2013年8月4日日曜日

雑談 反逆のヒーロー

 反逆のヒーロー

 なんで最近のアニメとかマンガが気に食わないのか、入っていけないのか、の説明をバキっとできる理由にやっとめぐりあいました。
 それって反逆のヒーローじゃないからなんですよね、最近のヒーローは文部科学省推薦的なヒーローばっかしで、アイドルにしろ、体制と戦う、独立独歩っていうヒーローじゃない。そういうものに出会わない。 
 テレビもそうなんです、みんなテレビ局に気を使い、スポンサーに気を使い、まぁ仕方ないよね、ばっかり、無茶苦茶やってやる!っていう反逆の志が無い。そういうことか!!ってメカっと来ました。
 
 Iは反逆のヒーローが好きなんです。だからカリオストロは素直に見れるのですよね、ルパンは100%良い奴じゃない、流れ者の素浪人なのです、ルフィみたいに、肩書きだけですべて善良なオトコでもない。ルパンは気に食わないヤツはワルサーで撃ち殺すし、怖い一面も持ってる。ルフィはまったく怖くない、ナルトもそう。
 そしてだからバガボンも読めるのですよね、宮本武蔵って明らかに100%政府推奨の人間じゃない、悪いけれど、その才能、その境地、その魅力、で悪いことさえも認めさせる、それがかっこいいのです。そういうものを見たい。けど最近はダメです、作者からしてなんか完全に僧侶じみてきてますから・・・、武蔵をいい人間として描いたら、武蔵の魅力はまったくなくなってしまう・・・



 ビートルもストーンズもそぉなんですよね、明らかにみんなが認める善良な人たちではない、ドラッグもやるし、酒もやるし、乱交パーティだってやる、けれど嫌いになんてなれっこない。すべて作品の出来で覆す、価値観自体を変えていく。反逆のヒーローなんです。
 
 よぉ言われることですが、いつからか、表現者がついてこれるならついてこい、と先導者の役割から、ニーズに合わせる、必要とされるものを作るっていう、供給者の役割へと変化した。それがプロなんだって。


  じゃあプロになんてなりたくない。バカに媚びるのがプロなら、アマチュアでいい。プロフェッショナリズムを捨てる。
 


なんか自分ですごいストーンと来ましたね。そっか反逆か・・・しばらく耳にしないぞ反逆のヒーローを・・・






 そいでまたこれも最近気づいたことなんですが、自殺の時代が終わった、という感じがします
自殺っていうブームが去った。自殺の時代が終わった。

 それは戦争の時代に入ったからだ、ってわれらの時代のレビューに書きましたが、この感じってすごい大事なんじゃないでしょうか?

 つい数年前までなら自殺について書くのはアリだったし、はっきりいってそればっかしだった。それ以外になにも言うことがなかったから、けどいきなりそれは古めかしくてダサくなった。時代から置いてかれた、もはや自殺の時代じゃない・・・、21世紀(前半)は自殺の時代じゃない・・・・