可能。他のRPGも絶対この機能搭載するべきやん!!っていうすごいシステムです。メガテンのオートだと、事故で死ぬけどこのマクロは痒い所に手が届く、いかに効率よいマクロをセットするかっていう別ゲームが始まります。


 ほいで、ここが名作と言われるものと、普通のRPGとの違いだよな、ってとこは、会話が凝ってて面白いってことですね。街の住民のセリフなどもユーモアが効いてるし、ものを調べたときのセリフなども、調べるものごとにいちいち全部別のセリフが設定されてます、芸が細かい。神はディテールに宿るといいますが、そういうことですわね。どこにいけばいいかわかんなくなった時用のそうだん、コマンドも芸コマです。


 昨今街の住民のセリフをAIで自動生成ってのがあるみたいですけど、じゃあ絶対住民となんか話さないですわね。自動生成でしゃべってるやつストーリーに関係あるわけねぇんだもの。

 このゲームはちゃんとすべての住民と話したり、いろんなところを調べてみたくなるゲーム。


 難易度はこれまでのシリーズと比べればかなり簡単。ちょっとぬるいとさえいえるかも。2のバカ強いザコ敵がちょと懐かしい。道具使用で使える魔法もめちゃ強力です。

 味方キャラの出入りが激しくて、さらに装備品二度と帰ってこないのが困ります。

僧侶のジジィがめちゃ強いのですが、すぐにいなくなって悲しみ・・と思ったらラスダンの手前で帰ってきます。待ってたぜジジィ!!



 名作なのですが、今のRPGに慣れたキッズにはむずかしいかもね。まず魔法とかとくぎの説明が無い。説明書にのっているのみ。