2016年4月29日金曜日

1989 NEMO ニモ

 アニメ黒歴史というか、世紀の大失敗作ですね。アニメでここまでの大失敗ってのは珍しいです。巨額の予算を投入してアニメがアメリカ進出を目論んでアメリカ、日本の共同制作による長編アニメ映画を作ろうってわけで、やたらと豪華なスタッフ、テレコムチーム、宮﨑駿、高畑勲、そしてどういうわけかメビウスことジャン・ジローも参加する、はずだったんですが、頑固親父二人はたぶんディズニー調のくだらない話に嫌気がさして途中で逃走w
 カネを使いまくった挙句に空中分解という映画業界ではよくあるサイアクの状態に陥り、最後になんとかかんとか形にしたって感じなんです。
 メビウスに関しては一体どこにメビウスが参加してるのかちっともわかりません、飛空艇?メビウスらしさみたいなのは欠片もない。


 確かに50億円、普通の長編アニメの10倍くらいのカネがかかっているだけあって、すごく丁寧に、しっかりと作られているし、全作画っていうのですが、背景を含めて全部動画で描くというゲロ吐くくらいしんどいシーンが随所にたくさん、そしてどこのスタジオで撮影してるのか知りませんが、すごいハイスピードのパンとか、飛行船のセルハーモニーの綺麗さ、などなど、クオリティはものすごい高いです。が!!コンテもベタなカットばっかで流れが悪いし、ストーリー、演出、デザイン、全部ダメ。何がないって才能が無いです。努力もカネも、人材もたくさんあるんですが、才能が無い。才能ってのはほんとカネでは買えないもので、どんな大富豪でも、レブロン・ジェイムスにはなれないわけです、才能がなければ。だから才能ってのは高く売られるというわけで、じゃあ結局才能はカネで買えるんですが、才能人はわがままで自己中で嘘つき、プライドもポリシーもあってだいたいコミュニケーション力0ってのが相場だからいっつももめてぽしゃるってわけです。特に才能人を二人タッグみたいなのは必ず失敗しますよね、黒澤明と勝新太郎、とか・・・


 ディズニー調=くだらないってのも、戦後の話でして、バンビとかファンタジア、シリー・シンフォニーみたいに、アート路線ディズニーってのもあったのですけどね、ウォルトがアニメよりもランドのほうに興味が向かった後は、とんでもないひどい作品ばかり作ってました。このニモって作品もそのくだらない戦後ディズニー路線です。


 ものすごいよく出来てるのに、全く面白くない映画ってのの代表的作品ですね。たとえツッコミとして使ってください、ものすごいよく出来てるのに!全くおもんない!ニモか!


 いまとなってはニモというとファインディング・ニモっていうなんか金魚の映画のほうが有名なんで伝わらない率100ですけどね。まったくこんなの無かったことにされてるものなぁ・・・。


 映画が当たるかどうかってのはワタシが思うに映画自体の面白さは10%くらいで90%はプロモーションと流通みたいな問題なんですよね。だからコミック原作だとか、テレビドラマの映画版だとか、ゲームの映画版とか、少しでもプロモーションをたすけられるものしかもはや作れない、オリジナルなんてムリっていう状態ですね。だいたい他のモノと比較して映画の料金高過ぎるだろってこともあるし。1800円って!

 ワタシが最後に映画館でみたのは2013年ですもの。よく映画館は潰れないですねぇ・・、誰が見に行ってるのか。


 

2016年4月24日日曜日

2005 ロックマンX8 

 なぜ今ロックマン、しかもXシリーズ?っていわれるとまぁ困っちゃうのですが、X5,6,7とひどい出来だったらしいんですが、X8、これでいわゆるクラシックのロックマンシリーズは終わって、エグゼとかそういう別のロックに変わってしまったんですが。X8だけは出来が良いですよっていう話を聞いたので、やってみました。


 基本的にはロックマンシリーズとして何も変わってないのですが、ゼロとアクセル、もちろんロックマンことエックスと3キャラが使えて、オカネシステムで強化出来るってとこが新しいところですね。けどボスが8体にラストステージが3つと、すごく短いのでオカネ集めて強化するやつなんて殆どいないのじゃないですかね。エックスには特別に強化パーツがあるんですけど、攻略サイトなどを見なかったのでヘッドパーツだけしか見つかりませんでした、ほかにも隠し要素が豊富にあるみたいなんですが、初見さんはほぼわからん。


 ラスボスなんですが、かなり手強いです。アイテムを全然とってないってとこもありますが、E缶みたいなのもナシで戦うには相当強い、いや!強すぎる。ボス三連戦、なんです、シグマ、ラスボス、ラスボス新形態っていう、まぁありがちといえばお馴染みのやつなんですが、シグマ一人倒すのだってほぼ限界にちかいのにそっからまだ二連戦!? リトライを使えばラスボスからになるんですが、それを潔しとしないでボス三連戦、しかも回復なし、っていうストイックなプレイヤーからするとめっちゃ強いっす。

 かなり苦戦しまくった。ラスボスは最後に大技に入ったらこっちは狙い撃ちだけで終わるのですが、それまでがつらい。っていうか微妙にシグマが一番強かったです。シグマでどうやってHP残すかって戦いでしたね。シグマはいつからソードキャラになったんですか? シグマの縦斬りみたいなの一発食らったらリセットです。


 キャラが3人いますが、ゼロは使いたいけど使いづらすぎ。近距離技なんて当たらない。というわけで主力はアクセルになると思います、斜め打ちが出来てオートで連射というロックマンのチートみたいなキャラなので、アクセルしかねぇだろって感じ。唯一の弱点はホバリングは使いにくいってこと、二弾ジャンプのアクセルがいれば・・・
 ロックマンこのゲームでは溜めの時間がめっちゃ遅い。これではガードブレイクできん。セリフも殆ど無いし空気化しましたね。ゼロとアクセルしかしゃべってません。

 ロックマンらしくクリアするだけなら2時間で出来ます。まぁ技量しだいだがなw 

 ロックをワタシはX5,6,7を除いて無印も全部クリアしてるのでロック通だといっていいと思うんですが、シリーズが終わった今になって思うに、結局イエローデビルを超えるボスキャラは生まれなかったですね。あの攻撃パターンと手に汗感を与えてくれるアクションゲームのボスの傑作、あの攻撃パターンを超えるのは結局無かったんでしょうねー。あのふてぶてしいデザインも忘れられないものな~~。ゲーセンCXでも名ドラマを作ったイエローデビルです。

2016年4月23日土曜日

1954 指輪物語 Lord of the rings JRRトールキン

 小説版のほうです。と注釈をいれないといけませんね、映画があまりにも当たったもんですから。ワタシアニメーション版を最初に見たことがあります、ちっとも意味がわからんかったです、実写?3DCG映画も見ました。けどなんかそれほどハマらなかったというか、やっぱしよくわかりませんでした。
 でも海外ではLORの人気はすごい高くてファンアートとかも一杯あるのですよね、一回小説のほうも読んでみようと思ったわけです。実はLORはホビット、という小説の続編としてかかれていおります。
 というよりもトールキンが創りだした架空のセカイのお話のひとつ、なんですね。

1954年、ってかなり新しい小説なんですね~、わたしは小説というと戦前のものしか殆ど読まないので疎いです。なんで戦前の小説しか読まないかというのは、そりゃ古典落語しか聞かないのと同じ理由ですね。年数の生き残ってきたものってやっぱ生き残ってきた理由があるものです。

 ちなみにLORD OF THE RINGSという原題は指輪物語、とは全然違ってて、指輪を統べる指輪、という意味です。指輪の中のLORD、主であると。日本人はROAD OF THE RING、と勘違いしてんじゃないですかね。指輪の道、みたいなこと。RINGS、という複数形なところに意味があって、20個の魔法の指輪があってそのすべてを支配する、闇の王の指輪をエルフと人間の王(イシルドゥア)がサウロンから奪ったのだけどそれを失くしてしまい、ひょんなことからスメアゴルがそれを拾ったっていうところから物語が始まります。

 でもちょいまって、その闇の王の指輪が20あるんですが、それがエルフ、ドワーフ、人間に分配されてんですけどその指輪を作ったのはサウロンなんですよね。なんでそれを種族に分け与えたのかっていう説明は一切ありません、闇の王は気前が良かったの??
 そこがワタシがずっと納得いかないとこだったのですね、それとこういう20の指輪があったら、それぞれに能力があって、それを駆使して戦う、みたいな話になりそうなのに、結局出てくるのはその王の指輪、つけると姿が消えるというその指輪しか出てきません。なんだろ・・じゃあ指輪一個でよくない?って思いますね、なんか最初にたくさんの指輪が種族ごとに与えられたっていうのを思いついちゃってそれを最後まで残しちゃったって感じなんですかね?
 
 って思ってたのですが、シルマリルリオンという指輪物語の過去の物語というのがトールキンの死後に出版されてるんですが、それを読むとすごい納得しました。納得したというか意味はわかりました。話せば長いんですけどサウロンが一時期エルフ側にスパイ的に入ってた時期があってその時にエルフと一緒に作った魔法の指輪がサウロンが勝手にそのすべての指輪の力をひとつの指輪でコントロール出来るようにして、その指輪を持っていってしまったっちゅうわけです。


 海外の物語って結構スロースタートですよね、最初のどうでもいい場面がすげー長い、ハリポタもそうでしたものね、それで途中でやめたって人も多い、ドストエフスキーとかもそう、途中まで何の話なのかちんぷんかんぷんってことがよくある。そういうスロースタートな物語を拾い上げて、これはホンモノだって見極める編集者がすごいと思いますね、日本の出版業界はクズの集まりなので、特に昨今は、すぐにヒキ、がない物語はゴミ箱行きです。ハリウッド映画とかでもそうですね、オープニングに見せ場を作ってヒキをつくる、007とかまさにそう。映画が始まってすぐにカーチェイスがあり、一通りアクションがあって、そっから物語が始まる。たまにそういうヒキ、がすごいあざとくて吐き気がすることがあります。物語が腐ってるっていうんですねそういうの・・。本来の形でいうと最初に素材をばらまいておいて、あとでだんだんそれがつながってくる、っていうスロースタートが物語、ってものの本来のカタチではありますね、最初にガツン!とくそっ腕もってかれた!みたいな始まり方はキワモノです。が!今ではそうじゃないとつまんないってすぐに言われちゃいます。


 さて映画版と小説版ストーリーはほぼおなじなんですけど小説版を読んでなるほど、とかえ~、みたいなことが結構あります。カットされたシーンなどもかなりある。例えば

・フロド・バギンスは50才。指輪を持つと年をとらなくなる為見た目は子供のママ。ビルボも100才以上なのだが指輪の力で若いママであった。50才!?せいぜい20才ぐらいの俳優使ってましたね、まぁ年を取らないんだから見た目はいいとして、精神的にもガキみたいに映画は作られてましたね。でも連れのやつらもガキばっかじゃん、ほんとはとっつぁんぼうやとガキの連れ三人だったのですね。だからフロド様!って旦那様扱いなのだ。それにしたってもうちょいオトナっぽい俳優にしたほうが良かった気がします、フロドが指輪を譲られて年をとらなくなったもの33才で、見た目の年齢は33才の設定です。

・序盤に出てくる馬に乗った変な黒いやつらがいましたね、一体あれはなんなんじゃい、ってずっと思ってましたが。あれはサウロンに指輪を与えられた人間の王たちが指輪の力でダークサイドに堕ちたものなり。そーだったんだ!!じゃあその指輪をつけてりゃいいのに、それだとわかりいいのに・・・。それと黒の乗りて、ナズグルは最初馬に乗ってたのに後半は鷹?に乗る。・・・最初から鷹に乗ってりゃすぐにつかまえられたんじゃないの・・・。
 ナズグルの王は指輪をサウロンから奪ったイシルドゥアの成れの果てらしい。

 また小説版は指輪を燃やしておしまい、じゃなくてそっからのエピローグ的なものが相当なページ数あります。ホビット村に帰ったホビット達が村がゴロツキに支配されてるのを解放したり、サムが結婚したりと。映画版ではアラゴルンとアルウェンのシーンが結構ありましたが、小説にはアルウェンはいきなり登場しただけです。
 それと小説には、ローハンの女王がナズグルの王と一騎打ちして、ピピン?が止めを刺すというシーンがあります。映画だとサムとフロドじゃないほうのホビットはちっとも活躍しませんが、小説では四人は相当活躍シーンがあります。特に女王とナズグルが戦うシーンはこれはカットしないほうが良かったんじゃないの?そうじゃないとオンナが活躍するシーンが一個もないですから。


 さてLORが20世紀最高のファンタジーと言われてるみたいですが、確かに出来はいいと思いますけど、これが最高傑作なんだとしたらまだまだ後進にはやるべきことが残されてるって思いますね、もっとこうすればいいのにってとこが一杯ある気がする。それにファンタジーってのは歴史が長いようで浅いですからまだまだ出来ることが一杯ありそうですね。オデゥッセイアとかファウストをファンタジーにカウントするとややこしいことになりますけど。

 ただまぁ小説の限界、ではあるかもしれません。ファンタジー小説、としては確かに最高傑作なのかも。コトバで説明してもわからんわ!って思うし。

 読んだ後の読後感なんですが、こんなずっと歩いてて疲れた、歩いてて疲れた、っていう歩いて疲れた。っていう描写が多い本は無いんじゃないですかね。移動シーンがものすごい手厚い。普通移動なんてぱっと終わらしちゃうものですけど、歩く、っていうのが非常にクローズアップされてます。ほんとに遠いのだ、って身にしみるように書かれてます。それってナイスなところかもしれません。冒険の旅っていうと楽しそうだけど、歩いて旅するってことは死ぬほど疲れるし辛いってのを伝えてくれます。何かそういう経験があったんですかね、トールキンに?

 けど確かに旅はやっぱ歩かないとダメですよね。オカネ持ちのクズどもは飛行機でリゾート地を回って旅とか言ってますけどそんなん旅じゃないです、ただのカネも無駄遣いと土地破壊です。自分の足で歩くってほんとにすごい大事なことだと思います。

 けどピンチになるといっつも鷲が助けに来て遠くに運んでくれます・・・・

最初っからこいや!!!ビューンと飛んでいってぽいっ投げりゃあ終わりだったんじゃねぇか!


 

2016年4月22日金曜日

DEATH of Prince  プリンス追悼

プリンスが死んだんですってね。プリンスってあのアメリカのミュージシャンのプリンス。
 ボウイにつづいてプリンスも、うぉうち!

 ワタシそれほどプリンスのファンってわけでもないですが、57才ですって、むぅ・・・若いってこともないけど、最近の感覚でいうと若いですね。いやはや。BONO マドンナ、あたりも同世代ですもんねー、いやはや。

 死因はインフルエンザらしいです、まじか? マイコーもかなり前に亡くなったし、80年台ミュージック・シーンはどんどん死んでいきますなぁ。怖いですね。

 まぁでも散り際の綺麗さを考えるとちょうどよい年齢だともいえますね、70、80になって耄碌してんのをヒトに見られたくねぇもんだ、他人に迷惑をかけますしね。


 プリンスっていうと流川楓がヘッドフォンで聞いてた音楽がプリンスだったんですね、スラムダンクでアーティストが言及されることなんてほぼ無いので、珍しい設定でした。プリンスかぁ・・・って思ったもんです。


 ただワタシとか90年台のグランジ世代っつーのか、BRITPOP世代ってのは、80年台=めちゃめちゃダセー!ってとこからスタートしてるんで、やっぱなんかフクザツですね。商業主義にどっぷりつかったバブリーな世代ですから、この今の50~60才ってやつは。はっきりいってクズが一番多い世代だと思います。まぁそんなことはどうでもいいですね


 RIP

2016年4月21日木曜日

1984 terminator ターミネーター 

T2 っていうふうにターミネーターは2がヒットしたシリーズモノの代表ですよね、初代よりも2のほうが当たるってのは普通は珍しいケース。2で他にヒットというと、ランボー2、ロッキー2・・ダイハード2?ってとこですかね~。

 ワタシ無印のターミネーターたぶん以前に見たことあるんだろうなと思ってたら完全に初見でしたね、まったくキヲクに無かったです。ターミネーターが溶鉱炉に落ちてくのはあれはT2のほうだったんだ。無印版はでもそれほどヒットするなんて夢にも思って無かったのか結構チープな作りっていうのか、B級映画っぽい香りがしますね、まず俳優が無名ばっかですし。

 でも映画としては良く出来てる気がします、よくまとまっています。シナリオの整合性がムチャクチャで有名なターミネーターですが、まだマシなほうです。
 ミライが悪いミライである、っていうディストピアものっていうのはブレードランナーが走りなんですよ、っつーかこのころのハリソン・フォードが乗りに乗りまくってますね、スター・ウォーズ、インディ、そしてブレードランナー、すげぇっち。ブレードランナーまた見たくなってきました。ターミネーターもそれを踏襲してます。
 このミライは頽廃していて、ミライが無い。っていう感じ。切迫した感じ、セックス・ピストルズじゃないけどNO FUTUREな感じ。これが世紀末イズムでして、だいたい1980年頃から世紀末主義っていうのがあったと思うのですよね、すごいワタシはこの世紀末感。が大好きなんです。



 キャメロンのカット割りってハリウッドではでも随一だと思いますね、カット割りというかカットのタイミングと構図の取り方。すごい上手、これってほんと才能で映画監督ならではの才能、才能というか能力に近いですね、生まれ持ったものです。わたしはだいたい映画は1.5倍速で見るんですけどキャメロンの映画はノーマルスピードでも見れる。つまりスピード感がカット割りですでについてるんですね。理屈じゃなくてそうなんですからそうなんですねw これってこうしろって言って出来るもんでもないし、ルールみたいなのもないんです。切り返しのカットは3フレームにしろ、とか、動きのないカットでは何秒、みたいなこっちゃなくて、感覚的に、ここ、これ!こう!ってやるしかないもんです。

 

ルーカスとスピルは観客の望むものを作るっていうプロフェッショナルな作りですが、キャメロンはハリウッドの割にはちょっと我が強いというのか、エゴイスティックですよね、オレが好きなものを作るんだこのやろうっていう。まずヒロインがいっつも可愛くないっていうのか、ブサイクってわけじゃないけど・・、キャメロン独特の趣味。そいでハリウッドにしてはトーンがダークっていうのか、暗いっていうのか、シリアス・・・、武器ヲタクっぽいニオイ。軍ヲタ、っていうのか。ともかくヲタク寄りのセンス。グロの描写もなんか痛痛しぃ・・・。

 グロっていうのは絶対ダメってわけじゃないけど使いドコロですよね、ここ一番で効果的に使いたいものです。ただのスプラッターみたいなのはワタシは大嫌い。



 ルーカスやSPはまったくどうしようもないクズみたいな映画も作ってますが、キャメロンはそれにしても平均点以上は毎回叩いてます、優秀。商業映画業界で一番能力的には高いんじゃないですかね、資金集めとかそういう総合的な能力も含めて。好きか嫌いかでいうと、そこまでワタシは好きじゃないんですが、ともかく優秀なヒトですね。
 なんでワタシがキャメロンがそこまでかっていうに、なんか愛嬌が無い気がするんです。可愛気がない、あんた可愛気がない子ね!って嫌なババァみたいな感じで言いたい。あとデザインのセンスがイマイチかなぁ・・・と。どうですか?やっぱ趣味が合わないんでしょうね。アバターにしたって、デザイン・・・これかぁ?ただやっぱ趣味の問題なんでしょう、これだ!って思うヒトもいるんでしょうし・・・・。そうキャメロンの映画って服がダサいってのもある気がします。なんでそんな服なの!?ってくらいダサい。わざとそうしてるのか知りませんが。汚しがやってあるとかそういうことじゃなくて、服のセンスがダサいんです。

 後サラのトモダチがずっとカセットプレーヤーで音楽を聞いてるのは時代ですね~。この時代からみんなポータブルで音楽聴くようになってほんとこれは生活が変わりました。サラが公衆電話を探すシーンも。携帯でガラリと変わった。携帯ってほんと映画には天敵で、いちいち、電波が通じない!っていう説明シーンを入れなきゃいけなくなってほんとテンポが悪いです・・

2016年4月20日水曜日

1983 star wars return of jedi  スター・ウォーズ ジェダイの帰還

 第一シリーズの完結編です。映画としてはこれで終わってますね完全に、7が作られましたがまたハリウッドの悪い癖で晩節を汚すというのか、少しでもカネになるなら死体でもむしゃぼり食らうというか・・・。



 けどワタシの感想なんですけど映画としてはこのエピソード6はすごいイマイチですね。CGは長足の進歩でしてフルCGのクリーチャーも出てくるし、いろんな、とくにアーキテクチャーの描写はスケール感がぐっと増しました。CGってのは建築にはすごい向いてるんですよね、無機質なものはCGでも全然違和感ない。むしろフォトリアルよりも綺麗です。


 ただスカイウォーカーとレイアの老け方が尋常じゃないw おっさんとおばはんが何をしてんだって感じです。そういうわけではやっぱハリソン・フォードって老け方にも味があるっていうか、いい年の取り方をしてます、そりゃスターになるのもわかる。まぁいろいろメスでがちゃがちゃやってるんでしょうけど・・・。それにしたってハリソン・フォードは表情に幅がありますわね、他の二人はなんか演技がバタ臭いっつーのか。けどシリーズ物なんで途中で変えるわけにもいかずってことなんでしょうね。しかも大作ですんでどんどん製作期間が長くなって・・みんなおっさんになってしまうという。実写ってのはそういうとこもツライですね。


 それとなんでしょうね、ストーリーが都合が良すぎるっていうのか、あまりにも予定調和っていうのか、娯楽作品なんだからそりゃ予定調和だろって思うんですけど、それにしたってちょっとニオイますね~~~。結局のところ、レイアとルークは双子の姉妹で、最後には親父のアナキンが息子への愛を取り戻してめでたしめでたしってことなんですが・・・、そのなんでもかんでも家族愛でお定まりをつけようってのがちょっと気に食わないです。ワタシがただ家族モノがキライってのもあるんですけど、この実は親子だったのだ!実は姉妹だったのだ!!ほらすごいでしょ!?みたいなネタはもう金輪際禁じ手にして欲しいですね、うんざり。だからあなたは運命の子で、ものすごい力を持ってて・・っていう。結局全部生まれかい!っていうのですか。ベーダーにしたって、じゃあ最初っから息子を助けろやい!って思うだけですね、いざ目の前で息子が殺されそうになったら、正気になるって、ただの意思の弱いダメおやじですもの。

 主要キャラには全然弾あたんねぇし、もっとこうこうだから弾が当たりませんっていうのが必要ですよね、当たらないから当たらないのだ!って感じなんですもん。


 そのアナキンがただのダメおやじじゃないんですよ、ってのがエピソード1,2、3で描かれてるんですが、確かにそれは必要ですよね、ほんとこれだけだとアナキンはただのダメなヤツです。


 それと他にも禁じ手で実はオンナだったのだ!っていうのももう100年は封印したほうがいいですね。もう誰も驚かないですよ。FF5のファリスでおしまい。


 実はふたなりだったのだ!実はゲイ、バイ、レズだったのだ、はまだちょっとアリですね。じつはふたなりだったのだ、っていうのは商業映画ではまだ使われて無い気がする、出し方が難しいですけどね、ただのエロになってしまう可能性大、でもキレイにハマれば面白いと思う。ビアンもそうですね、ゲイだってカミングアウトするヒトはもう今ではコスプレイヤーと同じくらい市民権を持ってますけどビアンだって明言するひとはまだまだアウトサイダーっていうのか。大衆、には受け入れられてません。バイもそうですね、ただのヤリマンみたいに映ってしまいがちだし。最後のマイノリティって感じです。

 特に上にも書いたようになんでも家族愛でめでたしめでたしにしたがる欧米の風土では、ビアンってのはナシナシのナシなんでしょう。子供に冷たい♀は最低のクズっていう扱いですから。でもやっぱ子供がキライな♀だっているでしょそりゃ。


 全体としてなんかテンポも悪いです。あまりにも巨大なプロジェクトになりすぎたんですかね。ワンシーンワンシーンにはここには才能のあるアーティスト使ったな、とかこの背景作ったヒトすごいな、っていうのがたくさんあるんですけど、オールスターの寄せ集めみたいで統一感に欠けますね。特に最初のチューバッカがうんぬんってくだり必要だった・・?ワタシなら全カットですね。

2016年4月18日月曜日

尾崎豊と 貧しさ と 孤独 とリアリティ

 今尾崎豊の音楽を聞くブームだったのですが。今の若いヒトにはどうなんでしょうね尾崎豊って。中二病、っていってなんていうんだろうな・・・まっすぐな感じとか熱い感じをバカにするのが流行ってますね、こういうのて流行り廃りですから、熱くて真剣なものが刺さるときもあれば、クールでスローなものがもてはやされることもあります。今は完全に底を打ってる感じですね、情熱的で真剣なものって。
 勘弁してよ、そんな暑苦しいのっていう感じでしょう。もしくはヘラヘラ笑いながら真剣な人間をバカにしつつ見世物として楽しんでるっていう調子。今底を打ってるとしたらまただんだんそういう真剣なものが流行ることもあるでしょう。学生運動なんて明らかにそれだったんですよね、真面目で熱い感じのものが大流行した。そっから70、80年台はディスコブームってわけで軽薄で表面的なものへと流れていって、尾崎豊っていうのはそういうディスコブーム的なバブリーな時代からまた、世紀末文化っていうのか、真剣なものへとっていう動きの中のパイオニアだったって感じなんですね。

 最初の3つのアルバムはすごい名作だと思います、こぉいうのがキライってヒトはいますけど、それでもやっぱよく出来てますし、本当、が何かこもっている気がする。けどそっからはまぁひどいもので、尾崎豊の歌って、貧しいけどホントの愛を探して生きて行こう、夢を捨てないで、がんばっていきまっしょい。世間は認めてくれやしないが、くじけないぞ。ってのがほとんどすべてなんですが確かにそれってやっぱいいメッセージで、シェリーに代表されるみたいに、胸に刺さります。



 でも実際に夢を叶えて金持ちになってしまったら一体何を歌えばいいんだ?っていう問題がありますよね。キミと一緒に生きていくよ、って、そりゃ生きていけるでしょ今では大金持ちなんですし。やりたきゃリゾートに旅行に行ってダラダラセックス三昧も出来る。一日中抱き合ってたいなら別にできる。夢を追うには孤独もつきものだ、といっても、もはや夢を叶えたし孤独じゃないでしょって話です。カネさえあればまぁクズかもしれませんが、ヒトは寄ってくるもんです。



 歌手じゃなくても、お金持ちになって結婚して家族も出来て、何不自由なし。一体そんなヒトって何を表現していくつもり?って思う、芸人とかでもそうですけど、金持ちで家族思いの幸せな人間が面白いことを言うとはとうてい思えない。妬みだ、ココロが狭いなって言われるかもしれませんが、確かにそうかもしれませんが、かといってそれだけではやっぱない。、実際表現者ってやつは金持ちで結婚したら何も言うことないんですよ。

 もちろん磨き上げられた技術を売り物にしてんだったらそれでもいいです。クラシックのピアニストなんて結婚してようが金持ちだろうがどうでもいい、技術だけを見るから。けど歌手や芸人や作家はそうじゃないですよね。
 ひどい自己矛盾なんです、諦めずに夢を追いかけろといいつつ、夢がかなったらもうアーティストではいられなくなる。

 金持ちになったアーティストの取る道というとだいたい同じで、やれ社会の平和がどうとか、環境がどうとか、そういう糞みたいな話です。はいはいはい、生活に苦労が無い人はいいですねー。でもこっちは日銭を稼がないといけないんで森を燃やして水を汚して誰かを殺して生きてくしかありませんわ、すんまへんなって感じです。
 殆どの金持ちがそう、トム・ヨークにしたって坂本龍一にしたって、BONOにしたって井上雄彦にしたって、好きだったアーティストがそういうくだらないことを言い出すとほんとにがっかりしちゃいますよね。好きな人間が堕落してクズみたいになっていくのを見るのはしんどいもんです。なんでこのヒトこんなリアリティが無いことを言う人になっちゃったんだろ・・・って思う。

 人生ゲームでいうともう上がり、最後のコマのところなんです、あとはルーレットを回して利子を増やしていくだけでもはや何もおこらない。あるいは魔王より強くなっちゃった勇者なんですね。あと一体なにをすればいいの?って話。もうクリアしちゃってんです、ゲーム。もう同じプレイヤーとして遊べないよ・・・。
 

 そういうダメになったアーティストがもう一度輝くことがあって、死ぬってことが間近に迫ると、最後の最後に何か光るモノを産んだりします。ただでもやっぱアーティストってのは貧しさと孤独ってのをやっぱなくしちゃいけないんだと思いますけどね。ドストエフスキーは賭博狂で借金大王で、いつも追われるように作品を書いていましたし、まぁもとテロリストで務所上がりっていう過去もあるんですが、でもどっかわざと自分をリアルなところに置いておきたいっていうとこがあったんだろってワタシは思います。わざとそういう状況に追い込んでみるんですね。太宰もそぉ、どっかで自己演出なんです。
 


 超簡単に要約するとカネとオンナは麻薬なんかよりもよっぽど人間をダメにするってことなんですが、みんなカネとオンナが欲しくて頑張るわけで、矛盾なんですよねーどうも・・・。といってオレはカネもオンナもいらないっていう聖者もこれはこれで面白みが欠片もない。難しいですね・・・。どっかで新しいコトバを吐く人間ってのは、そういう運命をやっぱ与えられてる人間だけなんでしょうね。

2000 2008 サモンナイト 

 サモンナイトの初代のリメイク版。
 どこがオリジナルと違うのかわかりませんが、プレステって起動が遅いしCDカタカタいうのでキライだったワタシにとっては携帯機でのリメイクありがてぇです。

 さてサモンナイト初めて、ってヒトはワタシも含めてこのゲームちょっとクセがあります。シュミレーションゲームの主人公って言ったら普通前衛のゴリゴリのナイト、っていうのが相場でして、そういうつもりで育てると、主人公は召喚士ってことで超後衛タイプだとわかって愕然とします。アタックとか育てても意味なし!!まぁ別にやりたけりゃ前衛でも戦える召喚士に育てることも出来るけどやっぱ無駄ですね。

 このゲームは主人公ゲーでして、ユニットとしての主人公のスペックは圧倒的。1人だけ全属性が使えて、リミットブレイク的な能力もあり、どう考えても主人公を育てるほかありません。
 召喚獣、がサモンナイトなので(ナイト??・・・サモナー・・・サモンナイトのナイトに当たる部分はどこなのかわかりません。サモナーしか出てこないぞ?サモンナイトなら主人公は剣を持てる召喚術師のはずなのに実際には短刀しか持てません、持てる主人公もいるのかな?)
 ともかく召喚術が大事でして、というか召喚術しか無い。しかしこの召喚術が曲者でいちいちグラフィックが長いのです。ただのホイミ的な初歩の回復でもいちいち召喚して、術を使って・・みたいなのがあって非常に鬱陶しい。よってアイテムと肉弾戦だけで戦うハードエッジなスタイルも可。
 召喚術、も大事なんですがユニットとして、召喚。も出来るのです。しかもレベルアップ出来るし育てる事もできる。ただ数が多いしどんどん次々新しい召喚獣を呼べるのでどれを育てていいかビギナーにはちっともわからぬ。
 ネタバレをさしてもらうとこのゲームは気に入ったキャラを育てていくってゲームではなくて、強いキャラがどんどん加入するので育てる必要はありません。ただ主人公だけをバキバキに強くすればおっけーです。特に後半になってくると前衛的な能力もありつつ遠距離攻撃も召喚も出来るみたいなのが加入してくるので前半の味方はお払い箱でやんす。ただアカネというくのいちだけは特別扱いなので使うのがよろし。ワタシが思うには肉弾戦ユニットではアカネが一番強い。戦士タイプは移動力が低すぎて戦闘に参加出来ません。アカネは高低差無視、戦闘不能回避みたいなおそるべき術を取得します。そして苦無と忍刀のダブルスタンバイも優秀。

 そしてたぶんDSの追加要素なんですが、タッチペンで召喚獣と仲良しポイントみたいなのを上げれば限定解除的な強化が出来るんですが、これもまた超曲者でして、そんなんわかるわけねぇだろ!ってくらいノーヒントな上に、アイテム消費がはげしくて殆ど仲良くなることなんて不可能です。特に魔法陣はえぐいくらいイミフです。攻略本無しでは到底無理。たぶん殆どのひとは一切召喚コミュはやらないで終わる。
 別にそんなことしなくても、装備をキチンと固めればゴリゴリに押していけます。こういうシュミレーションゲームでは遠距離攻撃がめちゃ強いってのがだいたい普通なんですが、そこまでの遠距離攻撃優位性はありません。なんにせよ射程が短いし、ジョブチェンジ的システムは無いので弓矢部隊、みたいなことは出来ません。

 そして肝心のラスボスは全属性耐性があって召喚獣が効かないというオチがつきます。無属性のガイアマテリアルが一番効く。あとはビリオンデスでタコ殴るべし。散々召喚獣増やしたのに・・・。基本的にはヌルゲーなんですがちょっとラスボスはやや強です、ザコを全部倒さないと攻撃が効きません。




2016年4月16日土曜日

Desmume  高速化

 Desmume というのはDSのエミュレータなんですが、デフォルト設定だとものすごい遅いです。なんでやねん、ってくらい。PS2のエミュレーターよりも遅いとはこれいかに。スペックを抑えて誰でも手軽に、がコンセプトのDSなのに激遅。

 でも爆発的に改善するほうほうがあります。Emuleter settingの右下のソフトウェアなんとか・・のチェックを入れてみてください、劇的に快速になります。
 しかし動作がちょっと不安定になるので必ずセーブしてから!データが吹っ飛んでもしらないぞ!


 倍速プレイになれてしまうと実機でゲームやるのはもうしんどくなってしまいます。もしリアルライフに倍速モードが追加されたら・・・。ARでそれは可能になるんでしょうね、倍速化する。人間の脳は倍速モードについていけるのか、オーバーヒートして死んでしまうのか。誰で実験するのでしょうかw

 っつーか市販のゲーム機にも倍速モード追加してくれりゃあいいのに。でもまぁオーバークロックで故障とかバグとかのクレーム処理が面倒だからやんないんでしょうけどね。ほんとバカ消費者と糞法律家がセカイを住みづらくしやがる。立川談志じゃないですけど、おらぁ一般人とは付き合いたくねぇよ。


 エミュレータはちゃんと自分で買ったソフトでやりましょう、とだけ言っておきます。どうせ最近のゲームは値崩れが早いですからね。

 昔はスーファミのドラクエなんて数年たっても6000円とかしてましたし、新品で一万円くらいしました、いまだと信じられないですよね、ゲームソフトで10000円!?ガッデム!庶民は干上がっちゃうよ!!

  バブルだったんですわ。あのスーファミのカセット自体が高いんだって言ってましたけど。それでも爆発的に売れてたしなぁ・・・。でもセカイはどんどん進化して科学は進歩するとかいいながら30年前くらいのほうが物価が高かったってのは不思議極まりないですよね、退化してんじゃん。って思う。テレビドラマとかもそうですよね、退化しまくってる。文明はどんどん進歩してるっていいますけど、たまにほんとか!?って思いますね。

2016年4月15日金曜日

1981 インディ・ジョーンズ raiders of the lost ark ロストアーク

 インディ・ジョーンズの一作目です。割と知名度低いのじゃないですかね、あの聖杯、のほうがよく金曜ロードショーでやってた思い出があります。ワタシこのレイダースは初めて見ましたね。見た気になってた。


 ハリソン・フォードは1942年生まれなので、当時まぁ40くらい。結構なおっさんですが、アクション俳優として頑張ってる。やっぱ欧米ってのは、オトナ社会なんですよね、日本ならそんなのありえないもん。主人公は10~25でほぼ決まりでして、おっさんが主人公の物語なんて無い、あるとしたら何か特別なもんです。座頭市みたいな感じ。マンガで40のおっさんが主人公のアクションマンガなんてなかなか思いつけるもんじゃない。あえてそれを狙った、ってことでなければ。
 欧米は敢えてそれを狙ってるわけじゃなく、ヒーローとしておっさんを選ぶわけですね。レオ様にしたってジョニー・デップにしたって相当なおっさんです。
 やっぱ感覚が違うんでしょうな・・・。

 三船はおっさんの時でもヒーローでしたがそれでも全盛期はやっぱ若いころでしたものね。銀嶺の果てっていう映画の若い頃の三船はびっくらこきまろってくらいむちゃくちゃかっこいい。日本人で一番かっこいいです、ワタシの感覚では。なんだこいつ!むちゃくちゃかっこいい!っていうレコード記録は超えられませんね。あとBENDSの後期くらいの金髪ショートだったころのトム・ヨークですね。ワタシのカッコいいランキング一位は。OK COMで短髪になったときはショックでした・・・。ワタシの思うかっこいいはそういうわけで、今でも痩せ型、青い目、金髪ショート、背はあまり高くなくて175センチくらい、トムは167くらいしかないみたいですけど。もうちょいいるかな。

 かなり論点ずれましたけれども、レイダースがあんましテレビでやらないわけがわかりましたね。ユダヤ教びいきがいきすぎていてちょっとわかんない、ついていけないってとこがかなりあります。まぁハリウッドってやつはユダヤ人ばっかしなんで、ユダヤ人はいっつも良い奴、ナチスは人間のクズっていう図式は絶対に崩れません。実際は・・・・。


 まぁ別にいいんですけど、特に最後にアークの力が発生すると神の罰によってナチスのやつらは全員やられちまうっていう、ムチャクチャなオチなんですが、これは普通のヒトからすると、えーー・・・って感じですよね。夢オチと同じくらいダメです、最後にカミサマの力で全部まるっと解決ってのは。じゃあ今までのなんやってん、ってことになりますので。


 でもそんなの実際はどうでもよくてアクション映画としてボーーーーっと見る分にはやっぱちゃんとできてると思います。ことごとく計算されてるっていうのか、こういうのが好きだろ庶民ってのは、こういう展開がいいだろってのをキチンキチンとこなしています。プロフェッショナルです、非常に。売れる映画はこう作れっていう教科書ですね。



 まず映画の冒頭に派手なアクション
次に理屈を少しとなんか歴史とかそういうスケール感のあるフリ
ヒロインの登場、最初はツンツン。
アクション2 (ちょっと笑えるシーンも入れる)
 フリ2  フリ1のどんでん返し、フリ1の真実が発覚的なこと
アクション3 (大ボスのフリ) あるいは一度負ける。
 ヒロインと仲良くなる、キスシーン、ラヴシーン、お色気シーン
ラストアクション 大ボス倒す。ハッピーエンド!


 このバキバキドカン映画の型、庶民が好きな型、ってものが完全に出来てるのですね。基本この型に当てはめてあとは派手なシーンを満載すれば何千万ものヒトが見に来るって寸法です。こんな簡単な仕事は無いぜ。
 それに絶対にヒロインを薄着にさせて、下着のラインとかをチラチラ見せるのを忘れませんねこのルーカス、スピルバーグ達の輩は。すべてが計算通り。面白いようにバカが食いつくのでしょうねー。
 

2016年4月14日木曜日

ゴールデンステート・ウォリアーズ  シーズン最多勝記録更新

あのレジェンドのブルズチーム、ジョーダン、ピッペン、ロッドマン、のチームの記録を塗り替えてステファン・カリー率いるウォーリアーズがシーズン73・・?勝を達成しました。
 すごいですね、たぶんもうワタシが生きてる間には更新されないでしょうね、シーズンの試合数自体が変わらない限り。


 ただ不思議とあまり感動しませんねw なんでだろ・・、特にシーズン後半戦になってくるとほとんど順位が決まってしまって消化試合ばっかだからでしょうね、別にここでムリしたところで。スパーズなんてじぇんじぇんやる気なかったですもん。プレイオフでの試合の運び方をテストしてみようって感じでした。グリズリーズにしたって、別にここで勝つモチベーションは無いですからね。

 昔フィル・ジャクソンも言ってましたが、いくら最多勝記録を更新したところで、プレイオフで負けたらなんにもならない。

 そう、本番はプレイオフ、もうみんなプレイオフに目が向いてるってわけですね。ワタシは昔はスパーズキライだったものですが、今ではGSWのほうがヒールになってスパーズがいいチームに思えてます。

 個人的にはセルティックスをやっぱし応援してます、なんでピアースはセルティックスをやめちゃったのかなぁ・・今こそピアースがいてくれたら、と思うのです。アイザイア・トーマスの急成長もあって、活気があっていいチームになりました。レイ・アレンがいたらなぁ・・・。たぶん勝てませんけど応援します。せめてもう1人スターをどっかからトレードできれば良かったのになぁ。


 ともかくプレーオフはGSWとスパーズ、この試合が全てでしょうね。

2016年4月13日水曜日

1981 time bandits タイムバンディット  テリー・ギリアム

ギリアムの監督初期の作品。

 今ではもうギリアムというと監督ではかなりのビッグネームですが、まぁパイソンの時からギリアムはビッグネームですけど、監督としては、まだまだビギナーの頃の作品。

 パイソンズは大学院レベル、の笑いを作ろうとした、といってます。コメディというとレベルの低い笑いばかりだったから、めちゃくちゃレベルが高い笑いを作ろうとしてパイソンが生まれたのですね。パイソンズはギリアムを除いてはみんな超エリートの天才肌ばっかしです。バカにはお笑いは出来ないってことです。

 

 その分わかんないヒトにはわかんないネタがかなり多いのがパイソンのネタなんですが、ギリアムはパイソン風に、アンダークラスのアメリカのテイストを加えたって感じでして、丁度いいところなんでしょう。

 ギリアム映画といいつつパイソンからも客演してて、やっぱパイソン映画ですよね。

 ただ好き嫌いがはっきりわかれるんでしょうね。あんまし♀にウケるとは思えませんが、20世紀後半の映画界で唯一仕事をしたヒトだって思う人もいるでしょう、未来世紀ブラジル、12モンキーズ、これが最高の映画だって言うひともいます。キューブリックが死んだ後は特に、ギリアムの映画くらいしか見てないって人もいるんじゃないでしょうかね。


 映画の内容はまぁ見てくださいって感じw まぁお笑いなのでストーリーなんてまったくどうでもいいんですけど。


 やっぱこの時代はまだまだCGが完成してないので、手作りでエフェクトを作ってるのですがそれがやっぱいいですよね、クリエイティビティがある。映画ってそういうもんだってワタシは思います、コスチュームの一個ずつを手作りで、あはは、なんだこれ!超おもしれー!って感じで作ってく、文化祭的ノリがまだまだこの時代にはあります。今ではプロフェッショナルのテクノロジー集団がガリガリスタジオの中で全部作り上げてしまうわけで、それってあんまし楽しくないと思います。素人のつけいる余地がないって感じなんですね。
 特別な教育を受けて、すごい機材を持ってる金持ちしか映画を作れないってことになってます。プロフェッショナリズムは常に文化の衰退をもたらすってのがワタシの持論でして、プロ、が現れるとその文化はもう斜陽なんですね。



 ギリアムっていう監督は世界、をちゃんと作る監督で、他の映画ってのは有りモノから借用するってことが多いですよね、ロケの場所をそのまま使ったり、普段着っぽい服でやってみたり。ギリアムはまず建物とか服とか、そういうセカイ、を作っていく、どうも映画賞的なものでは前者のドキュメンタリータッチの、実話に基づいた、みたいなモノが評価されるけど、ものを作るってそういうことか?ってワタシは思う、ちゃんとイチから作ってくギリアムのやり方のほうがもっともっと大変だし、作る意味があるもんだと思いますけどね。だいいち面白い、コメディ調の映画ってのはまだまだ下に見られますからね。


 個人的には魔王がカミサマは機械のことをちっとも考えてないからオレはテクノロジーを重視したセカイを作る、コンピュータについておしえてくれ!っていう下りがすげーツボですw


鴛鴦茶  ロイヤルミルクティーコーヒー

 ロイヤルミルクティーエスプレッソのことなんですが、知人にコーヒーに紅茶入れた飲み物ってなんで売ってないんだろーね、スタバに確かあったけど、他の店にないよね、って話をしました。

 紅茶にコーヒーなんて入れない

 って一刀両断にされて信用されなかったので調べてみたら、やっぱりありました、けど香港にしか無いみたいですね・・?おかしいな、絶対スタバで飲んでこんなんあるんだ!って思ってワタシもいろいろレシピを自作したはずなんで・・、浸透せずに廃れたのかも・・。


 香港では一般的な飲み物ならしくて鴛鴦(ユンヨン)茶、つまりオシドリ茶、コーヒーと紅茶が仲良くって意味です、もっとかっこよくネーミングをするとしたら

 クイーンアンドキング、ってのはどうですかね。ロイヤルミルクティーのロイヤルに引っ張られて飲み物界のクイーンとキングを合わせてみたという。

 同じような意味で  プリンセスタス とか・・。

 ただそれだと名前だけだとなんのことがわからんので、

 ブラックインベイジョン

 キングスミックス とかそんな感じかな・・・・。

 インターセクシュアル


 飲み慣れると超ウマイので是非お試しあれ。

 これ作り方がひじょーにバラエティがあって難しいんですが

濃い目のミルクティー、にエスプレッソを入れるのがたぶん正式だと思います。普通のホットコーヒーに紅茶を混ぜてはいけない、それは非常にまずい。どちらも濃い目、濃い目、でミックスしてクラッシュアイスで溶かす、練乳でチャイ風に作るって感じで。

2016年4月10日日曜日

1977  シルマリルリオン  シルマリルの物語   トールキン (親子)

親のトールキンが死んだ後に、息子トールキンがその遺稿などから、ずっと暖められていた、設定、的な物語をまとめて本にしたものです。

 
死後出版ってやつは、ワタシはやっぱりどうかな~~・・・って思うところがあるんですけど、ここは息子トールキンを信用して読んでみることにしました。

 ロード・オブ・ザ・リングを読んでる途中だったのですが、2つの塔の中盤くらい、いきなりガンダルフがシルマリルについて触れるところがあります、しかしLORの中ではシルマリルについてはあんまし説明してくれません。そのシルマリルとは何か?ってのを説明するためのシルマリルリオンなんですが、まさか!って感じの壮大っていうか爆発的なスケールの物語でして。なんと世界の創造、から物語が始まり、そこからLORの時代までの歴史を物語るっていう作品なのです。


 作品の前の時代のことを設定として、それ自体は作品にしなくても書き出しておくってのは結構ファンタジーとか架空の世界を物語る系のやつではあるあるです。後でコード0、だの、ビギニング、だのなんだの、って手直しされて作品にされることもありますし、作品にレイヤーをくわえるためにも結構やるべきことなんですが、まさかそれを神々による世界の創造、から全部描くってことをやるのはちょっとやりすぎっていうか馬鹿げてますね。まぁトールキン氏は大学の先生であって、生活に不自由してない副業作家ってのもあるからそういうことが出来るのでしょう。エルフ語なるものも勝手に自分で作るくらいの暇人というか凝り性なヒトですからね。


 いやはや。読むのははっきり言ってかなりしんどいです。登場人物が100を超えるし、地名やらなんやらも書いてる本人には絵が描けてるのかもしれませんが、読んでる方とすればちんぷんかんぷん、まぁ設定として書き出しているだけなので、読むように推敲されていないんだからしょうがないと思いますけど、相当意味わかんね・・・・、ってところがかなりあります。



 よく小説とか文章で絶世の美女だった、とか見るも美しい都市であった、とか燦然と素晴らしい光を放っていた。とかそういう褒める文章を描くヒトっていますけど、それってどういうつもりなんだろうって思いますね、なんか自分で作った作品世界のことを自分で褒めるって、しかも文字だけで、自己愛が強すぎるんちゃうって思う。ワタシだったら絶対そんなこと描かないです・・この街は神々の街で人間には想像も出来ないくらい美しいんだよ。ってそんな発注をアシスタントにかけてる作家はアホですもん。知らねぇわ、何いってんのこの人?って感じ。どうせ描けないじゃんそれ、って思う。これはでも絵描きだけが思うことなのかなぁ・・・?


 それにしたって神話を自分でつくってやろうってのはなんでしょう、傲岸不遜って言う感じもワタシはちょっとしますね。神話って1人で作っちゃいけないんじゃないの?って思う。いろんなひとが少しづつ物語を追加していって、しだいに民族全体で形にしていくってものですから、1人の大学言語学教授が作ると、やっぱペラペラになるというか、逆に統一性がありすぎて神話っぽくないのですよね。神話ってのはもっと曖昧で、矛盾しまくっていて、初めと終わりっていう一貫性もなく、バラバラなもんですから。


 ただやっぱシルマリルを知ることによってLORっていうのはそういうことだったんですなー、ってのがはっきりくっきりわかるってのは事実。ただしこの本自体は出来は良くないし、面白くもないと思います。しかしLORのファンにすれば必読の書。映画のLORを見て、なんか意味わかんねーな、って思ったワタシみたいなヒトにはおすすめします。


 エルフの元に残された3つの指輪はどうなったのか?ってのも教えてくれます、ネタバレですが、エルフの指輪を持っていたのは、裂け谷のエルロンド、ロスロリアンのガラドリエル、そして紅の指輪はガンダルフが持っていたのでした。紅の指輪の力が仲間を集めて戦う力、なのですね。そしてガンダルフとか魔法使いってのの正体は、ヴァラアルっていうカミサマたちの使いだったのでした。っていうオチになってます。ふ~ん・・・。


 まぁ神話らしいと言えばそうなんですが、物語としてはかなりめちゃくちゃです。全能の神エルが完璧な世界を作った、といいつつ、メルコオルっていう堕天使的な悪の王が現れたり、サルマンってのもまぁ悪い妖精みたいな存在です。神々は全部魔法で一気に解決したり、戦争で戦ったり、かと思えばいきなり何も出来ないと言い出したり、なんじゃいそれは。って感じ。
 やっぱり思うのですが全部魔法でまるっと解決出来るんなら最初からやれやって思いますね。まぁそれじゃあ物語にならんのですが。


 こぉいう民族歴史、とか創世神話みたいな話を叙事詩=EPICっていうのですが、叙事詩っていうコトバは一体全体何がいいたいのかわからないコトバですね。叙事詩ってのがなんのことかってわかってるひとは殆どいないと思う、そんなコトバは元々無いしそういう概念も日本には無かったのですわね。じゃからエピックはエピックって呼べばいいのに。こぉいうわけわかんないコトバをでも使いたがるヤツっていますよね、叙事詩だの抒情詩、だの、エスキスだのカタルシス、ミメーシス、タナトスだのそういう無意味な学者コトバ。そういう学者が学者ぶるだけのコトバってほんとイヤです、まだ女子高生のコトバのほうがましです、NHK ネクラ・変態・キモい、みたいなヤツ。まだそっちのほうがわかる。伝えようという気持ちがある、叙事詩って言うコトバには伝えようっていう気持ちが感じられません、かっこつけてるだけ。

2016年4月9日土曜日

1980 star wars emperor strike back スターウォーズ 帝国の逆襲

 スター・ウォーズの二作目、なんでかわかりませんがわたしはとおーーーーーーーーい昔にヨーダのシーンだけ見た記憶がありますね。でもなんか気持ちわるっ・・って思ってガキの頃のワタシはまったくスター・ウォーズに食いつかなかったわけです。そういうわけであんまし子供向けじゃないんでしょうね、子供の頃がワタシがビビリだったってこともあるかもしれません。

 ウルトラマンも怖くて見なかったし、今でもホラー映画は絶対に見ませんから。なんで金だして怖い思いしなきゃいけねぇんだよって言ってました。

 さてやっぱ今見てみるとよく出来てるなぁって気がしますね。CGじゃないこの当時の映画の量感ってやつがあって、どうもフルCGのクリーチャーよりもストップアニメーションのこっちのほうがワタシは好きですけどね、あと初代よりもプラモデルがスケールアップしてチープなプラモ感はなくなりました。

 あの夕焼けの都市のシーンはどうやって撮ってるんだろう?戦闘機のフライスルーもあったし、別に今だったらなんでもないカットですけど、プラモでどうやってあれを撮影するんでしょうか?それとも1980年にもうCGってあったんでしたっけ?


 ただライトセーバーがどうもペラペラしてるのは改善されませんね。アクションはやっぱ酔拳のほうが斬新でアイデアがあります、スター・ウォーズアクションが弱いなぁ・・ってちょっと思うなぁ・・。ルーカスにはアクションのセンスが無いのかもしれませんね。監督自身がやっぱ運動神経バツグンでスタント出来る、とかじゃないとやっぱしほんとのアクションを作ってくのは難しいのかもしれません、他人にアクションを口で伝えるってのは出来ませんから。

 あとベーダーをなんでもうちっとかっこいいデザインにしなかったんですかね、物語的に最重要キャラなのに、ちっともかっこ良くない・・・、もっとスリークなデザインにすりゃ良かったのに、今更もう遅すぎるってわけですけど。


 時間ってやつは信用のおける批評家でして、1980年の映画って他に何?といってまったく思い出せませんけど、やっぱスター・ウォーズは生き残っていて、未だに見る人もいるんだから・・・、この当時からちっとも進歩してないとも言えるんですけどね。
 

2016年4月7日木曜日

1978  酔拳  drunken master

ジャッキー全盛期の作品。

 エンタメ映画としては素晴らしい、トップ10には入る出来栄えですね、いちいちアクションが素晴らしい、スピード感とかアイデア、も抜群です。ストーリーに女が殆ど出てこないのもワタシ的にはフェイバリットポイント。女ってのはすべてのものをつまんなくさせるし、仲間をバラバラにするクラッシャーです。



 親父を狙う殺し屋と戦うというストーリーでして、親子というよりも、師匠と弟子という関係にクローズアップしてるのがいいですね。女を入れて恋愛物にするとまぁぬりーシーンをどうしても入れないといけないですし、家族モノはワタシは大っ嫌い。けど友情モノと師弟モノには弱いんですなぁ。友情とか師弟関係ってのは自分が選んでつくり上げるものだからでしょうね。それに一番真っ直ぐというか、何の保証もない故に一番価値があると思うのです。


 それに非常にあっさりしてるのも良い所。仇討モノはだいたい誰かが殺されて、許すまい!!みたいなシーンが、ブルース・リーに習ってあるわけなんですが、この酔拳はジャッキーのオリジナリティによって、コミカルでテンポ良く、楽しい作品に仕上がってます。個人的にはリーの映画を超えたんじゃないかって思いますね。楽しい映画を作りたいっていう、ポジティブなエネルギーを持ってる作品です。
 終わり方もものすごいあっさりと終わります。ハッピーエンドでした、エピローグ・・みたいなダラダラしたシーンはまったくない。


 印象に残るシーンもすごいあって、あの出っ歯の中華屋の店員、シーハオ!!って師匠を呼ぶシーン、修行のシーン、どれもこれも死ぬほどこすられました。


 いろんなスターやカリスマがいますけれど、こぉいうとてつもなく陽のエネルギーを持ってるヒトってのはほんと貴重だし、わかりやすくスーパースターですよね。ほんとはジャッキーの過去は複雑極まり無い黒歴史だっていう話もありますけど、もともと人間の器として、ともかくエネルギーを放つ存在です。たぶん、ユリウス・カエサルもそういう陽のヒト、ネアカリーダータイプだったんだろうなっていうのが文献から伝わって来ます。気難しい天才肌、圧倒的能力を持ってる超人タイプ、純粋無垢なイノセント、才知に長けた狡猾なトリックスター。いろんなリーダーのタイプがありますけどやっぱワタシはエネルギーを放つネアカタイプが好きですね。それかイノセントです。劉備は典型的イノセントだし、信長は天才です・・という風に。
 ただネアカタイプは大抵オンナに弱く、カネにも弱いという人間的弱みによって破綻するっていうのがオチなんですけどね。EVEN YOU BRUTES!!ってわけで。

2016年4月6日水曜日

ケンゴローサーカス  ごぶごぶの後番組

http://www.dailymotion.com/video/x428zr0_%E6%96%B0-%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%B9%E5%9B%A3-2016%E5%B9%B44%E6%9C%885%E6%97%A5-160405_creation


 さてごぶごぶが終わったのですが、その後番組はほぼスタッフなどは全員残しでケンゴローサーカスというトーク番組が始まりました。
 ごぶごぶはDTのギャラの問題で終わったんじゃなくて、街ぶらがネタ切れになったから、あるいは面倒になったからスタジオの番組になっただけだったのですね。

 メンバーがかなり豪華です、オカネかかってる?ます。やっぱダーハマの仕切りはすごいですねーー。いっつも思うのですけど、ダーハマのタイミングって他の人達よりもダントツに早いですよね。ここで切るべきだ、って並の芸人が思うよりももっともっと早い、つまんなさそうだ、っていうタイミングの切り方がものすげー早い。


 以前ガキのトークで替え歌?かなんかやるってやつで、歌い出したその一言目でもうえぇわ!ってツッコミを入れたんですね。替え歌っていうか何かシャンソンを歌う・・みたいなトークの流れで。ニャ、って一言目を発した瞬間にツッコミ。はやっ!!このタイミングか!ってびっくりした思い出があります。


 ゲストが芸人でまっつんがいないダウンタウンDXみたいな番組になりました。でもこっちのほうがおもしろいです、これからも見ていこうと思いまする。


 MLBが開幕してNBAももうすぐプレーオフで、また5,6月ってのはウィンブルドンもあって忙しくて何も手に付かないで過ぎていくのですよね。それに今年はオリンピックもあるし、大変です。

内村航平が全日本9連覇もしてあとNHK杯もあるし・・仕事出きんなこりゃ・・・。


 NBAは今年はでも面白くないっちゃ面白くないですね、もう完全にゴールデンステートかスパーズか、この2チームで決まり、カンファレンスファイナルが事実上決勝です。GSがプレイオフオールスイープの偉業も視野に・・みたいなことになってますが、まぁそれは無いでしょうね、ただGSがCFで消耗しきってファイナルでキャブスに負けるっていうのはありそうな気がする。ともかく上位が勝つで決まりでしょうね。強い選手が固まりすぎですもん。

 MLBは今年は・・ブルージェイズかなぁ。個人的にはドジャースとアスレチックスを応援してますが・・アスレチックスは今年もダメだろうなぁ・・。
 
 



2016年4月5日火曜日

2009 ファンタシースターポータブル2

 ファンタシースターシリーズってなんとなくヲタッキーなイメージがありませんか?ワタシだけなんですかね。というかセガにヲタッキー臭がするのですよね。いやもともとビデオゲーム自体にはヲタ臭がした時代があったものですが、今ではファッションモデルもゲームをするのが普通の時代ですので。

 でもどうも周りにはセガゲーマーがいなかったので、たまにやってるやつを見るとあわわ・・ヲタクさんじゃないですかー・・って感じでした。

 ファンタシースターシリーズってシリーズとはいいつつ、ゲームのシステムも内容もまったく違うゲームなんですよね。初期というか最初の4つくらいは3Dダンジョンのロープレで、オンラインになってからは、3DARPGです。と殆どプレイしたことないのでWEB情報なのですが。

 3DARPG、狩りゲーとか無双ゲーって言われてますけど、基本的には全部同じでして、敵の強さとか多さとか、技の感じ、後ジャンプとかエア系の技が使えるか、みたいなのの違いがあるだけであとはパッケージ感、萌えっぽいデザインだったり、三国志だったり、ドラクエ風だったりFF風だったり。見た目の違いしかほぼありません。
 ファンタシースターはかなりそのオリジナルのゲームだと思います。基本的っていうか、ベーシックな作り。
 ただオンラインゲームやらない人には馴染みが薄いですがこのPSPはローカルゲーマーにも楽しめるようになっております、まぁネットワークプレイもかなり充実してるので完全なローカル引きこもりゲーマーにはあまり向かないかもですが。

 今ではアイテム課金制、みたいなゲームばっかりになってますけど、やっぱワタシは古い人間なんですかね、カネさえ払えば他のヤツより強くなれる、なんて、そんなリアリティやです・・。そんなカネがあるなら、リアルワールドで風俗でも行けばって感じ。リアルワールドにうんざりしてるからゲームやってるのに、またカネカネ言われたら萎えちゃいます。

 ゲームの面白さの要素ってのはワタシが思うに

1 公平性
2 賭博性
3 痛み

 だと思います。公平じゃないゲームはすごく面白くない。片方だけ駒が強い将棋なんて誰がやるものか。明らかに図抜けて強いキャラがいる格ゲーもゲーム失格です。バランスブレイカーがあるゲームはやっぱりダメゲーですね、クソゲーではないにせよ。
 賭博性はリアリティ、アイテム課金的リアリティと似てるようでまったく違うわけですね、ギャンブル、ってのも基本的には公平性、の土台の上に立ってるわけで、だから面白いのです。自分で賭けるほうを選んで、自分の決断でリスクテイクできるという。ワタシが思うには宝くじは賭博じゃない、ただのくじです。 
 痛みってのもこれは重要で、痛くないと喜びも半減するというわけです。これはほんとに深い話ですけど。大富豪はギャンブルが面白くないわけです、多少オカネを失っても痛くないから。一兆円持ってるやつはギャンブルが出来ないですね、相手がいないから。貧乏なヤツには何の得もないと思われますが、唯一、ひりつく緊張感、ドキドキ感を味わえるっていうのが貧乏人の特権です。ほんとに生活かかってる勝負ほど熱くなれるもんはない。貧乏人なのにギャンブルしやがって、じゃなくて貧乏人こそギャンブルに熱くなれるというわけ。ハードモードでプレイしてるようなもんですね。エクストリームモードで競馬場で這いつくばってるヒトなどもいますしw イージーモードでマンション経営してるようなクズよりもワタシは好感が持てますけど。



さてゲームの話に戻ってこのゲームの売りは携帯機なのに豊富なキャラクタークリエイションでモンタージュで好みのキャラが作れるってことになってます。
 でもこのゲーム基本は男キャラを使ってる、っていう前提でコンピューターのセリフが作られてると思うので、女キャラを使ってるとすごい違和感です。若い女にこんなしゃべりかたしないだろ、って感じ。だいたい美少年の青年、っていうのをベースにストーリーができてると思うので、マッチョなキャラとかを使ってても非常に違和感。せめて男と女の2タイプくらいセリフを作ればいいですのに。まぁ激烈面倒ッチャ面倒なんでしょうけど。そしてストーリーがエミリアという美少女と一緒にセカイを救おうっていうベタベタのヤツなので、やっぱイケメンの男じゃないと全然しっくりいきません。主人公にマシンを選ぶこともできるのですが、マシンに抱きついてくるエミリアは奇妙なだけです。

 あとみんなオリジナルキャラを使ってるので、パロディとか二次創作しずらいってのもありますよね、じぶんのオリキャラの同人なんて、誰やねんw って話だから。このゲームのこのキャラが好き・・ってなりにくい。まぁNPCキャラがいるんですが。ちょこちょこ出てくるだけなのであまり印象に残らない。

 あと装備のシステムが非常に複雑だと思います、このシリーズやってきた人にはお馴染みだと思うのですけどビギナーは面食らいますね。防具には追加ユニットみたいなの、武器にはディスクで必殺技をつけて、アビリティもつけて、武器はしかも強化もできるし種類もあって装備可能なレベル制限もあり・・・魔法は売ってなかったりするし・・、ショートカットボタンを入れ替えて装備を変更しながら戦わないといけないし・・・、って感じで。技にも実はディスクのレベルが存在していて・・・。

 武器の種類が多すぎるってのも問題で、これ好きだからこれ使おう、とか思っててもその種類の強い武器がまったく出てこないってことになるので、結局、たまたま拾った強い武器を使うことになるでしょう。たぶん普通にプレイしてるとクロー系のAクラスの武器が最初に手に入る気がする・・・。あとラスボスとか特定のボスには遠距離攻撃しか殆ど当てるタイミングが無いのでなんでもいいので遠距離武器をセットすべしです。なんでもいいといいつつ、普通にいくとライフルに落ち着く気がする。手榴弾みたいなの使いづらすぎるし。
 武器の種類が多い分武器ごとの必殺技が少なすぎる気がする、武器の数しぼって技を増やしたほうがいいのじゃないのでしょうか・・・。


 武器、防具にはクラス、が存在して強いクラスの敵しか強いクラスの武器をドロップしません。ゲームバランスが調整されてるといえばそうなんですけど、あまりにも調整されすぎてるって気がしないでもない。楽して強い武器・・、みたいなのはほぼ無いです。この手のゲームにありがちな武器を合成して強い武器、みたいなのもない。ひたすらドロップを狙うのみ。だから序盤が結構火力不足でめんどっちい。ドラゴンみたいなの倒すのにすげー時間かかる。後半は逆で火力が上がって防御が弱すぎてハメられると即死の技が多い。特にラスボスの範囲攻撃はワンキルです。ラスボスはまぁまぁ強い、ってとこです。なんか避けられない技を使ってくるのが腹立つ、避けられるんでしょうかあの元気玉みたいなの?
 カメラの切り替えにちょっと難があって敵に近づきすぎると敵が消えてしまうってことがよくあります、カメラがオブジェクトの中に入ってる状態。これはワタシの環境が悪いのか・・?

 あとボスキャラが空を飛び出すと一方的に攻撃されるだけでこっちは防戦一方ってなるのはなんかイライラします。時間食い虫。ただ待たされるだけなので。
 キングダムハーツ育ちのワタシとしてはジャンプできねぇのがしゃらくせぇ!!ってなる、何度もジャンプで避けようとしてしまいます。基本このゲームは避けるのではなくてガードを狙うゲームです。


 しかし長じて、やっぱ良く出来てるし結構遊べます。けどガンガンストーリーを進めれば20時間くらいでクリア出来ます。ちょっとボリューム不足・・・、追加ミッションなどがダウンロード出来るのですが、そこまでレベル上げたところでって感じ。


 そう、あとストーリーですが・・・、さっきも書いたようにエミリアというトラウマ過去を持った美少女と一緒に、だんだんココロが通じあい、最後はラブラブファイアーでセカイを救おうっていうベタ中のベタのベタベタ。エミリアというヒロインも明るくて泣き虫で良い子で金髪で可愛くて、小動物が好きで・・・っていうまぁーーー、こすられ尽くしたタイプの子になっています。
 それをSFテイストでくるんだって感じで、はっきりいうと非常にダサいです、ストーリーがダサい、これってセガの全部に言えると思うのですけど、なんかノリがダセェんですよね。なんでしょうか・・・?おっさんがストーリー作ってんだろうなって感じ。かといってトライエース的な超展開もそれはそれで、ふぉう!!ってなるんですけどね。ワタシはでもシュールなトライエースさんのファンです。笑っちゃうような展開をしてくれますからね。

 デザインなんですが、なんでしょうか・・・、非常に独特ですね。まぁ着せ替えが出来るゲームなのでキャラデザがどうこうってのはあんまりもはや関係ないくらいバラエティがあるのですが、なんだろうエミリアのあの服?・・・ファンタシースターらしさなんでしょうね。服がごちゃごちゃしてる。着心地が悪そう・・。

2016年4月2日土曜日

1977  Star wars  New Hope スター・ウォーズ

スター・ウォーズ一作目、ワタシ初めて見ましたw

 何かだけ一回見たことあるんですが・・あれは一体なんだったのだろう、第二作目だったのかなぁ?

 1977年ってどういうイメージですかね、わたし今時系列順に映画を見るってのをやってるんですけど1968年の スペース・オデッセイ、で映画の技術ってのは爆発的に進歩しましたね。キューブリックの映画って一体どういうわけか、フィルムなのにものすげーーーーー綺麗、ほんとにどういう魔法なのか、1人だけ20年後のカメラを使ったような綺麗な画を取ります。その約10年後、スター・ウォーズが発表されました。

 もうこれ以後はこういう映画ばっかし、ってくらい、完全に勢力図を塗り替えましたね。なんか人間ドラマだの、重苦しい話、探偵もの・・・、みたいなジャンルを全部ぶっ飛ばして、映画=何も考えないで見れて楽しい、ジャンクフードを食べながらダラダラと楽にみようぜ、堅苦しいのはもうやめにしよーぜ!
 っていうのが主流になりました、およそ40年後の現代!もそぉいう流れですね。堅苦しいのはやめにしよーぜ!ラーズフォントリアーじゃねぇんだからさ!!


 こぉいうと、大衆はバカになったみたいな感じに聞こえますがほんとはそんな簡単なことじゃなくて、(どうせ頑張ったところで何も変わらないから)楽しくやろーぜ! っていう括弧書きがついてるのですわね、やれカウンターカルチャーだの反共産主義だの、デモだの思想だの言論だの。結局何も変えることなんて出来やしねぇじゃん、結局カネじゃん! 
 もうやめにしよーぜ!それよりこっちはこっちで楽しく生きてそのへんでくたばればいいや。ダンスクラブでオールナイトしよーぜ!っていうことなんですね。戦後、っていうことで、ひょっとしたら新しいセカイを作ることが出来んじゃないか?っていう努力とか理想みたいなのが、だいたいあぁやっぱ何にも変わんねぇわ。ってことに落ち着いたのがこの時代なんだって感じがします。もぉいいや言うこと聞いたフリしてヘラヘラネアカ笑いしてる、っていう消極的抵抗が一番権力の力を削り取れるんじゃねぇのっていう戦略の転換なのかもしれませんね。



 さて映画自体は、やっぱり良く出来てますね。この時代でこんなこと出来るの!?すげー!っていうカットもたくさんあります。とくに変な動物の乗り物、とかまったく活躍しないけどものすごい気持ちいい感じに仕上がってます。
 けどなんだこれしょぼい・・・っていう残念カットもあります。星が爆発するシーンはどう見てもプラスチックが爆発してるようにしか見えません。

 まず星が爆発するとこう見える、っていう実際、の映像を見たことが無いからどうやって作ればいいかわかんないし、実際フォトリアルに作ったところで、その映像がキヲクに無いから伝わらないのですよね。

 あといちばんの欠点はヒロインであるお姫様がまったくかわいくないおばさんみたいなヒトってことですね、なんで・・?って感じ。もっと気品がある感じのヒトにすりゃあいいのに、なんかぽちゃっとした小デブのおばはんで、まったく助ける気がおきない、一体どういうキャスティングなんでしょうか・・??アメリカ人には美人に見えるのでしょうか?やっぱちょっとズレてんですよね、ミス・ユニバースを見てもわかるように。ちょっとだけズレてる。でもオードリー・ヘップバーンが美人だ、って言うとあれ、同じじゃん・・、みたいにも思うし、こんなアジア人がかわいいとかを見てみると、んぅ!??ってなる。かといってヨーロッパのスーパーモデルみたいなのはガリガリだし頬骨が浮いてて好感が持てない。
 男も胸毛さっわ~~、みたいなのがモテたり、ハゲオヤジとセックスする金髪っていうシーンも死ぬほどある。と思えばムキムキマッチョがモテたりする・・。わかりませんね。


 ムキムキが好きっていうのはほんとにワタシは理解出来ない領域。