2016年5月2日月曜日

1994 LEON  the professional リオン

  美少女がおっさんのプロの殺し屋とひょんなことからタッグを組む映画。


 こう書くとクソ面白くなさそうな、脚本スクール出たての才能ない作家が書きそうな脚本ですが、実際には、なんでしょう、フランス映画っぽいアクション映画って感じですね。エスプリが効いてるっていうんですか。かなりよく出来てます、よく出来てるというか主演の二人と、適役のゲイリー・オールドマンの熱演だけで持ってるッて感じの映画ですね。演劇っぽい映画。ハリウッド映画と比べたら相当オカネかかってません、最後のシーンは多少使ってますけどそれでもほぼCGナシ、それほど爆破もないです。




けどもう最初の説明からして殺し屋死ぬだろ、っていうフラグが立ちっぱなしですけどね。バッドエンドしかないでしょこのストーリーで。これで二人は幸せに暮らしました、めでたし、なんて終わり方ありえないもの。


 美少女役のナタリー・ポートマン、ものすげーーー名演技、天才か、こいつ。


でも個人的にはガリガリすぎて健康さに欠けてる気がする・・・・、それとこの映画なんかファッションセンスがすげー奇抜ですね、こんなカッコしたヤツいねぇだろって感じ。いくらビッチであっても・・・。


 けどけっこうよくあるんですが、この中年のおっさんと、美少女が恋に落ちるっていうヤツ、な~~~んか、ただのロリコンおっさんの願望が投影されてるだけじゃないの・・ってワタシはあまり好きじゃないんですよね。そんなうまくいくかよってどっかで思う。

 
 もし同じ立場でこの女の子が美少女じゃなかったら助けねぇだろ、ってワタシは思ってしまうのですよね。ワタシが勝手に思うのですが、美少女が出てくる場合、それが美少女じゃなくても成立しないかぎりそれは禁じ手です。美少女に頼りだしたら、もうポルノ映画と同じで、あとは依存度を深めて行くだけでストーリーはお釈迦になってしまうから。


 ただたんにワタシがロリコンじゃないから入っていけないってだけなのかもしれません。でもワタシはロリコンじゃなくてほんとに良かったと思っていますw 大変ですもんねー、ロリコンなんかに生まれついてしまったら。常に時限爆弾持って生活してるのと同じですもん。今ではゲイとかビアンよりも強烈にクズ扱いされますものね。人間扱いされないものなぁ・・・。



 DEA、ってのが何かわかんないと警官役のやべーやつであるゲーリーの役どころがわかりませんね、あんなやばいヤツですが彼は警察でして、DEAってのは対麻薬の特別捜査管みたいなこってす、実際にはどうか知りませんけど、ドラッグやってるやつは多少殺してもえぇやん、みたいな部署なんですね、ともかく設定上は。




 あとびっくりしたのはいきなり四歳の男の子が殺されるシーンですね。ハリウッドでは子供は絶対に死なない、殺してはならないっていうタブーを破ってるんです、フランス映画だから出来るんだ!すげーそれが新鮮でした。えっ!?死んだ!って思って。


 でもなんかちょこちょこおかしいとこありますねこの映画・・・、やべー家庭で育ったはずなのにマチルダの髪型とかスタイリングとかちゃんとしすぎてんだろ、もっとボサボサになったりするはずなのに隅から隅までモデルみたいな手入れのされかたです。服も綺麗すぎ。


 それにしたってよく出来ている映画です、見る価値あり。ロリコンの方と美少女マニアのヒトは是非。ってとこですね。



 ネタバレですけど、レオンが死んだあとのマチルダ、わりとあっさりしてんだな・・・って思いましたね。ビッチの血か・・・