http://www.myvi.ru/watch/GudBnLpuYUSvyKMrseCWPQ2
岡村隆史、の特集、ではなくて、岡村隆史がインタヴュアーとして過去の作品から振り返るっていう趣向です。
たまたまIは今ナイナイのオールナイトを過去から遡って聞いてます、どんだけ暇やねんw でもラジオって持ち歩いてどこででも聞けるから時間を割いて聞いてるわけじゃないです、チャリの上とか散歩の途中とか、ってわけで。Iはテレビより断然ラジオっ子ですので。
ナイナイ、特に岡村隆史ってのはなんなんでしょうね。スーパースターとして超若手の頃から殆ど挫折しないでエースコースを辿ってる芸人です、ダウンタウンとまったく同じ売り方をされて。常にだからダウンタウンと比べられるわけですわね。ダウンタウン=正道、99=邪道、みたいな感じで。松本人志=天才 岡村隆史=動きだけ、数字稼ぎ、ヨゴレ。みたいなことで。Iもガキのころはあんまし好きじゃなかった。
でも誰かと比べないで、岡村隆史ってどういう芸人なんだろうって言うとものすげーとらえどころがないというか不思議というか、底がしれないっていうか。それが自律神経をやってクラッシュして・・っていうのを越えて、なんかちょっと、化けたかもしれませんね。最近すごく気になる存在です。何か1人違う道をたどり始めたんじゃなかろうかって。
高倉健が岡村氏に目をかけていて、好きな仕事だけをやれ、食うものに困っても、好きな仕事を続けろと言ったというエピソードがあります。岡村氏のどこになんかささるものが見えたのかわかりませんが、何かが見えたのかも。
テレビからお笑い番組が殆ど消えて、お笑いブームは終わり、冬の時代になってますけど、やっぱその突破口を開くのは、おかむ~なのかもしれませんよ。誰もまだその突破口ってのを見つけられない状況ですからね。
これはものづくり、ものづくりの中でも特に物語、っていうのを作るヒトは常に、危険な状態にいます。うつとか自律神経だとか、神経衰弱だとか、別に名前はなんでもいいんですけど、またそれを持ってない奴は絶対に物語を作れないとIは思います。その魔物っていうか・・もう一人の自分、ってのと対峙してかないといけない。
Iが思うにはそれって、生と死、の境界線なんですよね。その、本当にIは生きたいんだっけ?っていう答えを決めないでその0の地点にまず立ってみる、立つことが出来る、そっから初められるってのが大事なんだと思います。凡庸な作家ってのはまず答えを出してから始める、始めっからもう答えが出てる、一流の作家は、本当にわかんない。0、に立つ勇気なんですなーこれって。まぁわかんないですよね~・・