2021年5月11日火曜日

2001 斑鳩

  いわくつきのシューティングゲーム


他のシューティングゲームとは操作感みたいなものが全然違います。


 黒と白の弾があり、こっちが黒の時は黒の弾を吸収でき、こっちが白の時は白の弾を吸収できる。黒白の入れ替えはワンボタンですぐに出来る。

 敵にも黒と白がいて、反対色だと攻撃力アップ、同色だとカウンターを受けるという仕様。


 やってみるとわかるのですが、シューティングというよりは、リズムゲーっぽい感じのゲーム感です、相手の弾に合わせてこっちの色をタイミング良く変えて攻略する。


 言うなればビートマニアやりながら、シューティングゲームの障害物を避ける、みたいな2つのことを同時にやるゲームで、シューゲーが得意でも、タイミング合わせが苦手だと死ぬし、リズムゲーが得意でも、シューゲーの障害物に当たると死にます。


 相手のリズム、パターンはこれはもう絶対に覚えるしかなくて、その場で対策するなんて絶対に不可能。パターンの暗記は絶対に必要で、初見殺しとかのレベルじゃない、いや必修科目ですけど?って感じのバランス。


 シューティング自体の難易度もかなり激ムズの部類。それに加えてリズムなので、普通にシューティングでやられると「クソっ!」って感じなのですが、このゲームやられると

「ムキーーーーーーっっ!!!」ってなります。脳みそがバグりそうになる。だいたい黒白の操作を間違えて死ぬ。


 気づいたかもしれませんが、このゲームボムが無いのです、一切チート不能、自分の実力だけで突破するしかない。ボムでゴリ押しが通用しない。鬼ストイックゲームかよ。


素人がクリアするのは不可能に近いですね、ワタシも4面で挫折。YOUTUBEでクリア動画を見てみると、ハイ無理無理。って感じなのが伝わると思います。


 シューティングゲームの名作というよりは、リズムシューティング、っていう新たなジャンルを切り開いたパイオニアと言えます。


 けどもリズムゲームもゴリゴリのやりこみ勢しかいないし、シューゲーにもやりこみ勢しかいない、ゴリゴリジャンル同士のリミックスでさらにゴリゴリ、ガリガリ亡者みたいなヒトにしか刺さらないジャンルとなってしまいました。