2013年11月14日木曜日

MAKING 124   動線アニメーション







  一枚目はパノラマを使ってみました、繋ぎ目が変ですけど、なんかちょっと面白いのでもっと使ってみたいものですね、設定がよくわからないけれど。マンガではたまにあるけれどパノラマってあんまし使われないですね、ごくごくたま~~~~に魚眼レンズってのがあったけれど。確かカリオストロの水中シーンで、凸レンズがあったような気がする。
 未来少年コナンのエンディングには、作画によるZ方向の動きがあって、カリオストロの城の地下水路を泳ぐところも全作画でのZアニメーションがありました、これは短時間のループ処理ですけど。3DCGが導入される以前には斬新でした。
 
 あぁいう斬新なカメラワークを使うのは高畑さんの影響なんでしょうね、そういう映像理論が好きな人ですから。
 
 パノラマカットが使われないのは、やっぱパース的に難しいのと、ワイド画面専用になるからですね。といって実写でもパノラマは使われませんね、シネスコってのが昔ありましたが。セットが作りきれないのでぽしゃってしまいました。

 ただ年をとったり、突き詰めていくと、まったくそういう小細工が不要なんじゃないか?って思ったりするものです、全部手書きでやってみたり、鉛筆で書いてみたくなったり。他人に見せるために小奇麗にするのが面倒くさくなる、手が嬉しい、頭が気持ちいいほうに引かれていくっていうのか。
 

 ひじょ~~~に喉がイタイ今日この頃。



 そう、描き忘れてましたが、リンカーンの初期のオープニングアニメーションでよく出来てますよね。

 あの動画のなかに、マンガのモーションブラーみたいな、線がはっきりしないブロックみたいなのをいれると、もっちりとしたタメのある動画になります、相当枚数少なそうだし。もちモーション・・・。



 あとNBAの中継が最近60FPSになってるのですね、アニメは24、普通の実写は30fps、その二倍。やっぱり60は動きの滑らかさが違うなぁって気がしますね、筋肉の動きまでわかる。60fpsのアニメをどっか作らないのかな?むしろキャラクターの人気やらエロよりも、そういう動き、アニメーションの本質にちゃんと力点を置くべきなんですけどね。