2015年10月6日火曜日

1993 第3次スーパーロボット大戦  SFC

 なんとかクリアしました。クワトロルート、ラスボスはシロッコ。ゼダンの門をくぐってクリア。
 

第四次、はみんなやってたと思いますが、第三次はレアゲーなのです。というのはあまり初期出荷が売れなかったのに、時間がたってから面白い。って話題になったからなんですね。面白いかどうかは個人の自由ですけど、ものすごくボリュームがあって、作りこまれてるってのは間違いないです。当時の基準として、ものすげー手間暇かかっとるなぁ!ってのは一目瞭然。42ステージですがストーリー分岐、隠しキャラ、裏面、隠しセリフ、などなど、色んな要素が詰まってて、すごいにゃあって感じですw バランスがめちゃくちゃだ!と言われますが、Iもそう思いますけどw ともかく作り手の情熱は伝わってくる力作であります。
 ただし、今のっていうかプレステ以降のスパロボに慣れてしまってる軟弱ゲーマーには恐ろしく難しいのも事実、判断ミスが死を招きますし、ターン数を削る為には死線をくぐる覚悟がいります。攻撃当たったらリセット、っていうのを裏ワザとカウントされてしまう場合に、裏ワザ無しできちんとノーコンティニュークリアして裏面までたどり着くのは、ほんとに至難。

 リセットリセットリセット!!リセットこそスーファミのスパロボの真髄と言ってもいいw 機械獣の攻撃がヒットしたらまず間違いなくリセットです。ブライトがしくじったら必ずリセット。それと敵がどこに出てくるのか?っていうロケハンを一度してから、リセットして最初からやるってのをやらないといけません。まぁ味方の攻撃力の低いこと!信じられないと思いますね、ビームサーベルの攻撃力が600。600て!ザクと同じじゃねぇか!ガンダムかほんとにこれ!塗装したニセモンだろ!って怒り狂ってしまいますw スーパーロボットはいいとしてモビルスーツのこちらのヘボいこと、敵のモビルスーツの恐ろしい性能の良さ。こちらはいかに精神を上手く利用するかがポイントになります。そして敵は後半はすべて二回行動。これも辛いw 面白いようにやられていく。

 そしてストーリー分岐選択を間違った時の絶望感w いきなり最初の最初、第二話で正面突破を選んでしまったらもう詰まったも同然、第二話が鬼畜ステージです。こんなことって・・・ってくらいの難易度。ゲッターの変身を繰り返して精神コマンドのコンボを入れるっていう、間違ったゲームプレイをしないと勝てっこない。乗組員の精神じゃなくて、パイロットの精神しか仕えないので、変形できるゲッターだけが精神重ねがけが出来ます、コンバトラーの他の乗組員は一切何もしてくれない。
 ストーリー分岐といいますけど、間違ったら、ゲームオーバーなんです。もちろんリセッター、スーファミが壊れるくらいリセットを使えば突破できんことはないけど。通常の乱数だったら勝てっこないっすよ。ゲームオーバーになってもレベル引き継ぎ再スタートが出来るので、だからいつかは勝てる、って言えばそうなんですけど、それを許してしまうとゲームじゃなくなって作業になってしまうから、イヤです。


 序盤を乗り切るとかなり楽になります・・・。ポイントは幸運、を使うこと。幸運は20しか精神を使わず経験値オカネ2倍、と、ストイックな戦場の中で唯一のユーザーフレンドリーなバランスブレイカーです。幸運を忘れて敵を倒したら、これもリセット。出来る限り精神を使い果たして勝利すること、精神残してもなんのボーナスも無いので。
 そういうわけでパイロットは何より幸運を持ってるか?がポイントで、必中、熱血、幸運が3つ揃ってればエース。ゲッターだけが上記の通りめちゃ優遇されてるので、このゲームのエースは常にゲッターです。ゲッタービームエネルギー10しか使わないの!!超電磁スピンはなんとEN200消費!わお!どんなプログラミングセンスしてんだYO!補給ユニットいないのに!ゲッターびいきが中にいるとしか思えないほど、ゲッターが強いです。マジンガーはベンチウォーマー。


 昨今のスパロボのテキトーにプレイしててもらくちんぽで勝てるのではなく、戦場は弾が当たったらお終いなんだ、弱者には一切出番など無く、死ぬのみっていうひりつく緊張感、この緊張感をスパロボは失っちゃったんですよね。というかこのゲームはスーファミのリセット、というボタンを初めて有効活用したゲームなんじゃないですかね。普通使わないもん、リセットボタン、幻の9個目のボタン。1つの判断ミスで全滅するっていう、本当の意味での、シュミレーション、ゲームです。何度もシュミレーションして失敗しながら最良の作戦を立てるという、それこそ確かにシュミレーションである。


 それとパイロットのドット絵がなんかいいセンスをしてる気がします。コウ・ウラキが妙にカッコイイ。他のあらゆる設定画よりもカッコイイ。原作を超えました。しかしニュータイプじゃないもの、戦場に立つこと能わずw タダの的だ。


 ほんとに最終盤になってくるといかにゲッターの熱血シャイニングスパーク、そして百式のマップ兵器を撃ちまくるか、になってきます。フィンファンネル部隊で集中を使えるのを囮にしてそいつごとハイパーキャノンで昇天させて、ささっと、ゲッターがボスに近づきシャイニングスパーク二発、補給、シャイニングスパーク、これしかありません。熱血は隼人がおそらく四回。ゲッターチームのレベル上げをカウントダウン、でミスるとおそろしい痛手。(カウントダウンで弁慶を利用したレベル上げのこと、知らないと出来ないけどめちゃくちゃ重要、ゲッターポセイドンが戦えるのはなんとこのステージだけ。あとは全部宇宙で使える武器が無い)
 ともかく集中囮作戦を使うか、使わないかで愕然と難易度変わります。ラスト3ステ、ゼダン、アクシズ、ラストバトルはそれでしのいでいかないと敵の火力が・・。ゼダンの門が文字通り鬼門と言われてますが、Iはアクシズのギルギルガンにわりと苦戦しちゃいました・・。第四形態まであるなんて知らなかった・・。


 しかしほんと敵の硬さと強さにまじで腹立ってくるので(なんで相手は全員ファンネル部隊なんだ!くそったれ!特にクイン・マンサがめちゃくちゃ腹立つ、ブライトが調子にのって回避しようとするのもいらぁ!ってきます)、ライトゲーマーには勧めません。ゲームに爽快感とか、気持ちよさを求めるならこのゲームはある意味つまんないです。常にイライラしたり、ハラハラさせられます。でもやっぱクリアした時の気分は気持ちよひ。いやはや・・・久々手に汗かいた・・;;