2014年7月3日木曜日

コンスタンティン  2005

 BUMPの増川氏推薦の作品w

 なんでしょうこの手のジャンル、宗教アクション、的なヤツ。シュワちゃんの奴もありましたよね、名前忘れちった。こぉいうの好きですよねーほんとアメリカってやつは。アメリカ?欧米ってやつは、けど日本だって、日本の妖怪だの、時代劇だの、好きだよねーそういうの・・・ってのは色々あります。他の文化圏の人からすると、なにをそんなにこだわっているのか?って思ってしまうけれど、まぁ元ネタがある、というのはストーリーにレイヤーが生まれるわけで深みがでるわけですよね。完全オリジナルってのはどうもペラペラになりがち、特に映画なんて二時間で壮大なドラマを作れっこないのでね。



 元ネタがありましてDCコミックの ヘルブレイザー、です。最近、っつってもこの作品は全然最近でもないんですけど、DCコミック、マーベルコミックとマンガ、から実写映画が作られるというのがハリウッドでもそういう傾向です、日本はもちろん。オリジナル、じゃない分だけ、見に来るヤローがある程度予測できるし、パブリシティに使う予算も少なくてすむ、so  WHO NOT?ってわけですね。

 トランスフォーマー、スパイダーマン、バットマン、ヘルボーイ、アイアンマン、ハルク、XMEN、全部コミックのムビライズですね。

DCというのがマガジン、マーベルコミックスがジャンプって感じで二大巨頭です、マーベルにはオールスター総出演、みたいなマンガがあって、同じ雑誌社のヒーローが全員出るマンガ、みたいなのがあります、アベンジャーズとか。これはジャンプ特別企画映画、的なノリですが、向こうって作家性が強くないっていうか会社で色々な作品を作ってるので、1人の作家が一作品ってノリじゃないのです、から全員集合!みたいなのが出来るわけ、日本じゃ無理だものね、ワンピースとドラゴンボールが一緒に、みたいのが一回ありましたけど、日本ってのは作家がてんでバラバラに自由に書いているので長編とかものすごい大きな作品を協力して仕上げるってことは出来ませぬ(でもルパンとコナン、みたいなのやってたか・・・)、ファンが納得しないのでしょうね。


 この映画当たったのかどうかわかりませぬが、キャストが豪華です、キアヌ、レイチェルワイズ、ティルダ・スウィントン、ガブリエル天使の役がティルダなんですけど、この人しか考えれないなー、どうしてもティルダはデヴィッド・ボウイに見えて仕方ない、けど手足の長さとか顔立ちのなんか神秘的な感じ、ぜってぇ日本人じゃ無理ってスタイルで、はまり役です。



 いまいち日本ではパッとしなかったのはやっぱタイトルのせいでしょうね、何の映画かさっぱしわからぬもの、コンスタンティヌス帝の伝記映画?ってコンスタンティヌス帝をまず知らんだろうし、そいで普通のアクションだとおもいきやゴリゴリの宗教スラングばっかしでオーマイ、意味がわからぬ・・・ってなるし。ブルガーコフのマスターアンドマルガリータを思い出しましたね、いったい何の小説なのか、と思いきや、ほとんどがルシファーとイエスの話しという。
 
 まず大事なことですが、マモンというのが誰かわかってないとこの映画ちっともわからないですね、マモンってのは拝金主義の悪魔です、サタンの使徒としてマモンだけがこちらのセカイに来ている、だからセカイは拝金主義という悪魔崇拝に陥ってるんだよっていうブラックレリジャスユーモアを理解しましょう。よく金の亡者をマモンの使徒め、って欧米だと言います。
 でもマモンってのはあんまし日本には馴染みない、日本人ってイメージとしてだいたいクズみたいなエコノミー猿でして、典型的マモニストなんですけどね、自分に対する悪口だから知らないのですね。
 だいたいでも悪魔っていうと

ルシファー(サタン) 元はガブリエルより上の最上級天使、が堕天使となっておる
メフィストフェレス  知悪魔  ルシファーの腰巾着的なの、ファウストで有名。黒魔術でもだいたいメフィスト、知識があり、悪魔であるっていう。だいたいイケメンだったり、場合によると美女だったりしますね、一番でじろが多い。知識はあるが、悟性を持たぬ、らしいですよ。科学者のカミサマでもあるのですよねー

マモン 上記
ベルゼバブ だいたい悪魔業界のNO2、ハエの大王、で気持ち悪い系の悪魔のトップ
モレク  異教神 だいたいでかい、巨神、で石造り感がある
ベリアル だいたいマッチョです、武闘派。

 ってなとこじゃないでしょうか。あとリリス、ですね、お色気担当。天使よりも露出が多い、なんで悪魔のオンナ系ってのは露出が多いのですかね、確かに悪いっちゃあ悪いんだけどw

  



 あとこれも大事なことですけどアメリカというのはプロテスタントが(ギリギリ)過半数でして、カトリックは少数派です、けどこの作品のキャラはほとんどが、カトリックだってことが伏線になってるのですよ。これってたまにどっちだっけ?ってなりますよねー。そういう時はプロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神、を思い出して、

 プロテスタント=勤勉=金持ち=資本主義、って連想するとわかります。カトリックの国家はだいたいいっつも腐敗して破産しそうになってる、スペイン、イタリア、ってね。カトリックの奴に怒られるけれど・・・