2013年1月26日土曜日

four horse man 2012, 新しい国家論 01

http://buy.fourhorsemenfilm.com/

 4 horse man というのは、apocalypceに出てくるもので、天使が人間を滅ぼすのになんかよくわかんないけど少しづついたぶって殺すギミックです、侵略、戦争、飢餓、死を象徴してるんですけど、全部⇔じゃんって気もします。
 
 これはいわゆるネオキャピタリズムがもうすぐぶっ壊れるぜっていう、いつものドキュメンタリーなのですが、キャストが豪華です、チョムスキーとか偉い輩が一杯でてます。最終的には社会から貧困と不平等をなくして、人々の触れ合いと協力に基づく世界を作ろうっていう、中道左派よりも少しリベラルくらいの意見で落ち着きます。既存のメディアにとらわれない独立系ドキュメンタリーと銘打ってますけれども、どうですかね、確かに民放よりはましなのかもですが、結局ジロンド派ってとこなのではないですか。金持ち、権力者たちは、自分たちに都合のいい政府を作ってる、知ってるよって感じです、そうじゃないものがいつ存在してたのですか、と思う。けれど銀行と政府の癒着を通してどうやって権力者は、国債を自分のポッケに突っ込むかというメカニズムの説明があったのは良かったです。なるほどはは~んって感じですかね。けれど、どんな巧妙なトリックをしてようがしてまいが、どうせ搾取はされるんだからどうでもいいという気もしないでもない。
 
 こういう今の経済はダメだ、と環境問題は深刻だ!っていうのははっきりいって飽きて来ましたね、もっと本質的な問題を語ろうよと思う。こういうドキュメンタリーを作ってる人々や、キャストも結局は社会の上層のエリートがノーブレス・オブリージュを形だけ示してるだけですからね。ボロボロの服を来たディオゲネスや、ライフルを持ったゲバラは語ってはいない。みんな口先とは裏腹に大きな家に住んでる体制側の人間じゃんってわけで。実際無知で、汚くて臭い、スラムの人間が近づいてきたら自分の家に立てこもり鍵をかけ・・です、そしてなんだかんだいいわけしてライフルを持つこともない。


 本質的な話題
・どうやって人口を減らすか、戦争なのか内戦なのか、核兵器なのか生物兵器なのか
・どうやってネットなどを通じて国際的団結を作り、権力と対決するか、その実際の戦術、ゲリラ戦術、武器のロジスティクス
・どういうシステムを新しく作るか
・役に立たない老人をどうやって殺すか
・平和な世界の退屈さをどうすればいいか

 
 もちろんこういう話題がタブーなのは承知ですし、過激なのもわかるけれど、結局はそれを解決しなきゃ話になんないのですからね。目を背けたってしようがない。そう考えるとやっぱプラトンは問題を真摯に誠意を持って考えてましたね。阿呆には適当な神話を創造して洗脳し、不適格者は間引く。そういう点をとってなんてプラトンはひどいと批判するのは簡単だけれど、プラトンがどれだけ真剣に国家のコトを考えたかをしっかり認めるべきです。


 乙自身の現在の意見を述べますと。
・人口制限はバースコントロールを強制的に執行する、赤子、障害児、低能は殺す(プラトニクス)、地球の人口は20億、をメドに調整する。
・国際的団結はいくら情報技術が発達しても人類の理解力シーリングからしてまず不可能、そして現行の帝国の軍事力は強力すぎるので革命は諦める。キャピタリズムの崩壊と大きな国際戦争は避けられない。現在のシステムは自壊するまで待って積極的に破壊工作はしない。もしくは消極的革命、子供を作らない、働かない、自殺推奨、をとる。
 戦争ではもちろん帝国と戦う第三極につく、おそらくほとんどが全滅でしょう、一番弱いところだから。
・高齢化にはデスコントロールを執行する、80歳強制死刑制度(もしくは隔離)
・大きな戦争が終わって、より強力な統一政府、地球政府が作られた後、どういう政府を作るべきか、これは考え中。

 →というわけで、新しい世界のシステムを考える連載を開始しようと思います。プラトンに変わる新しい国家論を書こうのコーナー

・人生の倦怠と退屈さ、これも解決策がわからない。けれど、避けようがない次の大戦は、何らかの語るべき物語を残すと思います・・・