2013年5月31日金曜日

Op9 making 71









 ふと振り返ると結構長いことこの作品を描いてます。260カットくらい、テレアニだったらもう三話分くらい、映画でも30分は使ってしまってるでしょう、これだけ長いのを作ったのは初めてです、もちろん脚本や小説はストーリー的には長いけど時間的にはすぐ書けますからね。
 まぁつまり、しんどくなってきたってことですw
がっつり休もうかな・・・というかなんか違う短い作品を描いてみたくなっております。手法もまったくかえて。
 しかしほんと週刊連載とかやってるヒトは消耗戦ですよね。まぁだからつまんないんですけどw
 今連載中で読んでるのなんてバガボンだけだものね、他にはひとつも読んでない。まぁあれもほぼ不定期連載ですけど。
 しかしやめちゃおうと思わないのですかね、なが~い連載やってて、どうもなんか・・進展がないなぁって感じのマンガ、いくらでもありますけど。はじめの一歩とかワンピースとかナルトとかEVAとか、もぉいいよってならないのかなぁ、描いてる側よりも読んでるほう、なんでそんな終わったものの再編集みたいなのばっかり求めるのですかね。


 もちろんIもOp9を途中で投げ出しはしませんがw
終わりは実は最初から見えてるんです、っていうかあとは登場人物にまかせてるから、何も考えてないw 結末はIも知らん、けど終わりは必ず来る。



 動き出す時ってのはありますね、勝手に。あとはそれについてくだけなんですけど、作画って観点からだとそっからが一番しんどいのです、そうじゃないなぁってコトばっかだから、しっかし昔の作品から考えると随分こなれた描き方してんなぁwどこで手を抜くかがわかってきてるだけ・・・







 しかし松本人志がツイッターやる時代ですか。えらい時代ですわ。まっつんはテレビ局を作ったらいいのに。
 そうIもテレビ局つくろーってふと思ってます。

RHCP under the bridge 和訳 解説

 RHCPは、今ではたぶんバンドっていう、感じの音楽では頂点のバンドでしょう、レディへはバンド・サウンドじゃねぇし、OASISは解散した、U2はBONOがそれほど音楽っていうメディアに全身全霊じゃないっていうか・・・
 
 あまり悪くいうやつもいませんね、某マンガでもカミサマ扱いです。しかしそぉいわれるとIのあまのじゃくなトコが出てあまりなんか聴きこめませんw

 いわゆるZEP系のある意味プロフェッショナリズムのあるバンドですね、技術も卓越しておる、FLEAは明らかにミンガスが死んだ今では世界最高のベーシスト、ギターはころころ変わりますのでよくわからん、フルシアンテを評価するひと多数、チャド・スミスはボンズが逝ってしまったので、パワフルなドラムってことでは他を圧倒してる、ちなみにスリップノットのドラムのJOEYはすごいw あとトレーンの後期パーカッションはすごい。アンソニーだって、POPが老いてしまってからは、たぶんステージパフォーマンスをするフロントマンとしては、名実ともにNO1でしょう。若いバンドはなんかかっこつけてますからね、最近の。脱がないしw トムヨークノダンスハ斬新すぎるってのが世間の考えです、Iは好きですけど。


 はいずれましたが、しかしRHCPは最初の頃はひどい出来でしたよ、それがバカっぽくて、パワフルで好きだったという向きもありますが、やっぱプロでは無いという気がします、けどそっからだんだんと良くなった?少なくともプロっぽくなって、聴きやすい。しかしファンク色が薄れてイーブンのロックになると退屈でもある、っていうかそれだとZEPそのものになっちまうぜちきしょうめ。


 けどこういう、バンドで、バンドとして成長して、ギタリストが死んで、それでもバンドの絆があって、バカもやって、たまにバラードもやって、マジな一面も見せるとコロって来てしまうでしょうね、そういうミュージシャンってのが、もぉ今では少ないでしょう、ある程度作曲が出来るヒトがおって、そいつがお家でコツコツ宅録でほとんど作ってしまって、スタジオの録音ではスタジオ・ミュージシャンに頼むってことになってくると、えっ?じゃあ俺たちいる?っていうバンドがほとんどで、だいたいボーカルのそいつがソロになったり、メンバーをクビにしたりして、なんかしらけてしまって、そもそもなんでバンドなんて初めたんだろ、ただ音楽が好きなだけだったのに、なんですべてカネに変えてしまったんだろ、くだらないな・・・っつーわけです

 もぉバンドっていう形態が意味を成してない。終わった現象なんでしょう。新しいバンド、なんてものは20年くらい生まれてませんからね。すでに古臭いもんです。coldplay やMUSEはやっぱおぼっちゃんのバンドで、世間一般の気持ちを代弁してるとはまったく思えないし。音楽の完成度としては高いのかもしれないけどブルジョアの道楽っぽいとこがある。歌ってのはだいたい貧しいヒトが歌うもので、金持ちがつくるのは音楽ですね、歌になってない。バンドは歌を歌うもんです。

 バンドってコトバ自体が、束縛ってとるか絆ってとるか難しいコトバです。キズナキズナ言うくせにホームレスと一緒には暮らしたくない、知的障害者やら、貧乏人、老人、は見たくもない、けどトモダチって大事だよね、みんなで協力しよう、みたいなこと。みんながんばれ系のアーティストがオートロックの高級マンションに住んで、ガードマンを雇ってるみたいなこと。

 でもそれは偽善じゃないんです、どっちも本当、ホームレスは臭いからイヤだけど、本当にみんなで協力して未来を作れたらそれに越したことは無い、それは嘘じゃないんです、どっちも本当だからややこしぃんだなこれが。
 そういうのを葛藤、といいます、ジレンマ、コンプレックス、フラストレーション、そういうことを歌にするものですね、アーティストってのは。






 Sometimes I feelLike I don't have a partner
 いつも思うことは、Iにはパートナーがいないんじゃないかってこと
Sometimes I feel
Like my only friend
Is the city I live in
The city of Angels
 Iの唯一のトモダチはIがすんでる街、この天使の街(ロスアンジェルス 天使たちっていう名の都市)なんだって感じる
Lonely as I am
Together we cry
 まるでこの街がIのように孤独で、いつも一緒に泣いたもんだ

I drive on her streets
'Cause she's my companion
 ふたりひとくみだからこの街の通りを走りまわる
I walk through her hills
'Cause she knows who I am
 この街の丘をぶらついてみる、この街だけがIが誰か知ってるから
She sees my good deeds and
She kisses me windy and
I never worry
Now that is a lie
 この街はIの本当にしてきたことを知ってるし、からっ風がキスしてくれる、すべてが嘘だってことになっても、まったく心配なんてしてない

I don't ever wanna feel
Like I did that day
 もうあのときみたいな気持ちにはなりたくないんだ
Take me to the place I love
Take me all the way
 Iの大好きなあの場所に連れてって欲しいんだ、それで全部持って行ってほしい
I don't ever want to feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all that way (yeah yeah yeah)
 あの大好きな場所へ、連れ去っていってほしい

It's hard to believe
That there's nobody out there
 誰ひとりいないなんて信じられないや
It's hard to believe
That I'm all alone
 まったくの一人ぼっちだなんて、考えられないな
At least I have her love
The city she loves me
 少なくともこの街はIを愛してくれたし、Iも愛を持ち続けてる
Lonely as I am
Together we cry
 この街はIみたいに一人ぼっちで、いつも一緒に涙を流した
I don't ever wanna feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all the way
I don't ever want to feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all the way (yeah yeah yeah)
Ooh no (no no yeah yeah)
Love me I say yeah yeah

Under the bridge downtown
Is where I drew some blood
 スラムの橋の下で血まみれになったこともあったな
Under the bridge "
I could not get enough
 あの橋の下で・・・コトバになんないけれど
Under the bridge "
Forgot about my love
 あの橋の下ですべてに愛を失ってしまったこともあった
Under the bridge "
I gave my life away (yeah yeah yeah)
 あの橋の下でIは身を投げたんだ
Ooh no (no no yeah yeah)
Here I stay yeah yeah
 だけどココニイルよ
Here I stay...
 ずっとここにいるさ
 
 
 

 最期のトコでギョっとなる方もありますでしょうね。コーラスは under the bridge down townって言ってるらしいのですけどまったくそうは聞き取れんw
 実は恐ろしく後ろ向きな自殺ソングなんですけど、特徴的なアコースティック・サウンドはDTMでは一番再現しずらい、プリングなど小技を多様していて、あっ、やっぱこの時代の生楽器サウンドは懐かしいな、いまは全部打ち込みだものなってハッとします。
 ケドなんだろうポジティブなものがありますね、やっぱそれは俺達はギタリストの死も、レコード会社からの解雇からも、全部乗り越えたぞ、世間や、社会が何を言おうと俺らは俺らだぞ、地獄をいくつもくぐってきたぞ、コノヤローっていう自信が感じられる・・・子供を橋の下に捨てるってのはアジアだけではないのだなってのが発見ですが。たぶんアンソニーは捨てられたカコがあるのでしょう、それがテーマになってるものがいくつもあります。
 ほいでなるほど最期の自殺ってのがあるから、天使という名の街、を前半強調したんだ、ただのさようならボクの街、in my life、懐かしいっていう曲ではないんだな。ボクラは60年台に生きてるんじゃねぇ、90年台のクソみたいな不況の中で戦ってるんだぞ、また石油のために戦争なんだぞ、クソみたいな世の中だぞ、ってね。
 こんなレベルの曲が出来たらもぉあとは上り詰めるだけです。

2013年5月29日水曜日

Op9 making 70 / ロシア語で おまんこのコトをなんていうか 作家の日記







 一番したのユキ(左)の目の描き方に注目なんですけど、これって宮崎駿作です、侍ジャイアンツのオープニングをおっさんは業界から干されてた時にやったのですけど、その時からなんか怒ってる?逆上してる?みたいな時はこういうふうに目を描いた、これって今までになかった、縁取りみたいにクルっと回して描く。自然ではありえない歌舞伎っぽい作画ですね。日本人らしいデフォルメの仕方。
 効果音、ってものを実際に字にして描くというのは、手塚治虫作らしいです(ex シーーン、みたいなの)Op9はそういう漫画的効果を使ってません、それは井上雄彦にならってです、あのヒトもマンガエフェクトを極力描かない、それがなんか、妙な静寂感を生んでる要因です、あのヒトのマンガって音が無い気がしませんか?だから耳が聴こえないキャラとかを生むのでしょうね。
 逆にジョジョとかは、ずっと轟音が鳴ってる感じがする。他にはざわざわしてたりねwざわざわあ音じゃなくて心象風景を時にしてるわけですけど、イライラ、ムカムカ、みたいなもので


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 ドストの作家の日記 小景 で語られる酔っぱらいが語る悪態とはなんだろうか?を気になったので調べました。
 たぶん、ヨブのことですね、ロシア語ではエビ、がまんこ eb  だと言われますが、字面で見るとそうですけどロシア語では、Eにウムラウトがつくので、ヨブです、ヨブ ティ!! でfuck youだから、酔っぱらいが叫んでるのは ヨブ!!ってことだと思われます、あとドゥラック!!=バカ!! ってのを映画ではよく聞きます・・・もちろんソ連時代の映画にはそんなコトバ使いはされないけれど。
(海老原少尉 が エビ ハラショーイ と聞こえるから ファック最高という意味になるっていうハナシですけど、ヨーブ ハラショーイだからこれはたぶん作り話ですね。ハラショーイでキミのっていう二人称型でキミのおまんこは最高だってことになるね。大学の第二外国語程度の知識ですけどたぶん合ってるはず。聖書のヨブ記 がまんこ日記になってしまうけれど・・・しかしこういう下ネタは再重要単語なのに辞書にのらんですね。
 ちなみに英語ではカント、哲学者のカント、と発音同じ、カントの永久平和がおまんこによる永久平和になって随分楽しそう、フランス語だとコン、でこれはほとんど同じ。ガルガンチュアによく出てくる。中国語ではビー、とかシャオビー、シュウビー、ファックはカオ、とかツゥアオ、ガンとかのようです。
 どうも下ネタにはだいたいK音が入ってくるみたいですね、これがなんか体液を発射するようなカタルシスをもってるのでしょう、ちんこ、まんこ、カカ(スペイン語のうんこのこと)、ファック、カント、カオ、ね?全部K音が入ってます)
 
ドストは酔っぱらいが6回、ヨブ!って叫ぶだけで驚くほど緻密な会話になってると笑かしてくれてますけど、ゲージュツはそういう下ネタとは無縁だと思ってるPTA的白痴がおるけど、むしろ逆で偉大な作家ほど下ネタに強い、シェイクスしかりドストしかり、アリストファネス、ラブレーとね。それはニンゲンとしての幅ですからね、上品にもしゃべれるし、最低のカスみたいにもしゃべれる、じゃなきゃ人物を描くなんて出来やしないもの。


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やっぱヒート、ペイサーはもつれにもつれましたが、これを制したほうがファイナルも勝つ、間違いない、激戦を勝ったほうが勢いがあるから、スパーズは楽勝しすぎた。試合まで時間も空きすぎるし。今年の優勝はヒートかペイサーのどっちかです。

 

2013年5月28日火曜日

Op9 Opening デジタルマンガ / ドストエフスキー 作家の日記

 オープニングのBGMはずっと昔に作った音源であります。尺がこぼれたw

 まぁ続きに繋げればよいのですけど、長すぎるのもね。 

 けどこれ売り物にするには、また検閲がうるせぇんだろうな・・・めんどうなセカイになったものだ。いっそ殺してくれw ユズがそういっつも口癖で言いますね、ひとおもいに殺してくださいって、けっこういいギャグだと思ふ・・・・ちょっと相手をひかせるギャグ、アップギャグ、死んだらえぇねん!みたいなもんです。これを笑うか笑わないかで相手の許容レベルがわかる


・・・・・・・・・・・・


  なんの脈絡もなく何の画像かとお思いでしょうが、これがドストが作家の日記で言及している、レーピンとクインジの作品です。狩猟家、とラドガ湖?・・・マコーフスキーはみつかりませんでした。
 日本の美術出版ってロシアの絵画なんてちっとも扱ってくれないで、ルネサンスと印象はしか扱って無いんですよね、バカなんです。それか売れ線しか売り出せないのか。20世紀美術はライティングが高すぎるのか。といって英米が優れてるわけでもない、そういうわけでは大陸、フランス・ドイツはやっぱすごい、マニアックな作家も扱ってる。ロシアと日本は国境を接してるくせに、ほんととーーーーーいですね。
 それもこれも、アートをビジネスにしようとかほざいてるXXXのせいだw ビジネスはビジネス、アートはアートやんけ、アートをビジネスにするなら、アートなんてコトバいらんでしょう?いい悪いじゃなくて、アートはビジネスじゃないんですよ、だからアートなわけでしょ?ビジネスなら勝手にやればいいじゃん。ビジネスやりたいならビジネスやったらいいし、アートやりたいならやればいい、それだけですよ。牛乳は牛乳、パンはパンなんですよ。牛乳をパンにしてどうする。
 

2013年5月26日日曜日

radio summer sky no 13

http://www.youtube.com/watch?v=953TIVdWEHA


 13回目で夏目漱石 それからはおしまいになりました。

 

さ~て見るものなくなっちゃったな。というわけでドストの作家の日記を読み返してます、これどこまで読んだかいっつもわからなくなる。そいで内容が厚すぎてなかなか進めない・・・ドストはやっぱ天才です・・・

2013年5月25日土曜日

iggy pop search and destroy 和訳

iggy pop raw power search and destroy


pixies はどこから現れたのかわからない虚無から生まれたバンドだと書きましたが、唯一といってもいい、影響はおそらくPOPからでしょう、それを言及しなかったのでセナ汗タラー!でいてもたっても遠藤になってしまいました。ボーカルのフランシスブラックがカバーしてることからも明らか。


 POPは60年代で扱えなかったのは、どうもピークをどこに置けばいいかわからないヒトだからですね、というか音楽よりも、カリスマ性がキラキラのヒトだから曲紹介って感じで紹介してもどうも伝わらない。ミュージシャンというよりもパフォーマーですからね。それに音楽的にもボウイと一緒のソロにすごいアルバムが2つあるけど、それはパンクではないし、パンクの始祖としてのstoogesのどっちで扱えばいいのかわかんないし・・・・
 けどパンク、ハードコア路線の始祖として無視はでんでんできません、客席にダイブするってのを初めて定式化したのはPOPだったようです。ステージでムチャクチャするってのも。ゲロ吐いたりオナニーしたりね。

 そういうこともあるし、traispottingを見たことがあるひとはわかるかもしれないけど、POPを悪くいうようなミュージシャンはいません、あらゆるコトに文句を吐く辛口な作家ってのがいるものですけど、POPだけはこき下ろさない。ピストルズでもそうです、おれら以外は全員バカ、系のB型種族がたくさんいる業界でも、POPだけは例外的に違うといわれる。
 何故か?カッコいいからです。まずPOPっていう名前が抜群にイカしてる。ボウイの愛人だったのでは?という噂もありますけど、Raw powerのカバーイラストにもあるように、このヒトはセクシーです、ジム・モリスンに並んで裸が絵になる、なぜ脱ぐ!っていうのもこのひとの発明だと思います。ヴォーカル=半裸ってのを定着させた、理由はわからんけど、ハードなパフォーマンスをするひとは脱ぐことに決まったんです。これはもう決まったんです。



I'm a street
walking cheetah
With a heart full of napalm
 Iはストリートを練り歩くチーター、ナパーム弾で体内はすし詰め
I'm a runaway son of the nuclear A-bomb
 Iは逃げ出した原子爆弾の息子だ
I am a world's forgotten boy
 Iはセカイから忘れられたガキ
The one who searches and destroys 
 探しだしてぶち壊す
Honey gotta help me please
 ねぇちゃんおれを手伝いなよ
Somebody gotta save my soul
 だれかIの魂を解放してくれ
Baby detonates for me
 ねぇちゃんおれを爆破しろ
Look out honey, 'cause I'm using technology !
 見ろ、Iはテクノロジーを利用してる
Ain't got time to make no apology
 言い訳してる暇なんてねぇ
Soul radiation in the dead of night
 真夜中に魂の放射能が炸裂する
Love in the middle of a fire fight
 戦闘の業火のなかでセックスしよう
Honey gotta strike me blind
 ねぇちゃんIを盲目にしてくれ
Somebody gotta save my soul
Baby penetrates my mind
 キミはIのココロに挿入してきやがる
And I'm the world's forgotten boy
Iはセカイから忘れられた少年だ
The one who's searchin', searchin' to destroy
 探して探して探して、それを破壊するモノだ
And honey I'm the world's forgotten boy
The one who's searchin', searchin' to destroy
Forgotten boy, forgotten boy
Forgotten boy said
Hey forgotten boy
 忘れられたガキは言う、なぁ忘れられたコドモよ




 search and destroyってのは、今ではなんかウィルスソフトっぽい響きですけど当時はPCなんてありませんから、POPがこのフレーズの発明者といってもいいでしょう。James Williamsonという人物が三枚目からギターなんですけど、こういうギターのスタイルは今ではありふれたものですけど当時は無かったんです、ギター=パワー!っての。ジョニー・マーが評価して、ジミー・ペイジのテクニックとキースの聴きやすさを兼ね備えた天才だということです。それでありながらソロで目立とうとしなくて、ちゃんとバンドを生かしてるのがやっぱマーが評価するとこでしょうね。このS&Dのイントロはメチャクチャかっこいい。
 ピストルズからオアシスまで、このギタースタイルは今では主流ですね。そしてそういう才能を無名のバンドから見つけだすボウイのプロデュース力もやっぱ相当なもんです。

 velvet goldmineという映画でEwan  Mcgregor がPOPのマネをしてるのでこれも是非。Iユアン・マクレガー大好きニンゲンなので・・・

ちなみにですけど、イギーはジョニーデップがミュージシャンだったころに世話してあげたこともあって、2人は仲が良いです。実はこのヒトはインテリなんですよね、頭も良い、ヘロイン中毒だしwドストも読み込んでる。このS&Dだって、勢いだけの曲かとおもいきや、本質をついてると想います、探して、探しだして、探しだしては、ぶち壊す、そしてまた探す、セカイから忘れられた存在だから。
 まさにPOPらしいですね。

2013年5月24日金曜日

op9 making 69/ マジンガーZ 最終回




ちょいと時間が空いたのは、モデリングをしてたからなのか!!

 謎はすべて解けた! けど真実は1つとは限らない!

 ちょっと描き方をかえました、一枚づつじゃなくて、ラフでシーンごとに切ってからペン入れをするようにしてみました。こっちのほうが流れが自然になる気がする。

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最終回

http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=16655424


 マジンガーがひくくらいヤラれるので有名なマジンガー最終回ですけど、確かにボロボロにやられてましたw EVA弐号機並にやられてましたね、なんかこぉいうわぁアカンで!みたいなヤラれ方をする最終回ってのは初めてじゃなかったでしょうか、それ以前にはなかったように思ふ・・・コドモは夢に見たでしょうね、ディアナのやられ方もひどいし。アトムやジャイアントロボみたいな、キレイな終わり方じゃない。009もそうか・・・
 そいでいきなりグレートマジンガーが助けに来て、あんなに苦戦してた敵を50秒くらいでやっつけるのですけど、えぇっ!って感じがしないでもないw じゃあ最初から助けにこい!!w



 しかしニンゲンが乗り込んで戦う、スーパーロボット、というジャンルを切り開いたマジンガーの功績はやっぱ大きいですよね。そしてそれなりに巨大ロボットの気持ちいぃ部分、は完成されていると思います、ちょっと甘いところが確かにちょこちょこあるけど。
 前半のほうは兜甲児がめっちゃ荒いんですね、アフロダイを蹴っ飛ばして邪魔だよ!!とかやる、それってヒーローw?って感じがしないでもないけど、やっぱ時代ですよね、フェミニストの時代じゃない、その荒い兜甲児がやっぱいいですね。
 いわゆる戦争世代は20、30年代生まれですから、マジンガーは71年だから、戦争世代がまぁ40くらいで、がっつりスタッフとして参加してるでしょう。ほいで客層は戦争チルドレン、いわゆる団塊の世代ですから市場は大きい。この時代に子供向け文化の原型がすべて作られたのはそういうわけでもある、市場が大きかったからなんでも挑戦出来た。で90年代、世紀末世代は団塊チルドレンなんですよねだから、この時代もある種の若者文化があった。熱い時代でした。70、80年代の文化ってオトナになった団塊向けで、ややオトナ向けで、ちょっと、かなり退屈でした。
 やっぱガキが文化をつくるのですけど、もっとくわしくみると、ガキに向けて何かを創るオトナがガキ向けに文化を創るのですよね。それを見誤ってはいかんね。


 なんかニュースで子供の貧困が拡大、5人に1人!とか言ってたのですが、それは貧困じゃなくてただ全体的に生活レベルが下がっただけなんちゃう?ほかにもエジプトは貧困が30%、というけどそれは貧困じゃなくて、それが普通なんちゃう?貧困ってことは生きてるってことですからね、死んでたら数字にならんし。

2013年5月23日木曜日

NBA heat vs pacers / マジンガーZ 終盤 傑作回 / ガキの使い ジミー大西 / フランシス・ベーコン展

 http://forum.rojadirecta.es/showthread.php?196605-NBA-Playoffs-ECFs-Game-1-Indiana-Pacers-vs-Miami-Heat-22-05-2013

 カンファレンスファイナルの一回戦、ヒート対ペイサーズ、どえらい試合やったで!!ペイサーズはでもかなりいいとこまでいきそう、というのはペイサーズのセンター2人、ハンズブロとヒバートは相当いいですねぇ。もしかしたらロイ・ヒバートは現時点で最高のセンターなんじゃないですか?ハワードを抜いて、シュートもできるし、運動能力も高い、218センチ!!・・・。ハンズブロも泥臭いいいセンターです(なんかムチムチしててホモっぽいのがきがかりw)ヒートはセンターがいないチームだからこういうツインタワーのごりごり高さで来る、これぞNBAってチームには弱いですからね。


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 マジンガーは恐ろしく中だるみしたけれど、たぶんもうすぐ打ち切りが決まって気合が入ってきました。実際には打ち切りじゃなくてそのままグレートマジンガーへ続く、で終わりなんですけど。グレートはあんまり視聴率が伸びなかったようです、パクリのロボットアニメも色々でてきて苦戦したみたい。

 72 アポロンの回
http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=12723508

 74 アフロダイの最期

http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=12723557

 78 あしゅら男爵の最期

http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=12965470

 79 さようならもりもり博士
http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=12965535

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 ガキの使い1992
 
 134回 まっつんオカマ掘られるの回
http://v.youku.com/v_show/id_XNTU5NzIxMDQ0.html?f=19276762


 136 ジミー大西はじめてのおつかい

http://v.youku.com/v_show/id_XNTU5ODc3ODk2.html?f=19276762

 ジミーちゃん初登場の回がこれだったんだ、やっぱりけっこう後なんですね、もっとずっとダウンタウンと絡んでるきがしてたけど。初登場でいきなりキセキを連発してます。

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 日経平均が1200円も下げたってことで大惨事を引き起こしてるようですなw こういうことを言ってみんなをビビらせてさらに急激にバブルを炸裂させて、追証破産に追い込むのはよくないことですけど、ヘッジファンドやヤク◯はそれをよくねらいますよね~。けどたぶん明日は買い戻しが入るでしょう。でも最終的にはまた下がるでしょうね、アベノミクスだかなんだかしんないけどずっと昔からある、高橋是清に怒られる右派の人気取りのバラマキ戦略じゃないですか。うまくいきっこないもの、ドツボにハマるだけ。ずっとまえになんか生活なんとか金とかいって二万円みんなもらえるみたいなのがありましたが、あれはボロカス言われたのに、こういうミエミエの人気取りの税金放出はなんにも言われないのね、てめぇらのふところにカネが入ればそれでいいんでしょうけど。確かにこれは金持ちにだけオカネが入るやりかたですが、ふむ、何も期待してないからいいんじゃないですか。円高をキープしてこちらも保護貿易をやってたアメリカ、EUの鼻をあかしてやったのはまぁいいでしょう、結局国家ダンピングですけどね。
 だっていくら財政めちゃめちゃにしたって、共倒れ出来ないから結局財政援助するしかないでしょう、日本が破産しそうでも。じゃあアメリカ国債全部売りますなんてしたら、それこそドカーン!ってなりますからね。

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ベーコン展が26日で終わりですが。なんですかね、ベーコンは大好きだけど行きませんね、美術館に飾られてチケット販売で切り売りされてる、ていう存在のあり方、って絵画の値打ちを0にしますね。ベーコンの絵が高値で取引されていて、展覧会が開きにくい、だから入場料払えってことなんだろうけど、その高値で取引されてるって時点で絵画の価値は失われてしまってるよ、実物を見る、ことの大事さってのは、それに値段がついてしまったらなくなってしまう、もちろんデザインとしての価値は残るけどそれは実物、オリジナルってことは意味がなくなってしまう。理由はくどくど言いませんけど、美術館に来るようなヤツも、絵画転がしでカネを稼ぐやつらも、カスですからね。カスのグループ交際に付き合うのはやだ。
 ベーコンのアトリエで生きてるベーコンを見るくらいしか、ホントウ、に会うってことは出来ないですよ。オリジナリティ、ってのは作家本人だけに感じられるものなのだと思う、他は全部ある程度偽物です。
 

2013年5月22日水曜日

アニメ史まとめ  文化のこれからについて 21世紀文化の未来

 この前ちょっとアニメの歴史まとめてみようと思ったといってしまったのでやりました。






37  白雪姫 (ディズニー初長編)

58  白蛇伝 (東映(日本)初長編アニメ)

59 週刊マガジン、サンデー

63 鉄腕アトム

66  ウルトラQ ウルトラマン

67 ジャングル大帝 (初カラーアニメ)

68 巨人の星 (梶原一騎スタイル)

太陽の王子ホルス (マンガ映画の実写映画への挑戦)

佐武と市捕物控 (石ノ森 オトナ向けアニメ)

69 ムーミン(名作文学路線)

アタックNO1 (女性スポ根)

70 あしたのジョー (リアリズムスポーツ路線)

71 バカボン (ギャグアニメ)

ルパン三世 (クライム・サスペンス)

決断 (アニメ+ドキュメンタリー)

仮面ライダー (特撮の巻き返し)

72 マジンガーZ (ロボットアニメ)

ガッチャマン (SFアニメ)

74 ハイジ(世界名作文学)

宇宙戦艦ヤマト (宇宙もの 本格的アニメブーム)

75 日本昔ばなし (民俗学)
霧とハリネズミ (アート・アニメーション)

78 未来少年コナン (原作アレクサンダー・ケイ)

79 機動戦士ガンダム

81 アラレちゃん (鳥山明ージャンプ時代)

82 漫才ブーム  島田紳助

ミンキーモモ (ロリコン美少女アニメ)

パタリロ (ホモアニメ)

ゲームセンター嵐 (ゲームアニメ)

83 ファミコン発売

キン肉マン (ジャンプ X 梶原一騎スタイル) 

みゆき (あだち充スタイル 臭くない恋愛物)

ダロス (OVA メディア変更) 

84 ナウシカ (宮崎駿時代)

86 ドラクエ (鳥山明デザイン)   アニメーションの衰退期ージャンプ黄金期

ドラゴンボール

87 4時 ダウンタウンブーム

89 電脳学園 (ガイナックスのエロゲー)

90 スーファミ

92 セーラームーン (ネオ学園美少女ヒロインアニメ) 

93 パトレイバー2 (押井守スタイル)

スラムダンク (リアリズムスポーツマンガ、バンドタイアップ)

94 プレステ

95 EVA (マニア向けメタアニメ)

攻殻 (海外向け)

耳をすませば (純文学路線)
トイストーリー (フル3Dアニメ)



97 ポケモン (ゲームメディアミックス)




  庵野秀明「EVA以降EVAを超える作品は現れなかった、アニメは終わった」



 抜けまくってるかもしれませんが、本質的に新しい試みをしたものと、優れた作品だけリストアップしたつもりです。未来少年コナンに原作があったのは知らなかった、あとガイナックスがエロゲーを作って金儲けしてたのもw
 あとは同じ事の繰り返しです、ワンピースはドラゴンボールだし、スラダンだってあしたのじジョーとドカベンの合わせ技っちゃあそれまでです。ポケモンだってドラクエと同じ売り方だし。庵野さんの結論が当たってます、95年から2013年まで、特に何も生まれなかったかな。ジブリもやっぱナウシカを超えれないでずっとそのままですね。

 EVAを褒め称えるのはダサイのでやめますけど、こういう暗いアニメは今までなかった、精神的に深いものは、みたいなこというけどそれは違う、あなた全然その前を知らないじゃん、って思ったりする。真面目で奥が深いのでは結構パトレイバー2を評価します、押井守ファンでもなんでもないけど、アニメにかぎらずけっこう深いとこまでえぐったのはあれだったとおもふ・・・どっちかっていうとEVAは新しいものが何もない、ドン・キホーテみたいな、今までの歴史にたいする皮肉っちゅーか集大成みたいなものでしたね、ある文化のムーブメントの最期に現れるような。だからマニア向けメタアニメって書いてみました。駿さん曰く、庵野は終わりみたいなアニメを作ってる、それが正解です、実際終わりみたいなアニメでした。後になって、あっあそこが終わりだったのかってわかることがある。庵野さんいうに駿さんの最高傑作はナウシカの7巻。それもそうだとおもふ。あそこからちっとも進めてない。



 終わったものは終わったってことで先へ進もうって思います、別に終わったからといって悲しむべきことではないし。じゃあどういうものがあるべきか?っていうと、ひとつにはもっと感覚的なものでしょうね、全身を使うゲームみたいなもの、セックスシュミレーション、脳で直接操作するもの、そういうものはゼッタイ有るでしょう。でもそれは技術力と資本力で個人の想像力とはほぼなんの関係も無い。快楽ですね、娯楽っていうよりは。それが1つ。

 

 もうひとつはオカネになる娯楽でしょうね。ネットゲームでも、相手を倒すとカネが発生する。ゲームとか娯楽のスポーツ化ですね。スポーツ選手は遊びでカネをもらってるわけですから。サバゲーとかでも電子サバゲーとかでヒトを殺すとカネになるとかだと面白い。ギャンブルともいうけど。まぁこれも必ずあるでしょう、現に少しづつ誕生してるし。しかしこれも表現っていうよりは、仕事ですね。娯楽であり仕事でもある。突き詰めていえば、これは自分のカラダを使わない戦争ってことです。2つ目

 

 最期に、これはIがトライしてるですけど、このアニメ、マンガ、とかいうメディアで本当に文化史に残るようなレベルの最高クラスのゲージュツ作品をつくるってことでしょうね。シェイクスピア、ドストエフスキー、ベートーヴェン、ラファエロみたいな、本物中の本物。
 もちろんそういう人類の限界クラスの作品って、誰しも理解できるはずがないし、理解されたらそりゃレベルが低いのでしょう。カラマーゾフがお茶の間で親子で楽しめるなんてこたぁまったくありゃあしねぇわけで。テレビやマンガ、映画っていう媒体ではやっぱ無理でしょう。だってそういうものって一片の妥協も許されないのだもの、スポンサーだとか予算だとかで制約されてしまうメディアではやっぱ無理です。原稿用紙、楽譜、キャンバス、作家と作品が二人だけで向き合えるものでないとやっぱし出来ない。そういうものとすぱっとそこは諦めよう。そういう意味ではマンガってのは1人のニンゲンの限界ギリギリで出来る極限のメディアだと思う。これは自己弁護ですけど、音楽をつけたマンガ、っていう形態は、完成度を追求できる限界突破のフォーマットだと思う。第九、合唱付き、みたいなことで、マンガ、音楽付き。そういうわけでOP9 音楽付きマンガ、ってことなんですね。

 Iはそのレベルの作品って戦後やっぱりまだ作られてないのだと思う、第九みたいな、もぉ恐ろしいくらいな完成度のもの、これが人類が存在してきた理由だ、ってほかの文明に言えるようなもの。タルコフスキー、ノルシュテイン、黒澤、ナウシカはそれに近いとこまで行ったと思います、けどやっぱり生きる、や七人の侍が、悪霊やらリア王に並ぶようなものなのかといわれると、ん~~~~~~と唸るほかにない、黒澤自身、白痴やリア王をつくってしまってるから、超えられるはずがないってこともあるし。
 EVAはラファエロの絵のような普遍性を持ってるかっていうとこれも無いって言わざるを得ないでしょう。ベートーヴェンのカルテットを引用してしまってるし。



 また逆のアプローチをついて、1人じゃなくて2人で。っていうのも考えられます、1人のニンゲンの限界ってのが、やっぱゲージュツの前提にあって、それを2人でもそれ以上でも多人数でっていう前提そのものをぶっ壊すやり口。しかしこれはメッチャクチャ難しいと思います。だから歴史上誰も成功してこなかったし、あまりトライもされてない。
 たぶんそれはコトバでコミュニケーションをとってる限り無理なんでしょう、バカかと言われるかもしれないけど、それは精神を重ね合わせないと出来ない。まずコミュニケーションのあり方を変えないと、ふたり以上のココロを重ね合わせるような、手段、脳をつなげてみたり、仮想世界でキヲクを混ぜあわせてみたり、そういうことが必要で、それが出来れば、あるいは多人数によるホンモノのゲージュツを創ることが出来るのかもしんない。

 
 
 

 


 


 

2013年5月21日火曜日

Pixies all over the world 和訳



 さて80年代最初にとりあげるのはPIXIESです。80年代音楽っていうと、結構今でも現役のバンドが増えてきますけど。やっぱPIXは一番でかい存在です、他にはU2、レッチリ、スミス、T-headsなどビッグネームが並びますけど、それでも80年代に一番影響力があったバンドはPIXだとIは思います、ちょっと違いますね、80年代以降の音楽を決定したのは、PIXだと思います。オルタナロックの走りともいわれますけど、Iはそのオルタナってのとニューウェーブの違いがわからんし、すでに別にロックンロールでもなんでもないですよね、スウィングしてないし、リフで音楽が出来てるわけでもない。言うなれば世紀末音楽です。


 PIXはまったく他のバンドってものとは違う存在でした、まず特徴的なルックスです、ボーカルはデブ、ツインボーカルのオンナベーシストは馬っぽい、ドラマーは異常に普通でオーラがさっぱり無い、ギターはフィリピン人、100%メディア向けじゃないし、日本やらアジアとかではぜっったい!に売れないタイプです。そいでオカネもない、レコーディングはえらいチープです。いわゆる、これぞインディーズって感じ。
 歌詞の内容もほぼさっぱり意味がわかんないし、ボーカルの叫び声とか普通にしゃべってたりして、普通の曲、とは全然違う。そしてアルバムアートワークやら歌詞がなんかエログロっぽくてひゃあってなります。
 ともかくPIXは今までのポップ音楽とはほんとにまったく異なる、過去を持ってないような見えないパンチみたいなバンドでした。PIXがどこからやってきたのかわかんないし、どういう音楽に影響を受けたのかもわかんない、その他のバンドはだいたいあぁこういう感じかってわかるものです。U2にしたってRHCPにしたってヘッズにしたって、あぁこういう感じが流行るよね、みたいなのはわかるもんです、けどPIXの音楽性は完全に違ってた。ハッキリいって最初は意味がわかんなかった。ただ凄まじい威力を秘めてるってのはわかりました、PIXの音楽が解体されてNIRVANAやレディへがよりわかりやすく解釈してくれて、なるほど!ってようやくわかったようなもので。
 後にグランジの発明とか伝説のバンドとか色々言われるけど、それは後付で、まったく虚無からやってきたようなバンドでした。たぶんあんまり音楽を聞かないってヒトは最初は拒絶すると思います、拒絶するほど不穏なエナジーに満ち満ちているw
 カート曰く、オレはピクシーズの一員じゃないことに絶望した。トム・ヨーク曰く、最高にセクシーなバンド。
 トムの批評が一番的を得てる気がします。PIXは何だったのかっていうとセクシーだったんですよ。


 さて音楽的に解体するとPIXの音楽はやっぱ低音が恐ろしく冴えてる音作りです、ドラムのおもたーーーーいサウンド、これはもうPIX以降ずっっっと聴き続けるハメになりました。ネアカじゃない音です、ジョン・ボーナムやチャド・スミス、メタルとも異なる、シンプルでおもたーい音。そして最も特徴的なのは曲のダイナミクスです、スカスカの部分、ダブダブにおもたい部分、エレキが爆発する部分、曲を通じての音量とか音圧の変化で重たさとか、勢いを表現する、こんな語彙は今まで無かった、これもPIXの発明だったと思います。
 ベースも独特の音です。なんなんだろうか、オンナのベーシストってのが引き起こすどくどくな雰囲気としかいいようがない。
 ボーカルもオトコとオンナのツインボーカルで、普通に歌うんじゃなくて、サウンドエフェクト的な歌い方、ラップ、ファルセット、シャウト?ビートルズ的な綺麗なコーラスをまったく否定するようなやり口はこれも発明でした、オルタナ=女ボーカルを定式化させたのもPIXだったと思います。
 ギターの音も、ほんとどうやって考えついたのか、恐ろしく世紀末的な響きです、速弾きとかテクニックとはかけ離れた、前衛的っていうか、ノイズギリギリの音。
 この音も死ぬほど聞かされることになるけど、こんな音を出す楽器じゃなかったです、エレキギターって。ジミヘン以来のスタイル革命でしたね。ギターってのは練習するものじゃないんだなって思わせました。理論?=ダセェギタリスト、ってのを確立しましたw感覚とインスピレーションです。
 
 それぞれ分析すれば全部革新的だったってわかるんですけど、それが混ざると混ぜるな危険でw セクシーとしか言えないものです。 それと一番大事なコトですけど、PIXIESはなんか、自分たちにもまったく新しい音楽が作り出せるんじゃないか?ってのはなんかネタが付きたと思われた音楽好きのキッズ達に教えてくれましたね、カネがなくても、家が金持ちじゃなくても、シンセが買えなくても、メジャーレーベルのオーディションに受からなくても、ルックスが悪くても、そこにものすごいポジティブなエネルギーがあった。



一応後期のサーフ・ロック化したPIXのall over the worldを取り上げます。これは、いっつもIが鼻歌で歌ってしまう曲ですけどw を取り上げますが、PIXは歌詞を読むようなバンドじゃないし、ほぼ意味不明だと断っておきます。
(語り なぁおじょうちゃん、どうだい調子は?わかるか ガキ?)

with a pet at my side
God in the sky
snow falling down
freeze my body to the ground
 ペットを横に連れて、カミサマは空にいやがって、雪は降りしきり、おれのカラダは氷ついて地面に横たわる
i can't ride
but one more time
i will ride
all over the world
 まったく出来やしない、けどもういっかい、やってみよう、すべてのセカイを・・・

washed over the side
top of the sky
slow diver down
two feet land on a different fround
 押し流されて 空の上へ ひそかに潜りゆく 両足で新たな地平を踏む
you can't live easily
you can't even speak
but all of them speak
all over the world
 簡単には生きれはしないぜ、しゃべることもできない けどあいつらはみんなしゃべりまくる、セカイのあらゆるばしょで

i will meet you over there
i am going to meet you over there
そこできっとあえるさ、そこできっと会いにいくよ
washed over the side
 top of the sky
slow diver down
two feet land on a different ground
you can't live easily
you can't even speak
fish all of them speak
 魚でもみんなしゃべる
all over the world
a plain with no herd
 群れの無い空白
not even a bird
鳥でさえも
when one side is hot
the other side of the moon is not
 片方は熱を持ち、月の裏側はそうじゃない
it's just like a ride
maybe some time
they'll make it a ride
all over the world
 そりゃただのあれだよ、たぶんいつか、あいつらはやるだろうね、そう、あらゆるセカイで

i will meet you over there
i am going to meet you over there

time is an arrangement
time is an arranger
i am a derangement
 時間は配置だ、時間は設置する、俺はかき乱す

all my thoughts
all i am are my thoughts
all my thoughts
i am all what i'm taught
 おれの思考 おれのすべてはおれの思考 おれのすべての思考は すべて教えられてもので

better call the ranger
got a train derailments
better call the ranger
 レンジャーをよんだほうがいいね、電車がでんでんダメだからさ、レンジャーをさ

what i'm taught
all i am are my thoughts
all my thoughts
all i am are my thoughts
what i'm not
 おれが教えられたことは
おれはおれの思考すべてだってこと
おれのすべての思考は
おれが教えられたものだけど
 おれはそうじゃない。



 *slow diver down
という表現がありますけどこれはまったく意味のないコトバだけど、えらくかっこいいコトバだと思いませんか?




 
 

2013年5月19日日曜日

op9 making 68










 ごっつ仕事してますね、7枚ですから。色んなブラシを試し中・・・っていうか同じのだと飽きるからカットごとにブラシを変えてるのですけど。


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 80年代音楽整理に入りまして、最初にJOY DIVISIONをとりあげようと思ったのですけど、取り上げる曲がわかんないのでやめます。あと雑談は基本ラジオですることにしました。

 youtube でradio summer sky を聴いてね~~w

2013年5月17日金曜日

Bridge 藤原基央 インタビュー / ガキ 112 人間大砲 

http://ro69.jp/product/magazine/8

ブリッジっていうロキノンの邦楽雑誌でBUMPの藤原基央さんのロングインタヴューが乗ってました。Iはこのインタヴュアーの渋谷陽一が嫌いなんですけどw(典型的な感動しいの誇大表現エディターだから、ロキノン系雑誌も全部)けどインタビューはおもろいです。
 藤原さんってかなり地元なんですよね、高校がめちゃ近い。たぶん最寄り駅も同じだから原風景がかなり似通っててなんか、コワイっていうか微妙な感じです、なんかうわたっ!ってなるw

 面白かったのは結構、歌詞ばっかり強調されるけどこのヒトが作曲もやってるんだなってとこですね、ヤマハのシーケンサーって濁されてるけど(多分ロキノンのスポンサーがヤマハじゃねぇんでしょう)CUBASE系で音を組んでるんだな、だからほかのLOGIC系の音とちょっとちがう、BUMPはだいたいハーフダウンで、キーボードで弾くのが面倒この上ない、実はピアノも弾ける・・・。ETC、そういうプロダクションのところがちょっとしれて面白かったです。
 ただベスト盤出すのはどうですかね、なんか違う。ベスト盤ってノーベル賞もらうのと同じで現役引退みたいなものですからね。サルトルはノーベル賞を拒絶しました、Iを過去の過ちとして正当化してはいけない。しびれます。
 

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http://v.youku.com/v_show/id_XNTU2ODIzMTI0.html

 ガキの112回は人間大砲というドキュメンタリータッチの作品。トーク主体だったガキから、なんかコンセプトが決まった笑いに移行した、I名付けるにこれはコンセプト笑い、あるいはロケコント。というのは、ガキが11時代のゴールデンになり、ダウンタウンはフジの日曜8時というテレビ界のいわゆる頂点、に立ったわけです。で、ごっつとガキというダウンタウンの両輪が回り出すと、ムッチャクチャキツイわけですね。トークでもほぼ仕事がキツイというハナシしかしてませんw
 ダウンタウン黄金時代なんです、だからムチャクチャ出来たし、こういうムチャクチャはこれ以後のテレビでは出来なくなった。テレビ最期の時代でもあります。
 このへんのオープニングはほんとちょっと引くくらいめちゃめちゃで、水攻めしたり、人間クレーン、脳天チェーンソーw、そりゃこの時代のテレビはおもろいわいって感じです。一歩間違えば大怪我というか、まっちゃんはごっつで顔面がズタズタに実際なってましたけどw
 
 ジミーちゃんはいつごろ出てくるんだろ・・?
 
 でもこのコンセプト笑いってのは、ガキ以外では見たことないですよね。というかダウンタウン以前にはなかった新しい形態だったと思います。まじでホンキにしてしまうヒトがたぶんたくさんいる&面白さが理解出来ないレベルがいる。ダウンタウン=理解できないっていうのもこのへんからだと思う・・・
 というか誘い笑いされないとそれが笑うべきことなのかわかんないってヒトには100わかんないでしょうねこれって。ごっつはそれでもみんなにわかるようにしてるし、毒やちょっとヲカルト、暴力的なトコを抑えてます、その反動でガキはフラストレーションが爆発したような感じなんですよね。超レベル高い笑いだったり、破壊的だったり。それが90年代の空気感だって気がします・・・
 そういう短編漫画書いても面白そうだな・・・・
 

2013年5月16日木曜日

Op9 making 67 / ガキの使い #100 






 写真合成は色調を合わせるのがややめんどうですね、あとディテール感が違いすぎるのも・・・けど屋外はやっぱ3Dでは厳しいし、使い回しがきかないので写真のほうがいいですね。ユキのモバイルの操作パネルはカオシレーターみたいな、タッチパネルのすごいやつみたいなイメージ。
画面はELなので曲がります。したの輪っかからシャカっとディスプレイが収納されるようになっておる。

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http://v.youku.com/v_show/id_XNTU2NDY3MDUy.html
 初生放送?だったんですね、っていうか100回で一回終わって、深夜枠から今の日曜枠に移ったんですな、ガキに歴史ありw 菅Pがガキは笑点の次に一番長く続いてる番組といってますけど、細かくいうと101回までに編成で途切れてまする。まぁそんなことぁどうでもいいやね。というか100引いても一番長いし。
 笑点は昔談志がやってたんですよ?というか談志が立ち上げた番組でしたのです、そりゃあ名前だけでほぼ全く違う番組ですよね。

 しかしこの・・・に歴史あり、っていうフレーズの元ネタは何?


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ブルズ、サンダー敗退のしん。たぶんニックスもペイサーズにやられてまうでしょう、ポールジョージがなんかスターの仲間入りですね。でスパーズが勝つとなると、ファイナルはヒートXスパーズ?これは明らかにヒート有利でしょう・・・サッカーのドイツXブラジルみたいに、システムチームに勝つのは個人技チームしかない。

2013年5月15日水曜日

マジンガーZ 4クール目 / R100 ヒトシマツモロー / シンセサイザーがわかる本 相原耕治 stylenote

 さぁマジンガー鑑賞日記も4クール目に入りましたけど

 たぶん
http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=12351664
 この32話あたりで演出っていうかスタッフが全然変わりましたね。ただたんに増えただけなのか、同じカットをリライトしたり、演出方法が変わってます、特にこの32話は妙なテンションの高さでメチャクチャ出来が良かったです。別に絵コンテ誰、とかロールに書いてないのでさっぱりわかりませんけど、40話あたりでいきなりオープニングが、ジェットスクランダー仕様に変更されてウルトラセブンのパクリみたいなカットから始まって驚きました。
 よく考えたら長いですよね、アニメで4クール目とは、まぁワンピースとかは600話とかイカレタ数字を叩いてますけど、この時代ってそんな何クールもアニメは続かないもののような気がする・・・・、特に最近のエロアニメは12話でおしまいなのに。原作あるものは長いようにしようってのが始まったんですかね。
 アニメーション史ってのをさらってみたほうがいいのかも。

 
 ・・・・
トゥモローさんの四作目R100が10/5 公開ってことです
http://www.youtube.com/watch?v=NafXTyqDnn8
 記者会見やってました。

 カリメロさんの映画はもっと評価されるべし、ってさんざん書いておりますので、今回も期待します。大日本人つまんない!ってさんざん言われて、他の作品も回収すら出来てない!とか中傷されてますけど、阿呆ですね、映画館でかけてそのチケットだけで回収できなくてもDVDとかテレビ放送でペイ出来ればいいし、制作費には、給料、も含まれてるんですよ?なんか制作費って実際に使ったオカネで興行収入から給料を支払うみたいに考えてる阿呆がいるけど、ペイ出来たってことは給料も全部払えるのだから、映画としてはブレイクイーブンで十分なんです、むしろ、それ以上の純利益はどこに消えるの?っていうと出資者とかスポンサーに持ってかれるだけで、来期に持ち越しもされないです。
 というか、一般の評価が低いってことが、作品が優れてるっていう証明でもあると思います、もし映画でもみんなが面白いって思うもの作ってたら、まったく進歩しないし映画やる必要ないですからね。
 いっつも酷評されるのを確認して、あっ今回もいい出来だなってIは確認に行く感じです。今年はギブリの老人A,Bの作品もあるし、楽しみですね。
 
 

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 シンセの勉強がしたくて?というか作曲が手詰まりになってるので参考にシンセの本を読みました。これは歴史的に学べて本としてはまとまってて良かったと思います。数学的な定理にも触れてるのでIは納得するとこもあったけど、しかし本当に数式が知りたかったら中途半端だし、ただシンセを使いたいって人には無駄でしたでしょうね。フーリエ変換を理解しながら倍音を考えてるミュージシャンなんておれへんもの。これは編集者のミスです、切るとこは切らないと。

 けれどなんやらかんやら新しい方式や、ソフトシンセが妙な形態を取っていてぱっとみ使い方がちっともわかんない、ってものが増えてるのでこういう本は良いです。IはREASONを使っているのですけど、thorはほんと使い方がまるでわかんなかったけどスッキリしました。


 けどこういう音楽関係の本を読んでていっつも思うのは、はいわかった、こんなにたくさん音楽に詳しい人がおって、天才も色々いるんでしょう、けどそのアウトプットは?出来上がった作品は?全然それが聞こえてこないんですよね、音楽レヴューとかもそうです、このシンセのこの音が好きでこだわってる、新しい機材はここが素晴らしい、云々、そんなに音楽わかるならてめぇが作ってみろや、って思うけど、実際に売れてるのはなんですか?

 2012年年間ランキング オリコン調べ

ミスチルのベスト版が1,2、AKB、嵐、EXILE、桑田佳祐、コブクロ、ミスチル、荒井由実のベスト版、山下達郎ベスト版・・・・で10位まで。


 クソアイドルと、30年以上前のジジィババァのベスト盤ばっかじゃねぇかコラぁ!w
20位以下まで追ってみますか

 安室奈美恵、いきものががり、ゆず(ベスト盤)、EXILE(ベスト)、関ジャニ、KMF、西野カナ、KARA、SMAP、FMB.....

 ほとんどクソアイドルに加えて、まったく知らない名前もちらほら。


 これが現状ですからね、いっくら音源が進歩した、音楽のプロはこういうところにこだわっている、音楽のプロが仕事を真面目にした結果がこれ?違うよ仕事してないもん、なんか音楽をコトバで説明しようとしてるだけ、この音は銀河のパルスが、量子のパルスが、光の波長を分析して、自然音をサンプリングして・・・、コトバで音を説明するってのは、サイテーだと思います、コトバにとらわれないのが音楽の一番の強みなのに、いちいち説明してたら、音楽の表現の次元をダウングレードさせることになる。YMOは先端的な音作りをしたっていうけど、60年代音楽のフォーマットで音色だけ変えただけだもん。新しい形態、は根付かなかったし、何より、リスナーがちっとも育たなかった。むしろほとんどのヒトは音楽に興味を失ってる。
 
 大衆はバカだから売れっこ無い!メジャーレーベルはさくらで自社CD買いをして売上を捏造してる、メディアとつるんで枕営業ばっかりしてる。そんなことは百も承知の助なんですけど、音楽だけはそういう言い訳は通用しないですよ。そりゃ難しい小説は売れないでしょう、バカには理解できないから、映画やストーリーものはそうだけど、音楽はバカにだって理解出来るもの。ほいで耳は育つもんです、ど~んな阿呆でも。大衆は阿呆だってことで音楽の創造性ががっくり低下してるってことは肯定出来ない。ネットで違法コピーしてるっていったって、なんかもっと良い音楽をネットでコピーしてるわけではなくて、上のようなものをコピーしてるだけだから同じです。別に日本だけじゃなくて世界的にこういうもんです、UK、USもチャートはクソアイドルばっかしです。パリコレ、ミラコレとかを見ても音楽のセンスはおんなじです。
 68、69年をピークにやっぱり音楽は悪くなってる、もっとマクロで見ればやっぱベートーベン以来、音楽は衰退してる。

 音楽の技術は実は論点のすり替えで、新しい音楽をつくるのがしんどいから音響工学に逃げて小銭を稼ごうとしてるようにしか見えないです、しんどい仕事から逃げてるだけです、自称音楽のプロ、は、仕事せぇ!喝!w


 
 

2013年5月13日月曜日

op9 making 66 / 副島成記 西村キヌ ベンジャミン ジャンビン






さてうまく行きましたかね?ブログに音楽が簡単に貼れる方法らしいのですけど。
 
 難航中のオープニング曲づくり、まだまだネタ出し段階です・・・ほんとアレンジャーに頼みたいぜ・・・


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 少し前にcottage っていう同人作家の絵面が、新しいというか、新しいベーシックになるような描き方なんじゃないかな、手間も見栄えもある程度である程度の水準で。ってコトを書きました。で、たぶんその元ネタはこの副島成記ってヒトなんでしょうね。ゲーム系のイラストレーターらしいでやんす、こっちの方面はちっとも詳しくないのですけど。絵面をみるとなるほどなって感じ、でも元ネタはクセっていうかアクが強いですね。目の下の線をいれて、目の淵の肉が見えるところを描いてるのですけど、これは好き嫌いあります。アートブックも出てるのですけど、スタイル的には厚塗りよりもベタ塗りが映える絵面ですね。

 ペルソナ4っていうアニメにも(元はゲームなんでしょう?)なってますけど、まぁアニメは動きはわりぃし、内容はうすぃしで、最近の絵面が綺麗になりすぎてちっとも動かない糞アニメの典型みたいな出来ですね、ボロカス言ってますけどw たぶん副島某はアニメにはノータッチなのだと思いますが、それにしたってこれでソエジマシゲノリって読むんですって、どう考えたってフクシマセイキとしかヨメねぇです、そりゃあんまり名が売れないわけですな。


 それでちょっとゲーム関係のイラストをチラチラ参考に見たんですが、カプコンの西村キヌってヒトと、ベンジャミンっていう中国の絵師が、頭ひとつ2つ抜けてる才能があると思いました。マニアのヒトいかがでしょうか?ほかは全部おんなじかどっこいどっこいですね。村田蓮爾も昔はゲームのイラスト描いてたけどやめたんですかね?あと、やっぱFFの天野なんとかさんか・・・もちろんドラクエの鳥山明は最高でしたね。

2013年5月12日日曜日

op9 making 65






 シーンが切り替わったのでいきなりスタイルも変わるものですw このシーンは写真合成ばっか使ったれっていう感じです。現代劇にしか出来ないウラワザですけれどね。というか現代劇以外ならけっこう背景は適当でも違和感ないけど普通の街ってのは、一番手抜きがしずらいものです・・・耳をすませばがもののけよりも大変なのはそこにある、よって耳すまは背景固定のフィックス画面が多すぎですけどねwあの駅のシーンで時間かけすぎたんでしょうね。ちなみにEVA Qも背景の数がめっちゃ少ないなぁって思った、暇な人数えてください。



 こうやってシーンごとに手法を変えていくのも面白いかもですね、タッチも全然変えてしまってもいいのかもしんない。

ダイの大冒険 1996 稲田浩司 三上陸

 ジャンプ全盛期ってものがあって、だいたいスラムダンク、ドラゴンボールっていうモンスターみたいな漫画の二枚看板だったように見えて、個人的にはこのダイの大冒険がすごい好きだったのを覚えています(ジョジョもあったけどそれほど売上に貢献してるとは思えなかった、ただコアなファンはね強かったけれど、やっぱ対象年齢高杉晋作でしたね、あの絵面は、ガキの頃はなんだこの気持ち悪い漫画は?って思って読み飛ばしてた)、といっても、その時はジャンプを毎週買うような年じゃなかったから(まだ小学生?)、おかしぃんですけどね。
 
 たしか自分で買うようになった時期には、スラダンもドラゴンボールも、もちろんダイも終わってて、ワンピースが始まりだした頃だった気がする・・・
 たぶん散髪屋の古いジャンプで見たのでしょうね、昔には散髪屋には古いジャンプが山積みになってたもんだった、あるいは兄とかがいるトモダチの家には古いジャンプがまったく脈絡なく残っていて、タンスのスペーサーに使われてた。それを拾い読みすると、フリーザと戦ってたり、山王戦があったり、フレイザードと戦ってたりしてたわけだった。山王戦のセリフがちっとも無いのだけを読んで、なんだこの妙なテンションのマンガは?って思ったのを覚えています。セリフが連載に間に合ってないのかとも思った。のちに田舎のいとこの家で一日で全巻読破してめがしばしばした記憶もある・・・あれは暑い夏でした。

 ジャンプを全部コンプリートしてるヒトってのはいるんですかね?たぶんいるんだろうけど、読むのに人生の何分の1か使ってしまいそうでイヤですねwそれにあれって9割くらいはほぼ読まないからなぁ・・・スペースとりすぎなんですよね。もっと作品絞って薄くすればいいのに。
 

 ハナシを戻すとこのダイの大冒険ってタイトルがどうにかならんかったんかい、って思いますね、なんか軽~い寒いシャレみたいな漫画みたいに思われてる、この時期にはすごい目新しいメディアミックスでした、同じようなのにロトの紋章ってのもあって、こっちは講談社じゃなかったっけ?エニックスは集英社と両方タイアップして荒稼ぎしてたんですかね?
 エニックスとスクエアっていうライバル対決も楽しかったですね、今では合併されてしまったけれど。なんかゲームってのはカネが掛かり過ぎるメディアになっちまったらしく、確実に売れる過去のタイトルの焼き直しかパクリみたいなものしか作れないし、作り手も同じ人間ばっかになってるみたいですね。 
 またハナシがずれてますけど、このマンガってのは・・・なんですかね、妙なマンガで主人公が薄いっていうか、ポップっていうサブキャラが主人公の漫画なんですよね、っていうか書いてるうちにどんどんこのポップっていうキャラが大きくなって、主人公を食ってしまうんですよね、そのなんか勝手にキャラが動き出す感じ、イキイキしてくる感じ、それが、マンガっぽい感じなんですよね。マンガって書くのに時間がかかるからそういうコトが起こる、そしてイチイチ手で書くうちにどんどん思い入れが募るってこともある、脚本とか小説だと、実際に書くのにはまぁ長くて1年くらいしかかからないから途中で登場人物が化けるってことはあんまない、映画も予算でけっこうかっちり決め打ちしてから制作するから、そういう逸脱は許されない。6年近くも同じ人物を書き続けるマンガにしか出来ない型の人物像の描き型なんですよね、シェイクスピアやドストエフスキーには登場させられないんです、こういう、少しずつ変わっていく人物ってのは、もちろん宮崎駿にも。
 映画の2時間で急激に成長するのは嘘クサイ、千尋なんて結局2日しかあそこで働いてないのに人格変わりすぎです。それもたいしたきっかけもないですからね。

 成長神話ってのは映画の尺では描けないものです、といってムチャクチャ長い小説ってのは、絵が無いから成長が伝わんない、数年後〇〇は大人になった、って書いても、概念だけで実感がさっぱり無い。小説は絵がないからこその、セカイカンの作り方ってのに向くメディアです。
 内容だけをとるとジャンプ黄金期のマンガの中でこれは一番、大人向けっていうか重いメッセージを持ってるマンガだったと思います、なんだろうか、オトナになると走れメロスが好きになる。太宰がどういうメッセージをこめたかわかるから、ガキの頃に読んでも、どうせメロスは助けにいくに決まってんじゃんか、じゃなきゃ教科書にのるわけねぇし。ってまったく無感動でした。オトナになると感受性が衰えていくというものですけど、なんかオトナになると開くとこっってのがあって、ダイはそこにグサっとささる、ダイというかポップがそこにギザっとくる、やっぱオトナ向けのマンガなんですよね。そこがなんか今ひとつスラダンとかよりもパッとしない理由でしょうか、あと作画が・・・・なんだろう、まるっこすぎるっていうか・・・、完成されすぎてるっていうか・・・・、女キャラ全部顔一緒やんっていうかw、顔のバリエーションが少ないっていうか(横山光輝よりましだけど)、今ひとつ表情が伝えずらいタッチなんですよね、こういうデフェルメが効いたタッチって、京アニ作画もそうだけど、表情が6つくらいしかない。喜怒哀楽強弱、くらい。
 そいで敵のデザインがチャチーって気がする・・、いやほとんどはドラクエのデザインスタッフなんでしょうけど、こういうのってよくあって、たぶん作画の稲田某ってのは良い人すぎるんでしょうね、良い人すぎて悪いヤツが描けないってのはアニメーターによくいて、まったく致命的です。作家には必ず暴力的で人格破綻寸前の愛情と冷酷さの同居みたいなのがいる・・・、あと脚本家にはキャラを殺せないやつってのもいて、思い入れが強くてどうしても殺せない、たぶんこの三上某もそれです、死んだヤツ生き返りすぎ。ヒトが良すぎる。これもまったく致命的。

 けどそういう欠点が、やっぱ欠点を抱えながらもなんとかやるしかないオトナにグサっとくるんでしょうね、難しいもんですw
 
 このふたかたはその後があんまり無いなと思ったら原作さんは特撮とかゲーム方面へいって作画さんは重病らしいです、でまたダイと同じようなビィトのなんとかってのをやったりしたみたいですけど、やっぱダメでしょうねそれは。二匹目のどじょうはダメです。作品云々よりも作り手として潰れてしまう。

 
 


2013年5月10日金曜日

Queen Bowie under pressure 1981 和訳 

 さぁ70sの最期に取り上げるのはQUEENです。Queenっていうと、Iの感覚ではメジャーレーベルに所属するミュージシャンの守護聖人みたいな存在ですね。
70年代はなんといっても商業化の時代だったと思います、民主化、っていう名目でしたけど、何もかもすごい勢いで体制に飲み込まれたっていうか、資本主義化がガバーっ!と社会を飲み込んでいったっていうか。メジャーレーベル、インディーズ、みたいな区別もそっから生まれてるわけですし、パンクってのはそれへの反抗として生まれてるわけですし。ほいでテレビの時代なんですね、テレビは政治的にはものすごい速度で国民を保守化させるみたいですね。政治的に無能にさせるっていったらいいのでしょうか?

 ともかくQUEENはまさに、ロックってものがテレビの商品になったな、スタジアムを満杯にしてチケットを売りさばき、メディアにも音楽業界にも優しい。ドル箱です。けどそれでもある程度は芸術的に高いものを生み出せるのだ、っていう証明もした。逆に資本があるからこそ出来るコト、みたいなこともある。
 特にイギリスの世紀末世代に影響は大きい気がします、パラノイド・アンドロイドは明らかにボヘミアン・ラプソディーだったし・・POP music industry、はゲスだっていいたがるヒトに対してQUEENは良かった、っていうのはメジャー志向の論法です。レーベルなんて関係ない!っていうヒトはだいたいメジャーレーベルだったりして・・・

 しかし手癖の音楽と、聴きやすさだけで構成がタイトじゃないのがちょっと気になる気がします、Iは。もっと短く、楽器の数も抑えてタイトにしたほうがいいのでは?ギターが主張しすぎ・・・、というわけでIは熱心なQUEEN信者でもないのですけど、しかしデイモン・アルバーンの批評があたってる気がします、QUEENはムゴイ出来の曲はほとんど無かった。そしていくつかの曲は不朽の名曲です。ボヘミアンは他のとこでとりあげられまくってるので、ボウイとコラボしたunder pressureを取り上げましょう。
  ボウイが入るコトによって、構成がビタっと来たきがします。QUEENのちょっと俗っぽい(オペラっぽい)とこが、おしゃれになっていてこの曲すごい好きです。

http://www.youtube.com/watch?v=a01QQZyl-_I
 PV有り


Mm ba ba de
Um bum ba de
Um bu bu bum da de
Pressure pushing down on me
 重圧がのしかかってくる「
Pressing down on you no man ask for
 キミを押しつぶして誰にも助けを頼めない
Under pressure - that burns a building down
 重圧の中、それは建物を押しつぶし
Splits a family in two
 家族を分断してしまう
Puts people on streets
 路上に人々が転がってる
Um ba ba be
Um ba ba be
De day da
Ee day da - that's o.k.
It's the terror of knowing
What this world is about
 このセカイが何を目的にしてるかを知るのは恐怖だ
Watching some good friends
Screaming 'Let me out'
 親友がおれを出してくれ!と叫んでいるのを見る
Pray tomorrow - gets me higher
 明日のために祈ろう もっと高いところにいられるように
Pressure on people - people on streets
 重圧は人々にのしかかる、路上に人間が転がっている
Day day de mm hm
Da da da ba ba
O.k.
Chippin' around - kick my brains around the floor
 自分の脳味噌を蹴っ飛ばしながらふらふらしてる
These are the days it never rains but it pours
 雨が降ったらいつでも土砂降りだ
Ee do ba be
Ee da ba ba ba
Um bo bo
Be lap
People on streets - ee da de da de
 人間が道端に
People on streets - ee da de da de da de da
 人間が道端に横たわってるんだぜ?
It's the terror of knowing
What this world is about
Watching some good friends
Screaming 'Let me out'
Pray tomorrow - gets me higher high high
 繰り返し

Pressure on people - people on streets
 人間が路上に転がってるのに
Turned away from it all like a blind man
 まるで盲目の人間みたいに見ないふり
Sat on a fence but it don't work
 フェンスの上に居座っても効果なし
Keep coming up with love
 愛情を欲しているけれど
but it's so slashed and torn
 それはもうちぎれてボロボロになっちまった
Why - why - why ?
 なんで・・・・
Love love love love love
Insanity laughs under pressure we're cracking
 キチガイがボクラが重圧の中でへし折れるのをあざ笑う
Can't we give ourselves one more chance
 ボクラ自身にもう一度チャンスを与えられないのか?
Why can't we give love that one more chance
 もう一度だけ愛情を取り戻せないか?
Why can't we give love give love give love give love
give love give love give love give love give love
 (和訳不要でしょ?)
'Cause love's such an old fashioned word
 愛なんて古臭いコトバだけど
And love dares you to care for
 愛はキミに他人を思えと挑戦する
The people on the edge of the Night
 夜の果てにいるヒト
And love dares you to change our way of
Caring about ourselves
 愛はキミにに自分たちをどう扱うかという疑問を投げかける
This is our last dance
This is our last dance
 これが最期のチャンスかもよ、さぁ踊ろうよ
This is ourselves
 これがボクラの姿だ
Under pressure
Under pressure
Pressure
 重圧の中で・・・





 前置きを考えると逆説的ですよね、業界一のドル箱スターなのに、世界の貧困を撲滅しようみたいなコトを歌うのは、真逆ですからね、億万長者のアーティストがそんなこというのは。ん?世界の貧困のおかげで裕福なヨーロッパ、アメリカのスターが何を言ってるの?
 こんなに世界は豊かなのになんでまだ貧困があるのか、っていうコトをいうアホがいますけど、貧困があるからこそ、世界はこんなに豊かなんだよ。70億の人に分配したらみんなにクーラーやイヤフォンやらパソコンは無理です。

 世界の貧困をボクラは考えてる、っていうポーズも商品化されてしまってるのか、(ゲバラのTシャツみたいに)、違う、ホントに世界を変えたいだっていう真心があるのか、実際はどっちもだと思いますけどね。金持ちのスターでもありたいし、貧困の無い世界も作りたい。けどそのための対価は払いたくない。
 
 そりゃ無茶だぜ。でも作品ってのは、作品自体で1人歩きするものです、自分のついた嘘がほんとになるってこともある。この曲はともかくイイ曲です。

2013年5月8日水曜日

radio summer sky #11 / マジンガーZ



 ラジオの#11を更新♪

 今日は音楽進めようの日でした、たいして進みませんでしたがw あれですね器楽曲って簡単にできるのに歌ものってえらい時間がかかる・・・・インストは結構形が出来て来ましたけどテーマ曲はホント難航してます。

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Zの秀逸回をご紹介、元祖スーパーロボットと銘打ってましたけど、たぶんそれは鉄人28号かジャイアントロボ、それかマグマ大使だと思います。マグマ大使って、半分ロボット半分有機の複合体なので、EVAと同じですね。マグマ大使を知ってるヒトが今あんまりおれへんと思うけど・・・

 ちなみに巨大ロボットはスケール則を無視してるので、物理的には動けません、っていうか足が折れます、ってのはよく言う話、けどそこは物理をガン無視してるのに、他はけっこうそれなりの屁理屈をこねるのはなんでなんでしょうか・・・


http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=12063571
#25

http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=12193769
#26

2013年5月7日火曜日

op9 making 64 / edirol キーボード修理 / clash rock the casbah 和訳 



































ちょいと溜まってしまいました。




 マンガっぽい縦割り行政。実は手間がかかってしまうという失態・・・







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http://valerian2.blog96.fc2.com/blog-entry-289.html




キーが次々ときかなくなったのでここを参考にキーボードを修理しました、鉛筆でこするだけではダメでしたけど、端子に接点復活剤をぶちまけたら回復しました。結局どんな楽器でもメンテナンスがいるってことですね、ギターは弦の張替えがかったるいし、ネック曲がるし・・・ん~。ともかくなんか音楽ってものがやたらカネのかかるブルジョアのものになってしまってるのがどうかなとおもいますね・・・だいたい、ブルジョアにしか手が出ない芸術は必ず廃れるものです・・いっときの流行を追うキワモノになってしまうから・・・最新の技術、ってのはキワモノなんですよね、すぐに時代遅れの技術になるから・・

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さて70年代音楽アーカイビングも後半戦ですね、Clash特集。

クラッシュってなんか知名度がアジアでは低い気がする、アメリカでもかも。どっちかというとピストルズがパンクの代表として、何度も雑誌の表紙をかざっております。実はでもクラッシュはビートルよりも、その後の音楽に影響を残してる気がします。

 まずパンクってのが、まったくヨーロッパ以外には伝わらない概念だったのかもって気がしてならないのです、パンク=派手な服装をしたバカ、っていうイメージが強い、けどパンクって実はバカじゃなくて、反体制の音楽だから、政治的で暴力的で知的な音楽です。その暴力と知性ってのが結びつくってのが革命を自分たちで起こさなかった国家には理解出来ないんでしょうね。どっかでヨーロッパの国には、国民が革命で国家を変えられるっていう自信がある、経験もあるし、アメリカとかは無い、国家に対して国民は無力ってのが実感でしょう。

 ピストルズですらまったくバカとかかけ離れてる、イギリスにはNO FUTUREだ、未だにクイーンがどうのこうのほざいてるようでは、っていう宣言は的を得すぎてた。だから保守派と戦うことになった、結局サッチャーが保守派としてイギリスを支配し、フォークランド紛争なんて、信じられない前近代的戦争をやったりした。国内では、新保守派、つまり金持ち優先主義をアメリカ、日本と組んで推し進めて、金融資本主義を作り上げた。その後はもちろんブレアの労働党が巻きかえしたのですけど、金融資本主義は20世紀に大崩壊して、保守から革命に全部政権はうつったわけですね、ブッシュからオバマへ、ね?小泉から民主党へ、ね?

 クラッシュはサッチャリズムとの対決姿勢を持ったバンドでした、金融資本主義、グローバリズム、拝金主義、そういうものにがっちり噛み付いたのは他にはいない。クラッシュのコピーは

ONLY BAND THAT MATTER (このバンドだけが意味がある)、でした、他のバンドは全部産業的金儲け優先だった。いわゆるQUEENとかハードロック全盛の時代です。そういうとこからもわかるように、パンクってのは、バカの音楽ではなくて、危険、な音楽です。




 音楽的にもクラッシュの影響は甚大で、Iはクラッシュってたぶん最初のNEW WAVEバンドだって気がしますね、音的にはロックでもパンクでもポップでもないんです。今で言うとオルタナティブっていうけれど、そういうものの流れの源流はlondon callingだと思います。

 具体的にはそれは録音技術の向上によってエフェクターとかが使えるようになってギターの役割がギター・シンセみたいな音色作りに変わったこと、レゲエ、ダブ、ジャズを取り入れたメロディベース、ツインギターで一方は打楽器の役割を持つような音。ワールドミュージックを取り入れたリズムの取り方。そして政治的な歌詞、ファッション、スタイル。

 またなんだろう、音楽業界の慣習とも戦ったことで有名で、アルバムはダブルアルバム、トリプルアルバムと曲数がやたらと多いのにもかかわらず、著作権料を少なくして値段を抑えて(だいたい同じ値段でうるのが業界の慣習です、今でも)売ったり、コンサートチケットの値段もレコード会社とかがふんだくろうとするところをギリギリの値段まで抑えさせたり、ともかくやるな、って感じです、口先だけのバンドじゃない。クラッシュがいなきゃU2もtalking headsも生まれなかっただろうなって感じです。

 

 で好きな曲なのでrock the casbahを取り上げることにします、もちろん中東への皮肉と批判がてんこ盛りってわけです。

 

Now the king told the boogie men

 王様がブギー演奏家に言ったのさ
You have to let that raga drop

 そのラーガ(インドの音楽=長い退屈な音楽)を止めろって
The oil down the desert way

 オイルのパイプは砂漠を駆け巡り
Has been shakin' to the top

 てっぺんまでゆるがしてる
The Sheik he drove his Cadillac

 シャイフ(族長、あるいは首長)は彼のキャデラック(高級車の代名詞)を乗り回し
He went a' cruisin' down the ville

村々をクルージングしてる
The muezzin was a' standing

ムアッジン(ミナレットの上で礼拝を呼びかけるヒト)は
On the radiator grille
 ラジエーターの上に陣取ってる

[Chorus:]
The Shareef don't like it

シャリーフ(王族、権力者)はそれ(ロック音楽)を好まない
Rockin' the Casbah

カスバ(イスラムの古い)お城みたいなのをゆるがせ
Rock the Casbah

カスバをぶっ壊せ
The Shareef don't like it
Rockin' the Casbah
Rock the Casbah

By order of the prophet
We ban that boogie sound

 預言者の命令によってそのブギウギは禁止された
Degenerate the faithful

With that craazy Casbah sound

 そのカスバの音?は信者の品性を低下させるからって
But the Bedouin they brought out
The electric camel drum
The local guitar picker
Got his guitar picking thumb

 けどベドウィン(砂漠遊牧民)は電気のキャメルドラム、ギターピックアップ、そしてサムピックを持ちだした
As soon as the Shareef
Had cleared the square
They began to wail

すぐにシャリーフはそいつらを始末した、彼らはおいおい泣いた

[Chorus:]

カスバをぶっ壊せ

カスバをぶっ壊せ

(こっから文法的にめちゃめちゃなのであんまり意味はとれません)

Now over at the temple
Oh! They really pack 'em in

 寺院の向こうでは、信者は寺院にすし詰めにされて
The in crowd say it's cool
To dig this chanting thing
群衆はイカすぜっていってるそのチャンティング(コーラン読経のことでしょう)とかいうやつが
But as the wind changed direction
The temple band took five
The crowd caught a wiff
Of that crazy Casbah jive

けど風向きが変わって、寺院の音楽隊(イスラム音楽の)が休んでる時に群衆はそのイカレタカスバのジャイブを聞いたんだ


[Chorus:]

The king called up his jet fighters
He said you better earn your pay
Drop your bombs between the minarets
Down the Casbah way

王様は戦闘機を呼びつけて、自業自得だぜといって、ミナレット(寺院のにある尖った塔みたいなの)の真ん中に爆弾をぶちまけた、カスバをぶち倒すために

As soon as the Shareef was
Chauffeured outta there
The jet pilots tuned to
The cockpit radio blare
 そいでシャリーフがそこへ運転してもらってるときに、パイロットがラジオをいじるとそのラジオ機がぶっ飛んだ(そのカスバ音楽がぶっ飛ぶように流れてきたってことでしょう)

As soon as the Shareef was
Outta their hair

シャリーフがお怒りになると
The jet pilots wailed

パイロットはおいおい泣いた

[Chorus:]

カスバをぶっ壊せ

カスバをぶっ壊せ

He thinks it's not kosher
Fundamentally he can't take it.
You know he really hates it.

王様はそれが掟を破るものだって考えたんだぜ

生理的に受け付けないってさ

本当にやつはそれがキライだったんだよ。

 

 

2013年5月5日日曜日

やくしまるえつこ radio onsen eutopia /overgrown james blake / will power will i am

 今年は音楽聞こうのコーナーです。


mbv  my bloody valentine
 20年ぶりってことですけど、変わりなく現代的っていうよりは、20年もたって何の進歩も無いってほうだと思います。

overgrown  james blake
 blakeとENOのコンビですけど・・ん~~、他の人が言うほどよくないとおもいます、別に何も新しいことない。massive attackの色違いくらいなとこしかない。何をそんなに評価してるのかさっぱりわかんない。

radio onsen utopia    yakushimaru
 悪くはないけど良くもないってとこですかね、 なんにせよ、音楽っておんなじコンセプトやスタイルではアルバム2枚、ギリギリ3枚が限度ってことですね、あとは同じことの繰り返しになる、ビートルやボウイ、レディへは進歩しつづけたからすごいみたいなコトいうけど、おんなじではいられないんですよね、選択の余地は無く変わっていかなきゃ引退です。OKの後には何もなかったし、rubber soul路線ももう無い、Lodgerもやっぱ限界です、常に変わらないと。そうしないとすぐに、全部同じやん、になってしまうから・・・ファンは同じものを期待するけど、あいつらはバカですからね。新しいものを作って今のバカを切り離して、新しいバカをつかまないと・・古いバカよりは新しいバカのほうがいくらかマシ。

 やくしまるさんも、キャラがしっかりしてるから、シンクロ、あたりでピークを叩いてるからもう厳しいですよね、正しい、もマンネリズム気味。オンセンも同じだって気がする、ソロになった意味ある?(それとスタッフとスタジオが予算が使えるようになって機材が良くなってるのですけど、そうすると全部音がおんなじになってしまうからダメです、BUMPの新しいのとかもそれで、日本のスタジオの音全部おんなじ。エンジニアが手癖で音作ってやがる。)
 コンセプトを一気に変えないと、飽きが来ますね。10年くらい休むとかね。自殺するとかね。
それが山口百恵みたいにズバッと引退か。
 こんなこといっちゃあれかと思いますが、シンガーってアスリートと同じで使い捨てですよね。声が飽きる、BUMPも椎名林檎ももぉ厳しいと思うな・・・


 ついでに、なんか超豪華メンバーを集めたコンピレーション?うんぬん、ってよく書いてありますが、それで成功した試しがほっっっっとんど、ないですよ、やめれば?チャーリーパーカーのカルテットくらいだよ、スーパースター揃えただけで何かが生まれるのは

2013年5月4日土曜日

マジンガーZ / NBA PO

http://blogs.yahoo.co.jp/taigablog99/9817026.html

 時に最近マジンガーZを見始めました。やっぱアニメは昭和が面白いなぁ・・・、アニメの黄金時代は昭和だったんでしょうね。突っ込みどころ満載だし、なら最初っからやれ!wみたいなのが死ぬほどあります。
 昭和は懐かしいからいい、のではなくて、昭和の作品は実際に良かったんですね、後ろ向きにバイアスがかかってるわけじゃない。冷静に判断して、昭和のほうが格段にレベルが高い、現代で勝ってるのが絵面と画質の良さだけで(バカはそこしかみないけど)、他はアイデアとか、演出、デザインも負けまくってます。なんとなくなんですけど、対象年齢がガキ向けじゃない、というかガキに擦り寄らないんですね。
 やっぱ市場の大きさかな、ガキが大量にいたから多少無理してもある程度市場があったんでしょう、今はガキがいないから、オタク向けのエロアニメばっかだもんね



 時に、カットの切り替えのタイミングがメチャクチャ速いのはなんでなんですかね、何かの影響なんでしょうか(岡本喜八?)、セリフも食い気味でしゃべってて、テンポが良い。3カット前くらいでおじいが死んだのにすぐにヘラヘラ笑ってたりして、演出がクサくない。
 あとヒトがすげーあっさり死ぬのがなんか好感持てます、今だったら別にそこ殺す必要ないだろ、ってとこでもあっさり殺します、なんか小気味いいですね。それでこそ悪いヤツだって感じがする。攻撃もボロボロになるまでやるんですね、毎回アフロダイはメッチャクチャにされてるもんwそれにプロットも速い、第四話で「絶体絶命マジンガーZ!」ですからね、早っ!!そのタイトルってラス前くらいまで取って置くでしょ普通w 値打ちこかないで出し惜しみしないんですね。


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 プレーオフ、クリッパーズ負けたかぁ!これは意外でしたねぇ、ロケッツ、セルティックスやっぱ三連敗のジンクスは破れずでした。明日のネッツ、ブルズは熱戦になりそぉやなぁ・・・そしてセミファイナルからはまぁキビシー試合ばっかですねぇ、スパーズだけが楽出来そう。

2013年5月3日金曜日

Op9 making 63







 5枚! よぉ~っし!!w
 けど見た目ほどには手数はかかってません、和室のモデリングはすませてあったので。ウラー!
 けどそれぞれ全部違った手法で描かれてますね、狙ったわけではないですが。また最初の目標である、今回は構図を大事に、塗りはあっさりという目標を明らかに忘れてしまっていますが、まぁしゃあないわい。

 3Dは手抜きと言われがちですが、けど結局2Dだって、テクスチャーを張ったり、切ったり、写真をトレースしたり、やってることはアナログでもデジタルでも同じです、一番手数で描いてるように見えるジブリの背景こそ、まさに写真からのトレースが大半ですからね。ジブリは必ずロケハンして想像で描くことはしないんだそうです。もちろんただのトレースだけじゃなくて色調は変えてるんですけど。

 だいたい絵を描くことってのが、今まで見たものを再現してるだけなんだから、本当にオリジナルだとか、魂の籠った絵だとかってのはなんなんでしょうかね、やっぱキリコが言うみたいに、どう描かれているか、じゃなくて、何が描かれているか、なんでしょうかね。

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  ・プレーオフナゲッツ負けるとはにゃあ・・・今回は波乱なしかとおもいきやそうはイカのXXXXというわけでヒートとスパーズ以外はもつれにもつれてますね。ほんと今年の優勝はおそらくLAKERで揺るがないとか予想してた雑誌は面目丸つぶれですな。ぜんぜんちゃうやんけ!
 POでは三連敗からの逆転は今まで一度も無いらしいんですけど、今回、セルティックスとロケッツが三連敗から健闘してますね、さぁどうなるか・・・歴史は書き換えるためにあるっていいますしね。

2013年5月2日木曜日

op9 making 62 / woking class hero john lennon和訳 / vagabond vol 35






 くぅ・・・今日はしんどいながら仕事しましたね、四枚だもの。打って変わって今日は全部デジタル作画・・・合成がフクザツだとアナログは描けないから・・・・

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 さてじわりと人気の和訳コーナーはついにジョンレノンを扱うことになりました。ほんとはdoorsをやるはずだったんだけど、doorsは詩がほとんど無いに等しいから。
 曲はplastic ono band収録のwoking class hero なんですけど、LENNON本人がいうに、このアルバムはビートルの10枚合わせたよりも価値がある・・・実際そうなのかもしれません。ビートルはやっぱり大衆向けのアイドルグループだった、それはどこまで行っても、大衆が支持してることからもそれは明らかでしょう、大衆が支持してるってことは、その程度のものだってことです。
 F1に大衆は乗らないし、F22に乗って大衆は旅行しない、良すぎるものは大衆には必要無いものです。良い悪いじゃなくてそういうものなんだってコトです。しかしこのplasticは確かにビートルのアルバムよりはまったく売れなかったけれど、現実と向き合うっていう勇気がこもったアルバムです、何言ってんだバカって言われるかもしれませんが、これは本当にそういうしかない、勇気があるアルバムなんです。

 ご存知の方いるかもしれませんが、LENNONって天才なのでこの曲も天才の仕業ですね。レノンとか他のなんか・・・ね?なヒトたちが唱える空想社会主義からちっとも進歩しない、楽天的社会主義みたいなものは支持しないけれども、レノンはそれでも天才ですから。作品は完璧といってもいい出来ですね・・・これはレノンの革命の歌です。revolutionはアンチ革命の歌だったけど。ワーキング・クラス・ヒーローは革命家ってことですね




 working class hero

As soon as you're born they make you feel small
 生まれた時からあいつらはキミをちっぽけだと感じさせる
By giving you no time instead of it all
 他に何も与えないで、ただ時間が無いということを与えるから(シャレです,
りんごを0個あげる、みたいなこと。それと全部脚韻であることに注意 small, all ,at all, school, fool,rule,year,career ,fear,TV,free,see,still,kill,hill,be,me、だから普通の英文の並びじゃないので訳しづらい)

Till the pain is so big you feel nothing at all。
 痛みが大きすぎて感じられなくなるまで
A working class hero is something to be
労働者階級の英雄は なるべき ものなのか?

They hurt you at home and they hit you at school
 家庭では傷つけられて学校では殴られる
They hate you if you're clever and they despise a fool
やつらはキミが賢かったら憎んで、バカだったら軽蔑する
Till you're so ****ing crazy you can't follow their rules
 キミの頭がイカれちまってやつらのルールに従えなくなるまで(なったら刑務所か精神病院もしくは電気椅子送りだってこと)
A working class hero is something to be
 労働者階級の英雄は 何か素晴らしいものなのか 

When they've tortured and scared you for twenty-odd years
 ヤツラがキミを虐待して脅かして20数年立つと
Then they expect you to pick a career
 ヤツラはキミに職業につくことを期待する
When you can't really function you're so full of fear
 社会に適応できないで、恐怖に押しつぶされそうな時 
A working class hero is something to be
 労働者階級の英雄になるべきだ

Keep you doped with religion and sex and TV
 宗教とセックスとテレビで頭をラリっておけ(ば社会に適応したことになる)
And you think you're so clever and classless and free
 キミは自分が賢くて社会には階級が存在しなくて、自由だと思うか?
But you're still ****ing peasants as far as I can see
 けれどボクから見ればキミはまだまだただのクソみたいな農業奴隷だね(pesantっていうとsurfと同じような響きがあります、クソ農民って感じが出る。farmerを使うと、農業産業って感じがします)
A working class hero is something to be
 ワーキング・クラス・ヒーローになるべきだ

There's room at the top they're telling you still
 社会の上層にまだキミの席があるなんてまだヤツらは教えてるのか
But first you must learn how to smile as you kill
 けどまずキミは笑いながらヒトを殺すことを覚えなければね
If you want to be like the folks on the hill
 もしキミが高級住宅地に住んでいるような連中になりたいならね
A working class hero is something to be
 さぁワーキング・クラス・ヒーローになろうぜ
If you want to be a hero well just follow me
 英雄になりたいなら、そうだね、ボクについてきなよ





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ヴァガボンの35巻読みぬ。扉絵のコトバがなんかちょっとウケてしまいましたケド。内容は・・・ふむふむ、って感じなのですけど。ともかく別に内容とか、ストーリーとかはもうどうでもよくって、この世界に、こうやって真剣に仕事してるヒトがいるってのが、一番心強いし、嬉しいことなんじゃないですかね、あぁ頑張ってるヒトおるね、しゃあないおれもやろかぁってなるから。現在連載中のマンガでは唯一、ちゃんと読んでるマンガだし。他にマンガ業界でちゃんと仕事してるやつは1人もいません。月岡芳年みたいに斜陽のマンガ業界を1人で背負ってる・・・
 
 

op9 making 61




 にまいにま~い!!
 すすまなぁw

 今日はまぁジムに行ったので、帰ってきて昼寝を爆睡して4時間も寝たかな・・・眠すぎるぞ最近・・・5月病ですか。寝過ぎて眠いのか?明日早く起きよう・・