http://www.booksshouldbefree.com/book/the-return-of-sherlock-holmes-by-sir-arthur-conan-doyle
オーディオブック(英語)
--――どこで止めるべきかを知っていること、アーティストとして何より大事な才能だ
さてバスカヴィルが明らかに純文学寄りの、ちょっとレベルを高めに設定した作品であったのに比べて、RETURNは今までの正統な続編としてより大衆向けにシフトしています。
そしてだいたいこのファンの期待に答えて、再始動ってのはだいたいもう1000%大失敗に終わって、うわぁ晩節を汚したな・・・・。ターミネーター3,4は最悪だったな。ロッキーも4以降はひどすぎるな・・・って感じなものですが。
RETURNはさすが、って気がしますね、ちゃんとしてます。
もちろん、ホームズ失踪の種明かしのEMPTY HOUSEはまぁムチャクチャですが、このどうにか合理性をもたせようと作者がもたついてるのがわかるのは推理小説としては一番ダメなんですが、それもまた一興ですね、松本人志がすべるのが見たい、みたいなもので。才能があるのがわかってるんだからそのヒトがうろ来てるのを見るのは楽しいものです、もちろん才能無いやつがそれをやったら一発で首なんですけど。
・若い娘が社交界にデヴューする時に、付き添え人に出来る限りブサイクな老婆を選ぶみたいなものだね。
っていうセリフがあります、合コンあるあるネタは100年前から使えたってことですね。
それとやっぱり一次大戦の影がちらついているのが興味深いですよね。ドイルの推理力では一次大戦はどう見えたのでしょうってのが興味深いし、ホームズが世界大戦をどう見るかってのは面白いですね。
本に点数をつけるのをまた復活しました。どうも本ってやつは点数がついてないというか、ランキングみたいなものにされずらくて、何から手をつければいいかわかんないって話をよく聞きます。だいたいそういうヒトには罪と罰から読めばと勧めるのですが、それってどうもよくないと思いましたね、一番面白いものを読んでしまったらその次を読む気がしなくなる(もちろんカラマーゾフをその後に勧めるわけですけど)。といってまずイリアス、オデュッセイアから初めて、プラトン、アリストテレスって読ませる、方式はすぐにめげるだろうし、ルネサンスにたどりつくまでがしんどすぎますね。特にやっぱし聖書を含め暗黒時代の本を読みたくないだろうし、アウグスティヌス、アクィナス、史記、詩経を読むのもしんどい。あえてもっと軽い感じから攻めたほうがいいのかもしれへんと感じます、そっからそこで古典として言及されてるのをちょこちょこ拾っていくってのがいいのかもしんないです。ホームズ→ゲーテ→シェイクス→オウィディウス→ホメロスって具合に。ホームズとホメロスが韻を踏んでるしさ。
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昨日ブロンエースの体験談を書くと書きましたが、ちょっとうがい薬が切れてたので病院に行くことにしました。
ごっつ混んでて何をそんなに混んでるのかと思ってたら、インフルエンザ予防なんてものをやるんですって。一発三千円で二発打ったほうがいいらしいです。高っ!!
インフル予防注射をしようなんていう発想自体がなかったですね、そんなのが人気なの?ボロ儲けですね本当病院ってやつは。風が吹けば桶屋が儲かるじゃないですが、何がなんでも病院は儲かるのですな。