アウトラインプロセッサーというとなんのこっちゃわかりませんけど、いわゆる箱書き、をするためのソフトですね。
長編の物語を作る時に1つのワープロ、たとえばメモ帳だったりワードパッドだったり、ワード、一太郎、オープンオフィス、グーグルドキュメント、で作業するってのはあんましよくありません、突然クラッシュすることもザラだし、ワードや一太郎は互換性が悪くて、他のソフトだと見れないってことがよくあります。ワードにいたっていうと同じワードのソフトなのに互換性が悪くて、あるいはソフトウェアがクラックされてたりするとプロテクトしてみたり、クソみたいにファイルの容量が多かったりとひどいもんです。
というかワードはひどいです! それだけ言ってこの記事を終わらしてもいいくらい。ワードはほんとクソソフトです、こんなのがなんで生き残ってんのかわからん。こうやっていきり立って悪口を書いたりするのは大抵痛い目にあったことがあるヒトでw Iも小説がかなり書き進めてたのにパーになったことがあります、それはでも大昔のハナシ。しかしなんにせよ起動が遅いのが腹たちますよね。いらない機能も多い。もっと綺麗な雑誌っぽいページづくりなら、やっぱしADOBEのチカラに頼らざるを得ないのでワープロはワープロとして使えりゃいいのに、って時にすげー困る。これは他のワープロソフトもそう。Indesignでどうせ仕上げるからいい。
物語を作るときにいきなし原稿用紙に物語を初めから書き始めるヒトはたいていずぶの素人です、そんなので物語なんてかけっこない。ドストエフスキーは小説のカミサマとして、いきなり冒頭から書き始めたという都市伝説がありますが、むしろ真逆で悪霊創作ノート、みたいに創作ノートをびっっっっっっしり書き込むタイプの小説家でした。ドストエフスキーにも出来ないのにワレワレ凡人にそれが出来るハズない。大抵は箱書き、大まかなシーン毎に書いていって、それを並べ替えたり、入れ替えたり推敲して、アウトライン、プロットともいいますか、それを作ってから書き始めるってことをやると思います。
そういう時に1つのファイルで書いていくと、どこに何を書いたかわからなくなる、きちんと整理をして書くときちんと整理をすることだけに時間がかかってちっとも進まないってことになりがちです。ノートを綺麗に書く奴に限って勉強出来ないのです、整理に時間かかってまったく覚えてないから。
ともかくそういうアウトラインを作るのに役立つのがアウトラインプロセッサーといわれるソフトなんですが知名度が日本では圧倒的に低い気がします。確かにアナログのノートに自由に書くってのが良いってのもわかるんですけど、アナログノートの一番のリスクは失くしたらおしまいだってことですね、なくさなくてもコーヒーぶちまけたり、ボロボロになってしまったり、かさばったり、とデメリットも多い。それと紙に文字を書くのは遅いし、字が汚いと判読不能になるし、そしてこれが一番だと思うんですけど、手首がもたないです。すぐに手を痛める。
前書きどんだけ書くねんってハナシですが、さぁそのソフトを紹介、色々試してみた結果
Nanatree(or Nanaterry)
Scrivener
Fourpage
のどれかしかありませんね。Nanaterryってのはtreeの開発が終わったのを引き継いだプロジェクトですけどIはTreeの機能だけで十分だと思います、Nanaが怖いのはマイナーソフトなので、たぶん殆どの人が持ってないこと、エクスポートが出来ないこと、いつ入手不可になるかわからんことです。Scrivenerは海外では論文とか書くときのデフォルトソフトみたいなので、サポートが結構あるのが強み、ただもちろん英語用のソフトなり。FourpageはScrの簡易版のようなソフトでフリーなのが特徴なり。これも英語ソフト。
日本や東洋ってのはインテリはわざと文章を難しくして自分の職権を守ろうとするいぢ汚い文化があり、西洋は論文は論旨を明確に整理して書くのをプロだとする文化なので、文章を書く、ってのに対する考え方がまったく違いますね、今でもわざと難しい漢字を使ったりしていい気になってるバカがいますものね。結果として東洋の学問はほぼ全滅。
ともかく使うのになれたらもはやあるとなしでは大違い、格段に書きやすくなります。これでEVAや20世紀少年みたいにラストでぐちゃぐちゃで爆発ってことがなくなる、かも!