2013年6月21日金曜日

OP9 making 77 / talking heads once in a life time 和訳





http://mang.jp/comic/view/18588

いろんなところにちょこちょことアップしてますけど、ここでも読めるようになりましたよ。

 オトナになればわかること、それはまずパブリシティの重要性ってやつです。アバターっていう映画の制作費は半分が広告費だったんですって。だから制作よりもむしろ広告が大事だってことです。中身よりも、よってスカスカの作品が強力な電波と流通経路で垂れ流されてるってわけだ。パイプは太いが中身がない。その傾向はどんどん広がってる気がしますけどね。
 通信は早いが内容が無い、流すものが何もない。それってあれですよね、目先の利益だけしか考えてないからゆっくりと時間をかけていいものを作るってのが出来ないんでしょう。それは志の問題とかではなくて、社会環境的問題でもあるけど・・・・まぁ文句言ってもしゃあない。

 結局そのしわ寄せは作家の自己犠牲的なオーバーワークにかかってくるんですけど、まぁこれも文句いってもしゃあないぜ。けどバガボンド月一連載は遅すぎるだろw アシスタント0でもそのペースなら誰でも書けますよ、予算豊富でいくらでもアシ使えるのに・・・・




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 THEADS特集二回目。

 remain in light は彼らの最高傑作だと言われとる、と前回書きましたが。それには理由があると思うのです。というのはこのアルバムは、いわゆる、語法が違うからです。
 大衆音楽には作り方があって、あるていどその文脈にしたがった、創作というよりはパズルみたいなものです、グリッドがいっぱいあって、ここにこの音って並べてくだけのような。モンタージュみたいなものです、この目にこの顔、このドラムにこのベース、選んでいくだけ。70年台後半、そういう大衆音楽にうんざりした人々がいました。いわゆる、ビートルフォーマットです。ビートルが完成させたフォーマット、そのフォーマット自体をどうやって変えていく?解体していく?進化させていく?
 ビートルの脱構築・・・・
 
 それに手をつけたのはまずボウイとイーノだったでしょう、それがベルリントリロジーという、現代音楽とハイテクとPOP MUSICのフュージョンだった。次にクラフトワーク系のエレクトロ、そしてその次がtalking heads ENOのこのアルバム、(後発でYMOとかそのへん)その次はマイケル・ジャクソン、クインシー・ジョーンズのブラック・ミュージック、そしてメロディを完全否定したHIP HOPへ繋がってくわけですけど。やっぱMJが天下を取ったあたりで、確かにビートルらしいものは薄くなってどんどん黒い音楽、が席捲しましたね。ビートルの脱構築は完結したというわけです。けど仮想的を失った黒い音楽は2000年台からマンネリズムで、どうしたらいいかわかんなくなってはいます。といってクラフトワーク系列のエレクトロも進歩したとは言いがたい・・・・
 
 
 このアルバムは音楽の作り方を変えてるのです、それが成功したかどうかはご自身で判断を。まず伝統的な楽器をあまり使わない、音像自体がまったくそれまで、とは違う。リズム構造を解体する、ワールドビートといわれるフクザツなポリリズム。ファンクともいいますけど。


 このライフタイムって曲を聞くと、このリズム構造は、マイケル・ジャクソンがblack and whiteで使ったなってわかるはず、MJのリズムはtalking headsのリズムです。

 ビデオを見るとははぁ、トム・ヨークはこのへんからのインスピレーションがやっぱあるのだなって気がしますw 彼ら自身もhail to thieveはremain in lightへのオマージュだと語っています、まさにその通りで、普通の音楽、ビートルフォーマットを突き詰めたら、それをぶっ壊すしかない。
 
 
 もしIがビートル以降(約半世紀)のアルバムトップ10を作るならこれはトップ10に必ず入るアルバム・・heroes , lodger、idiot,kid A , doolittle , plastic ono band ....demon days あたりですかね。音楽の出来、よりも新しい挑戦、にポイントを上げます・・・・。

 もっと耳にやさしい曲、気分を盛り上げる曲、歌いやすい曲とかなら違うけれど、それは好きな歌、ランキングですね、音楽、ランキングじゃない。音楽が好き、と歌が好き、はまったく違う。チャートはそれを評価しないし、マスゴミもそう。けどIは音楽が聞きたいんだ、バカ野朗。美少女の歌なんて聞きたくない。ラジオにしたってテレビにしたって歌を流してる、音楽は流してない。






once in a life time   一生に一度の・・・

And you may find yourself living in a shotgun shack
 もしかしたらUはショットガンの倉庫(ショットガンに打たれたようなボロボロの家)に住んでるって気づくかもしれない
And you may find yourself in another part of the world
 もしくは違う世界の違う場所にいるのかも
And you may find yourself behind the wheel of a large automobile
 馬鹿でかいモーターバイクのタイヤの下敷きになってるかもね(ばかでかいクルマの車輪の上に座ってるかもね、が普通の訳ですかね、でもそれじゃあ雰囲気ないし)
And you may find yourself in a beautiful house, with a beautifulwife
 あるいは綺麗な家で、美しい奥さんをつれているのかもよ
And you may ask yourself-Well...How did I get here?
 そこで自分に尋ねる、アレ・・一体どうしてこうなったんだっけな・・ 

Letting the days go by/let the water hold me down
 まぁいいさ、日々を過ぎさせておけ 水の流れるままに
Letting the days go by/water flowing underground
 水の流れるように 水が地下に流れるように
Into the blue again/after the money's gone
 また真っ青な世界だ オカネをスッカラカンにしてあとでね
Once in a lifetime/water flowing underground.
 人生に一度だけ(人生は一度っきり) 水は下にしか流れない(取り返しはつかない)

And you may ask yourself
How do I work this?
 そして自分に尋ねるだろう、これをどうしてやろうかな
And you may ask yourself
Where is that large automobile?
 自分に尋ねるんだ、あの馬鹿でかいモーターバイクはどこにいった?
And you may tell yourself
This is not my beautiful house!
 この豪邸はIの家じゃない!
And you may tell yourself
This is not my beautiful wife!
 この美人はIのオンナでもなんでもない
Letting the days go by/let the water hold me down
Letting the days go by/water flowing underground
Into the blue again/after the money's gone
Once in a lifetime/water flowing underground.
 *コーラス繰り返し

Same as it ever was...Same as it ever was...Same as it ever was...
Same as it ever was...Same as it ever was...Same as it ever was...
Same as it ever was...Same as it ever was...
 まるですべて元の通りに、まるで何もなかったかのように、もとの通りに、いつものように、いつものように

Water dissolving...and water removing
 水は散らばり 水は取り除かれて
There is water at the bottom of the ocean
 海の底には水が流れてる
Carry the water at the bottom of the ocean
 海から水を運び出せ
Remove the water at the bottom of the ocean!
 海の底から水を抜き去ってしまえ

Letting the days go by/let the water hold me down
Letting the days go by/water flowing underground
Into the blue again/in the silent water
 また真っ青な世界に  静寂の水の中で
Under the rocks and stones/there is water underground.
 岩や石の下で 水は流れる・・・
Letting the days go by/let the water hold me down
Letting the days go by/water flowing underground
Into the blue again/after the money's gone
Once in a lifetime/water flowing underground.

And you may ask yourself
What is that beautiful house?
 そしてまた尋ねる あの豪邸はなんだ?
And you may ask yourself
Where does that highway go?
 あのハイウェイはどこに続いてるんだ?
And you may ask yourself
Am I right?...Am I wrong?
 Iはただしかったっけ?Iは間違ってたっけ?
And you may tell yourself
MY GOD!...WHAT HAVE I DONE?
 そいで自分に言うのか
カミサマ、なんてことをしてしまったんだ!ってさ

Letting the days go by/let the water hold me down
Letting the days go by/water flowing underground
Into the blue again/in the silent water
Under the rocks and stones/there is water underground.

Letting the days go by/let the water hold me down
Letting the days go by/water flowing underground
Into the blue again/after the money's gone
Once in a lifetime/water flowing underground.

Same as it ever was...Same as it ever was...Same as it ever was...
Same as it ever was...Same as it ever was...Same as it ever was...
Same as it ever was...Same as it ever was...