2017年10月15日日曜日

2008 アイアンマン

アイアンマンの元ネタコミックは1963年に初めて作られたんですって、wiki情報。そんな古いシリーズだとはまったく知りませんでしたね、というかアイアンマン自体をワタシは全然知らなかったのですけど。

 この作品はマーヴェルユニヴァースシリーズというマーヴェルのお祭り企画映画の連作として企画されたもので、今では12本?近くの映画が作られておるとのことやんす。そしてスターウォーズやハリポタを抜いて、世界で最高の興行成績を上げている映画シリーズになっています。知ってましたか?


アメコミって読んでみようかな、と思うんですが、一体何をどうやって読んだらいいかわからなかったりしますね。
 それはアメコミって1人の作家が一つの作品を書くという作家主義のスタイルじゃなくて、一つのストーリーを会社規模で描くというスタイルで、全然日本のソレとは違うものなんですよね。
 スパイダーマンといっても、オリジナルから、別の作家によるリライト、スピンオフ、別バージョンというふうに、だから今でも続いているのです。

 さらにアメコミにはユニヴァースといって、DC、とかマーベル、という会社のキャラが総登場するお祭りマンガみたいなのまであります。この映画もまさにその流れ。ジャンプのキャラ総出演マンガ!みたいなことです。そんなの日本ではありえないですよね、どうやって書くねん、ってことになるから。けどアメリカは個人の作家、じゃなくて、会社として作ってるので、ウルトラマン総出演、みたいなことが可能なわけです。

 だからアメコミって描き方が全部同じなんだなってことでもあります、同じにしないと描く人によって全然変わってしまうし、要するにアニメと同じですね、キャラデザがはっきり決まっていて作画担当が変わってもデザインは同じ、みんなが描けるデザインにする。複雑すぎたり、クセとかがある作画は無いというわけです。


 よってスパイダーマンの作者は誰?といっても1人じゃなくて大勢の人間がいるわけです、さらに向こうは分業体制で、作画、ストーリー、色塗り、など分担されているのが普通です。


 日本では同人作家達、がやってることを会社が飲み込んでやってるという感じですよね、みんなでキャラ共有して世界観を拡げていこうぜ!っていう。(まぁエロはさすがに向こうも向こうの同人作家がやるわけですが)

 日本という国はマンガがすでに市場にあふれていて(といっても近年面白いマンガがちっともないんですけど面白いマンガは軒並み休載)アメコミが入ってくる余地が無いからわかりませんけど、アメコミという文化はものすごい巨大な文化で、前述したとおり、世界で一番売れてる映画シリーズは、マーヴェルユニヴァースシリーズ、なんです。これって意外と知られてないんじゃないでしょうか、まぁ本数が多いってのもありますけどね。

 それにX MENだのBAT MANだの、同じようなタイプの映画もめっちゃ多くてどれがマーベルでどれがDCなのかなんて知るかいってこともある。とにもかくにも21世紀はマンガ、コミック原作の映画がほとんど全てだってことです。



 マンガ、コミックなんてのは絵コンテみたいなものですから、絵コンテが面白ければ映画も面白くなるのは当たり前。映画の出来は絵コンテで決まりますから。

 この映画もスーパーヒーローものなんですけど割りとお話は大人向けでコドモが見ても意味がよくわかりませんね。主人公は天才技術者で、兵器開発会社のトップ、ミサイルなどを開発して売りまくっていたのですがテロリストグループに拉致されて、そこで自分がやってきた武器輸出のことを反省して、アイアンマンなるサイボーグスーツみたいなのを生み出してそれで戦うっちゅー話です。

 厳密には普通の人間がサイボーグスーツを着ているだけなので、それってスーパーヒーローなの?ってワタシは思うんですけど、ただのサイボーグじゃん。って。まぁそんなことはどうでもいいんでしょう小型の核融合炉みたいなのを搭載していて、そんなわけあるかいっていう動きをしますw

 どうでもいい話ですけど、西洋の鎧っていうのがナポレオン戦争の時代に無くなったのは、鉄板で防御しても、銃弾を弾くことは出来ないからです、防御っていうものがだんだん意味がなくなり、攻撃力、の時代になったのですね。当たったらどうせ死ぬから防具なんていらねぇってことです。あと飛行機があるので城壁なんて作っても意味ないし、空爆されるから塹壕を掘ったところで、ってわけです。核ミサイルが来たらどうせ何をしたところで無駄な足掻きですし。だからノーガードなんですね。どうしようもない。


 よってアイアンマンのまぁ武器とかはまぁいいとして、なんで銃弾を弾けるの??っていう説明は無いんだなーと思いましたw 嘘でも核リアクターを用いた電磁境界が鉛玉を防ぐのだー!!みたいなことをやればいいのに。