2013年8月9日金曜日

Op9 making 89 /相対性理論 CIITY MUSIC / CAN (band)


 レイアウト作業にはいりましたー、PEREATのプロット作りもあるし、しばらく絵は無いかもかも。

 この効果線をカラーで入れるってのどうですか?ありそうでなかったのでは?特許くれw

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副題
 
 泣かなきゃいけないってこと?


 クリープハイプというバンドがおってですね、これはまぁ売れるでしょう。相対のニューアルバムも出て、これもまぁ売れるでしょう。この、テレビに出ない系の若者に人気のバンドっていう在り方がありますよね。BUMP以来RAD WIMPSとか、なんだろ、くるり、レミオロメン、サカナクションとかもその類なのでせうか、もっと前だとスピッツとか椎名林檎とか、そのへん。紅白になんて出てどうするって言っちゃう人たち。
 
 しかし、Iはほとんど聴きこんでないので、意見する資格もないんですけど、けど・・まだやるかぁ、バンド・サウンドで。好きだねそれがって気がする・・・。
 
 ほいでなんだろ・・サブカルわかってる少女、Cはメチャクチャ腹立つ群衆ですけど、一番金遣いが荒いので、市場の優等生。Cが口々に言うのは

 泣ける

 です。泣ける、泣いた。

 
 じゃあIは泣きたくないね、別に。泣かなきゃいけないの?って天邪鬼のIは思ってまともに聞けないです・・若者に大人気の泣けるバンド!ヘイ! インディーズで圧倒的な支持!ヘイ!
  
 絶対聞くかんなもん!ってココロに決めてしまうw むしろ一番インディーズで支持されない音楽を聞きたいものだ。

 もっとアオキタカマサとかに熱狂してたら、Iもそのサブカルわかってるワナビーたちの嗅覚を少しは信用します。
 
 ハイプはなんかわざとだと思うんですけど、オトナをひかすような、愛だのなんだのってタイトルをつけますが、ハイプに限らずだけど、最近そういうぬるっとした、キミが大切だ、系が多い気がする・・・それはシャレなんだと思いますが、わぁ・・って思うのは事実、そしてそれをまっすぐ受け取るような低能もおるだろうしね・・その実、現実世界ではドライですしね。



 でもその市場の優等生たちに好かれるような人間を演じるのはしんどいです、しんどいじゃないな、イヤなんです・・・そんなにCらが期待してるほどオンナに興味が無いもの。Cらの存在なんてそんなに大事なんて思ってないもん。けど売るには仕方ないね~って言えるかどうかですね・・・・ファンのみんなは大切?大切じゃないね、ファンが出すオカネが大切なんでしょ?


 レビューとかを見ると、まっすぐで心情の籠った歌声がココロに突き刺さる。とかね、透明感とキャッチーなメロディが疾走感をもって駆け抜ける・・・

 ・・・それがたぶん一番嘘ですよね、まっすぐなココロの叫び、一番演劇ですものそんなん、真情なんて言わないし。第一、そんな叫ぶようなコトなんて無いです。いうことが何もない、くらいじゃないですか、真実の吐露としては。




 そーたいはそういうわけでは感動強要主義を外してるのでオトナにも優しい音楽なのかもですね~逆にダメって人もいるのかもですが・・

 ただし三枚目town age は、出来が良くないですね。スランプです。つまるとこボーカルが売れてしまってバンド崩壊っていういつものパターンですが、結局ヴォーカルも潰れてしまうのだけど・・・それは仕方ないとも思う。

 だって若者の支持、共感。ってのを売りにすると、売れたら終わりですよね、だってメディアに出演して、売上もあって、バイトもやめて、ってなると、もうなにも共有することなんて無いですもの、生活も保証されて、ミライもある・・



 若者って、金持ちの家に生まれてたり、大企業に就職したらまた違うイキモノですけど(そういう奴は生まれながらの老人です)基本的には、ミライなんて無いし、カネも無いし、夢も無いです、社会で良い地位を得るなんてほぼないし、何か新しく始めるにも、種銭が無いから何も出来ない、待ってるのは挫折だけ。でもだからこそ今に執着できるし、何かを本当に好きになったりも出来るものだと思います。あした、がないから今日出会ったヒトを好きになれると思う、ずっとミライがあったら、もっと良い人いるかもって思うしね。ミライが無いからすがりつくし、無駄だ、バカだって言われることにも挑戦出来る。持たざるものの勇気です・・・

 

つまりメジャーレーベルのアーティストとはまったく違う世界のイキモノ、それでもまだ若者、に歩み寄ってるとしたら、そいつは偽善者の寄生虫です。


 メジャーいったら終わりだね、って音楽好き気取りのカスがいうのが腹立つっていう、あるあるがありますが、あながち間違ってはいないでしょう、何をじゃあ期待すればいいのせう?高尚な音楽ですか?なら、グレン・グールドとかマイルスとか聞くよって話。POPで馴染みやすい音楽ですか?じゃあビートル聞けばいいもの。独自の世界観とかいうものでしょうか、じゃあまったく世界観が無い音楽ってどんな音楽なの?ダンス音楽ですか?4ピースのバンド編成ってだけでまったく独自のものなんか無いけどなとも思ってしまいますけどね。
 


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 さぁそういうジメジメした日本の音楽の対局として今回紹介するのはCANというゲルマンプログレバンド。

 これこそ、まさに若者の支持を集めない極北のバンドじゃないですかwルックスポイント0、おっさん率100%のもっさいバンド(始めた当初からおっさんたちのバンドなんです)。
 若いオンナのファンなんて絶対いない。ヴォーカルは仙人みたいな東洋人、ゲルプロっていうと、CAN、ファウスト、NEU、が有名ですが。実際に聞いてる人ってのに実物で会ったことがほとんどない。レコードショップで売ってるのも見たことない。

 第一ドイツ音楽コーナーが無いですからねそんなもの。どこに売ってるかわからない、しかしそういうものはネットで手に入る時代です。しかしネットで売ったからといってバカ売れするような事は一切ないでしょうw



 音楽的には説明しようが無いですよね、歌詞を和訳する必要も無い。けど・・・なんだろ、やっぱこういうのが存在できるオーディエンスのレベルの高さ、それが作品そのものよりも大事なんだって思いますよね、だからドイツに行くっていうミュージシャンは多いはず。現代音楽なんてドイツ以外では市場がなさすぎるもの。やっぱあそこは音楽の本場なんですよね。一時はイギリスやアメリカやアフリカに押されたこともあったけど、けどすべてはドイツの小川のせせらぎへ帰るってわけです、そして新しい音楽もたぶんあそこからしか流れてこないんでしょう。Iたちが本当に学ぶべきは、大作曲家の作り方じゃなくて、質の高いオーディエンスの作り方です、それはでも社会全体でやらねば・・・


 一言でいうと、なんとなく、音楽に対して無垢っていう気がするんですけどね、それは特に初期・・・・・そうだよね、音楽ってそうだったよね、って気がして、なんか安心するっていうか、踊れます。すげぇ踊れる・・・。このもちゃもちゃしたリズム隊がw
 
 他のヒトが書いてるのを読むと、音に魂が入ってる、技術でなく、一音一音に、何か、が籠ってる。これはいいコトいうって気がする・・・・小手先の技術とか、理論とか、バランスとか、真情とかではない、なんだろ~・・、愛着ですかね。自分の声とか、楽器から音が出るんだ、っていう愛着、コエが出るんだ、歌えるんだっていう発見。発見・・・

 へたっぴのバンドかと思うとそれもちゃうのです、鍵盤はクラシックのピアニスト、ほかも音大の先生やらでしめられている、むしろインテリのプロのバンドなんですが、音は・・・、なんだこりゃw 
 ほぼ即興演奏と、カットペーストで作曲されてるらしいのですが、な~んなんだろうねこれはw



 ザコンテストなるBSの番組でストリートダンスの大会がやってたけど、ちょこちょこあぁいうのみるけどやっぱいいですよねダンスは、音楽と・・一体化出来る気がして。

 別に悪いとは言わないけど、泣ける、ような良い事や深いこという曲だけが、もてはやされるのは、悲劇しかアカデミー賞とれないのとおんなじでどーかと思いますよ。もともとそういうコトバ化、されるのがイヤだから音楽をやってるっていうのもあると思うし・・・