2013年5月31日金曜日

RHCP under the bridge 和訳 解説

 RHCPは、今ではたぶんバンドっていう、感じの音楽では頂点のバンドでしょう、レディへはバンド・サウンドじゃねぇし、OASISは解散した、U2はBONOがそれほど音楽っていうメディアに全身全霊じゃないっていうか・・・
 
 あまり悪くいうやつもいませんね、某マンガでもカミサマ扱いです。しかしそぉいわれるとIのあまのじゃくなトコが出てあまりなんか聴きこめませんw

 いわゆるZEP系のある意味プロフェッショナリズムのあるバンドですね、技術も卓越しておる、FLEAは明らかにミンガスが死んだ今では世界最高のベーシスト、ギターはころころ変わりますのでよくわからん、フルシアンテを評価するひと多数、チャド・スミスはボンズが逝ってしまったので、パワフルなドラムってことでは他を圧倒してる、ちなみにスリップノットのドラムのJOEYはすごいw あとトレーンの後期パーカッションはすごい。アンソニーだって、POPが老いてしまってからは、たぶんステージパフォーマンスをするフロントマンとしては、名実ともにNO1でしょう。若いバンドはなんかかっこつけてますからね、最近の。脱がないしw トムヨークノダンスハ斬新すぎるってのが世間の考えです、Iは好きですけど。


 はいずれましたが、しかしRHCPは最初の頃はひどい出来でしたよ、それがバカっぽくて、パワフルで好きだったという向きもありますが、やっぱプロでは無いという気がします、けどそっからだんだんと良くなった?少なくともプロっぽくなって、聴きやすい。しかしファンク色が薄れてイーブンのロックになると退屈でもある、っていうかそれだとZEPそのものになっちまうぜちきしょうめ。


 けどこういう、バンドで、バンドとして成長して、ギタリストが死んで、それでもバンドの絆があって、バカもやって、たまにバラードもやって、マジな一面も見せるとコロって来てしまうでしょうね、そういうミュージシャンってのが、もぉ今では少ないでしょう、ある程度作曲が出来るヒトがおって、そいつがお家でコツコツ宅録でほとんど作ってしまって、スタジオの録音ではスタジオ・ミュージシャンに頼むってことになってくると、えっ?じゃあ俺たちいる?っていうバンドがほとんどで、だいたいボーカルのそいつがソロになったり、メンバーをクビにしたりして、なんかしらけてしまって、そもそもなんでバンドなんて初めたんだろ、ただ音楽が好きなだけだったのに、なんですべてカネに変えてしまったんだろ、くだらないな・・・っつーわけです

 もぉバンドっていう形態が意味を成してない。終わった現象なんでしょう。新しいバンド、なんてものは20年くらい生まれてませんからね。すでに古臭いもんです。coldplay やMUSEはやっぱおぼっちゃんのバンドで、世間一般の気持ちを代弁してるとはまったく思えないし。音楽の完成度としては高いのかもしれないけどブルジョアの道楽っぽいとこがある。歌ってのはだいたい貧しいヒトが歌うもので、金持ちがつくるのは音楽ですね、歌になってない。バンドは歌を歌うもんです。

 バンドってコトバ自体が、束縛ってとるか絆ってとるか難しいコトバです。キズナキズナ言うくせにホームレスと一緒には暮らしたくない、知的障害者やら、貧乏人、老人、は見たくもない、けどトモダチって大事だよね、みんなで協力しよう、みたいなこと。みんながんばれ系のアーティストがオートロックの高級マンションに住んで、ガードマンを雇ってるみたいなこと。

 でもそれは偽善じゃないんです、どっちも本当、ホームレスは臭いからイヤだけど、本当にみんなで協力して未来を作れたらそれに越したことは無い、それは嘘じゃないんです、どっちも本当だからややこしぃんだなこれが。
 そういうのを葛藤、といいます、ジレンマ、コンプレックス、フラストレーション、そういうことを歌にするものですね、アーティストってのは。






 Sometimes I feelLike I don't have a partner
 いつも思うことは、Iにはパートナーがいないんじゃないかってこと
Sometimes I feel
Like my only friend
Is the city I live in
The city of Angels
 Iの唯一のトモダチはIがすんでる街、この天使の街(ロスアンジェルス 天使たちっていう名の都市)なんだって感じる
Lonely as I am
Together we cry
 まるでこの街がIのように孤独で、いつも一緒に泣いたもんだ

I drive on her streets
'Cause she's my companion
 ふたりひとくみだからこの街の通りを走りまわる
I walk through her hills
'Cause she knows who I am
 この街の丘をぶらついてみる、この街だけがIが誰か知ってるから
She sees my good deeds and
She kisses me windy and
I never worry
Now that is a lie
 この街はIの本当にしてきたことを知ってるし、からっ風がキスしてくれる、すべてが嘘だってことになっても、まったく心配なんてしてない

I don't ever wanna feel
Like I did that day
 もうあのときみたいな気持ちにはなりたくないんだ
Take me to the place I love
Take me all the way
 Iの大好きなあの場所に連れてって欲しいんだ、それで全部持って行ってほしい
I don't ever want to feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all that way (yeah yeah yeah)
 あの大好きな場所へ、連れ去っていってほしい

It's hard to believe
That there's nobody out there
 誰ひとりいないなんて信じられないや
It's hard to believe
That I'm all alone
 まったくの一人ぼっちだなんて、考えられないな
At least I have her love
The city she loves me
 少なくともこの街はIを愛してくれたし、Iも愛を持ち続けてる
Lonely as I am
Together we cry
 この街はIみたいに一人ぼっちで、いつも一緒に涙を流した
I don't ever wanna feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all the way
I don't ever want to feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all the way (yeah yeah yeah)
Ooh no (no no yeah yeah)
Love me I say yeah yeah

Under the bridge downtown
Is where I drew some blood
 スラムの橋の下で血まみれになったこともあったな
Under the bridge "
I could not get enough
 あの橋の下で・・・コトバになんないけれど
Under the bridge "
Forgot about my love
 あの橋の下ですべてに愛を失ってしまったこともあった
Under the bridge "
I gave my life away (yeah yeah yeah)
 あの橋の下でIは身を投げたんだ
Ooh no (no no yeah yeah)
Here I stay yeah yeah
 だけどココニイルよ
Here I stay...
 ずっとここにいるさ
 
 
 

 最期のトコでギョっとなる方もありますでしょうね。コーラスは under the bridge down townって言ってるらしいのですけどまったくそうは聞き取れんw
 実は恐ろしく後ろ向きな自殺ソングなんですけど、特徴的なアコースティック・サウンドはDTMでは一番再現しずらい、プリングなど小技を多様していて、あっ、やっぱこの時代の生楽器サウンドは懐かしいな、いまは全部打ち込みだものなってハッとします。
 ケドなんだろうポジティブなものがありますね、やっぱそれは俺達はギタリストの死も、レコード会社からの解雇からも、全部乗り越えたぞ、世間や、社会が何を言おうと俺らは俺らだぞ、地獄をいくつもくぐってきたぞ、コノヤローっていう自信が感じられる・・・子供を橋の下に捨てるってのはアジアだけではないのだなってのが発見ですが。たぶんアンソニーは捨てられたカコがあるのでしょう、それがテーマになってるものがいくつもあります。
 ほいでなるほど最期の自殺ってのがあるから、天使という名の街、を前半強調したんだ、ただのさようならボクの街、in my life、懐かしいっていう曲ではないんだな。ボクラは60年台に生きてるんじゃねぇ、90年台のクソみたいな不況の中で戦ってるんだぞ、また石油のために戦争なんだぞ、クソみたいな世の中だぞ、ってね。
 こんなレベルの曲が出来たらもぉあとは上り詰めるだけです。