ギリシャの現代は シンポジオン つまりシンポジウムです。
おぢさん達が集まって、エロースについて、恋について話すというあらすじだけ見ると非常に気持ちの悪いお話。
しかもアテナイ人のいう恋、とは、「パイデラスティア」 少年愛のことです。ここでいう少年とは、ヒゲの生えない頃、つまりまぁ思春期手前、ロリータってことですね。
そのくらいの少年を愛することが本当の愛、恋である。肉欲ではなく、魂を愛することだから。
というYoutube噴飯ものの内容ですw 女性を相手にする恋は下品ともしていて、現代ならいろんな方面から袋叩きですね。
でもこういう衆道、男色のほうが高尚なものとされるのはアテナイだけでなく、歴史上ぽつぽつと現れては消えていくもので、日本の戦国もそうで、信長の恋人も美少年だったのは有名なお話。
ですが!そういう少年愛を賛美するだけの本が2400年も残るわけがない。真実の、愛することとは何かについて語ろうではないか・・・
エロースは、神ではなくダイモンで、常に貧しく、常に美しさを求める物なり。とデオティマという伝説の巫女が教えてくれます。
これもプラトンがピュタゴラス派の影響をどっぷり受けた中期の作品。「国家」と並んでプラトンといえば、だいたいこの中期の作品のことを指す場合が多い。初期の作品はプラトンの哲学というより、ソクラテスの哲学をそのまま書いたものだと思われている。
後期はプラトンは政治的になり、哲学、からは離れていって形而下の話題に落ちていくことになる・・・