2017年4月29日土曜日

お笑いの話   柳原可奈子のワンダフルナイト

 結構長く生きてきて最近やっと気づいたんですけど、人にはそれぞれ好きな笑いってのがあって、万人受けする笑いってのは、つまりはエッジがなくてつまんないってこと、みたいな話しがあります。


 ワタシはネタ番組ってやつがキライで、それってただ単に劇場でやってるのをテレビでやってるだけじゃん、テレビ番組ってそういうもの??もっと何か作る、ってことをやれよ。そんなのスポーツ中継とかと同じでお笑い中継じゃん、って思ったりもするし。そもそもワタシはネタってのが好きじゃないってことに気づきました。

 ワタシの笑いのツボってのは天然様なんですね、狙った笑いが好きじゃない。神に選ばれた天然様の予想もつかない未知のパンチが好きなんですね。そーだったんだ!って自分で自分にびっくりしました。金田朋子とかみるとめちゃ爆笑してますもの、普段は声あげて笑うことなんてめったにないのに。笑ってはいけないとかでも、結局ジミーちゃんのとこで笑ってるし。あれってあらゆる種類の笑いを網羅してますから、自分はどういう笑いが好きなんだろうなってのがすぐわかりますよね。




 さて、そのキライなネタ番組でもふとした拍子に目に飛び込んでくるときがあります、すぐに消そうとするんですけど、ふと立ち止まる時がある、ハリウッドザコシショウとかエガちゃんみたいな壊し屋が出てたりする場合、それと柳原可奈子のネタなんですね。

 すごい違和感を感じるんですね、だいたいネタ番組ではかなりすべってる、すべってるというかアハハハ!!!っていう笑いを取るタイプのネタじゃないですものね、ニヤニヤさせるっていう感じのネタ。

 この笑い声が多きいほうが勝ち、少ない時間でどれだけ笑い声をとれるか、それで勝負みたいな、ネタコンテストの悪い影響ですよね、そのせいで、結局全員同じようなネタをやってるって気がワタシはすげーします。もぉいいよそれ・・・、全員同じじゃん。
 ネタで勝負するっていう発想自体が、お笑いってのに全然意味がわかってないんじゃねぇのって気もしますし。


 ともかく柳原可奈子のネタがどうしてテレビでやってるのかってのは不思議でつい見てしまうんですね、予想通りそこまでウケてもないんですけど、しかもだいたいはコンビのお定まりの漫才なのに1人だけピンのコントをやってたりする。妙なザワザワ感を覚える。
 
 でラジオを聞いててその謎が解けました。この人・・・!!!声がキレイなんだってことです。そこらのアナウンサーとかよりもずっと、だからなんか聞いてられるし、嫌な感じがしないし好感度が高いんですね。なるほどなー。別にネタとかどうでもよくて、声がいいんだ、極論何をやっても、嫌われないタイプの声質なんですね。
 声量がある、のと声圧、があるのがありますけども、絶妙な、声圧、があるんですね、声優としても相当売れると思う・・・。


 他にこの人声が素晴らしいっていう人は、深津絵里だとワタシは思ってます。こっちは他に誰も持ってない声質っていうパターンですけど。


 ワタシは声フェチというか音質フェチなんだなってのも最近気づいた事実です。