2013年8月21日水曜日

Chiyen Yee 最新作 / ファンタジーが難しいの意味

Chiyen Yee の作品をたびたび紹介していますが、facebookでメッセージをもらってしまいました♪よってこれからも応援しようと思いまする。

 最新作は来年の夏に台湾では公開になるんですって。みんな中国語を勉強して台湾まで、見にいけよなw 

 Iもなんとか中国語を理解して来年までには字幕ナシで見れるようにしないとね。


 最新作の内容は、どうやら孫文と中華革命を題材にしたものらしいです。やっぱすげぇな、抜群のテーマだと思う。もしIが今台湾で映画監督をやるなら、まず間違いなく、孫文か、天安門事件を描く。
 深海監督の最新作は年上の女の人との恋愛がテーマという、クソみたいなテーマなのとは大違いですね。ちゃんと的を得てる。


 危険心霊も実は、台湾独立運動をテーマにした物語ですし、いいとこをつくよねぇ・・・しかもそれをプロパガンタ映画にしないで、ちゃんとニンゲンを描いてる、その手法をIも学ばないとね。


 駿監督曰く、今はファンタジーは難しい。どうやらインタヴュアーにはその真意がちっともわかってないようだったので、わかるようにすると。

 ファンタジーは嘘なんです、嘘で真実を伝えるってことは、現実が嘘くさかったら、出来る、バブルだとか好景気だとか、平和とかっていう、現実が、目の前にあったなら、それはどこかで塞がれた嘘っぱち、GHQの嘘っぱちだから、ファンタジーという嘘で嘘の本当を描くことが出来る。背理法みたいなものです。

 
 でもその嘘がひっぺがされて、現実が、リアルが、目前にある時に、ファンタジーで嘘を作っても、まったく的外れというか、ただの、現実逃避にしかならない。だって目の前でクーデタが起き、失業者の群れが街角に溢れ、子供が減り・・・原発が爆発し・・、子供は奇形や障害児ばかりっていう時に。
 何が剣が、魔法が。アリスの不思議の国だ、ギリシャ神話だ、神かくしだ、遠い宇宙のアヴァターだなんて、ほざいてるヤツは、ちゃんと現実をみる勇気が無いヤツです、目をそらしてるだけ。
 今の時代は本当が、見まいとしても、隠しきれずに見えてる時代です、日本人はテロに合わないという神話も、チュニジアで殺されてしまいましたからね、なんかメディアは完全に口をつぐんだけれど。日本の会社もテロの標的にされてる、っていう眼前たる事実じゃないですか。
 それで韓国、中国、ロシア、インド、と領土問題が過熱してるし、憲法変えよう変えよう、戦争解禁、戦争解禁と、連日のように言っているときに一体何を描いたらよいだろうか?ってことです。


 本当には、もっと本当、リアルにはそれを上回るリアルでぶつけるしかない。じゃなきゃゼッタイに胸を打つようなものは作れっこない。


 Iの大好きなコトバがあって、チャーチルの1941年の演説なのですが

 ワレワレは暗い時代に生きてるのではない、ワレワレは偉大な時代に生きているのだ、この国の歴史のなかで最もワレワレは偉大な時代を生きている。イギリスはゼッタイニ降伏しない!


 これは名言ですなぁ・・・結果ヒトラーの演説の魔力よりも、このチャーチルの、至言が本土爆撃を乗り越えたわけです。


 そしてIたちも、偉大な時代に生きることを喜ぼうってことです、逆境楽しってね。