2014年1月17日金曜日

lupin S1-11 seventh bridge fall 7番目の橋が落ちる /ドラえもん

 7TH BRIDGEも名作EPですね~


「 粋にやろうや

 ルパン流にやらせてもらうぜ」

このルパン流にやらせてもらうぜ、ってのはなにかの企画の標語になってた気がする・・・。宮崎ルパンの特徴は、ルパンが必ず一度失敗するのですね、でも最後にはかっこいいところを見せる。

 
でもハードボイルドさっていうのか、硬派なかっこよさはそれだと無いですよね、毎回ヘマしてることになるし、コミカルで、2.5枚目って感じ。しかし女子供にはそっちのほうが馴染みやすいか・・・。でも原作者の意図はハードなルパンなんですよね・・・・


 この7番目の橋・・・っていうのは、たぶんアガサ・クリスティーかなんかから取られているんでしょうね、一筆書きの問題としてオイラーが位相数学を生み出した時に使われたお話を元にしてる、このへんさすが高畑勲はインテリだぜってとこなんですが。



今ドラえもんを読んでいますが、ドラえもんは1972年だから、微妙にルパンのほうが古いんですね、以外です。ドラえもんとルパンどっちが先?っていうクイズ出したらかなり間違う気がする。



 ドラえもんを読み直して思うことは、実はダークな話が多いってことですね。うそつきかがみという鏡は、うそのおべんちゃらを言ってくれるのですが、みんながその鏡に執着してしまって、ずっと鏡の前で嘘を聞いているようになり・・・・(ハリーポッターでもそんな話ありましたな)


 そいでたいてい美しい思い出とかを探して過去にタイムマシンでいくと、そんな思い出はすべて思い違いの幻想で、ドラえもんたちがかわりに思い出を作ってあげる・・・、それもだいたい過去に行くと戦争ばかりで大変だ、ということが描かれる・・・そして最後は、夢なんて見てないで楽せずに自分んの力で頑張れという、非常にリアリストなドラえもんに言われるという・・・


 やっぱそれが戦争世代(というか疎開少年)のリアリズムなんでしょうねー