エゼキエルはエレミヤよりやや年下の人、とされてますが、エレミヤと違って確実な情報は何もないですし、さらに内容がかなり後代のエッセンスが入ってるので、相当後のものかもしれんと言われております。
YHWHの周りには、頭が四つと車輪がくっついた生き物(ケルビム)が4体いる・・・みたいな描写からみて、相当インド、あるいはギリシャの影響が感じられます。ひょっとするとアレクサンダーの遠征の後のものかもしれません。
また
罰は罪を犯した人間にのみ与える
悔い改めた人間も救済する
とそれまで罪を犯した人間の一族郎党すべて根絶やしにする、罪を犯した人間は必ずコロース。だった方針からかなり軟化しております。だんだん新約に近づいているとも言えます。
人の子よ、(son of man ) というフレーズもエゼキエルから、ほかにも死者の谷、ゴグ、マゴグ、など新しい概念がエゼキエルから生まれております。
いわばほかの予言書のリメイク版ですね。