ウィズ本家の四作目でこっからウィズはおかしくなってしまいましたw
逆にこの4で本家ウィズがおかしくなってしまったことにより、ウィズ外伝、として日本で独自のウィズが生まれることにもなった、いろんな意味でマイルストーンな作品。
なんと1のラスボスだったワードナを操作して、魔物を操って冒険者を倒そう。というスーパートリッキーゲーム。4でこれ??1987年にこの裏というかメタな展開??
どう考えても、すべてにおいて早すぎる、20年は早いゲームシステムです。
ほいでノーヒントアットオール、殺人的ノーヒント。謎解き要素が多いけどどうすればいいかまったくわからないという、時代に逆行する鬼畜レトロゲームへと逆戻り。
さらにレベルも上がらない、キャラメイクも無い、とそれまでのウィズとは全然別のゲームに。
もともとウィズは本家版ではパロディとかギャグの要素が多くて、このⅣではそれが大炸裂したと言えます。バランスももちろんぶっこわれ。
はっきりいってしまえばクソゲーです。でもクソゲーというにはあまりにも斬新なアイデアがもりもり詰め込まれている。
もしこのゲームがウィズの4作目じゃなく別ゲーとして発売されていたら、驚くほどの天才が作った早すぎたゲームとされていたかも。
説明書もすごくて、この意味不明の4を攻略するためのデータが山盛り記載されてます。日本での販売元は説明書で補完するしかないと判断したのでしょう。
意味がわからんすぎる。ということで長らく歴史から抹殺されていたソフトでしたが、プレステの時代(10年後)になって、「ニューエイジ オブ リルガミン」として一応遊べるレベル??になって発売されましたが、やっぱ評判はいまいちだったのか、もう時代が変わってしまっていたのか(もうFF7とかの時代)、あまり話題になりませんでした。が、それによってプレミアゲーム化。実質Ⅳを遊べる唯一のソフトなので今手に入れようとするとかなり高い貴重ゲームとなっています。
Ⅳのアレンジバージョンというプレイ出来るところまでリメイクした作品と、極悪であったオリジナル版を収録しているし、さらにⅤも遊べるという、ソフトとしての出来は親切で嬉しいゲームです。明らかにウィズのファンが作っています。
それにしてもこのゲーム、日本ゲーでは考えられない悪ふざけというか、すごいノリのオンパレード、やっぱ洋ゲーなのだなぁ、海外のギャグセンス理解できぬって感じがありますね。