http://img-lib.musabi.ac.jp/other_info/hikken_eiga.html#1910
武蔵野美術大学の図書館が選んだ映画のリストなんです。MUSABIってローマ字で書くとムーサっぽくてそれっぽいですね。
映画100選抜というよりは、映画監督100選抜って感じですね、1人の監督につき一本だから。
キューブリックも宮崎駿も選ばないところがすごいですねw 気合が入ってます、エンタメ映画は一切拒絶、アカデミックな映画だけしか取り扱ってないです。どうせ紹介しないでも知ってるわって話なのか。
普通の映画100選抜ならば、黒澤、キューブリック、駿、の三人で20本、キャメロン、コッポラ、スピルバーグの大衆映画がバカの票が入るので6人でたぶん30本になってしまうでしょうね。
それで小津、溝口、タルコフスキー、フェリーニ、あたりの白黒の巨人たちが入って、もぉ100です。
これはインテリが選んでるのでそうはならんのですが、100も無いってことですよね、ほとんど駄作です。
でもほとんど8割はもう観てましたね。知らないってのはほとんど無かった。
こうしてリストにすると、60年台以降には、ほとんどまったく映画は衰退したってわかりますね。だって、映画の歴史についてのドキュメンタリーとかが入ってるんですよ。そんなん創りだしたら終わりでしょう。
メタ映画です、メタってことはもう終わってるってことじゃん。
2000年台からはなんとたったの4本しかも、劇映画は1つだけで、後はドキュメンタリーという、というか90年台からはアニメ以外はドキュメンタリーばっかしです。(それもありがちな、戦争もの、精神障害もの、自殺もの、カルト宗教もの、政治もの。キレイ事いうけど、結局ただの覗き見趣味ですね、けどくそしょーもないっていうと怒られる奴。ユダヤ人虐殺とかね。どうせやるなら全滅させてくれればよかったのに、とかいうと怒られるw)
けどちょっと偉いと思います、真面目に選んでる。これは逃したらダメだ、ってのは抑えてると思います。えっこの監督でそれ?そっちじゃねぇだろ!ってのはちょこちょこありますけど。攻撃的な作品もちゃんと選んでるし・・・ゆきゆきて神軍・・・、
もっと言えば60年台以降の映画って、ほんとなんか、なんじゃそれ?ってのばっかしですね、退屈しのぎにもなんない。キワモノばっかし。鬼才、天才、秀才、新たな発想、奇抜なアイデア、斬新なカメラワーク(子供の純粋な感情、熱烈な恋愛、家族愛、老人と子供の心の交流・・・これもサイアク・・・ここはホスピスか?)
そんなんどうでもいいからもうちょっとマシな、楽しく観られる映画が見たいものです、まじめにちゃんと映画とってほしいです。キワモノはいいや、気持ち悪くて肩がこるだけです。ただ、キワモノのほうが安いのですよね、それはある。真面目に良い物をつくるには時間もカネもいる・・・そんなん無いですからねぇ・・・・
そいでもう終わった芸術ならそんなに、知る必要も無い気がするけどな・・・死んだ芸術には、もちろん素晴らしいものはたくさんあるけれど、今を生きる人に役に立ちはしないでしょうね。だから死んだのだろうし・・・・昔は良かったなといってもしゃあないでしょうしね。温故知新だっつっても、無理なものは無理です、予算が無いんだもん。