2016年4月15日金曜日

1981 インディ・ジョーンズ raiders of the lost ark ロストアーク

 インディ・ジョーンズの一作目です。割と知名度低いのじゃないですかね、あの聖杯、のほうがよく金曜ロードショーでやってた思い出があります。ワタシこのレイダースは初めて見ましたね。見た気になってた。


 ハリソン・フォードは1942年生まれなので、当時まぁ40くらい。結構なおっさんですが、アクション俳優として頑張ってる。やっぱ欧米ってのは、オトナ社会なんですよね、日本ならそんなのありえないもん。主人公は10~25でほぼ決まりでして、おっさんが主人公の物語なんて無い、あるとしたら何か特別なもんです。座頭市みたいな感じ。マンガで40のおっさんが主人公のアクションマンガなんてなかなか思いつけるもんじゃない。あえてそれを狙った、ってことでなければ。
 欧米は敢えてそれを狙ってるわけじゃなく、ヒーローとしておっさんを選ぶわけですね。レオ様にしたってジョニー・デップにしたって相当なおっさんです。
 やっぱ感覚が違うんでしょうな・・・。

 三船はおっさんの時でもヒーローでしたがそれでも全盛期はやっぱ若いころでしたものね。銀嶺の果てっていう映画の若い頃の三船はびっくらこきまろってくらいむちゃくちゃかっこいい。日本人で一番かっこいいです、ワタシの感覚では。なんだこいつ!むちゃくちゃかっこいい!っていうレコード記録は超えられませんね。あとBENDSの後期くらいの金髪ショートだったころのトム・ヨークですね。ワタシのカッコいいランキング一位は。OK COMで短髪になったときはショックでした・・・。ワタシの思うかっこいいはそういうわけで、今でも痩せ型、青い目、金髪ショート、背はあまり高くなくて175センチくらい、トムは167くらいしかないみたいですけど。もうちょいいるかな。

 かなり論点ずれましたけれども、レイダースがあんましテレビでやらないわけがわかりましたね。ユダヤ教びいきがいきすぎていてちょっとわかんない、ついていけないってとこがかなりあります。まぁハリウッドってやつはユダヤ人ばっかしなんで、ユダヤ人はいっつも良い奴、ナチスは人間のクズっていう図式は絶対に崩れません。実際は・・・・。


 まぁ別にいいんですけど、特に最後にアークの力が発生すると神の罰によってナチスのやつらは全員やられちまうっていう、ムチャクチャなオチなんですが、これは普通のヒトからすると、えーー・・・って感じですよね。夢オチと同じくらいダメです、最後にカミサマの力で全部まるっと解決ってのは。じゃあ今までのなんやってん、ってことになりますので。


 でもそんなの実際はどうでもよくてアクション映画としてボーーーーっと見る分にはやっぱちゃんとできてると思います。ことごとく計算されてるっていうのか、こういうのが好きだろ庶民ってのは、こういう展開がいいだろってのをキチンキチンとこなしています。プロフェッショナルです、非常に。売れる映画はこう作れっていう教科書ですね。



 まず映画の冒頭に派手なアクション
次に理屈を少しとなんか歴史とかそういうスケール感のあるフリ
ヒロインの登場、最初はツンツン。
アクション2 (ちょっと笑えるシーンも入れる)
 フリ2  フリ1のどんでん返し、フリ1の真実が発覚的なこと
アクション3 (大ボスのフリ) あるいは一度負ける。
 ヒロインと仲良くなる、キスシーン、ラヴシーン、お色気シーン
ラストアクション 大ボス倒す。ハッピーエンド!


 このバキバキドカン映画の型、庶民が好きな型、ってものが完全に出来てるのですね。基本この型に当てはめてあとは派手なシーンを満載すれば何千万ものヒトが見に来るって寸法です。こんな簡単な仕事は無いぜ。
 それに絶対にヒロインを薄着にさせて、下着のラインとかをチラチラ見せるのを忘れませんねこのルーカス、スピルバーグ達の輩は。すべてが計算通り。面白いようにバカが食いつくのでしょうねー。