2014年6月7日土曜日

ふたり 大林宣彦 1991

 尾道三部作の第一作というけれど、それって後付けちゃうん?って気がしますね。

NHKがスポンサーで作っておりますので、わかりますでしょう、濡れ場無し。子供向けに作られてるなって気がしますね、しゃっ、!シャウにゃい!wって演出が多々あります。特にCGのチャチな感じには度肝抜かれますね、いや大林さんって昔からそういうヒトでしたけどね、手作りFXを多用する、ハウス、とかでも、マジかよってFXが多用されます。
 当時は許されたんかな?でも91年だものね、結構新しいじゃん。スペース・オデッセイが60年代の作品ってことを考えると、日本映画のFX部門は俄然遅れまくってたってのがわかります、っていうか当時のことを思い出すと、なんかこのころってそうやって、ハリウッドの特殊効果をマネしたいっ!っていう感じの時期だったように思う、それで大失敗したのですよね、北京原人とかで。

 I個人的な話しで非常に申し訳なんだけれど、I鼻が大きいヒト(これはオーディションで落とされてるようです)、顎がとんがっているヒト(綾瀬はるかとか)、そして歯茎が見えちゃうヒトは全然ダメなんです・・・中嶋朋子がニガテなんです・・・、中嶋氏は早逝した、なんでもできる完璧なあねっていうキャラクターなので、そういうポジションに、好きになれないヒトが入ってしまうとじぇんじぇん感情移入でけへん。

 石田ひかりは超野暮ったいのですけど、多分わざとそうなんですけど、まだマシですね、でも映画の中で何年か時間がすぎるのですけど、14から16くらいになるっていう年の変化が出せてませんね、でもそのころのオンナって三ヶ月ぐらいでドラスティックに顔が変わるから、ちゃんとこの映画でも二三年のロングスパンでつくらねばならなかったですよね、予算でそんなの無理ってのはわかるけど。じゃあ脚本変えるしかないですよね。

 石田ひかりってでも声がものすごい良いです、声って実は顔の次に女優では大事だと思いますね、顔、声、演技力、です、演技力は努力でどうにかなる部分もあるし、顔は生まれ持ったもの、でもどんな名演技でも声が魅力ないとそれでお終いです、顔は整形でどうにかなるけど声だけはオペでも変えられないから。

 それで今気付いたんですが、石田ひかりと石田ゆり子をIは同一人物だと勝手に思ってました、これもののけのヒトだ、と、全然ちゃうやん!w

 でも石田ひかり氏絶対整形ですねー、顔違いすぎるよぉ・・・、結婚して子供を産んで引っ込んでる間に、工事されたのでしょう。Iはでも整形肯定派なので全然いいと思いますけどね。いいと思うけどびっくりはしますね、えぇっ?誰?って。

  
 元は連ドラなので、なんだろう、おや?ってとこが色々ある。けれどこれがそんなに当たるってのはあんまりよくわからないですね、ただ当時は若い女の子は絶対演劇部なんですよねw その感じはすごい好き。桜の園、Wの悲劇、みたいに。劇中劇なんですけどね、映画の中で演劇やるっていう。I全然演技なんて出来ないって映画の主演女優が言うのは、なんじゃそりゃーーって気もするけれど。


 ただ確かに尾道の景観はキレイです、今はもっと都会になってしまって、なんだかなーってなってるんだろうけどさ。
 

 けど総じて見れる映画ではあります。