2016年5月12日木曜日

2016 a moon shaped pool Radiohead

レディへの新アルバムがいきなり発売。

 レディへというとアルバムのリリース方法がいっつも話題になるのですけど、今回は自分達のサイトで予告なしにいきなり発売、発売方法はデジタルダウンロードと通販という、アマチュアバンドみたいな方法になりました。

 でももうデフォルト形式になったのかもしれませんね、あまりレコードレーベルなどを通さないで直売りするっていう、無名のバンドがやっても数枚しか売れませんでしょうけど、レディへレベルになればこれで十分っていうのか。っていうか死ぬほどカネ持ってるのでしょうし、別に売らなくてもいいんじゃないの?ってくらいのバンドですからね。


 でもほんといきなり発表になるんですね、レコード会社所属だと散々事前のPRインタヴューだの雑誌での登場などってPR活動をやりまくるものですが。ちょっとさみしいですね、あまり雑誌とかで見れないので・・・。



 アルバムの内容については、てめぇ誰やねん!こらぁ!って怒られるので何もいいませんけど、トムとグリーンウッドの二人で作っていて、他のメンバーいる?っていう感じの音に今回はなりました。



 ワタシは完全にレディへ世代でもうパブロ・ハニー、BENDSあたりからレディへの辿った軌跡みたいなやつを生で見させられてるので、あのOK、の時の衝撃を超えるのは無いって最初から諦めてるっていう感じです。


 あまりにも出来が良すぎて心配になりましたものねOKは、カート・コバーンみたいにトムは死ぬんじゃないかっていう心配、のほうが、ものすごいアルバムが自分たちの生きてる時代に生まれた。伝説として刻まれるようなヤツが、っていう感動よりも、怖いって感じが先に立ちました。あれからもう20年!!  まじかよ。20年!?


 でもやっぱアーティストってのは年をとってどんどん良くなるってのは少ないですよね、だんだんアルバムのペースも落ち、集中力も落ち・・って感じで、死が近づくに連れてどんどん良くなる、ベートーヴェンみたいなのはほんと珍しい。他にいないって言ってもいいかもしれません。最後の作品が最高傑作、みたいなことって。ほんとは第九も四重奏も最後の作品ではないんですけどね。最後あたり、の作品です。