ハリポタ 五作目。
Order OF Phoenix
Orderってのがなんだろってとこから調べ始めて初めて英語で全部読んだ本なので個人的にすごい思い入れがあります。
ゴブレットの終わりからいって、すぐにヴォルデモートと対決になるんだろうとおもいきや、かなりのスロースタートで、まずハリーが孤立するところから初めて、ヴォルデモートがだんだんとハリーをハメていくっていうストーリー。原作はめっちゃ太くて厚い本です。ペーパーバックでも相当な大きさ。大学のジムで自転車こぎながら読んだなぁ・・・・
けど不思議とあまり内容は印象に残ってないんですよね、どういうことが書かれてたかっていうキヲクがあまりない。あまり展開っていう展開が無い物語なんですよね、ハリーたちが私設騎士団みたいなのを作り上げるっていうのと、そう、初恋物語、みたいなのが大半をしめていて・・原作だとロンにも彼女が出来て、っていうくだりがかなりあったはずです、それはプリンスのほうだっけ・・?ともかくロンが彼女といちゃついていてハーマイオニーがキレるっていうのはフェニックスにあったような、それは全カットされておりますね。そうそう、あとスネイプとハリーの親父の過去物語っていうのもありました。映画ではほんのさわり程度。ハリーのおとんたちはいぢめっこグループでほんとはろくなもんじゃなかったんですけど、スネイプの命を救った・・・それもプリンスじゃったっけ?かなりキヲクが曖昧になっております・・・、それはプリンスのほうですね、ヘクタゼンプラを使うやつですものね。
個人的にルーナ・ラブグッドっていうキャラがすごいリアリティがあって好きです、不思議ちゃんでオカルトマニアのいぢめられっ子っていうキャラなんですが、妙なリアリティを持ったキャラです。結構ハードないぢめを受けてるけどあっけらかんとしてる・・・これはたぶん・・・作者自身。
やっぱり作家ってのは自分の経験を持ったキャラが一番リアリティがあるものなんですよね、ワタシは残念ながら?いぢめられた経験ってのがほとんどなく、ジェームズ・ポッターと同じように、かなりのいぢめっこ側のガキでしたから・・・。だからワタシはいぢめられっこを描くのはあまりうまくないんだと思います。
どちらにせよどんな経験でも役に立つってことだと思いますけどね、いぢめられたやつも、いぢめる側も、結局のとこ自分の肌で感じなけりゃわかりっこない。
ニンゲンはいつまでも学習せずに戦争を繰り返す、みたいなことを言う奴がいますけど、わかるわけないじゃん、ってワタシは思います、他人から聞いたことなんてワタシは全く信用してない。戦争は悲劇だ、って言ってるヤツは、仲間を見捨てて逃げ出したクズみたいなヤツかもしれないし、戦わない奴が好き勝手言ってるだけかもしれない。
なによりほんとは自分も分かってないくせに分かったようなことを聞くヤツが一番信用出来ない。
あといぢめは卑怯だ、なくさないといけないみたいなことを言う奴もいますけど、はっきりいえますけど絶対にいぢめはなくならないです。誰一人いぢめもせず悪いこともしないってのはこの映画のアンブリッジみたいなコトで、ほんとのところ、自分以外のヤツを奴隷かアンドロイドにしたいっていうヤツ、自分以外のニンゲンはココロを持ってない人形みたいに扱うやつなんですよね。
いぢめがあるということとトモダチがいるってことはイコールですから、いぢめが無い学校は、全員が孤立してるってことです。そんなの不可能ですもん。
JKローリングはいろんな人格の引き出しを持っててすげぇって思いますねぇ、一体どんな経験を積んだのでしょう・・?