2014年1月19日日曜日

lupin Ⅲ pilot film

  ルパンのパイロットフィルムってものが市場に出ております。


 これを見ると、これは売れんわっておもいますねw

だって斬新すぎるし、おもしろすぎるもの。原作者はこのテイストがいいなと思って制作にGOを出したみたいですが、ふむ・・・。これは良すぎましたね。スタイリッシュすぎましたw

ベンツSSKがヒトラーの愛車だったってことは、ベンツの黒歴史ですので、ほぼ発禁です。次元の拳銃がスミス・アンド・ウエッソンの500じゃなくてコルトのエグゼクティブだったんですねーなんで変えたんだろ? そのあとマグナムになってるのも何故? あと腕時計はZENITHだったんですが、確か後期ではロレックスだった気がする・・・

 作画の調子も声優も全然違うんですけど、これはこれで味があっていいですね。


 あのルパンがサーチライトに照らしだされて、マイナスZ(つまり手前側)にこのフォロースルーして走ってくるというシーンがありますね(ルパンが黒いタイツを着てる奴、オープニングにも使われてる)あのアニメーションって、たぶん大塚さんだと思うんですけど、最高傑作ですねーあのシーン。すごい臨場感がある、めちゃくちゃ難しい作画です。人間が走ってるのをつけパンとかフォローするのって実はめちゃくちゃ難しい、どうやったって実写では画像がブレるわけです、ドリーだとスピードが間に合わないし、バイクとかでもブレる。ステディカムで一緒に走るなんてもってのほかです、ステディカムは走れないんです。シャイニングでも今ひとつスピード感がかけているのはそういうわけ、ひざに当たるんですよね。
 というわけで実はこれはアニメでしかできない技なのですね。二次元アニメはZの動きができないと言われてきましたが、この2.5Zのカメラアクションってのがすごいかっちょいい。
 というか最近の実写ってカメラアクションがすげー少ないですね、CGに頼りきってるから、それではでも実写の一番の売りを台無しにしてるんですけどね。合成するにはどうしてもFIXでやらないといけない、あるいはシンクロでCP制御で動かしても、スタジオの中だから派手な動きが全然できない、けど手持ちだとブレる。
 もっと動きがあって、カメラモーションを操る映画監督が現れたら、絶対当たると思うんだけどな・・・そういう才能のやつがなかなか現れませんね、キューブリックが死んでから、なんか斬新な映像ってものを見てない。
 3DCGはよく出来てるけど、ほんと視点がFIXで残念無念ですね。ハリポタでもアヴァターでもなんでも飛行シーンがありますが、あれもなんかあざといっつーか・・・ありがちな感じというか・・・手の内が割れててねー