この作品は喜劇というよりも、日本語でいうコント、に近いですね。上手いことをいったろう合戦みたいな、日本語で読んでも何一つわかりませんが、笑いっていうのはそういうものです。タイトルもLLLと頭韻を踏んでることからもわかるように、シェイクスピアは喜劇、じゃなく、あたらしい笑い、に取り組んだというわけですね。
普通作家ってのは、お笑いとシリアスのどっちかで、どっちもってのはかなり珍しいです。笑いのセンスもあり、ドラマのストーリーテリングも巧みっていうのは。ナウシカっていうマンガはヌキのカット、ちょっとした面白カット、みたいなのが極端に無いマンガです。普通のマンガってそういう、ちょっとしたお遊び、みたいなカットがあるもんです、とくに昔のマンガはそういうしょうもないギャグの宝庫だったわけですが。
シェイクスピアは大河ドラマも描きながら、バラエティのコントも描く、みたいな捉えどころの無い人物ですね、色んな顔を持ってるのです、さすが俳優、ってわけで、シェイクスピアは色んなシェイクスピアを演じることが出来るわけですわね。
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Mathew 5-37
let your Communication be yea, yea ;or nay, nay.
答えはYES、YESかNO、NOであるべきである
1-1 light, seeking light, doth light of light beguile
光を探す光が、目をくらませて光を見せなくさせる
*光を求める光が、光を求める目を眩ませる
4-2 Imitari すなわち「模倣」は無に等しい
ホロファニーズ