2012年12月10日月曜日

レヴュー after effects fot animation BNN

アニメーションに特化したAEマニュアル本ってのは他に無いので貴重な本です、テクニックよりも、だいたい24フレームでやるとか、3D合成は30フレームに戻すとか、どういうふうにプリコンしていくとか、業界慣習的な技術的問題が参考になると思います、PANの画像の解像度はどうしよう?とか。別に決まった方法は無いけどだいたいこうしているみたいなの。
 
 操作の部分に関してはもっと基礎的な説明があればいいのに、AEの基本操作とか。エフェクトの紹介も薄いです。INDESIGNでテンプレートをしっかり作るのはいいけど、みやすいだけで内容が薄いのは良くないし印刷代かかりすぎて値段が高いのも納得できませんね。マニュアル本なんだから薄い紙でレイアウトも気にする必要ないのに、デザイン発注された編集スタジオが出来るトコみせようとして失敗してやがるんですね。だいたいデザイン系の出版社ってそうだけど、別に本にそんな綺麗な配色とレイアウトなんか求めてないぜ、雑誌とかならわかるけどさ。

 マルチの撮影方とかもさらっと触れていますけれど、たぶんアニメでマルチの絵をつくるとして、ウォークスルーとかにせよ、そこはたぶんAE、じゃなくて3Dソフトでやるでしょうね、手間のかかり具合は簡単だし・・・そう!だいたい一般のアマチュアは3Dソフト無いだろうという感じで、日本のマニュアルは書いてあるけれど、アニメを作るぐらいの根気があるなら、普通3D使うでしょ、それとなんか3Dについてよくわかんなくても参考として使えるみたいな、マンガ系のソフトにちょっと組み込んである3Dの機能は、はっきりいって使い物になんないですね。たぶんアニメの背景はもう完全2Dってのは消えると思いますね、後数年で。3Dは温かみがなくて絵を書く楽しみがないとかいうけど、3Dでもテクスチャ手書きやっちゅうねんボケェ。