2016年5月4日水曜日

1995 ダイハード3

 ダイハード3はニューヨーク、しかも夏が舞台。

 やっぱり人気があったのか、1の敵、ハンスクルーガーの弟、サイモンが敵として登場します。よくロケしたなぁ!!っていうすげぇロケショットがたくさんあります。ニューヨーク市街でのカーチェイス、ウォールストリートでの撮影、ダムの建設現場での撮影。

 カネだけでなく周囲の協力がなけりゃできないショットばっかしですね。なんかニューヨークに行った気になれます。

 今回はバディ・ムービーになっていて、サミュエル・ジャクソン扮する、マルコムXみたいな、ブラックパワー的な白人嫌いのオトコが仲間になります。ここもまたアイロニーですわね、アメリカのタブーである人種問題を逆手にとったというわけです。

 こういう人気映画にいきなり登場するってのは、シリーズのファンとかに叩かれたりとプレッシャーがあって普通やりたがらないですけどサミュエルは、期待を超えた出来だったとワタシは思いますね。ワタシは1と3がやっぱ好きです。一番3のシーンを覚えてましたね、最後のほうのアスピリンの下りが妙に印象に残ってます。

 ワタシも頭痛持ちでして、今日もたまたま寝すぎて頭がすげー痛くて、マクレーンの気持ちがすげーわかりました、アスピリンをくれーーー!って感じ。

 

一番謎だったのはダムが爆破されて水が流れてくるシーンがあるんですけど、あれどうやって撮ったんでしょうね、CG合成っぽくなかったんですが、わざわざ作ったんでしょうか、すげー。



 時系列で人気のある映画を見るってことをやってますがやっぱジュラシックパーク公開の1993年からの90年台半ばってのはCGの利用が爆発的に浸透した時代で、今見ると、バリバリCGやねっ、って感じの映画が次々と公開されてるんですね、ダイハードはCGじゃない、実写テイストを守っていますけれど。
 けど映画離れ、ってのが起こってくるのもこの時代だと思います、映画見ない人は全然見ないっていう感じになった。それ以前ってもっと・・・、生活と映画が重なってて、ゴダール見た?キューブリック見た?みたいにみんなで話せたような気がするんですが、この時代以降は、ハリウッド映画見ないから・・、映画興味ねぇっす、ゲームのほうが好き、みたいにみんなで映画の話ってのは出来なくなって来た気がするのですよね、テレビもそう。携帯電話が普及した時代です。みんなてんでバラバラ、っていうのがこの時代の感じですよね、脱中心化、





 それと街でいきなりテロで爆破っていうのは、この時は映画の中だけの話だったけど、イマとなっては、リアリティがありすぎる、っていうかよく見る映像に見えますね。街中での連続爆破事件、もはや映画じゃなくてリアルの話ですものね。それがすげー変わったなって思います。9/11以降はそういうわけでこの映画は放送自粛になったりもしてるみたいです。ウォール・ストリートでの爆破ってのもまさにそれ、ですから。