2013年11月2日土曜日

MAKING 121 / sign of four holmes Doyle 1890






 Iは何度も描いてますがクロスハッチ的な陰影は好きじゃないです。けど回想とかノスタルジックな場面ではやっぱりいいのかなともおもふ、まぁ使いようですね。どうもこぉいうラフのほうが仕事をちゃんとしてる感が出るのはなんででしょうね?キレイになってるとどっか手抜きをしてるように見える・・・


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 最近は本を読むモードです。もう小説なんて読まないと夏頃に宣言しましたがw 結構最近本を読むスイッチが入りました。秋だからやねw
 
 ウェストール、ホームズ、アルジャーノン、アラン・ポーなどを殴り読みしています・・・あとめっちゃ昼寝もしてるな・・・

http://www.booksshouldbefree.com/book/the-sign-of-the-four-by-sir-arthur-conan-doyle

 オーディオブックが無料であります。

 ホームズ第二作は、やっぱし一作目よりも洗練されてて、種明かしの説明と動機の解説が長いすぎるわ!!っていう緋色の弱点を補って、アクションっていうか冒険的色彩が強いものになりました。ホームズってあれです、頭がいいだけ系の探偵ではなくて、アスリート力も高いのですよね。弱点といえば、厭世的でコカイン中毒っていう、デカダンス的な部分だけであとはスーパーヒューマンです、デカダンスだって一種のダンディズムだから基本的にはノー弱点なんですけど。(だいたいこういうヒトはホモですけど)こういうノー弱点のキャラクターって、親近感があまりわかないものなんですけど。ホームズには人気を得る何かがある。そうか、ホームズにはエロスが全然無いのですね、ホモでも女好きでも、オナニストでもない。もしかしたらインポなのかもしんない。そこがたぶんみんなに好かれるとこなのかもしんない。ワトソンが阿呆に見えるのはワトソンが女好きだからなんでしょう。女好きってのはどうも滑稽さがある。ルパンみたいな行ききった女好きなら逆にかっこいいけど、良い夫をするようなオトコは、その程度のオトコだとおもふ・・・



 何の因果か、巷でもホームズブームが再燃してるみたいです、NHKで特集されてました。エンタメ作品として、インテリにも認められたキャラクターとして、いわゆるキャラクター中心、のエンタメを創りだしたのはホームズらしいです、コスプレの元祖でもある。ポーはエンタメ小説作家、のパイオニアで、推理小説を創りだしたのも基本的にはポーだと言われています。


 やっぱし時代なんですよね1880年頃ってカラマーゾフが出版された時代で、あれは純文学、と言われるものの終わりみたいな作品です、第九みたいな。第九はやっぱり古典音楽の終わりみたいな作品ですから。
 だからそこで純文学路線、は終わり、終わったと同時にホームズのようなエンタメ小説という新しいジャンルが切り開かれて、20世紀にはSFが新たに勃興する。
 1969年のスペースオデッセイはSF路線の終わりみたいな作品でした。

 だから時代のスタイルってのがあって、やっぱし現代にホームズみたいなミステリーを作ろうとしてもさっぱし時代と合わないですね、今の時代にあったテーマとメディアとスタイルを探すべきなんでしょうね・・・