武田鉄矢主演の刑事映画です、刑事物語っていうストレートなタイトルだから当たり前ですが。ハンガーヌンチャクのシーンが有名ってことになってますが、そう言われるとコメディ色が強いのかなと思いきや、かなりシリアスな出来になっています。
ヒロインは聾唖の耳が聞こえない女で、風俗に売られて悲惨な過去を持っていたのを刑事が身請けする、しかし今度もまたヤクザとか風俗業界の黒い組織の魔の手が・・・
っていう恐ろしくベタベタな設定です。この時代のドラマも映画も、だいたいはトルコ、つまり風俗、ヤクザ、組織、最近の若者は・・・、っていうやつですね。プレバブルの時代で、マネー、セックス、ロックンロールってわけなんですね。
どうも金ぱっつぁんが刑事をやってるようにしか見えませんねw ダイアンのよなよなでおすすめされていた刑事物語。
でも確かにこの80年台の映画っつーのは、そういうバブリーさとなんか物悲しさがあるのですわね。
やっぱし昔の人のほうが、真面目に仕事をするよなーって気がワタシはすごいします。今のっていうか21世紀になってからというもの、視聴率とかマーケティングとか、なんかやっつけってわけじゃないけど、まぁこんなもんでしょ。っていう流れ作業みたいにやるヤツが多い気がするのですよね。
反対意見を出してぶつからないってのか、まぁいいんじゃないすかー。っていう感じ、それが伝わる。それをオトナになったとか、素直になったとかいうヤツもいますけれどね。
なんにせよ、昔の人間のほうがギラギラしてるってのはすごい感じるのですよね。まぁそういうのが流行ってないってだけなのかもしれません、サラサラしてつるつるしてる感じが流行ってるのでしょう。