横シューティングの最高峰との呼び声も高いダライアス外伝、通称外ダラ。
けれど最高峰のものというのは得てしてそういうものかもしれませんが、初心者は完全お断り、激ムズソフトです。
ムズいというよりも、素人に攻略は絶対無理です。
今までのシューティングとは異なって、だいたい真ん中にポジションをとって、反射速度で避ける、ってのがまったく通用しません。抜け道0、って攻撃が多い、というよりほぼすべてそうです。
避ける、のではなくて、避けられるように、道を作る というゲームです、反射神経が試される!ではなくて、いかに相手の動きを研究して、あっこうすれば避けられるんじゃないか?っていう、もはや謎解きゲームみたいな感じですね。初見クリアは不可能、そういうゲームではない。
さらにこのゲームいっぱい罠があって、武器を強化すると逆に弱くなる、という謎システムになっていて、ある程度以上強化アイテムを取ってはいけないのです。
ボムもピンチのときに使うというよりは、避けられない攻撃をしてくるやつに使う、使い所が決まっています。
ボスもかなり固め、相当きちー。
変態じゃない限りノーコンを目指すべきじゃないですね、いくらでもコイン投入出来るなら、ボムゴリ押しで誰でもクリアできます。難易度もコンティニューすると優しくなる、ゲーセン仕様です。
難易度はともかく、グラフィックが今では普通ですが、当時としてはたぶん最先端だった疑似2D、プレイヤーの軸は固定だけど、3D空間っていうやつですね。えっ!奥に動くじゃん!って当時のゲーマーは唖然としたでしょう。
音楽もトランスっぽいっていうのか、それまでの機械音テッテレー!みたいな感じの音楽じゃなくて、クラブ音楽みたいなノリで、これも当時のゲーマーたちは度肝抜かれたでしょうね、なにこのおしゃれな音楽??
演出もなんでしょう、ちょっとディープSFっぽいというのか、ちょっと精神世界っぽいっていうのか、斬新です。
敵の弾の軌道もものすごい凝ってます、敵がホーミング撃ってきます、嘘だろ!?っていう感じ。他にも拡散弾とか、撃ったら炸裂する炸裂弾とか、バラエティ豊か。
さらにステージが分岐で別れていて、ラストステージが6?7?あるなの一回周回したら終わりのシューゲーと違い、全てステージを通るには、何周もしないといけないという、ボリュームとしてはものすごいボリュームです。わかりやすくいうとスターフォックス64と同じです、スターフォックスがこれを踏襲したのですけどね。
確かに横シューターにとっては、これは完璧に近い作品と呼べるでしょう。でもやっぱり武器を強化すると弱くなるのだけは改善してくれっていう感じです。
タイトーのどこにそんな技術力があってのでしょうね?ワタシはタイトーっていうとクレーンゲーム作ってる会社というイメージしかないのですが・・・