2014年3月12日水曜日

random review ゲゲゲの人生わが道を行く 2010 水木しげる



 水木しげるの自伝というか、コンパクトな自分史みたいな本であります。ガロって雑誌はほんとーに名前は良く聞くけど現物に出会ったことないですね~、マジで読んでみたいものですけど、手に入らないのでしょうね。古本屋めぐりをして探すしかないのでしょうけど、そんな体力も時間もないし。全集としてデジタル化されればいいのですが、そんなん50年以上先の話でしょうね、著作権がもぉガリガリうるさそうだし。


 マンガの黄金時代ってのはやっぱ60~70年代なんでしょうね、売り上げ的にではなくて、質的問題です、売上はもちろん90年ごろに爆発的に売れてましたが。


 後半に幸福論みたいなことがあるのですが、ふむ~。不安は作られたもので、土人たちは不安を持たないというのはそうかもって話しですね。不安、不安、不安、ってもぉ不安ばっかしですわ、世間と来たら。わざと不安を煽ってもっともっと働かせようとするっていうのは資本主義のいつものやりかたですけどね、貧困はなぜ無くならないのか?とガキみたいな質問に真剣に答えると、貧困が無くなったら豊かさも無くなってしまうからですね。社会は豊かになったのにどうして貧困は広がるのか?じゃなくて、貧困が広がったから社会が豊かになるのですよね。
 
 
 

  しかしなんでマンガがこういうものになってしまったのか、ってのがやっぱ気になりますよね、もっとマンガって色々なものがあった、昔は、今はもぉ完全に型にはまってるわけです。誰がそれをのぞんでるわけ?何がそんなに若者を保守的にさせているのかの理由がIにはちょっとわかりません、生まれたばっかで世間のことなんて何も知らないガキがどうして型にはまったものを好むのかの理由が・・・・・