2014年9月18日木曜日
1994 スーパーメトロイド 任天堂
メトロイドシリーズってやつは任天堂の中でも一番任天堂っぽくないゲームです。リドリーっていう敵キャラが出てくるところからいってリドリー・スコット的な、SF感というのを取り入れたかった感じです、ハードSFっていうのか。
ゲーム自体は謎解き主体のアクション・シューティングゲームなんですけど、Iはアクションは好きだけど謎解きって大嫌いなんですよね。といって謎解き要素の無いアクションなんてのはハッキリ言って皆無に近いのですけど。本当に初期の初期のファミコン的なゲームで無い限り。
けどこのスーパーメトロイド、攻略本的なものなきゃ絶対攻略出来ないと思いますねー、そんなのわかんないもの、っていう仕掛けがかなりありますし。途中でガラスを割るところとか・・・それにマップも広すぎてガキはたぶん一生ぐるぐる回って終わってしまいますよ、そういう理不尽な仕掛けがあるところもまた任天堂らしくないってとこでもあります。
けどパーツが揃うに連れて進めるところが増えるバランス、仕掛けの、なるほど感。よくできとる感っていう、絶妙のバランスってのはやっぱし任天堂です。ゲームってのはバランスなんじゃなーーってのを任天堂は一番わかってますよね。どれだけ斬新であったり、新しくて綺麗でも結局バランスが悪いとすぐにクソゲーになってしまう。
他のサイトで評価を確認するとちゃんとプレイしてれば初心者もクリア出来るとなってますが、たぶん無理ですね、っつーかイライラ来て投げ出す。Iが謎解き嫌いなんだからだろーか・・・、でもシリーズをプレイしてっからネタがわかってるってだけでやっぱ初めてさんには不可能アイデアがあります、像の上で丸々と像が動き出す、なんて知らねー人は知らねーで終わるから。ヒント機能的なのが必要ですよね、次はここにいったらいいよっていう・・・カーナビ機能。
ボスはたいして強く無いです、強くないというか、メトロイドってのはあんまり避ける、っていう指先の技術不要で、倒し方を知ってるかと、アイテムをちゃんと回収してるかってのの確認作業みたいなとこがあります、Iは自分の指先だけで勝負する、ストロングスタイルのアクションが好きなんでちょっとやっぱ評価は辛いですねーーー。Iは避けられない攻撃してくる敵ってのが大嫌いですしなwそりゃみんなだろうけど・・・・
でもこれが海外で受けるってのはスゲーわかる、文化的背景を向こうで揃えてるから、向こうの人にはスゲー馴染みやすいことこの上なしってことでしょうね、日本のゲーマーがゴエモン的世界観にすいっと入っていけるみたいに、海外の人がゴエモンとかやると、たぶんバックグラウンドが違うので、当然わかるというネタがわかんないでしょうね。なんでゴエモンは小判を投げるんだろーか・・・、銭形平次ってものを知らないから連想がわかないわけです。
ともかくでもよく出来てるし、こういうのが好きな人はこーいうの好きだよなーっていうゲームですね。なんでしょうね、SFオタクってのは、オタク社会の中でも毛並みが違いますよねー。理系オタクというのか。