2013年2月16日土曜日

op9 making-17 blender 黒粒子 ロング




さてなんでもないカットです。でも細工に手間取りました、夜のカットを昼の写真のカラーバランスで青くしてアニメっぽい夜のカットにしています、輪郭線が出てる。本当の夜の写真だともっと黒く潰れてしまう。ややホラーっぽい感じになりました。

 3Dは室内はやりやすいのだけれど、屋外は難しいということにきづきました。というか、そうですね、最近の作品で空間、街がちゃんと描かれているものって。実写でもほとんどないですね。というのは都市はほとんどビルばっかりだし(だから遠景への抜けがない)、鎌倉だとか、パリだとか観光都市はあざとい、まちおこしのための地域密着などは最低。昔は良かった系の時代物はそれイカ。ちゃんと空間が生きていて映画になっているというのは、耳すま以来見てない気がします。EVAもそこが弱くて、部分部分しかあの街の事がわかんないし、基地の構造もいまいち、
 庵野さん曰く、映画はどれだけロングで抜けられるか、そう、ロングのショットってのをどうやってつくるべきか、これはむずかし。スパコンで街をがっちり3Dで作り込むというのはインディーには出来ない手法です・・・
 妥協案としてスケッチアップのローポリを流用しようとしましたが、なんかテクスチャーが黒ずんでしまう、調べた結果、AOとかEnviromental lightningを安易に使うと、細かい部分でレンダーのサンプリングが黒くなっちまうのだそうです。ライトをワールド系からヘミに変えると一発で解決、しかも速い。けどこれだとまさしくビデオゲームっぽくなっちまうぜよ・・・。スケッチアップはコラーダに対応で使いやすくなりましたとさ。
 ともかく今日のは写真の合成です。

 水に沈んだ都市をどうやって描くかはちょっと解決しました、あっヴェニスの参考資料使えばいいのか、ってきづきました。けれどヴェニスは建物が中世風なのでそれを現代風にしないといかんですね。