2012年12月24日月曜日
庵野監督 所信表明 angst drive manuscript 2
庵野秀明総監督 所信表明
我々は再び、何を作ろうとしているのか?
「エヴァンゲリオン」という映像作品は、様々な願いで作られています。
自分の正直な気分というものをフィルムに定着させたいという願い。
アニメーション映像が持っているイメージの具現化、表現のたようさ、原始的な感情に触れる、本来の面白さを一人でも多くの人に伝えたいという願い。
疲弊する閉塞感を打破したいという願い。
現実世界で生きていく心の強さを持ち続けたい、という願い。
今一度、これらの願いを具現化したいという願い。
そのために今、我々が出来るベストな方法がエヴァンゲリオン再映画化でした。
10年以上昔のタイトルをなぜ今更、とも思います。
エヴァはもう古い、とも感じます。
しかし、この12年間エヴァより新しいアニメはありませんでした。
閉じて停滞した現代には技術論ではなく、志を示すことが大切だと思います。
本来アニメーションを支えるファン層であるべき中高生のアニメ離れが加速していく中、彼らに向けた作品が必要だと感じます。
現状のアニメーションの役に少しでも立ちたいと考え、再びこのタイトル作品に触れることを決心しました。
映像制作者として、改めて気分を一新した現代版のエヴァンゲリオン世界を構築する。
このために古巣ガイナックスではなく自身で製作会社と制作スタジオを立ち上げ、初心からの再出発としました。
幸いにも旧作からのスタッフ、新たに参入してくれるスタッフと素晴らしい面々が集結しつつあります。
旧作以上の作品を作っている実感がわいてきます。
「エヴァ」はくり返しの物語です。
主人公が何度も同じ目に遭いながら、ひたすら立ち上がっていく話です。
わずかでも前に進もうとする、意思の話です。
曖昧な孤独に耐え他者に触れるのが怖くても一緒にいたいと思う、覚悟の話です。
同じ物語からまた違うカタチへ変化していく4つの作品を、楽しんでいただければ幸いです。
最後に、我々の仕事はサービス業でもあります。
当然ながら、エヴァンゲリオンを知らない人たちが触れやすいよう、劇場用映画として面白さを凝縮し、世界観を再構築し、
誰もが楽しめるエンターテイメント映像を目指します。
2007年初秋を、御期待下さい。
原作/総監督 庵野秀明
2006 09/28 晴れの日に、鎌倉にて
http://www.ghibli.jp/docs/12-12-01.pdf
こんなん出してたんですね、知らなかった。
EVAはもう古いけどそれより新しいアニメは1つもなかった→同意
中高生がアニメ離れ→?
二極化じゃないですか、おっさん向けのおっぱいアニメと、子供向けでも子供を舐めきったような同じことの繰り返しアニメ。それで子供がダメになるとは思わないけど、ダメな奴はダメだし、ダメじゃないやつは、あぁこれ結局繰り返しかって普通に気づくだろうし・・・といって、その繰り返しに気づいて嫌になった奴に本当に質のいい作品を作ったところで、そういう人間の頭数は全然少ないから当然売れないと。
別に全部作り手が悪いわけじゃない、そういう市場として大衆の知的レベルがそうなんだからそういう作品が生まれてきておる、EVA、の再映画化だってそっちのほうが資金が集めやすいし、同じもののほうが安心して客がくるし、やっぱ客層だって30代くらいのおっさんだし・・・だから0から初めて、新しいレベルの高いお客さんを作って、っていうのはもう不可能だって自分でゲロってしまってるじゃんか。
だからサロン化傾向だと思います、レベルの高い人たちが集まってその中だけであまり金のかからない形式の作品で、質をあげていく、明治時代文学がそうだったように、小さなグループで貧しく、磨きあげた素朴な作品を作るっていう。作品の予算の肥大化傾向は終わるんでしょう。新しく、また原点回帰というか・・・
現代は閉塞している、技術よりも志→・・・
現代が閉塞している、という神話は一体どこからやってきたんでしょうか、何も言うことがない6時のニュースの煽り文句を受け取ってしまっただけじゃないの・・、だって90年代、終末論の時代でした、ユーゴ内戦が激化してクソみたいな時代でした、80年代、これもバブルの拝金主義でカスみたいな人間ばっかりの時代、70年代、学生運動が敗北して何の目的もない無生産の時代、60年代、ヴェトナム戦争やら、阿呆のブルジョアのクソガキがドラッグで楽しむだけの何やら、うんざりするようなことがありすぎた時代、50年代、焼け野原。差別、貧困の時代。40年代、戦争、それ以前、イカレポンチの帝国主義。やっぱやろう、30年代帝国主義化ファシズムの時代、20年代成金、財閥国家癒着政治腐敗の時代(が、ファシズムを生んでる、一般市民に受ける、金払いのいい金持ちが、汚職をして、ファシズムへは、80年代バブルからブッシュのようなユニラテラリズム(これもファシズムじゃん)を生んだ)10年代一次大戦、漁夫の利で虐殺がっぽりの時代(いい時代?)、1900アジア植民地化の時代・・・
結局これも繰り返しですから、2000年代のまた拝金主義、からのお金儲け第一主義、グローバリゼーション云々は、あるところまでは金持ち=正義、正しい、偉い、で行きますが、それが爆発すると、一気にファシズム化して、わけのわからん、国家の品格だとか、伝統だとか神話を引っ張りだして、単独行動主義に走るでしょう。右傾化、国民戦線化、ともいいますけれど。連帯、家族愛、人々の触れ合い、絆、民族、文化、全部ファシズムドクトリンじゃんか、アーリア人は世界最高の人種だ、と別に何も変わらないですよ。
いやいいです、ファシズムもある種のスタイルですからね、全体主義じゃなきゃ達成出来ないものもあるし、特にインフラ。
ともかくどんな時代だって、自由主義であれば、独占の抑圧、全体主義であれば政府からの抑圧があるんですよね、だから現代が特別閉塞してるわけでは全然無いと思う、少子高齢化、環境問題、核問題云々いってますけど、ウラを返せば問題が長期の問題ばっかで、明日零戦でつっこまなきゃ、とか差し迫った問題がないから何か問題を無理やり探してるだけじゃんって気がします、少子高齢化なんてほんと問題でもなんでもないですからね、先進国のほとんどが世界の経済バランス考えて移民を(しぶしぶ)とってるのに日本だけが断固純血主義をとってるだけですもん。
PART2 imposter
2 ポスター
アキ(次の日の朝は6月らしいしっとりとした雨だった、ただ温水プールに入りたいためだけに入部した水泳部の荷物を背負って朝の街を行く、学校までは15分くらい、水泳部は私以外には二人しかいないし両方幽霊だ、なんでこんなに人気が無いのか、かなり設備の整ったプールもあるのに。その理由はどうやら最近の高校生は競泳水着なんてダサいカッコで泳ぐのはまっぴらごめんだということだかららしい(というかAVのメインカルチャー化に伴って競泳水着を来てるヤツなんてオリンピックに出るほど速くない限りコスチュームプレイ好きの変態か、少なくとも露出狂だという感覚が一般的になってる気がする)それにこの学校が進学校で部活は県大会に進めるのはスポーツ推薦で乱獲した野球部だけだということにも理由がある。野球部は甲子園の常連である。つまるところいい大学への進学率の甲子園の出場さえしとけば学校の面目は大丈夫という経営方針なのである、単純が故に恐ろしく効率的であり、経営は上手くいってるらしく、色んな設備が整っているのである。ちなみに私は進学率のほうの奨学生で学費は免除である、大学に行く気なんてさっぱりないけれど、点数はしっかりとってるから何も文句は言われない、恐らく彼らは私が少なくともどっか国立か、早慶くらいにはすっぽり入っていくだろうと鷹をくくっている。まっぴらごめんだぜ、なんでこの若くて肉体が最大限に使える四年間をどうしてまた図書館で培養しなければいけないのか、もし行くとしたら50くらいになって肉体がガタピシ言い出してからにするよ。その年になったらもう大学に行く意味もないだろうけど、結局のところみんな就職する為に大学に行く、私は就職なんてしたくない。いや私はもう映画監督に就職してしまったのだから意味が無いんだ・・・、1キロ泳ぎながらそう思った。なんか教員たちの鼻をあかしてやった気持ちでさっぱりした。上がってみると幽霊部員の一人が珍しく来ていた、たぶん一年ぶりくらいだ、名前も知らない、一年下であり女であるということくらいしか情報がない)
幽霊「部長、偉いですね朝練ですか?」
アキ「(私は部長になっていたらしい)うん、珍しいね、何年ぶり?」
幽霊「ダイエットしようと思って」
アキ(たしかに君にはダイエットが必要なようだ、バルザック)
アキ「そっか、私先に行くよ、鍵は・・」
幽霊「持ってますよ、副部長ですからね」
アキ「そう、じゃあインハイ目指して頑張って」
幽霊「ハハハ」
アキ(幽霊は無様なクロールを始めた、まぁダイエットにはいいのかもしれない。ご覧のとおり私は日常会話に支障をきたすような施設行きの人間では全然無いわけだ。精神病というと必ずフーコーと太宰治がメリーゴーランドする、太宰は通じる人はあっても花火師のほうはまったく話が合う人がいない。人は大人になれば頭が良くなるって誰が言ったんだろう?知識が増えるというのも嘘っぱちだ、恐らく18くらいが一番物事をよく覚えてるし、また考えるスピードも速い。所詮頭脳も肉体労働ってわけだ、年寄りの学者は実は何かしてるようで何もしてない、施設の局長とかやってる奴は実はもう使い物にならないのだ、研究員はみんな40以内で、飾りものは別に必要ない。老人が存在していいという理由は合理主義世界では全くないわけだ・・・一部の驚異的天才はそりゃ別ですが。彼らは人間として分類すべきでもない気がする・・トーヴァンにしたってドストにしたって、ウィリアムにしたって。モーツアルトが存在したことによって人類が生まれたことを肯定出来るとアインシュタインは言ったらしい、私はウォルフはあんまり好きでないけどまぁすごいことは認める、でも彼らは本当に人間だったんだろうか・・・別に宇宙人だとか未来人だといか言いたいわけじゃなくて、彼らの脳みその内部構造はサピエンスよりも突然変異的に違っていて、シナプスの回路がサピエンスの何倍も速いとか新しい種族だったんじゃなかろうか、内部進化は見つけづらい。見かけはサピエンスでも中身はホモ・ゲニウスとかホモ・プログレスとか・・・ホモ・インフィニタスとか・・・
・・60年代に若さに至上の価値を置いて、i wanna die before get oldと歌っていた人々は、年金を拒絶して死を選んだりしないだろうか?何故老人は自殺しないのか?・・・なぜ私は自殺しないのか?結局のところ、私はまた最初のあの映画にまた戻ってきてしまった、私達には自殺以外に語るべきことがなにもない。どこか上層部に呼び出されて何か特別な使命が下るのでも待っているのか?マホガニー製の大きな机に碇司令みたいに座り込んで逆行で輪郭しかみえないが、ふちなしメガネが光を乱反射させているような情景を待っているのだろうか?このつまりこの作戦に命をかけろということなんですね?という能面をつけて私はオレンジ色の影と青空の間に立っている・・・カミュは本当の哲学的問題は何故自殺しないのかという事のみだと言った、その後もたくさん書いてるけれど結局のところ意味がよくわからなかった。カミュ自身何を言ってるのかわからなかったような気がする。カントやハイデガーも自分が何を言ってるかわかって無い気がする、デリダとかドゥルーズとかは意図的にそれだけど・・・
温水プールからは渡廊下が校舎までつながっている、校舎というか学校全体のデザインは、ポンピドーセンターを才能が20%くらいしかない建築家に学校に作りなおさせたみたいなデザインだ。私は現代建築は大嫌いだし、ノートルダムの鐘に書かれていることに大賛成である、建築は100年以上かけてつくられないといけない。経済的で効率的な建築なんて・・・なんだろう、経済的で効率的な夢を持てと言ってるようなものだ、経済的で効率的に死ねといってるようなものだ、なのに経済的で効率的に生きる事に否定する人は少ない、意味してるところは同じなのに。
まだ一限まで時間があったのでカバンの質量を減らす為に図書室に本を返しに言った、棚の雑誌の見出しが目に入る、自殺天国日本!赤のテクストをベベルしてドロップシャドウをした、シロートみたいなデザインの左派系雑誌だった。一瞬見間違いだと思った、自殺大国じゃなくて自殺天国なのか?批判してるのか賛成してるのかわかんない・・もしかして尊厳死を認める法案でも通ったとかいう内容なんだろうか?今年も三万人自殺しましたという、もうニュースバリューを失った統計的データの話ではなくて・・・ちょっと読んでみようかと思って辞めた。この手の雑誌のデリカシーの無い文章体が我慢出来ない代物だということを思い出したから。善良な馬鹿ほど始末の悪いものは無い。善良な馬鹿と友達になるくらいなら、有能な独裁者と友達になるほうがいい、スターリンは優秀な政治家だった事をみんな無視したがる、でもあのグルジア人はポンコツのソ連をあそこまで引き上げたのだ、超大国の一つとなってアメリカと対決できるまでに。それはヒトラーの経済的奇跡と同じかそれ以上にすごい事だ。普通の政治家ならあの大戦を乗り切ることすら出来なかっただろう、それはチャーチルでもルーズベルトでも無理だったに違いない、スターリンは実は20世紀で一番有能な政治家だった、一番偉大な人間ランキングでは随分底辺近くだけど・・・私は経済的に豊かな人が素晴らしいなんて価値観はもっちゃいないし、スーパーパワーになりたいなんて野望は全くないけどすごいことはすごいと認める、だってほら・・バク宙出来る人はすごいじゃない、何の役に立つのかさっぱりわからないけれど・・。
本がなくなってカバンはスッキリした。でもまだ水中で泳いだあとの気だるい感じが流れるプール状態で残っていて、それと眠さがこみ上げて来てある種幻想的な状態で私は机という約束の地へとたどり着き、昼休みまでは仮死状態である。進学校の素晴らしいところは授業態度が悪かろうが、服装がだらしなかろうが、ともかくペーパーでいい点取れば英雄だということだ。模試でA判定を出し続ければダブルダブルをキープしてるバスケ選手のように英雄だということ、実力主義はある意味で一番過ごしやすい、実力の有るものが生き残り、他は飢えて死ぬのみ。しかし誰かが飢える人に施しをするとすべてが崩壊してしまう、古代ローマがキリスト教にやられたみたいに。キリスト教は邪教だ・・・特に新約は・・・
ともかく授業なんて聞かなくても、どうせテストはまたどっかの大学の入試問題の数字を変えただけのような問題なのだ、私は過去問をかたっぱしから当たっていってそれを覚えるのに集中すれば3日で一学期分の学業を終える事ができる。実際の入試だってそうなんだ、問題を新しく考えるのは糞面倒臭い、教授連だってそんなことに自分の時間を割きたくないだろう、結局はるか昔の真面目な人が作ったものに手を加えて終わりというわけだ。テストの問題に限らず、ほとんどのいわゆる仕事をしてる人はそんなもんだ。人類が産み出したものはその犠牲に比してあまりにも少ない、人間が絶滅させた動物の一種類の秘密は、その情報量は、完成度は、美しさは、一つの国よりも価値あるものだったのかもしれない・・・
クロワッサンをかじりながらラテを飲む、ぬるい。昼休みはまたポスター作りの続きをやることにした、昼寝が効いていいアイデアを思いついた。
自殺者(ゾルゲリエン sorgerien)募集!あなたの最後を映画に残してみませんか?映画サークル カイユ・ノアールはあなたの自殺を全面的に協力します。
私の書いたイラストを貼りつけて完成。サークル名は適当につけてしまった、いつからサークルになったのかもわからないしこれでいいか。コンピューター室にはレーザーが無いので新聞部とやらにデータを持って交渉にいかないといけない。新聞部は新聞など発行せずに部室で麻雀とスナックを楽しむ確かにホンモノの新聞記者らしい場所である。一年の時の明るくて人当たりの良いアキ時代の友達が確かいたはずだ、名前を忘れたけれど。仮にヴィクトル・ユーゴーとでもしておく。でももう時間もないしそれは放課後にしよう・・・
午前中たっぷり寝たので午後は目が冴えてしまった、最近始めたフランス語の内職にせいを出して、すぐに終了。
同級生男「水澤さん」
アキ「・・・」
男「水澤さん!」
アキ「・・・あっ!私か」
アキ(私の苗字はもう18年の付き合いだけどさっぱりしっくりこない、あぁ記憶っ喪失があるから10年の付き合いだけど)
男「まさか自分の名前忘れてたの?」
アキ「まさか、どうしたの?時間あんまりないけど(おおげさな腕時計を見るジャスチャーをしようとして腕時計をつけてない事に気づく)」
アキ(この学校は掃除人夫を雇ってるから放課後の掃除なんて事はない、放課後に声をかけられてロクな事はない、特に異性は・・・)
男「そう・・じゃあまた今度でいいや」
アキ「いいよ、何?気になるから言ってよ(わざとたいして荷物もないのに荷物の整理をガタゴトやる)」
男「何の用事?」
アキ「新聞部にレーザーコピー借りにいこうと思って」
男「なんで?」
アキ「コピーするためだね、たぶん」
男「なるほど・・」
アキ(目線で何を?という質問を殺した)
男「水澤さん彼氏とかっているの・・」
アキ「いや、でも好きな人はいる。でもほら・・今は受験勉強に集中すべきときかなって思ってさ、すべてが終わったら思いを伝えようと思う。人はほら・・一人で頑張らないといけない時もあるんじゃないかな?私も一人でいたいもの、ごめん時間ないから、じゃあねまた・・明日は休みか、また明後日」
アキ(我ながらあざやかな立ち振る舞い、好きな人って誰って言うタイミングを与えずに視界からサッと消えた。彼が私が受験とはまったく関係ないフランス語の入門書を読んでいた事に気づいていない事を願う。私だって、誰かを傷つけたくてたまらないサディスティックミカではないのだし、わかってくれたまえ。好きな人がいるのは本当だ、私の好きな人は今はアントワーヌ・ポワドバール、航空考古学の第一人者・・・半世紀前に死んだけれど。彼の写真資料はレバノンの首都ベイルートのオリエント図書館に保存されてるということです。ほら、なんか魅力的でしょ?
何故か私は中東やアフリカにはまり込んだ西洋人が好きだ、オレンス、セリーヌ、テグジュペリ、あと死んだ人間が好きだ。それはネクロフィリアとか死体を食べちゃうあらゆる性癖の中でも最悪のあれだって言いたいわけじゃない。でもスカよりもネクロのほうがまだ・・・まし?でも何でか生きてる人間には興味がわかない・・早く死んでくれって思う。トム・ヨークが死んだら私の好きな人はヨークに決定する・・・もちろん肉体的にはペニスが欲しい時だってあるけれど・・・でもペニスが欲しいだけで男は全く必要ない。上半身を切り取って下半身だけの生物でいい・・・男は女の上半身も好きなんだろうか・・・?たぶんそうなんだろう、マーメイドってのがいるくらいだし、ケンタウルスは馬並み・・・
ポスターをいろんなところ、もちろん街やネット掲示板にも貼りまくった。貼りながら思ったけれど、もっとバンクシーテイストにすればよかった、あとコピー紙のA4じゃあまりにもインパクトに欠けてる・・・仕方ないからアイドルの看板イラストの顔の所に貼ったり交通標識に貼ったりしてみる。あとポストの入り口を塞ぐようにも貼ってみた、どうせ雨が降ればすぐしなしなになっておじゃんだ。連絡先には捨てアドしか書いてないからバレる気遣いはないのだし・・・ストリートアーティストがエスカレートしていく気持ちがわかった。私はこの街が大嫌いだ、この街の作りを見ればどれだけ教養が無いかすぐにわかろうってわけだ、日本人ってのは、社会の為とか人類のためっていう精神が全くかけている、自己中のエコノミーモンキーで最低の人種だ。日本人はユダヤ人がなんで嫌われているのかどうもしっくりいってないだろう、しっくりいくヒントを与えてあげるとユダヤ人に一番似てる人種は日本人だ。さぁ、どれだけ軽蔑に値するかもう君にもわかるはず・・・日本人がディアスポラして一体どこで受け入れてくれるもんか、黄禍のイエローモンキーめ・・
都市をギャラリーに変える徒労が終わったところでもう夜になってしまった。一日早い・・・ちょっとストリートアートにはまってる自分がいる・・どっかでやってる人にスプレーとペンキを分けてもらえないかな・・わざわざ買うのはやだ・・・でも100均くらいであったような気がする・・・それとラテックスの皮のライダースーツとフルフェイスメットが必要だ・・あと原付も・・むぅ。予算オーバー。
何かのドキュメンタリーでシャッターに落書きされて怒って消そうとしていた店主がこれはバンクシーのかもしれないから価値が有ると言われて、いきなりニコニコしだしてもっと書いて欲しいとか言い出した時の顔が忘れられない。一般人のアートに対する態度ってそれだ・・・・・・・
ともかく何か壁に対する見方が変わった、あっこのテクスチャー面白いとか・・この街角にあれが・・とか・・でもちょっとリスキーだよなぁ・・優等生だもの・・結構気に入ってるんだもの優等生キャラを演じるのが・・・