2014年7月21日月曜日

ジブリ汗まみれ 140720   近藤喜文について

  マーニーは喜文イズムなんじゃなー、っていう話しから、近藤監督? 近藤作画監督、こっちがすわりがいいですよね、についての話しです。

 この前、近藤勝也作画監督、について書きました、耳すま以降、の作画はこの人であるからこの人が一番上手いアニメーターなんであろう、って。
 それ以前、ホタル、トトロ、もちろん耳すまの作画をやってたのがキブン、本当はヨシフミ、さんです、奇しくも両方近藤さんなので、キブン、と勝也なのですけど。キブン作画、について鈴木さんが語ってくれて目からうろこポロポロです。
 
 

 耳すまってのはアニメーションとして、抜群の出来でした、ナウシカは作品として抜群でしたが、作画は荒いとこが目立ちます、荒いっていうか、絵の具の映えが悪いっていうか・・。今ひとつ色がぱっとしないのですよね、たぶんそれは撮影機材とか絵の具の質とか紙の調子とか、が問題なのでしょうけど。
 だからアニメーターになりたい人は絶対に耳をすませばから学ぶといいなと思うのです、Iはアニメーターでもなんでもないんですけどw 絵を描く人ではありますので、絵としてものすごい出来がいいってのがわかります。

 

 あのしずくが、全然だめだよねーIは・・・、っていって体操ずわりするとこがあるじゃないですか、あそこは絵コンテではパンツが見えてるわけですけど、キブン作画によって、手を足の間に通してスカートを抑えるようになっているんです。駿作画ってのはズロースってのかかぼちゃパンツっていうのかがちらちら見えるのですけど(あんなアンダー履いてるヤツいねぇよ、90年代の女子では)キブン的にはそれは無しなんです、それでもめたらしいのですが、結局キブン作画が通りました。
 Iもなんかあのシーンはすげぇ違和感があって、妙なテンション、ってーのか、妙な感じ、恐ろしく妙な感じ、空間が歪むようなもやーっとした感じがあったのをすごい覚えています、そういうわけだったのか! 駿氏があんな、手を足の下にくぐらせる座り方をやらせるはずがないものね。
 駿氏ってのは実際オンナってのを描けないひとです、女の子、は書けるけど。キブンはオンナってのを書けるんです、少女もかけるし、オンナも描ける、そこが天才アニメーターなんですよね。自身スーパーアニメーターである駿氏が絶対にスタッフとして欲しがる人材ですからどんだけ上手いかってのがわかろうってもんです。
 だからあのシーンは、しずくがちょっと、オンナ、である、ってのが出るトコで、なんかもやっ、としたものが出るのですよねー、それがしずくのもやもやした感じが出てスゲー良いってことなんでせう。汐のオンナっぽさの無いことw 駿氏が描くオンナって全部あぁいう感じ、サディストっつーのか、おせおせの強いオンナ。ツンツンしてる。デレは一切無し。こっ恥ずかしくて描けないってわけ。それがもぉ完全におばはんにするかですねー。 風立ちぬの奈緒子もどう見たって高校生にしか見えないしなー。



 ただマーニーは見ないなw
残念ながらあの監督には才能が欠けてる、本当は才能が無いわけじゃないんですけど、駿氏と比べたらどうしたって見劣りするわけで、ちょっと才能がある、じゃ駄目なんですよねー・・・。




 そう一番書きたいことを忘れてました、汗まみれはポッドキャストでバックナンバー配信してるんですけど、政治的なテーマの回。集団自衛権の回はバックナンバーが無いわけです、TOKYOFMが拒否してるのか知らないけど、ちょっとねー。どうしてそれは禁じられてるのか、って本当に考えなおす時に来てるんじゃないのかなーと。
 汗まみれはたぶんマスメディアでほぼ唯一そういうことにたまに衣着せぬ発言をする番組でもあるのです。よくある、毒にも薬にもならない、失言だけはしないよーに、っていう政見放送の延長みたいな討論番組とは違いましてね。