2012年12月11日火曜日

松本人志の放送室 三週目

 最近聞くものがなかったので、見るテレビもあんまないし(今週のガキは面白かった)、ので三週目を完走しまいました。

 391時間もすぐに聴けてしまうもんですなぁ、まぁオールナイトと違って一時間だからってのもあるけれど、フリートークだけのラジオで一時間ってのはなかなかのもんです。まっつん曰く、ずぶの素人が何を言うてんねん。プロは圧倒的な力の差を見せつけなきゃあかん。と、だからネタ職人とかの助けを借りないラジオなんでしょうね。
 確かにプロなんだから素人のネタ面白い面白いっていうのも確かにいいけれど、やっぱ自分もガチで力をみせつけないといけないですね。事実上、芸能界で一番面白い人間と、一番優秀な放送作家のフリートークなんだから他では聞けませんね、そりゃ大御所だの、大物だののラジオはあるかもしんないけど、実力で一番の人の話ってなかなか聞けるものじゃない、半分以上は、テレビの愚痴なんですけどw それってあの任天堂のマリオのクリエーターの人とキャメロンのゲームとか、井上雄彦と鳥山明のマンガとか宮崎駿と庵野さんのアニメみたいなもんですからね、そんなんありえないもの。
 
 
 私はごっつをリアルタイムでは見れなかって、落ち目になったテレビやラジオしか、リアルタイムでは味わったことない人間ですけど、放送室があった00sは、テロに始まりずーーーっと不景気で全然ぱっとしない時代だったけれど、放送室があってよかったなって思いますね。ある回で、放送室しか生きてて楽しみが無いって書いてくるリスナーがいて、それがなんかうわっと思いましたね、まっつんはクズやんけ、言ってましたけどw そんな人結構いたんだろうなって思います。なんなんだろうな、あの感じは、90年代の熱い終末論的な感じが私は好きでした。00sのみるみる世界がダメになっていくのを肌で感じるような空気感、それも綺麗な終わりじゃなくて、目を背けたくなるような、貧しさとか保身とか、拝金主義的な感じ、90年代がヘロイン打ち込みすぎて野垂れ死にしてるロッカーだとしたら00sは寝たきりで完全にボケてクソをもらしながら死を待ってる老人って感じです。2010sももう二年が終わろうとしているけれどやっぱあの地震以来ちょっとなんか変わったような気がします、もっと人が自己中心的でなくなっているということでは全然無くて、もう政府なんてこれっぽっちもあてにしない、必要とあれば殺しあうしかないんだ、地球がボロボロになれば、奪い取って、憎しみ合って、それでもっていうふうに・・・やっと現実を見だして、覚悟ができてきたのかなって思います、私の個人的変化なのかもだけれど。
 
 2010sのテーマは優しさ、になると思います、甘やかす優しさだけじゃなく、死なせてあげる優しさとか、あきらめさせる優しさとか、闘う優しさとかですかね・・・