2014年6月25日水曜日

1989 インディ・ジョーンズ indiana jones last crusade リバー・フェニックス

 インディ・ジョーンズっていう面白い映画があるんですけどみなさんご存知ですかねw

 Iでもまともに見たの初めてですね、なんとなーーーーく見たような気分には浸っているんですけど、ちゃんと見たの初めてです、でもいきなり三作目から見てしまいました。

 ハリソン・フォードはこの当時は47才くらいだと思います。ハリウッドって結構売れたらおっさんでも使いますよね、ショーン・コネリーは60才くらい。ちょっと親子って設定だとハリソン・フォードがおっさんすぎるんですけど違和感無いですね、いや、でも似てなさすぎるだろってのはあるけど。日本人はアホですから、若くてアイドル面してないと使わないけど、ハリウッドはおっさんでもスターであれば使う、そこはハリウッドのいいとこでもあると思います、俳優が育つ。スターシステムは。日本みたいなやり方では俳優なんか育ちっこねぇ。


インディの青年時代をリバー・フェニックスがやってて、Iはただリバー・フェニックスの映画を見たかったのでこれを見たのですが初めの15分しか登場しませぬ。

 ただこの映画は良く出来てるなぁって気がしますね、アクションシーンが、内容とかストーリーはどうでもいいんですけどアクションシーンってアイデアですから、アイデアがたくさんあって良いですね、なんか作ってて楽しそう、ねぇ!ここで服のストラップが大砲にひっかかるってのはどう? COOL!!みたいなね、家で引きこもってる脚本家、には思いつかないタイプの映画です、脚本家じゃなくてコンテ作家が優秀だってことですね、映画ってのは脚本よりもコンテ、で決まるのですよね。
 
 ただうわぁ、チープな合成やなー!ってのは随所にありますw なんで合成にしたの?ってシーンもかなりあるし、ただのトラックに載ってるシーンもブルーバック撮影ですね、事故りそうだから?爆破シーンの人形作り荒いな!みたいなのもあるし、ハリウッドが莫大な予算を使ってるはずなのに大学のサークルレベルのシーンなどもあります、しかれどもそういう手作り感がむしろ微笑ましいっつーか、味があっていいですね。CG、CGしてなくて。うわっ全部CGじゃん、ってのが一番なんかリアリティがねぇですよね、綺麗すぎるからすぐにわかります、フルCGは。あんなにピカピカしてないんですよね普通の森とか湖は。ヴェニスの水のキタネー事。ヴェニス=水の都っていうけど、ドブの都です。海に浮かんでるっていうよりはドブに浮かんでるって感じ。


 ポイントは実はこの映画って1930年代後半が舞台なんですね、子供の頃に見たときはまったく知らなかった。だからナチスとかが登場するんだ。ナチス=殺してもいいっていうのがあってやりやすいのでしょうね、ナチス以外が敵だと、殺しちゃだめじゃん、ってのがどうしてもあるから、正義の味方、というのかさにきて人殺しすぎだろってのも問題になるし、でも全部みねうちのワンピースみたいなのじゃリアルさに欠けますし。


 リヴァーフェニックスは生きていれば今のハリウッドを代表する俳優だったでしょう、若死にしたこともあって、それが逆に伝説になった理由でもあるけど、惜しいタレントでした、はっきりいってジョニー・デップとかディカプリオとか、ブラピよりも抜群のスター性を持ってました、なんだろう、憂いがあるってやつですよね、アイルトン・セナみたいな、透明な目をしてる。
 ただこれっていう代表作は無いのであまり知られていません、スタンド・バイ・ミーのリーダー格の子だってことくらいしか。
 90年代のジェームスディーンと呼ばれていますけど、ディーンのほうが、代表作ははっきりしてるからわかりいいですよね。


 でもこういう楽しいだけの、なんにも考えないで見られる映画こそ映画なんだなーとも思いますねー、少なくとも映画、っていうメディアに一番向いてる、純愛だとかヒューマンドラマはやっぱ小説とかマンガみたいな静的なメディアのほうが刺さるのかもしんない、映画だとどうしても長い説明やダイアローグはつまんないです、大審問官を映像になんて出来っこないですし。アクションとエロスこそ映像、ってのが生きる道ではあるのですよね、なにより、説明、不要だし。