2014年9月13日土曜日
1987 ファイナルファンタジー 1 SQUARE
WIKIによると倒産寸前だったSQUAREの起死回生の超大作だったようです。
DQ1をクリアしたことがあるひとは多いと思いますけどFF1をクリアした人は少ないんじゃないでしょうか?Iの周りにもほとんどいなかったです。たぶん、ちょっと難しすぎたのかもしれませんね、難しいっていうかなんか絵面が気持ち悪くて、ちょっと小学生には合わなかったのかもしれませぬ。
天野喜孝デザインはやっぱ鳥山明よりも断然オトナ向けですよね。
現在のRPGの礎となるシステムをほとんど作り上げたと言われてますが、確かにそうですね、当たり前すぎてわからないけれど、飛空艇とか。飛空艇、っていうアイデアはなんなんですかね、飛行機じゃダメなんですよね、飛空艇、なんです。
クラスチェンジってのも斬新ですし、黒魔道士の銀河鉄道999の車掌みたいなキャラクターも最初からいます。
それよりもなによりも思うのは、ゲーム業界ってのが、参入可能な業界だったギリギリ最後のあたりの作品だってことですね。大学生のサークルが二ヶ月間夏休みを全部つぎ込んだら出来る労力、でゲームが作れた最後の時代です、これ以降は新しくゲーム産業に素人が参入するってことは不可能になってしまって、この時代までにゲームを作っていた会社だけがその後にゲームを作っていくという感じです。大企業がチームを作って数年単位で作るっていうふうにしか作れなくなってしまった。それはそれでQは上がるんですけど、斬新なアイデアとか、若い才能が能力を発揮することはほとんど不可能になってしまうんですよね。FF1にはなんかそういう、若い人たちが没頭して一気に作り上げた、みたいな青春っぽい若々しいキラキラ感があふれている感じがします。
ーーオープニングは、1つ目の冒険をクリアしたら始まるってことにしない?
ーーわースゲー!天才かよ!それでいこうぜ!
みたいな感じが伝わってくる。
またこのソフトにはナーシャ・ジベリという天才プログラマーが関与してます、冗談みたいな経歴を持った天才です。
そしてエンディングも良いです。なんかうるうるきちゃう感じです。