2014年4月30日水曜日

ウルトラマン 1991 バンダイ SFC

 バンダイ?バンダイってゲーム作ってたっけ?そう、ナムコに吸収されたんだよね。いなくなると忘れるのも早いものです。


 ウルトラマンのキャラゲーで格闘ゲーなんですが、なんだろうこの独特な感じw ジブリの鈴木Pはエヴァはウルトラマンと巨神兵だ、ってビシっとコピーライトに書いて、わぁ、そんなコト言う?って感じをうけたものですが、確かにまったくその通りですよね。
 ウルトラマンのちょっとおどろおどろしくて微妙にグロホラーな感じ、ガキ向けといいながらハイティーン向けで、それがちょっと大人っぽくてガリガリローティーンを刺激する感じ。それがいいですね。



  ほんのガキのころ、学童保育なる市営の託児所的なんにぶち込まれていた時には、Iはゲームボーイでワリオランドをやりながらウルトラの再放送を見て5時になったら家に帰るという生活だったのでウルトラにはちょっと思い入れあります、なんでゲームボーイやりながらかというと、直視するとちょっと怖くて夢に出そうだから。

 このゲーム色々技があるんだけど、結局は飛び蹴りとスペシウムしか使わなくなるってのがゲームバランスの悪いとこですが、まぁスーファミの格ゲーってそんなものだよね。昇竜拳と強ゲリしか使わなくなるものねストファイでも。波動拳はモーションでかすぎんだ。昇竜拳は相手がガードしてもスキが無いから連発すればどんな敵にでも勝てるっていう。結局格ゲーってどっちが最初のコンボの一発目を当てて後はコンボ切れしないようにハメ殺すか、っていうのになっちゃうんですよね、どんな格ゲーでもそう。3Dの格ゲーはそうでもないかな?横スクロール系の格ゲーってそう。


 でもすごい音楽がよく出来てます、あと雰囲気づくり。雰囲気作りがよくできたゲームってのはなかなかないですよね、アンビエント派です。
 

2014年4月29日火曜日

MAKING 150





   一日一枚づつはちゃんと描いていってまする。ユズキは髪のびるのはえーw 9は時間の経過がわかるように髪とかかっこがどんどんかわります、ふつーのアニメとは違うね。髪のびないものね。実はこの作品はユズキのウェイトがでかいんだなー・・・



 VETUSの仕上げであんまし進まないけれどー。ちょっとNBAがなんかネットセカイが混み合っててなかなかつながりませぬー!ストレス貯まるっち。テレビは全然放送してくれねーしさー。しょーもない旅番組とか再放送やめてNBA映せってのー!中国のCNTVはちゃんと放送してるんだよー、中国に移住したいー。ごめん嘘。アメリカのほうがマシだ。
 っていうか世間はGWですか、鬱陶しす・・・・・どうせならもぉ全員海外に行ってスカスカになってくれればいいのに。

 

ネズミを殺したくない という話

 今日の朝ネズミによって起こされました。Iの寝てる隣の柱を明らかに天井裏でかじっていて、ほんとにすぐそこで柱をかじってる感じでばビリました。
 たぶんネコが発情期でそのへんをうろうろしてるから避難して来たんでしょう。参ったね・・って感じでドラッグストアに行くと、毒薬とかホイホイ的なものが売ってるんですが、ふと気が付くとIはネズミを殺したくねぇなーと思ったのです。確かに朝起こされるのは大迷惑だけど別にネズミ自体は嫌いじゃない、ドブネズミみたいに美しくなりたいわけでもないけれど、昔ハムスターも買ってたし、彼等はツブラな目をしておるし・・・


 迷惑だからって毒薬をまいて殺すってのは、字面だけで考えるとウルトラ自己中なやり方ですねー、なにいってやがるこいつ!ほんとに被害にあってないからそんなこと言えるんだクソが!みたいなコトを言われるのを承知で。

 あれですねイルカやクジラの話ともつながりますね、日本人は伝統なんだ、ふざけんな、狂ってるのかミック・ジャガー!みたいに息巻いてますけれど、韓国人は犬だって鍋にして食べるんだぞ。みたいにね。っつーか欧米人のクソヤローがブタや牛を食べることを教えたんじゃんか、それまでは四足獣は基本食べなかったのに!みたいに言いたいことは山ほどある。インドで牛食べたらえらいことになるぞ、文化は違うし、互いに尊重するってことがどうしても出来ねぇんだな植民地帝国のクソどもめ、みたいに。

 しかれどもIが思うには、まぁーそんな食べることないかな。って感じ、わざわざ殺して食べないといけないものかね。どっちかっつーと牛とかブタも無しでいけるタイプですし、肉食べるのやめてもIは構わないですよ。生活がかかってるんだ!みたいなコトをいうけれど、第一次産業の奴らって基本そうです、自分たちはもぉ最初から何も手放す気なんてねぇじゃん。都市の労働者は生産手段さえ持ってないぜ、生産手段を抱えているから手放せないんでしょう、あなたがたよりも無権利なヤツなんて腐るほどいますよ。先祖代々だか知らないけれど、既得権益の正当化ほど見苦しいものはねぇですね。じゃあトリケラトプスが蘇ったら土地を返すのかい?昔からそうだから、それが正しいっていう根拠はつまり根拠が無いってのと同じですから。


 しかしともかくどうにかしようと思って、ネズミが嫌う匂いの缶みたいなのを買ってきました、悟ってくれネズミくん。少なくとも静かにしてろ、朝は。昼型になれ。

2014年4月27日日曜日

NBA PO 観戦2 アースレッドW

 ほんと仕事が一切進んでないよねーw

ちなみに今日はアースレッドWをもくもく炊きました、なんか虫に襲われてる感満載だったから。


 PACERがクローズゲームを制して2-2にもどしましたね、たぶんこれで勝ちでしょうな、ついにPジョージが本気モードになったって感じでしたね3Qくらいから、おれがやらなきゃ負ける!みたいに。

 スパーズはカーターのブザービーターの3で惜敗。まさかの負けでしたな、あー終わったなとおもってスキップしようとしたらスパン!!嘘でしょ! 巻き戻し、 マジか!!やっぱカーターくらいの器の人は持ってますよねー・・。リアルってマンガでビンス!とビンス・カーターからアダ名をとってますが、わかる人少ねー、っつーかアラウンド33くらいの人にしかわかんないですね、ビンスは昔は全然今とはプレースタイル違うし。昔のダンカーがベテランになるにつれてロングシューターのクラッチシューターになるってのはよくある流れです。



 NBAファイナルは1人の力では絶対に勝てない、あのジョーダンですら、ピッペンが成長してタッグを組んでからようやく勝てるようになった。といってチームプレーに徹しても勝てないのです、エースがゲームの流れを個の力でこじ開けない限り。
 
 Pジョージが、スーパースターになれるかどうかなんですよねPACERがファイナルを勝つには。一時期のコービーみたいに全部オレにパスしろみたいなコービータイム、レブロンタイムを作らないと勝てないのですなー。

 HEATはそれにしても1人楽してんなーw でも休みが長くなるから流れが悪くなる可能性もありですね。NETS HEATは楽しみやなー。

2014年4月26日土曜日

NBA play off

 NBAについて書いてもIの勝手な感想なので読んでも面白く無いからやめよーと思うんですけど、こらえきれなくて書いてしまいますね。

 いや~、えらいこっちゃやでw 波乱につぐ大波乱でもつれにもつれまくってますね。順当に勝ってるのはHEATくらいなもので、しかしHEATも次にたぶんNETSが来ると思うのですけどこれはそーーーとーーー、強敵ですね。オールスターチームを作りながらも怪我ばっかしで全然機能しなかったチームがもぉ、グイグイチームとして固まってきてますから。ロースターの名前だけみれば、ラプターズと比較して役者ちげぇわwって感じですよね、年俸も桁が違うだろうし。

 ピアースって普段見るともぐらみたいなコミカルな顔なのに、バスケをしてるとムチャクチャかっけーですねー、KGは言わずもがなだけど、KGはバスケットマンっていう、銅像として宇宙に公開できるぐらいサマになってますね。顔つきから何から。彼等は背が高くてムキムキかとおもいきや、実は足とかはめっちゃほせー!って感じでやっぱ鍛えあげてんですよね、背が高ければ出来るってわけじゃ全然ない。ハワードも足メッチャクチャ細いってのを今日のロケッツを見てて思いましたね。ともかくIは旧セルティックスBIG3がすごい好きなんですね、なんでかはわからないが・・、ずっと見てるからかな、彼等がプレイオフで戦うのを・・・・ピアースのユニフォーム欲しーーーー。


ブルズ、ロケッツは終わったか・・と思いきやロードで反撃開始・・・いつになったらROUND1 が終わるのかってくらいもぉバトルロイヤルです。

 GSWとクリッパーは激戦になるなーってのが最初からわかってましたけど、ここもどこも消耗戦だすね。


 そして何よりもPACERS大苦戦ってのがもぉ予想屋たちにはヒヤヒヤものでしょうね、嘘だろ!ペイサー初戦で消えるのか!?
 ペイサーの運命の試合まであと6時間くらいですけど、3-1になったら多分もぉムリでしょうね、明日で決まります。っつーかNBAで優勝するのってムズ!って今更ながら思いましたねw HEATはすげぇや二連覇してんだもん。プレーオフで16回も勝たなきゃいけねぇんですよ、死にますね。

2014年4月25日金曜日

JAMES BROWN Get Up (I Feel Like Being a) Sex Machine 1970 和訳  楽しい音楽 と感動的な音楽



 ダイアローグ

Fellas, I'm ready to get up and do my thing! 
 ヤローども!Iはステージに上がって、Iのヤツをやる準備が出来たぜ
(Fellas ってのはもちろん、fellows を略しているのですけど、フェラチオとダブルミーニングになってるわけです、GET UPはステージに上がる、と勃起するをかけているし、do my thingもIのヤツをヤル、オナニーするみたいな意味にとれるのですね)

(Yeah! That's right! Do it!)
 イェー!そうだ、ヤレヤレ!)

 I want to get into it, man, you know?
 Iは没入してぇんだよ、なぁ?わかるだろ?
(Iは挿入してぇんだよ、なぁ?いいだろ?)
 
 (Go ahead! Yeah!)
 突っ込め!YEAH!

 Like a, like a sex machine, man, (Yeah!) 
 そうだ、そうだな!セックスマシーンみたいにだぜ!
 YEAH
(セックスマシーンってのはモーターが着いてて、先端にディルドがついてて、自動でピストンしてくれるやつです、自転車みたいになってて自分で漕いでピストンさせるのもある、って何を真面目に解説してるのかw)

movin', doin' it, y'know? (Yeah!) 
 バコバコやって、やりまくるんだぜ、わかってんのか?
 YEAH 

Can I count it off?
 カウント入るぜ
 (Okay! Alright!)
 よしまかせろ

One, two, three, four!


Get up
get up
get up
 立ち上がれ!(勃起させろ!)

get on up
stay on the scene
 ステージにのぼって
舞台にかじりつけ

get on up
 立ち上がりつづけろ(勃起し続けろ!)
like a Sex Machine.
 まるでセックスマシーンみたいにだ

Get on up
get up
Shake your arm
 手をふれ!(手コキしろ)
then use your form.
 そして自分のフォームを使え
(得意の体位でヤレ)

Stay on the scene like a Sex Machine.
You gotta have the feeling
 このフィーリングだぜ
sure as you're born.
 生まれた時から知ってるはずだ

Get it together
 それを全部捕まえろ
right on
 今すぐにだ
right on

get up
get up
get up.

I said the feeling you got to get
 言ったろ、このフィーリングを捕まえるんだ

give me the fever in a cold sweat.
 ペタつく汗の熱をIに寄越せ

The way I like it is the way it is. 
 Iの好きなやり方が、正しいやり方だ
I got mine and don't worry about his.
 IはIのやり方を持ってるんだ、ほっておけ

[Part 2:]
Get up
get up...

You got to have the feeling get on up

sure as born get on up.
Get it together right on
right on

right on
right on
right on
right on

right on
right on
right on
right on

right on
right on.

Get up
get on up
get up
get on up

and then shake your money maker.
 さぁカネづるを振り回せ
(金づるはなんなんですかね?ペニスかティッツでしょうけど、ペニスを振り回してもカネになるところは限られてるでしょうから、ティッツじゃないですかね、確かにあれは振り回すとカネになるんですな、あるいはケツだなー・・)
Shake your money maker
shake your money maker

shake your money maker
shake your money maker

shake your money maker
shake your money maker.



 



 歌詞だけ見ると気が狂ってんじゃねぇかっていう歌なんですがw JBが歌うとムチャクチャかっこぃぃ。セックスマシーンって! 何言うねんって話しですからねw テレビを見てたらチャートにアナルオナニーをテーマにした曲がランキングされてるみたいな衝撃です。マジか?って感じですよね。

 ただこの

get on up
stay on the scene
 ステージにのぼって
舞台にかじりつけ

っていうラインがJBらしくてかっけぇなーって気がするのですねー。

https://www.youtube.com/watch?v=i68V2Soab2Q#start=0:00;end=5:18;cycles=-1;autoreplay=false;showoptions=false

 これがJB50才くらいのビデオなんですが、嘘だろ!?って感じです。こんなパワーの50はありえねぇ。ほんとにMrダイナマイトです。



 この曲はかなりヴァージョンがあるのですけどシングルでも、ライブ盤みたいにコールアンドレスポンスがあります、最初のしゃべりのとことか、バンドともC&Rがある、これはソウルっつーかゴスペルのやり方なんですね。ライブ録音ってわけではないと思うんだけど(だとしたらベースうますぎだろ)曲、のアレンジのやり方としてすごい発明です、それを効果音として使うんだ、っていう。JBはオーディエンスとバンドのコントロール力が図抜けていて、ライブ会場を一つの楽器として使えるんだってMJが解説してました、マジでその通りです。


 JBはほんと楽しい系の音楽の帝王だって気がしますね。音楽にはだいたい流派が2つあって楽しい音楽と感動系の音楽ってあって、ビートルとかロックはどっちかっつーと感動的な方に、向かいましたね70年頃、プログレとかジョンレノンのソロとか。いわゆるブラックミュージックはどんどんFUNKさが増していって楽しい音楽の主流になってった、JBが基礎をがっちりつくりあげて、MJが完成させたっつーか。たぶん感動的なロックみたいなのは袋小路なんですよね、数年しか持たないやり方なんですそれって。


 日本では尾崎豊が一気にシーンを塗り替えたっていう気がするのですよね、音楽ってものが感動的なものでないといけないって感じになった、別に音楽が感動させるメディアである必要は無いと思うのですけどね、だってそれは映画とか小説とかマンガ、いわゆるストーリーのあるメディアにまかせておけばいいじゃん、でもだいたい最近いい音楽を褒める時には泣けましたー、感動しました―、涙が出ました―、みたいなコトをいいますよね。ミスチルが泣けました、BUMPの曲が涙が出る、RADWIMPSが泣ける、全然それはそれでいいのですけど、おや!?とも思うのですよね。音楽ってそういうものだったか?って。音楽って楽しいものじゃなかったっけ?おいおい泣くようなものだったか?

 JBはそういう音楽は楽しいものなんだぜってのを思い知らさしてくれるなぁーと思います、セックスマシーンみたいに舞台で勃起してなきゃいけないんだなってw 感動とか緊張するとペニスは縮こまるというのをオトコなら誰でもわかると思いますけど、全開でフルボッキしてなきゃいけないのか、って教えてくれます。
 

 


2014年4月24日木曜日

殿堂入り作品集  おすすめ作品リスト

 完全に自分の為のものですが、この作品は殿堂入りだな。ってのをリストにして作っています、若い人で一体映画とかって何から見ればいいのやら、という人はまずこのリストを参考にしてみようじゃないかw 特に小説って何が面白いのって良く聞かれますね。ここにあがってるのはほんと99点近くのものばかりです。
 そして好きな人は大好きだよね、というキワモノも抜いてます(バタイユ、ゲンズブールとか)絶対読むべきだけどつまんないものを外してます、旧約聖書とかね、ダンテやゲーテもそのたぐい。あと最高だけど手に入らないってのも外してます。建築、彫刻、絵画とかってまさにそれ。
 
 
 誰が見ても、明らかこれ名作じゃんってのだけです。


 NOVEL

ドストエフスキー
カラマーゾフ
白痴
罪と罰
地下生活者
悪霊

セリーヌ
なし崩しの死
夜の終わりの旅


サンテックス
人間の大地

漱石
こころ
野分
それから

太宰 
 だいたい全部素晴らしいです。

原口統三
二十歳のエチュード

 シェイクスピア
リア王 (個人的には唯一100点をあげたい)
ロミヲとジュリエット
ハムレット
リチャード二世

 吉川英治
宮本武蔵
三国志

カミュ
異邦人

ランボー
地獄の季節

ボードレール
パリの憂鬱

アーシュラ・ル=グウィン
ゲド戦記


トーベ・ヤンソン
ムーミンシリーズ  特に6巻

トールキン
 指輪物語



///////////////
一般書

ヴィトゲンシュタイン
 論哲

プラトン
 ポリテイア(国家)    (哲学者ってのは社会通念ではなくて自分の頭が考えることだってのをおしえてくれます)

オスカー・ワイルド
社会主義下の人間の魂  (これはほんとに良い)

 ラッセル
西洋哲学史  (ラッセルは個人的に好き)

ファインマン物理学Ⅰ~Ⅴ

 マルクス
資本論 (これはギリギリです、面白くは無い。けど聖書よりも大事な本です。ワタシたちの生きてる世界について書かれた本だから)

MANGA
ナウシカ
あしたのジョー
スラムダンク
ドラゴンボール
ドカベン
ベルセルク
漂流教室
リバーズエッジ
エヴァンゲリオン (終わり方・・・)
ジョジョ (第三部は秀逸)


NARUTO
ワンピース    (この2つは古いヒトにはドラゴンボールのコピーじゃんって言われるのですが・・・。そこまで悪くないとおもうものなり)

 MUSIC (アルバムは特定しません)
beatles
cardigans
radiohead
damon albarn (BLUR /GORILLAZ)
oasis
RHCP
pixies
Nirvana
stone roses
avril lavigne
eminem
glen gould
Bump of chicken
Mr children
miles davis 
john coltrane
jyo hisaishi
相対性理論

MOVIE
 駿
未来少年コナン
ルパン三世  (宮崎駿がコンテを切ってるのはすべて名作です)
カリオストロ
耳をすませば  
風の谷のナウシカ
風立ちぬ

 庵野
EVA (特に初期TV版)

 キューブリック
space odessay
時計じかけのオレンジ
dr strange

 黒澤明
生きる
七人の侍
わが青春に悔なし 
素晴らしき日曜日
 
タルコフスキー
stalker

DANNY BOYLE
trainspotting

Chris Marker
 La jetee


ノルシュテイン
 霧とハリネズミ
話の話


 ゴッドファーザー1、2
未来世紀ブラジル
12モンキーズ

///////////////

 お笑い

ダウンタウン&高須光聖
ごっつ、ガキ、一人ごっつ、放送室
桂枝雀 
モンティ・パイソン 
GCCX
水曜どうでしょう  
(最新作アフリカ編以外)


///////////// 
ゲーム
スーパーマリオブラザーズ
FF Ⅳ、Ⅴ、Ⅶ
スマブラ
キングダムハーツ (シリーズ全部だいたい面白いけど特にⅡでしょうか)
スターオーシャン セカンド (他もまぁまぁ)
ヴァルキリープロファイル 初代 (群を抜いて素晴らしい)
ポケモン    (ハズレ無し)

マジックザギャザリング  (カードゲームなり、実はかなりのゲームの元ネタです)




                 

2014年4月23日水曜日

BOB MARLEY redemption song 1980 和訳 解説

 先に和訳から


Old pirates, yes, they rob I;
 あの海賊たちが、Iを略奪したんだ
Sold I to the merchant ships,
 そして奴隷商人に売りつけた
Minutes after they took I 
From the bottomless pit.
 底なしの闇のなかからIを引き抜く数分前 

(ちょっとここは意味不明 Iが略奪されてから数分で奈落の底に落とされた、というふうに訳すのが普通っぽい。文法的にはおかしいけど。)

But my hand was made strong
By the 'and of the Almighty.
 けれどIの手はカミサマによって強く作られているから
We forward in this generation
Triumphantly.
 この世代を力強く生きようと思う
 
(秀逸)

Won't you help to sing
This songs of freedom
 なぁUもこのフリーダムへの賛歌を歌ってくれよ
'Cause all I ever have:
 だって僕が持っているものは
Redemption songs;
Redemption songs.
 ただ救いの歌だけだから
 ただ救済の歌だけだから

(redemptionってのはダブルミーニングでして、救済、という意味だけではなくて、償還、という意味もあります、突然奴隷にされて奈落の底へ落とされたと歌っているのだから、救いの歌であると同時に、黒人に権力を償還しろっていう意味でもあります)
 
Emancipate yourselves from mental slavery;
 精神的奴隷から自分を解放するんだ
None but ourselves can free our minds.
 だれでもない自分だけが自分の精神を解放してくれる
Have no fear for atomic energy,
'Cause none of them can stop the time.
 原子力なんかおそるるに足らないぞ、誰にだって時を止めることは出来ない
How long shall they kill our prophets,
While we stand aside and look? Ooh!
 どれだけの間奴らはWの預言者を殺し続けるつもりだ、Wは横に立ってただそれを眺めてるだけだと思うのか?
Some say it's just a part of it:
We've got to fullfil the book.
 誰かはそれをすべて決められたことの一部なんだ、予言の書の通り実行するんだという


Won't you help to sing
This songs of freedom-
 さぁ一緒にこの歌を歌ってくれよ、自由の歌だ
'Cause all I ever have:
 だってIにはそれしか無いんだから
Redemption songs;
Redemption songs;
Redemption songs.
 救いの歌だ

---
/Guitar break/
---
Emancipate yourselves from mental slavery;
None but ourselves can free our mind.
Wo! Have no fear for atomic energy,
'Cause none of them-a can-a stop-a the time.
How long shall they kill our prophets,
While we stand aside and look?
Yes, some say it's just a part of it:
We've got to fullfil the book.
Won't you have to sing
This songs of freedom? -
'Cause all I ever had:
Redemption songs -
All I ever had:
Redemption songs:
These songs of freedom,
Songs of freedom.






 redemption song はリデンプションソングではなくて、ジャマイカ的ななまりでリディンプションソングですね。BOBは1981年に死んでいて、この曲は1980年のUPRISINGのラストトラックだったので、基本的には生前の最後の曲っていうことになってます、実際にはもちろん違っていて、それ以降の曲がまとめられてCONFRONTATIONっていう死後発売のアルバムとして発売されています。死後出版のことをポスト・ヒューマンアルバムというのですけど、向こうはそれをよくやりますよね、日本では死んだ後にまでアルバムが出るなんてことはまずねぇんだけれど。尾崎豊くらい?
 それはそれだけビッグなアーティストがいるっていうこともあるけど、出版社との契約で、何枚アルバムを出す、っていう契約を埋める為に出されるわけですね、契約金を回収しないといけないから。
 それでだいたい著作権でもめるわけです、恋人がIが権利を相続したっていって、バンドメンバーがてめぇふざけんな、おれらが演奏してるんだ!ってことになって、あげく家族が当然すべて家族の権利だってことになる。


 歌詞はかなりの程度ラスタファリアニズムなんですけれど、西洋人たちがこの曲を評価するってのはみょーな話しですよね、OLD PIRATESっておまえじゃん、って気がするし、日本もそうですね、PIRATESの尻馬に乗っかってたヤツじゃん。MARLEYは商業ラインに乗ってるアーティストの中で一番政治的な歌を歌う人です、今でもそうです(まぁデスの人たちが全員殺してやるみたいなことを言ってるのが一番エッジの効いた政治的主張なのかもだけどw)、マーカス・ガーヴェイというパン・アフリカニズムの人のスピーチから主要なラインはとられています、たぶんemancipate とか難しい単語を使ってるところですね。MARLEY以降にこんな直接的で本質的な歌を歌うヤツは少なくとも商業ラインには乗ってないです、CDショップに行っても、他にこんなエッジの効いたことを歌ってる曲なんてみつかんない、だいたい恋愛がどうしたこうしたであったり、辛いけどがんばろーみたいな曲です。
 

 政治的な歌は少ないし売れないのも理由があって、欧米や日本って悪い奴らのほうだから、政治的な歌が生まれるのは奇妙ですからね、抑圧者側が政治的歌を歌うのは変ですから、ジャマイカとか、中東とか、キューバとか、弱い、正しい立場の人にしかそういう曲は歌えないですよね。
 

 しかしそんなことは全部無視してもこの曲自体のパワーがものすごいから、ちゃんと聞くしかないですよね、アコギを持ったらまずこの曲をやってしまうものね。実はかなり難しい。

2014年4月21日月曜日

the square 2013

エジプト革命をモチーフにしたドキュメンタリーです。またブルーになるんだからやめときゃいいのにといわれそうだけどIは見ます、辛いほうがいいと思って。
 
 相当えぐいシーンばっかりです、戦車にヒトが潰されたり、リンチや拷問、エトセトラ、デモ、革命ってやつのありのままが見えます、あぁフランス革命とかもこんな感じなんだなって実感がちょっと湧きましたね。
 革命とコトバで聞くといいものだけれど、実際には戦争です。グエロ、市民と政府と軍隊の戦争。毎日毎日、ドンパチ。テレビやメディアは口が塞がらない嘘、軍隊の幹部は恐るべきクズ。デモに参加したら秘密警察に捕まってあとは闇に葬られる、いつそれがくるのかわからないけれど、その恐怖にも負けないでガンバル、これはほんとーに勇気がいる生き方だなと思いますね。でも目が生きてる、から彼等は大丈夫なんだろうと思います、大丈夫でいてくれって願うばかり。透明な目をしてるから・・・・




 この映画の後の事情はというと、ムスリムブラザーフッドのモルシがデモで退陣したあとにまた過去の軍閥からの政治家が登場し、ともかく圧政でもなんでもいいから、早く金儲けがしたいっていう人々の支持を集めているようです。それでムスリムブラザーフッドをほぼ全員死刑にする、デモを禁止するっていう、めちゃめちゃな法律を作ったりしています。とくにムスリムたちはテロリスト扱いされて完全にパージです、徹底的弾圧。


結局すべてがムバラク以前に帰ってしまうっていう状態で、また毎日テロと戦争という状況です。結局誰がリーダーになったところで軍のトップたちは自分たちが結局権力を握っているので、それを離す気なんて無いのですね、誰が選挙で選ばれても結局同じだ、すぐに軍事力で言うことを聞かせられる。結局軍隊が暴走したらどうしたらいいの?っていうのを先進国も含めて誰もその解決策を持ってないんですよね。アメリカ軍が暴走したら誰が止めるの?ってこと。中国軍でも、なんでも。

 先進国は遺憾であるとか、危ぶんでいるとか民主化に期待するとか、クソみたいに口先だけで何もしてくれません。ホロコーストを忘れないみたいなコトいいながら、こんなにおおっぴらに宗教ジェノサイドが起こってても、何にもしねぇんですよ。一体何を学んだってわけ?

 砂漠の戦争は終わりが見えません、たぶんどんどんこれが広がっていくだけなんだろうなと思います、ほんとにこれがIたちの未来の姿なんだなー、と思ってIは砂漠の戦争を見てます。絶対にコドモなんて作れないな、と思って。こんなセカイに生まれさせたら可哀想だもん。


 

2014年4月20日日曜日

when album ruled the world BBC / BAD BOYS   ESPN

https://www.youtube.com/watch?v=eu5EFTNBp2w

 BBCが制作したVINYL、つまりLP、の歴史。
 つまりプレビートルから1985年にCDに取って変わられるまでの、レコード、の黄金時代を解説したドキュメンタリーなんですけど、BBCはやっぱキャストが豪華だよなー、と思う、NOEL、レイマンザレック、フロイトの生き残りw、SLASHなど、日本でそんなドキュメンタリーを作ろうったってこんなキャストなんて集められっこない、それにたぶん曲も使わしてもらえねぇし。


 ロックの歴史じゃなくて、LPの歴史ですから、ソウル、ジャズ、SSR、POP、パンク、FUNK、FUSIONなど様々なジャンルがレコードの全盛期にどういうふうに適合していったのかっていうのがめちゃめちゃわかりやすく解説されてます、出来がいーなー。


 特にPUNKについての話しが面白かったですね、PUNKというのはヒッピーに対するアンチであって、ヒッピーがやらないことをすべてやった。ヒッピーというのは金持ちのガキなんです、カウンターカルチャーといいつつ、親父はメインストリートの大金持ち。ヒッピーがやったことは、ZEPみたいにヴァルトゥオーソ的な技術を振り回し、ダブルアルバムだの、10分も続くような曲を作ったり、プログレみたいにいろーんな楽器を使いまくったり、プロダクションに膨大な予算を突っ込んだり・・・・奇妙なかっこをしてみたり(グラムロックね)、ドラッグでぶっ飛んでみたり。PUNKSはその真逆、チープな楽器でパワーコード主体のほぼアレンジ無し、曲は極端に短く、技術よりも勢いとHeartで勝負する、スタイルは、DIYというか自作出来るような服を着る・・・

 今でもこのヒッピーVSパンクスの対立ってのがありますよね、あんなん音楽じゃねえって言いたがる人々と、音楽は楽しい物なんだよごちゃごちゃ言うなくそったれっていう感じ。ブルジョアとWCの対立っていうのか。


/////////////

http://espn.go.com/30for30/film?page=badboys


 こちらはBAD BOYS つまり アラウンド1990年頃に活躍したピストンズのドキュメンタリー。知ってるヒトは知ってるのですけど、まぁあまり馴染みが今ではないでしょう。だいたい1980年代というのはマジックとバードの時代でした、レイカーズとセルティックスの時代って言ってもいいけど。2人のスーパースターと2つのスーパーチームがFINALで毎年のように闘ってた。その次代に終止符を打ったのがBAD BOYSです。デトロイトという寂れかけている都市から現れたハードで手癖の悪い、そしてエネルギーと連帯感に図抜けた、スーパースターチームから、チームFORチームの時代
への転換点になったわけです。


 SLUMDUNKのエピソード的なのは、あれは1993年ですから、明らかにBAD BOYSなんですよね。桜木はもちろんデニスロッドマンだし、赤城はスコッティ・ピッペン、三井、宮城が不良ってのはBAD BOYSをモチーフにしてます、だからあんなに不良が一杯出てくるわけです。
 赤城は捻挫してもプレーし続けるというのはアイザイア・トーマスがFINALで捻挫しながらプレーし続けたっていうエピソードからだし、湘北がチーム、ってのを重視して1人も欠かせないチーム、っていうバスケ像を打ち出したのはBAD BOYから来てるのです。

 それまでのNBA、ってそんなにチームが仲良しって感じでもなかったです、スーパースターがエースがともかく点を取りまくるって感じ。
  BAD BOYSをぶっ倒して新たな覇権を握るのが、もちろんジョーダンなんです。90年代にジョーダンは6回もファイナルを制覇する、90年代はジョーダンの時代、そして00年代はコービーの時代、現在はレブロンの時代、NBAってのはやっぱスゲーな、結局何時の時代もなんだかんだいいつつ、スーパースターを生み出しよるなー、と感心しちゃいますよね。そりゃ世界中から最高のプレーヤーを集めてるんだからスターくらい生まれるわ、って言われたらそれまでですが。

 それでもBAD BOYSっていうのがいて本当に良かったですよね、世間から賞賛されるような、練習熱心みたいな真面目、って感じじゃなくて、1人1人の個性が生きて、自由にプレーさせてやる、バスケ=かっこいいスポーツってのがBAD BOYSが植えつけたんですよね、HIP HOPとバスケっというイメージも。





 というわけで最近は寝る前にはドキュメンタリーを見てるIでした、やっぱ実写はドキュメンタリーだよなー、劇映画ってもぉ最近見るに耐えないもの・・・。


NBAプレーオフが始まりますね

ついにこのシーズンが来ましたね。5、6月がほんと忙しいです、テニスの全仏もあるし、しかも今年はワールドカップまである、これは仕事進まねぇぜw それでなくても最近ちょっとギアを変えているというか、なんか・・・整理モード、メンスじゃないよ。


 ともかくNBAプレイオフが始まってしまってはね、特にこのファーストラウンドが試合数が多くて追ってくのにめちゃ時間をいかれてしまうとこです。

 大胆予想しましょうか。



 うーーーーーー・・・・・
SPURSが勝ちますね。そいでファイナルはPACER X SPURSだと思うなー、HEATは負けます、だいたい有終の美というのを飾るのは難しいものです、ジョーダンにしかそれは出来ねぇんですねーw HEATはそれでBIG3の解散で再建モードに入ってしまうでしょうな。たぶんボッシュがどっか良いチームに行って大活躍、いまさらながらボッシュがいねぇとダメなんだな、というのを来シーズンに晒す気がする。

 

 実は今年のレギュラーシーズンはレイカーとセルティックスっていう超エリートチームがほぼ最下位にまで沈んでいるんですね、なんて浮き沈みが激しいことか!それほどNBAってのは一年ですべてが変わってしまうんです、三連覇なんてもぉムリです。去年だって、まぁほんとアレンの3からミラクル、ミラクルでほんと奇跡の二連覇でして、3ピートなんてムリでしょう。PACERSはでもHEAT戦でちょっとエネルギー消耗しすぎてSPURSのベテランに肩透かしをくらってあっさり負けるって気がしますね。っつーかSPURSが楽勝でこんこん勝てるっていう並びっていう気がするなー、サンダーはまた誰か怪我しそうだし。サンダーが勝つには後1人足りてないって気がする、ウェストブルック、デュラント、イバカ・・・、までしかいないんですよね。もう1人、頼れるセンターかスコアラーがほしいですよ。スパーズはだって、パーカー、ダンカン、ジノビリ、レナード、そしてポポビッチがいて、5スターですからね。ヨーロッパNO1PG、センター、スコアラー、若手、そして名将、まで揃ってんだもん、そりゃキタねぇわw イーストはマジで激戦区でファイナルまでにもぉ消耗戦ですもの。


 ともかくR1はウォーリアーズ VS クリッパー が大注目カードですね。キビしー試合だなー。

2014年4月19日土曜日

池永康成 画集  君想ふ百夜の幸福  / ファイルデリート エクスプローラエラー unblocker

 上 これ。

 日本画?っぽい画家の画集です、日本画ってわけでもないし、いまさら日本画洋画なんて分け方も意味ナッシングだとは思うのですけど、ひじょーに上手いですね。

 絵が上手いやつっていますよね、美大がこれだけ全国にあって、毎年生徒が入ってんだからそりゃウン万人絵が上手い奴が存在するはずなのですが、ほとんどが行方しれずというか・・。まぁ画展とかにいくとその行方しれずたちが生きてれば作品を出してたりするのですが、ふつー画展なんか行かないですからね、ゴッホ展、印象派展、ルネサンス、ダリ・・みたいな有名ドコロじゃないと精算とれないし。絵画好きなんてのは99%ただのミーハーですから。


 I的にはフォトリアルとかスーパーリアル系の絵って0点だと思うのです、写真でいいじゃん。あるいはただ写しただけじゃん、って、それにどう味をつけてくのかが創作だと思うから。池永さんも写実に入ると思うんですけど、その外し方っていうか、落とし方みたいなのが自然でいいなと思うのです、流行りそう? 流行るかな?別にそういうのを目的としてないんですよね。こおいう絵面が今後のマンガとかで流行ってほしいな。

 やっぱでも日本画といえば日本画ですね、輪郭線とか肌はすいすいした線なのに、模様とかテキスタイルが異常に書き込みストってのは、あと鼻の描き方と耳の描き方。正直鼻の描き方は好きじゃない。

 なんか詩みたいなのが絵についてるのですが、まぁ一歩間違えばおっさんのストーカーの戯言みたいできもちわるひ、って感じだけど絵が上手いから良しって感じですw


若手の作家なんだろーな、まったく聞いたことないもの、と思ってたらもぉ50近いストロングスタイルのおっさんでした。んー、なんでそんなに評価されてないんだろ?村上隆とか村上春樹とかの三流よりも断然ホンモノなのになーー。



/////////////

 まったく違う話しですけど、WINでエクスプローラがぽしゃってファイルが移動も削除もできなくなることがありますね、調べるとサムネイルを作るシステムがバグってるんだ、それを消せ。
と言われるのですけど悲しいくらい面倒臭い。それにエクスプがフリーズするとヘタしたらOSリストです、リスクが高すぎ!
 そのサムネイルを作るのをOFFれば解決というのですけど解決しませんでした、設定いじっても無駄ですね、そもそもエクスプローラのプログラムがバグを抱えてるわけで、上から訂正しても同じ。WIN8では改善されてんのかな?
  だいたいMKVはバグが多い。重たいMKVのファイルがほぼ90%くらいガタガタ震える感じ。(っつーか動画のコーデックってなんでこんな地雷ばかりなのか)そこで


 unblocker


というソフトがあるんですけどこれはめちゃ便利ですね。 インストールするときにスパイウェアにやられないように丁寧にインストすべしですけど。関連ファイルを根こそぎポイってしてくれるのでエクスプローラがからまって捨てれないってことになりません。
 場所はググればみつかるじゃろう。

2014年4月15日火曜日

MAKING 149 /do you know Tsutomu Nihei    弐瓶勉を知っていますか?

短編も仕上げですが9も一枚づつくらい描くぜー!という気合が入った一枚、描き方を忘れてる・・・


98年くらいですかね? EVAが終わって、ジャンプの主力マンガが立て続けに終わって、スラダン、ドラゴンボール etc  FF7以降のなんかヴィジュアル系なノリについていけなくなったり、ハードが高機能になりすぎて、なんかもぉゲーム離れだよね、ネットのブームも一段落。
 なんかエアーポケットに入ったみたいな空虚感がありまして、これからはどういうマンガが流行るんだろーとちょっと思われてた頃があった気がします、もぉ上手く描くってのは限界なんちゃうか?って感じでしたし、手塚治虫以降、マンガは絵面ではどんどん画力があがっていったし、技術もアシスタントも芸大卒みたいな連中を大量に使い込んでみたりと、これ以上どうしていったらわかんないって状態がありました。書き込み路線はスラダンでもぉお終いだよねー、だってこれ以上書き込んだら完全に顔マンガになっちゃうもの(顔マンガって顔を書き込みたいからほとんどのすべてのコマが顔のアップだけで占められてる劇画系のマンガ)




 で、最近なんか面白いものあるー?と聞くとだいたい物知り?たちは ツトムニヘイが21世紀のマンガだと言ってたもんです(あと20世紀少年がおもろいっていう輩もいましたな)ツトムニヘイという名前だけがひとり歩きしてて、ずっとIは海外の作家だと思ってました、絵面も明らかにデシネっぽいし。弐瓶勉というとしっくり来ないんですよね、ツトムニヘイ、がしっくり来る。
 まずIは人物の描き方の下手っぴさに驚愕しましたけどねw 商業誌で書いてる作家の中で一番下手っぴだと思いました、だって、基本のキである、両目を揃える、ってのが出来てないのですもの、だいたい顔を丸く当たりをとって、しゃしゃっと十字を入れるというのが、どんな絵の描き方マニュアルにも描いてあります。わざと下手に描いてるという次元じゃない、ヘタウマならぬヘタヘタでしたから、作画監督がいたら、なんじゃこれ、0点って突っ返すような作画です。でも作品の持ってる禍々しさとか鬱屈した感じとか、なんか書きたいものを持ってるんだな、って感じが、オー、このヒトが、押井守、庵野に続く日本の作家界をひっぱっていくヒトなんだなと思いましたね。マンガってこぉいうものであるべきだ、とも思ったし。芸大卒の絵が上手いヒトが内容が何にもないおっぱいマンガを描くようなものじゃなくて、ヘタッピーでも、自由に物語が作れる夢みたいなメディアなんだぜって、絵がうまい奴はイラストでも書いててよ、下手でも面白いものが読みたいんだって。テレビと同じですね、HDとか高画質はクソどうでもいいから面白い番組が見てぇんだと。

 
 ただWが思ってたよりは一気にガーーーっとブームにならなかったですね、やっぱ絵面が一般受けしなかったのか、内容がハードSMすぎたのかw ハードSFっつーかね。IはEVAみたいな爆発的ブームの予感がしてたのにな。 内容がわかりにくいってのは嘘だと思いますけどね、わかりにくいっつーか、コトバに出来ない、ものを表現するのがマンガなんだから、コトバにストンと落とし込めないものだからこそマンガである必要があるんだよ、って気がしますが、まぁじゃあアニメとかにするときに企画書を書いてくださいと言われて、なんのこっちゃーわからないですものねw

 
なんかものすごい・・・馬鹿でかいビルみたいなものがあって、キリーがね、重力子ガンを駆使してね、これはつまりグラビトンだから、破壊じゃなくて圧縮っつーかね、統治局っていうのもあって・・・
 


 つたわらなーいって感じですもの、頭のカッテー上層部がそんなんにGO出せないわけです。だってこの頭カチカチの上層部には、もっと頭の固いというか、投資のリターンしか考えてないステークホルダーたちがおって、カチカチ頭同士で談合しなきゃ予算が決まらないのだから。


 で、やっと今頃になってシドニア、がTVアニメ化されてたんですね、番組表をザッピングしててびっくり、シドニアってツトムニヘイじゃねぇの!?って思って。ついにテレアニでTNか・・・、遅ーーってのもあるし、TNがテレビ!?ダイジョブ?ってのもあったりして・・・



 なんで今更TNの事を書いたかというに、BUMPのPONTSUKAっていうBAYFMでやってる、これもコアなファンしか知らないラジオがあって、それのバックナンバーを聞いてたら、キリーがめちゃくちゃカッケーという話しをしてて、えっ!?BUMPってTNとかを読んでるんだー、普通のメディアでTNの話しがされるのを初めて聴いたな・・・って感じだったので取り上げてみました。
 BUMPは実はものすごいヲタク集団なんだな、って思いましたね、なんかあっそーいうことなのかって色々合点がいきましたけどね、BUMPは大衆向けバンドじゃなくて、ヲタク文化の前衛でもあるんだなーとか思って・・・




 でもこぉいうデシネ調であったり、最近ではアヴェンジャーズとか、DC、アメコミとか、メビウス、ビラル、メタバロン、とかユーロマンガがだんだん入ってきてるってのはつまるとこ、日本のマンガが勢いを失ってるんだと思います。
 やっぱ日本のマンガ、っていうのはスラダンで1個答えが出てしまってて、もぉ変わらないといけないんだ、スタイルもフォーマットも、って思います。なんかすぐスポンサーがつくのかしらないけれどバレーだのテニスだのバスケだの、今までとおんなじだからスポンサーを説得しやすい、みたいなのを繰り返してたら、そりゃ自殺ですよ、保守主義ってのはスローな自殺ですからね。

 

2014年4月12日土曜日

人間嫌い ミザントロープ モリエール  1666    アンチソーシャルアクティビティ   maidentrip 2014

モリエールは1622年生まれなので44才の作品ということになります。最近、この何歳の時の作品か?というのを結構気にするようになりましたね。

 モリエール=喜劇というのは中学生でも知ってますけど、アハハと大笑いするような喜劇では全然ありません、アリストファネスみたいな。性格喜劇と言われてますが、つまり、人間嫌い、良識、不屈、貞淑、淫猥、みたいな性格、概念が動いているみたいなキャラクターの会話劇を性格喜劇というのでしょう。
 世界観とか舞台とかはほとんどないのですこういう性格のヒトがいるとしよう、みたいなことで。


 内容はアルセストという、正直者、が本当のことしか言えないという性格が災いして人間社会から逃げ出すことにするという話しです。


 アルセストは若くてバカなんだよ、っていうことよりも、最近この アンチソーシャルアクティビティってのが、だんだんと頭をもたげてきたという気がするのです。
 まるで中世の托鉢修道会みたいに、拝金主義と自己中心的価値観がはびこった社会に見切りをつけてもぉいつ死んでもいいから社会、から離れて暮らそう、っていう動きが現代でも起こっている、まるでアルセストがそうしたみたいに。



 ホームレスであったり、あるいはなにか物々交換的な生き方を選択するひと、イエスのように、あるいは釈迦みたいに洞窟で生活しようとするひと。アナーキストであったり、またはinto the wildみたいに自然へ帰れというヒト。サバイバルが楽しい人、いろんなやり方はあるんですけど、ともかくソーシャル、から離れよう、アンチソーシャル、で行こうっていう生き方がどんどん勢力を得てる気がする。

 たまたま今日見たドキュメンタリー maidentripというのも、15才の少女がちっこいボートで世界一周の旅に出るというものでした、これもつまるとこ、普通、の社会的生活から抜けだした生活ですよね、普通は16になったら高校に行って、大学にいって良い教育を受けてキャリアを積んで、っていうコースを辿らされるものです、それを拒否して海の上での生活を選んだ。
 
 普通の社会、では今日社会、ってものが全部つながっていて一つしかないですから、ひたすらお金儲けと、他人を見下すことに人生をほとんど使ってしまうわけです。もちろん安定しているし、長生きできるし、医療だって受け入れられる。けど社会、に所属する変わりに犠牲してるものがあまりにも多いという気がする、毎日毎日仕事しないといけない、常に失業の不安をかかえて、税金は増えるばかり・・・それが突き詰められると社会、と対決しないといけなくなる、あるいは戦争に行かされる、それは本質的には同じことです、自分の国家と戦うのか、国家の為に死ぬのか。
 
 そういう社会を改良したり破壊しようとするのは、ソーシャルアクティビティです、壊そうとしてたって社会、と関係をしてるわけだから、アンチソーシャルってのは社会とそもそも関係を無くそうとするってことです。隠遁者。ルソーが晩年に言ったコトバが思い出されます



 社会や政府というのはつまるところ抑圧である、それ以外ではない、それが軽いか、重いかの違いがあるだけで。
 

 確かにほとほとこの社会ってのに疲れ果ててしまったっていう感じがわかります、やれ20だから就職せねばならない、25までには結婚せねばならない、30までには子供を・・・あるいはちゃんとした職業を得て、年収500万以上でエトセトラ・・・・・・、ほとほとうんざり。社会というのは、~~せねばならない、しかないんです、要求ばかり、抑圧ばかり・・・



延命治療なんていらない、がんになったら、死、を受け入れる。
 つまるとこアンチソーシャルというのは、死、を受け入れるっていう生き方ですよね。食べ物が無くなったらそれを受け入れる、雨が降らなかったらそれを受け入れる、病気になったらそれを受け入れる、そうすることで、セカイ、と自分の新しい関係が生まれてくるんだろうなって気がします、このセカイ、は社会が無くても存在してるもので、空が青かったり、風があったり、海が広かったりすること、社会っていうフィルターじゃなくてそれを直で受け取ること・・・・



 そういうことの他にも、今の社会が早晩崩壊するとして見切りをつけてるってのもありますけどね、内戦やら政変、クーデタに巻き込まれるのもうんざりだし。たしかに過半数が老人で、常に年金と医療負担を減らせってパレードしてるこの社会、に属している理由がないのかもしれないですね、リターンが何もないじゃん、負債だけがうなぎのぼり、毎年どこかの国が破産しているこの社会。って。
 孤独なのは社会にいても同じだってのを知っているし。

2014年4月11日金曜日

さらば愛しきルパンよ  1980 lupin season 2 ep155 宮﨑駿  /  若者の戦場 ホムス 文明の崩壊 という時代

 ルパンのS2最終回、駿氏がやっておるってのを駿ファンでもあんまし知らないヒトがいますね、ああとアルバトロスも、でもたぶんそれだけじゃなくて、ほかのEPにもちょこちょこ参加してるって気がするのですけどね、作画のスタイルとかなんか色が違う、ってとこがあるから。


 I個人的判断ですけど30分のテレビアニメっていうフォーマットでは最高傑作ですね、これより濃密でガリガリに書き込まれた30分アニメなんて他にないです、内容もものすごいクオリティの高さです、最終回だからたぶん予算を3倍くらい使ってるんでしょうね、だいたい最終回とか100回記念はそういうふうに作られていますし。
 ただこぉいうふうに他の作家とかとの並びで一本だけ駿氏がやると、その実力が桁違いだなってのがまざまざとわかりますね、ほかの絵コンテ作家や、脚本家とか、全然レベルが違う・・・





 なんかパトレイバー2もこの延長だって気がするんですけどね、なんか空気感が同じです。ただガキにはさっぱし伝わらないよねw ここまで徹底的な自衛隊批判をテレビで見るなんてことは絶対に無いですし。+70年代以降の日本に生まれている世代には、体制ってのが、ほんとのところ市民の命なんて労働力としか見てない、いつでも裏切る、っていう感覚がまったくわかんないでしょう。けどなんとなくそれがわかるようになってきましたね、わかるように社会がなってきた。

 若者たちの戦場、ホムス、というドキュメンタリーがありました、つまるとこシリア内戦の最初から追って若者が反政府活動家、この反政府活動家って妙な言い回しですよねー、革命家ってまっすぐ言えばいいのに。革命家に若者がなってくって話しです。リアルな話です。軍隊のめちゃくちゃさにぶっ飛びますね、革命家だと思われるやつらは、家宅操作どころか、住宅破壊、あげく無差別殺人です。本当に、普通に自分の国家の市民とガチの戦争をしてる。めちゃくちゃとかいう次元を越えて、市民と国家というのはもぉ戦争状態なんだなって感じ・・・・・普通のニュースでも選挙に行くとテロなので殺されるから、選挙には行かせない、っていうのをやってました。唖然。


 ただ日本もそこまで転げ落ちるんだろうなって感じをリアルに感じますね、バシバシ肌で感じる、ここまで転落するんだ、明日の日本、日本にかぎらず、旧先進国のモデルケースとして、えげつない未来を見ることができますね。これから子供を育てようと思うヒトへ、あなたがたのガキが生きてく世界はこんな感じ、ってのを見せつけられてる。

 ウクライナ、ギリシャ、スペイン、台湾と、ガタガタと旧先進国の周辺から没落が始まってますよね、ただの政変とかじゃなくて、あれって没落なんですよね、旧植民地帝国文明がローマ帝国が滅びる時みたいに、ガラガラと衰退するんです。なぜと言われるとよくわからないけれど。まぁ簡単にいうと戦争出来ないからですよね、ローマ帝国は敵がいなくなってしまった、現代文明は核兵器によって戦争が不可能になってしまった。あとは腐り果てていくだけです、外への戦争が内戦へ転嫁していって自分自身と戦争するしかなくなってくる・・・なんで戦争できなくなると困るかというに、戦争して新たな土地を獲得すること以外に、ファンダメンタルの+は無いからです、量の決まったパイを分け合うだけ、パイの量は増えない。けれど人間は新たに生まれるし、生きてる人間は自分のパイを分け与える気なんてない、そりゃ戦争になりますわね。

2014年4月9日水曜日

みどりのマキバオー つの丸   1994

 Iはよく考えたらガキの頃に最後まで集めたマンガはつの丸作品だけでしたね。いっつも他は借りてすますだけだったから。あとスーパーマリオくんですが、これもまだ続いていて完結まで集めてはなない。いやスーパーマリオくん続きすぎだろw もう30年近くやってるのでは・・・月刊誌で50巻近く出るのはすごすぎです。


 Iがそんなにマンガを集められたかったのは99%予算の問題ですけど。


 しかしそんなIが全部買うなんてことは相当ハマってたってことですね。モンモンモンを全巻持ってるのなんて学校でIだけだったでしょう、モンモンモンってすげぇマンガで普通ジャンプって打ち切られたらそこでズバっと終わるのに、打ち切られてからもずっと単行本だけで存続して8巻まで出ました、7巻がすげぇ面白いのです。だから12巻でモンチャックがマキバオーに出てくるのですけどこのネタをわかるのは相当すくねぇですよね。つの丸と漫☆画太郎はジャンプの極北の2星ですよね。でもこぉいうぶっ飛んだ才能をひろってるところが、ジャンプの基本嫌いだけど憎めないとこです。よく連載何周年、で他の作家から絵を送られるってことがあるけど、つの丸、画太郎だけは、群を抜いてますものね。

 

秀逸w

 



マキバオーはだから相当思い出深い作品ですねー、13巻以降の第二部は集英社の悪いクセで人気があるうちは連載を続けさせようと、ストーリー的には簡潔してんのに蛇足を付け加えるわりぃやり方です、魔人ブウ戦と同じ、フリーザで終わっとくべきだったのに・・・。


 マキバオーもマキバオーとカスケードというこの一騎打ちで終わらせるべきでしたね、力石、カルロス・リベラ、ホセ・メンドーサ、なんて上手くいくケースはまぁ少ないですよ。それでも、ハリマオーあたりは、あら~~?って感じだったし。
 スラダンは山王でざっくり終わって本当に良かった。



 で今読み返してわかることは、やっぱ読み返すと違うものが見えてくるなぁーってとこです、ガキの頃はなんだろう、バックグラウンド的な部分、やれモーリアローの過去だの、なんだのってところなんてすっ飛ばしてはやくレース始まれ!って感じで読んでたけれど今は、おっさんの、みんなの夢を乗せて走るんだ、っていうところとか、ピーターⅡがワクチンにいい話をしてやるところ、チュウ兵衛が名言を吐くところにうるうる来てしまいますね、二着なんて負けと同じだ、一着を目指さないなら走る意味はないってとことか
 
 本当にさみしいのはあいつらに会えなくなるところだからな


っていうところなんて、うっときちゃいますね。


 そして今になってわかるにはやっぱチュウ兵衛がキーなんですよねこのマンガは、ガキの頃には全然気づけ無いトコでした。チュウ兵衛が死ぬなんて、ガキの頃はチュウ兵衛なんていなくても走れるだろ、って思ってましたもの、でも今はチュウ兵衛がいないってことの意味がわかるようになった。

 こんな重要人物が途中で死ぬマンガってのはなかなか今も昔も無いものなー。ワンピースでエースが死んだ!ってみんな騒いでたけど、仲間は1人も死んでないし、そりゃ他のマンガでもそぉです。暗くなりすぎるし、子供にはショックがでかすぎるものねー。禁じ手ではあります。禁じ手ではあるけど、キャラに感情移入しすぎて1人も死なせられないのもダメなんですよね、もののけがまさにそぉだったな・・・



 やっぱいまさらなのですが、マンガってのはいいですね、やっぱIは映画やアニメ、ノベルよりもマンガが好きだなー、マンガって面白いかそうじゃないかがなんでかわかんないけどすぐにわかるんですよね、パラっとめくるだけで、映画とかアニメだとパラっとめくれないから、最後まで見て、なんじゃこれ!!って二時間くらい無駄にするのに、小説はもっとひどいですし。シロウトやインディーズの映画や小説なんて絶対読みたくないけどマンガなら見して見してー!ってなりますものね。その見して―!って気軽に見れるとこがマンガのすごいとこで、ゲームやARやネトゲもっと高度なものは結局時間とカネがあるブルジョアにしか楽しめないから・・・・・純粋にメディアとしてマンガがやっぱりいちばん好きだなー・・・

 


 

2014年4月8日火曜日

john lennon GOD 1970  和訳 解説





God is a concept   
 神とは概念なんだ
By which we measure
Our pain
 それによって痛みというものを測るための
I'll say it again
 もう一度言ってやる
God is a concept
 神とは概念なんだ
By which we measure
Our pain
 それによって痛みというものを測ることができる


(センセーショナルというか、エキセントリックな出だしです。こんな衝撃的な歌はbob marley のhit me music 以来ですかね。アメリカというのは、今でも、キリスト批判はNGです、だって大統領が聖書にちゃんとプレジデントやるよー、なんて儀式が今だに残ってる国家なんですもの。それってかなり気が狂ってますよね、政教分離じゃねぇんだ、キリスト倫理にのっとり、国家を運営するって誓っているのだもの。そんなことをするのは一部のイスラム国家だけで先進国ではかなり珍しいです。それはやっぱりアメリカというのは戦争に負けたことがない(ただひとつの)国家だってのが影響してて、そういう信仰、や考え方、を誰かの力で改められるってことが一回も無かったということです、だから自分たちの考えが絶対に正しいと思っていて、実はそうじゃない、ということを考えることを基本的にはしない国です、しないで良かったというのか。
 イギリスも負けた事ないのでは?というのは間違いです、米英戦争というものがありました。それでアメリカは独立を勝ち取ってるわけです、民主主義国家同士は戦争しない、自由と平等の民主主義を守る為に戦うとアメリカは良く言うのですけど、米英戦争はじゃあ一体なんだったんじゃあ?っていうのは一切口をつぐみます、黒歴史なんですね。
 だからこういうふうに直接Iはキリスト教なんて信じないね、って言うのは、日本帝国で天皇は神じゃねぇって歌い始めるのと、形式的には同じです、特攻がやってきてボコボコにされることはないだろうけど、それにレノンはイギリス人ですし、ただ何言うねん、っていうドキドキ感はある。
 今の日本だと・・・、  オレの趣味は小学生をレイプすることだ、って歌い始める感じかな・・全然ちゃうかw)



I don't believe in magic
 魔法なんて信じない
I don't believe in I-Ching
 イーチン=易経  なんて信じない  (易経って今でも信じてるひとがかなりいるのですよ)
I don't believe in Bible
 聖書も信じない   (キリスト教批判だし、ユダヤ教批判でもあります)
I don't believe in tarot
 タロットも
I don't believe in Hitler
 ヒトラーも  
I don't believe in Jesus
 ジーザスも
I don't believe in Kennedy
 ケネディも  (ケネディ射殺は63年。アメリカ人以外にはケネディってのがどういう人物だったのかってことがいまいちピンと来ません。至極簡単にいうと、デモクラティックのルーズベルトが戦争中に指揮権を発揮、その後をついだトルーマンはまぁ、カリスマの二代目をつぐには器がちいさすぎたというか、原爆はありえねぇっていうかそんな感じでデモの人気がガタガタになり、次はアイゼンハワーです。リパブリカン、ハワードはつまるところ軍人、それもゴリゴリの軍人ですから、リベラルな考えなどあるわけないし、マッカーシーによる悪名高い赤狩り、共産主義者排除運動なども黙認したりと、まさしく軍人的発想で、政治をやって、まぁそんな体制、まさしく、体制、ですよね、だって国の代表が軍隊の指令官なんて、これもちょっと頭イカれてる政府です。二次大戦が終わったらすぐに冷戦、いつまで続くんだよ!っていうあまりの息苦しさにケネディが現れて(ここもちょっとわかりにくいけれど、アメリカ人感覚では二次大戦がおわってすべてめでたしではなくてすぐに朝鮮戦争が始まって、冷戦、ヴェトナムとずっと戦争続いてるのですよね)、ちょっとリベラル路線に舵をとって、キューバ危機を乗り越え、アポロ計画も初め、という形で、あぁやっと戦争のあとの若い世代が現れたなっていう感じなのです・・・対ヴェトナムで大失敗してデモはズタズタになるわけですけど)



I don't believe in Buddha
 ブッダも
I don't believe in mantra
 マントラも
I don't believe in Gita
 ギーターも  (ギーターというのは仏教以前のインドの哲学っつーか・・魔術みたいな本です)
I don't believe in yoga
 ヨーガも (ビートルたちはHELP、の後ぐらいに、なんか生き方考えなおそう、みたいな感じでインドに旅行にいって、がっちりインドの宗教にハマって、アイドルからミュージシャンへと変貌を遂げて戻ってきます。ビートルはアイドルとして始まったというのは結構大事です。しかし今でもビートルの曲、としてテレビなどで引用されるのは、ほとんどアイドル時代のビートルの曲です。それと行き過ぎたサイケとかコンセプト主義から基本に帰ろうとした、LET IT BEあたり。
 大衆はアイドルが好きなのです、アーティストは嫌い、自分よりも優れているから。アイドルを応援してやってるという優越感がないといけないのじゃないかな? それも当たり前で応援というのは自分より弱いやつにしか出来ない、強いやつを応援したって仕方ない)


I don't believe in kings
 王侯貴族たちも
I don't believe in Elvis
 エルヴィスも (ジョンレノンのガキの頃の夢は、Iはエルヴィスよりもビッグなスターになるんだ、というものでした)


I don't believe in Zimmerman
 ボブ・ディランも    (ディランの本名はRobert Allen Zimmerman。 ディランの曲は歌詞が素晴らしいだのというけれど、自分の名前もちゃんと言わないやつを本当に信じられないね、っていうあてこすり。歌詞や精神性が云々いうけれど、そんなのまどろっこしぃ、かっこつけじゃんか、ってのもある。もっとはっきり本音を言えよって、Iもそぉ思う。もちろん才能は認めるけれど・・・)

I don't believe in Beatles
 ビートルも
I just believe in me
 ただ自分だけを信じてる
Yoko and me
 ヨーコと自分だけを
And that's reality
 そしてそれだけが現実なんだ

The dream is over
 ドリームは終わったんだ
What can I say?
 他になんて言えばいい?
The dream is over
 夢は終わったんだ
Yesterday
 昨日は (倒置法になってるのはもちろんマッカートニーのYESTERDAY、ポールとも決別するぜってことです)
I was the dream weaver
 夢を見せるヒトだったけど
But now I'm reborn
 もう生まれ変わったんだ
I was the Walrus
 ウォルラスだったけれど (もちろん i am the warlus という自分の曲への自己批判?ウォルラスってセイウチのこと。オレはセイウチ  なんて曲は確かにサイケでLSDでぶっ飛んでなきゃ書けない曲です。そういうわけではこの曲はジャンキーからの脱却っていう歌でもあるのですね)

But now I'm John
 今はただのジョンだ
And so dear friends
 ねぇみんな
You just have to carry on
 自分の道を歩むんだ
The dream is over
 夢は終わったんだ



 

レノンはなんと1940年に生まれて80年に暗殺されて40で死ぬので年齢がわかりやすいことこの上ない。つまりこの曲は30のオトコ、がこれまでの自分、そして大衆、社会、と決別するって曲です。世界最高のエンターテイナーとして成功したオトコが、そんなものはもう全部いらない、もう終わったんだ。自分を信じて行くしかないよっていう、まぁ恐ろしくストレートでわかりやすい曲です。それだけにやっぱ名曲ですね。

2014年4月6日日曜日

happy end / happy end 1970

 http://toshi-kado.blogspot.jp/2013/06/reposted-happy-end-box-8-cd.html


 なんかおっさんたちはこれこそJ-ROCKの原点なのだ!と言うのでしょうけど、実際には違うと思いますね、今の音楽はもっとひどいもの。はっぴぃえんどみたいに音楽的にQを上げていこ―っていう路線はマイナー路線ですよね。音楽よりも、他のところでパブリシティーを取って、音楽は付属品として売っていこうっていうのが、いわゆる 日本 の音楽業界を作り上げています。だから日本の音楽、の原点はアイドル路線ってのを作り上げた誰かでしょう、詳しくないので知りませんが。ともかく日本はずっとアイドルで来たのですよね、今が特にそうってわけじゃなくて60年代からずっとアイドルアイドルでやってきたわけです。

 だからはっぴぃえんどは売れない音楽路線の一人者ですねw

 
 これは売れませんわw 出来が善すぎるもの。1970年だものなぁ・・・、やっぱでもこの年代は学生闘争世代ですから、どっかにただの音楽好きがすくすく育ったというのとは違う、影があるのですよね、大学が内ゲバで閉鎖、みたいなことで。どっかで裏がある。ダークサイドがある。それがでもやっぱ売れない音楽路線へ走らせてる理由でもあると思うのですけどね。ほんとこの団塊の世代って二面性のある深い人間ととんでもないクズの二極化だって気がする・・・
 
  後人への影響大、というけれど、たしかに受けたヒトは大だろうけど、明らか数が少ないですよね、だって今のヒトにはっぴぃえんどなんて言ったって誰も知らないもの。細野晴臣ですら怪しいとこですわ、YMOのベースで、ユーミンの初期でもベースなんだよ、っつっても。ふーん、ベース・・・、ベースって聞こえないよね。みたいな感じで。


 けどそれも若者のせいじゃなくて知る場所がねぇもの、テレビで昔の音楽特集というと、演歌と歌謡曲ですからねー。でも少なからずこっちがわのファンの年寄り世代だっているはずなのに、なんでそぉいう特集番組はねぇのでしょう?やっぱ劇的にマイナーなんでしょうね。

 
 ほんと日本人というのは基本的に音楽が嫌いなのだろうなとIはつくづく思います、珍しいですけどねそんな民族。生活の中に音楽が全然無いっていうヒトがかなりいると思います、アメリカなんてとりあえず音楽流しとけって隙間隙間に入れてきますけどね、バスケとかでも、ガンガンプレイ途中でもヒット曲が流れてる。日本ではありえないですものね、そんなん。甲子園の応援とかでもアイドル曲で、プログレを演奏するブラスバンドなんていないですし。

 あとまぁ値段高すぎ。よく45年くらい前のものを一切ディスカウント無しで売れるなぁ、その根性におそれいる・・・
 

 

無防備都市 rome the open city 1945

 イタリーのネオレアリズモ映画の傑作ということなのですが、映画的には、ありがち?なファシストVSレジスタンス映画です。
 
 ありがち、なのではなくてこの映画こそ、そのファシストVSレジスタンスという政治的で真剣なテーマを取り上げた最初の映画ってことなのかもしれませんね。だって1945年公開ですし。それまでの映画ってのは、ただの娯楽だったり、ミュージカルだったり、スケールの大きな昔の話しだったり。ともかく今、現代の政治的問題、社会的問題をグサっと言うっていうものではなかったわけです。それがこの映画から、むしろそういう映画じゃなきゃ、アカデミー賞はとられへん、みたいな状況です。戦争映画ばっかしじゃん、賞とるのは・・・って感じで。

 

そういうわけではやっぱこの映画、以後、以前では映画は変わってしまったわけですけど、それが良かったのかどうかはわかりませんね。堅苦しくて小難しいものになってしまった気もするし、映画が娯楽から芸術へと変貌を遂げたとも言えるし・・・


 しかしこれ以後、この手の作品は本当に死ぬほど作られてきたわけで、映画は戦争反対反対いいながら、題材を探して、はやく戦争よ起これって待っているニュース記者の矛盾みたいな状態に陥ってますよね。ワイルドなら嘘の衰退、っていう状況です。ドキュメンタリータッチ=偉い、みたいな固定観念があるもの、別に偉くはないのに。