2014年3月4日火曜日

1988 ロックマン2  ゲームはクリア出来なければいけないのこと

 ロックマン2をクリアしました。

 なんでゲームってやつは、クリアしたぞというと、遊んでんじゃねぇ!って感じがするんですかねw カラマーゾフの兄弟を読み終えました、って言ってキレるようなヒトはいないでしょう(ゴリゴリのコミュニストとか思想的に偏ったヒトでないかぎり) 
 ゲームもでも作品なんだから、ちゃんとプレイしてちゃんとレビューされるほうがいいと思うんですがね、いや、でも、ゲームなんかしくさって!!とキレられるところが、まだゲームというメディアは新鮮さを保っている証拠なのかもしれませんね。
 ネトゲ=ニートクズ っていう方程式があるかぎり、ゲームがこの時代のメディアだってのは揺るがない、何十年後かのミライには、ゲームの黄金時代として、ゲームクリエイターが夏目漱石的な扱いをされるのでしょうね。




 ロックマン2はある意味クソゲーでw でもロックマン最高傑作とも言われているらしいです。なんでクソゲーかというに、ロックバスターで絶対に倒せない的が2体も現れて(ワイリーのセキュリティシステムみたいなやつと、ワイリーのエイリアン?ラスボスです)、そいつらは特殊武器のゲージがほぼ満タンじゃないと倒せないので、わざとゲームオーバーになってコンティニューか、裏ワザを使うしかないです。今ならクレームものですw 倒せねぇじゃんか!!ってね。けどゲームはクリア出来なければならん、という公理、はファミコン時代には無かったんですよね、そんなルール。別にクリア出来なくてもえぇやんって時代だったのです、おおらかな時代やでw 知らなきゃクリアできるわけねぇ、ってのでも良かったんです、そうだよ、だから何ですか?じゃああなたは、人生はいつか終わるということでカミサマにクレームつけますか?みたいな逆ギレ?が許された時代なんです。ゲーマーはプレイ能力だけじゃなくて、友達とかのネットワークを駆使して情報をリアルワールドでも集める、政治力、みたいなものが必要だったんです、手先だけじゃないのです。


 よってこの名もない丸い敵がイエローデビルよりもタチの悪いロックマン史上最強の敵なんです、部屋に入った瞬間にゲージが満タンじゃなかったら負け確定なわけで。回復アイテムももちろんないし。(こういう状態を、ゲーマー用語ではハマる、っていうのですね、別に一回ゲームオーバーくらいいいじゃんというのかもしんないけれど、ノーミスでクリア可能というテーゼからは外れるわけです)

 たぶんでもそういう、クリアできなきゃダメでしょ!ちゃんとしようよ、っていうのを言い出したのは任天堂なんでしょうね、彼等が、ゲームはちゃんとクリア出来るものにするべき、っていう黄金率を作って、いごよくひろまるキリスト伝来ってわけです。

 でもそれにもやっぱり功罪があって、NASAみたいに、失敗出来ない、ってのが大きなコストのネックになってしまうわけです、何度もテストテスト、デバッグ・・・それで予算も時間も三倍以上かかるようになる、ちゃんとする、ってことが、自由さと気軽さとかアイデアのひらめきみたいなものを奪ってしまうわけです。

 これわかりずらいか・・・、こんなデザインやっぱひくか・・・、これちょっと難しすぎるか・・・・みたいに。

 そいで簡単すぎてつまらん、とか説明なげぇ鬱陶しい!って言われることになるんですね。



 ともかくでもゲームとしては楽しいです、ラスボスがどうもロックマンらしくない、感じがなんか新鮮でいいのですよね。ロボットじゃなくてエイリアンなんだ・・・っていうのが。(実はロボットでしたっていう種明かしがあるのですけどね)。















 じぇんじぇん関係ねぇ話しですが、ロシアがクリミア戦争リターンズをやろうとしてるんですね。なーーーーーーんだかんだいいつつ黒海の資源目当て以外にはなーーーーーーーーーーんにもない気がしますけど。結局のとこ自分の国のことしか考えてないところはスターリン以来なにも変わりませんね。