2013年5月7日火曜日
op9 making 64 / edirol キーボード修理 / clash rock the casbah 和訳
ちょいと溜まってしまいました。
マンガっぽい縦割り行政。実は手間がかかってしまうという失態・・・
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http://valerian2.blog96.fc2.com/blog-entry-289.html
キーが次々ときかなくなったのでここを参考にキーボードを修理しました、鉛筆でこするだけではダメでしたけど、端子に接点復活剤をぶちまけたら回復しました。結局どんな楽器でもメンテナンスがいるってことですね、ギターは弦の張替えがかったるいし、ネック曲がるし・・・ん~。ともかくなんか音楽ってものがやたらカネのかかるブルジョアのものになってしまってるのがどうかなとおもいますね・・・だいたい、ブルジョアにしか手が出ない芸術は必ず廃れるものです・・いっときの流行を追うキワモノになってしまうから・・・最新の技術、ってのはキワモノなんですよね、すぐに時代遅れの技術になるから・・
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さて70年代音楽アーカイビングも後半戦ですね、Clash特集。
クラッシュってなんか知名度がアジアでは低い気がする、アメリカでもかも。どっちかというとピストルズがパンクの代表として、何度も雑誌の表紙をかざっております。実はでもクラッシュはビートルよりも、その後の音楽に影響を残してる気がします。
まずパンクってのが、まったくヨーロッパ以外には伝わらない概念だったのかもって気がしてならないのです、パンク=派手な服装をしたバカ、っていうイメージが強い、けどパンクって実はバカじゃなくて、反体制の音楽だから、政治的で暴力的で知的な音楽です。その暴力と知性ってのが結びつくってのが革命を自分たちで起こさなかった国家には理解出来ないんでしょうね。どっかでヨーロッパの国には、国民が革命で国家を変えられるっていう自信がある、経験もあるし、アメリカとかは無い、国家に対して国民は無力ってのが実感でしょう。
ピストルズですらまったくバカとかかけ離れてる、イギリスにはNO FUTUREだ、未だにクイーンがどうのこうのほざいてるようでは、っていう宣言は的を得すぎてた。だから保守派と戦うことになった、結局サッチャーが保守派としてイギリスを支配し、フォークランド紛争なんて、信じられない前近代的戦争をやったりした。国内では、新保守派、つまり金持ち優先主義をアメリカ、日本と組んで推し進めて、金融資本主義を作り上げた。その後はもちろんブレアの労働党が巻きかえしたのですけど、金融資本主義は20世紀に大崩壊して、保守から革命に全部政権はうつったわけですね、ブッシュからオバマへ、ね?小泉から民主党へ、ね?
クラッシュはサッチャリズムとの対決姿勢を持ったバンドでした、金融資本主義、グローバリズム、拝金主義、そういうものにがっちり噛み付いたのは他にはいない。クラッシュのコピーは
ONLY BAND THAT MATTER (このバンドだけが意味がある)、でした、他のバンドは全部産業的金儲け優先だった。いわゆるQUEENとかハードロック全盛の時代です。そういうとこからもわかるように、パンクってのは、バカの音楽ではなくて、危険、な音楽です。
音楽的にもクラッシュの影響は甚大で、Iはクラッシュってたぶん最初のNEW WAVEバンドだって気がしますね、音的にはロックでもパンクでもポップでもないんです。今で言うとオルタナティブっていうけれど、そういうものの流れの源流はlondon callingだと思います。
具体的にはそれは録音技術の向上によってエフェクターとかが使えるようになってギターの役割がギター・シンセみたいな音色作りに変わったこと、レゲエ、ダブ、ジャズを取り入れたメロディベース、ツインギターで一方は打楽器の役割を持つような音。ワールドミュージックを取り入れたリズムの取り方。そして政治的な歌詞、ファッション、スタイル。
またなんだろう、音楽業界の慣習とも戦ったことで有名で、アルバムはダブルアルバム、トリプルアルバムと曲数がやたらと多いのにもかかわらず、著作権料を少なくして値段を抑えて(だいたい同じ値段でうるのが業界の慣習です、今でも)売ったり、コンサートチケットの値段もレコード会社とかがふんだくろうとするところをギリギリの値段まで抑えさせたり、ともかくやるな、って感じです、口先だけのバンドじゃない。クラッシュがいなきゃU2もtalking headsも生まれなかっただろうなって感じです。
で好きな曲なのでrock the casbahを取り上げることにします、もちろん中東への皮肉と批判がてんこ盛りってわけです。
Now the king told the boogie men
王様がブギー演奏家に言ったのさ
You have to let that raga drop
そのラーガ(インドの音楽=長い退屈な音楽)を止めろって
The oil down the desert way
オイルのパイプは砂漠を駆け巡り
Has been shakin' to the top
てっぺんまでゆるがしてる
The Sheik he drove his Cadillac
シャイフ(族長、あるいは首長)は彼のキャデラック(高級車の代名詞)を乗り回し
He went a' cruisin' down the ville
村々をクルージングしてる
The muezzin was a' standing
ムアッジン(ミナレットの上で礼拝を呼びかけるヒト)は
On the radiator grille
ラジエーターの上に陣取ってる
[Chorus:]
The Shareef don't like it
シャリーフ(王族、権力者)はそれ(ロック音楽)を好まない
Rockin' the Casbah
カスバ(イスラムの古い)お城みたいなのをゆるがせ
Rock the Casbah
カスバをぶっ壊せ
The Shareef don't like it
Rockin' the Casbah
Rock the Casbah
By order of the prophet
We ban that boogie sound
預言者の命令によってそのブギウギは禁止された
Degenerate the faithful
With that craazy Casbah sound
そのカスバの音?は信者の品性を低下させるからって
But the Bedouin they brought out
The electric camel drum
The local guitar picker
Got his guitar picking thumb
けどベドウィン(砂漠遊牧民)は電気のキャメルドラム、ギターピックアップ、そしてサムピックを持ちだした
As soon as the Shareef
Had cleared the square
They began to wail
すぐにシャリーフはそいつらを始末した、彼らはおいおい泣いた
[Chorus:]
カスバをぶっ壊せ
カスバをぶっ壊せ
(こっから文法的にめちゃめちゃなのであんまり意味はとれません)
Now over at the temple
Oh! They really pack 'em in
寺院の向こうでは、信者は寺院にすし詰めにされて
The in crowd say it's cool
To dig this chanting thing
群衆はイカすぜっていってるそのチャンティング(コーラン読経のことでしょう)とかいうやつが
But as the wind changed direction
The temple band took five
The crowd caught a wiff
Of that crazy Casbah jive
けど風向きが変わって、寺院の音楽隊(イスラム音楽の)が休んでる時に群衆はそのイカレタカスバのジャイブを聞いたんだ
[Chorus:]
The king called up his jet fighters
He said you better earn your pay
Drop your bombs between the minarets
Down the Casbah way
王様は戦闘機を呼びつけて、自業自得だぜといって、ミナレット(寺院のにある尖った塔みたいなの)の真ん中に爆弾をぶちまけた、カスバをぶち倒すために
As soon as the Shareef was
Chauffeured outta there
The jet pilots tuned to
The cockpit radio blare
そいでシャリーフがそこへ運転してもらってるときに、パイロットがラジオをいじるとそのラジオ機がぶっ飛んだ(そのカスバ音楽がぶっ飛ぶように流れてきたってことでしょう)
As soon as the Shareef was
Outta their hair
シャリーフがお怒りになると
The jet pilots wailed
パイロットはおいおい泣いた
[Chorus:]
カスバをぶっ壊せ
カスバをぶっ壊せ
He thinks it's not kosher
Fundamentally he can't take it.
You know he really hates it.
王様はそれが掟を破るものだって考えたんだぜ
生理的に受け付けないってさ
本当にやつはそれがキライだったんだよ。